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2025-11-14 13:45

#825【宗教的残滓】宗教をやめるとどんな影響があるのか?(Van Tongeren et al., 2025)

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【本日の一語】
宗教的残滓 (religious residue):宗教を離れたあとも価値観や感情・行動に残り続ける宗教の影響

【本日の論文】
Van Tongeren, D. R., Davis, D. E., Sibley, C. G., & Bulbulia, J. A. (2025). Life loses some meaning after leaving religion. Psychology of Religion and Spirituality. Advance online publication. https://doi.org/10.1037/rel0000590

【宗教に関する心理学研究過去回】
#789【パレイドリア】見えないはずの言葉が見える人のこころ (Sheen & Jordan, 2015)
https://r.voicy.jp/0dVBYYe89gq

#628 祈りのポーズ (Van Cappellen & Edwards, 2021)
https://r.voicy.jp/6d9A5RMa98y

#602【宗教心理学】お経の心理効果 (徳増他, 2024)
https://r.voicy.jp/GQVQx7av9kW

仏教とキリスト教信者の感情の感じ方の違い (Wilken & Miyamoto, 2020)
https://r.voicy.jp/Rp9pak66VGP

神について考えるとAIを受容するようになる (Karataş & Cutright, 2023)
https://r.voicy.jp/LMKxEGyEmyo

他多数

【今後の対談予定 (Voicy生放送)】
11月14日(金) ~【hidemiyaさん】フリーランス牧師って?
11月21日(金) ~【武田正文さん】仏教と風の谷
11月21日(金) ~【小谷瑞希さん】「ミツカルセンセイ」って?

【他の音声配信プラットフォーム】
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サマリー

宗教的残滓は、宗教を離れた後に残る価値観や感情、行動の影響を示しています。特に心理的な側面において、宗教を持っていた人々は人生の意味や目的を高く感じる傾向があります。信仰の影響を調査することで、そのポジティブな側面が明らかになります。宗教を離れることの影響についての討論が行われ、動画では人生の意味や目的がどのように変わるかに触れています。また、宗教を維持することの重要性や、多様な信仰の在り方についても考察されています。

宗教的残滓の理解
おはようございます。心理学者のじんぺーです。心理学に触れる一日一語のお時間です。この番組では心理学の専門用語を毎日一つずつ論文と合わせて紹介しています。
今日の一語は宗教的残滓というやや難しい言葉です。自分も初めて聞きました。というか、日本語でほとんど出てこないので、自分が英語からつけました。
英語だとreligious residueという言葉なんですけど、近年ちょっとだけ研究されている用語のようです。一緒に勉強できたらと思います。
お知らせをさせてください。今夜20時半からひでやきさんにパーソナリティーネームを解明されていたということなので、ひでやきさんと呼ばせていただきますが、お話しさせていただくことになりましたので、ぜひ遊びに来てください。
フリーランス牧師と先生もされているということで、いろんな顔があるなと思いますね。ひでやきさんはね。
昨日放送を聞いたりとか改めて知ってたり、インスタのリールとか見てたんですけど、賛美歌をステージで歌われている姿とかが動画であって、めちゃくちゃいい声。
話される声もいいんですけど歌う声もすごく素敵だなと思って。ゴスペルか。いろんな顔を持っておられる。
英語も発信されているように話されるということなので、多彩な方でいろんな話がしたいんですけども、やっぱり初めて話すなら宗教のことだろうということで、いろいろ聞いてみたいなと思います。
キリスト教のこと、教義のことももちろん興味があるんですけど、一時期に聖書の勉強にハマってたこともあって興味もあるんですけど、
宗教そのものとか信仰とかということについて聞けたら嬉しいなと。
自分もちょっとだけ研究してるんですよ実は。キリスト教と神道の方を比べたりとかする。
あとAIとの絡みを調べるような研究で、だいぶマニアックなんですけど、宗教心理学というだけでマニアックなのにその中でもすごいマニアックなことをやってたんですけど、
勉強させてもらいたいし、今日の宗教的雑誌ということは結構興味のある概念だなと初めて見たんですけど、
興味のある概念なので、今後研究していきたいなという気持ちを強めてますので。
研究、論文読んで研究するというだけじゃなくて、そういう実践されているというか、本当にまさにど真ん中の方ですよね。
博士さんなので、お話を聞いて勉強したいなと思っております。
どこまで突っ込むかわかりませんが、聞きたい話をひたすら聞こうと思っています。
8時半からお待ちしてます。前半が私のチャンネルで、後半9時からになるのかな?
ひでやきさんのチャンネルになってますので、ぜひ今のうちにひでやきさんのチャンネルをフォローしておいていただけるとスムーズかなと思います。
ここに貼っておこうと思います。よろしくお願いします。
もう一個ついでに、来週の金曜日も対談が決まりまして、今度は武田さんですね。
浄土真宗。幅が広いというか、オールラウンドで行きたいわけなんですけど、お話しすることになりましたので、ぜひそちらも遊びに来てください。
それは17時かな?武田さんのチャンネルで話します。
多分30分くらいになるかなと思います。その後クローズドで打ち合わせしましょうということになっているので、めっちゃ楽しみなんです。
今日それも武田さんとお話しするのでそちらも来てください。お待ちしてます。
だいぶ長くなりましたが、それも今日の論文のテーマの一つというか、お知らせからも自分の宗教の興味みたいなのを感じていただけたと思うんですけども。
宗教的斬詞、まずどういう言葉か。斬詞ってそもそも残りカスみたいなアレです。
宗教の影響と調査結果
斬詞、あの斬詞。漢字を見れば見たことある。読めることは分かりませんが斬詞という言葉。
宗教的斬詞というのは宗教離れた後でも価値観、離れた後も価値観や感情、行動に残り続ける宗教の影響のことです。
なので宗教を何かしら信仰していた、もしかしたらご両親の先祖の方が信仰されていて、宗教二世とか三世という言葉がね、
ここ数年はよりいろんな意味で話題になっているんですけど、小さい時から宗教に入っているというか、中にいる。
だけども何かのきっかけで離れるということもありるわけですよね。
だけどもその宗教を中にいた、信仰していた時の影響は残り続けるというのがこの斬詞のことです。
すでにこの言葉だけでもめっちゃ面白くて、どういう研究があるのかなと。
これ聞いてどう思いました?まず。
影響ってポジティブだと思います?ネガティブだと思います?
なんかそれでまず印象結構違うような気がしますね。
どっちもあるっていうのがこの論文でもやれてるんですけど、今回は割とポジティブ目の方かな。
考察のところでネガティブなその斬詞もあるので気をつけないとというのが書かれてるんですけど、今回はポジティブ目です。
ということをしたかというと、人生の意味とか目的が宗教とすごく関連していて、基本的には宗教を信仰している人というのは人生の意味とか目的が高いと。
それがベルビングとかにつながるわけなので、信仰って心理的にはポジティブな面が多いよねって言われてるんですよね。
それが宗教をやめるとか、そもそも宗教を持っていない方と比べるとどうなのかということを調べた縦断研究です。
分析が結構トリッキーで、機械学習とか使っていて、ややこしいんですけど、その辺は一旦省いて、概要だけお伝えできればと思います。
ニュージーランドです。ニュージーランドの大規模な縦断データ、4万6千6百人、すごいですね。
こういうデータを使っていると。その中には宗教のことを聞いている。宗教が自分にとってどれくらい重要かということを聞く。
縦断自体は本当に15波までやっているのか。今回使ったのは10波。
だいたい2018年から19年ぐらいに取られたのと、2023年から24年に取られた。だいたい5年ぐらいの間が空いているのかな。
その5年の間で、例えば最初の時点では宗教の重要度が7だった人が、5年後には1になった可能性もあるわけじゃないですか。
そういう宗教を辞めた人、これまでまた別の言葉でリリジアスダンスって言葉があって、ダンって完了するとか、
それもやりましたみたいなダンっていう言葉を使って宗教をダンした人、完了した人みたいな言葉があって、
これも初めて知ったんですけど、すごい面白いなと思いますが、そういう宗教を離れた人がいる。
もちろん最初の時点では重要度が7で、5年後も7の人もいる。ずっと宗教を信仰している人もいれば、
最初から重要度が1で、5年後も1の人もいるという、そういう大体3パターンぐらいで分けて、
人生の意味っていうのとか目的っていうのが変化するかということを調べています。
さっそく結果いきます。人生の意味とか目的がどういう尺度なのかだけ簡単に触れておきますと、
宗教と人生の目的
意味と目的ってだいぶオーバーラップもするんですけど、ここでは別に測っていて、
人生の意味というのは、私は自分の人生を意味あるものにしているものが何かをよく分かっているというのに、
強く同意するか、不同意しないかということを聞く。人生の目的というのは、私の人生には明確な目的がある。
これに同意するかどうかということです。皆さんはいかがでしょうか。人生の目的ありますか。
だいぶウェルビングとの相関が高いような尺度なので、皆さん自身も考えてもらえればいいかなと思うんですけど、
これがどう変わるかというところで結果を見てみると、めっちゃ簡単に言うと、ずっと宗教を維持している人というのが一番減少量が少ない、
というか維持する。宗教を離れた人というのは中間です。人生の目的とか意味が、ずっと宗教を信仰している人よりは下がるんだけども、
下がる度合いがそんなに大きくない。一方で、ずっと宗教を信仰していない、宗教を持っていない人というのは、
その2つの群に比べては低い。人生の意味も目的も低いというのが主要な結果になっております。どうでしょうか。結構予想通りですか。
ここで言いたいのは、宗教的斬死といった最初の言葉で、宗教を離れたとしてもその影響は残っているよね、人生の意味と目的がそんなに下がっていないので、
残っているよねというのが言いたいことでございました。これがどうしてそういうことが起こるかという、
メカニズム的なところまではあまり語られていないというか、検討されてはいないんですけど、何なんでしょうね。
残るか、どういう理由で離れたかというのも気になりますよね。とても研究しがいのあるトピックだなと思うし、宗教によっても違うだろうしね。
二世とか、これも今日だからひでやきさんとお話ししたいところですよね。
確かね、前どなたが登領さんだったかな、対談の時に、二世じゃないって言ってた気がしますね。大学生とかって言ってたかな。
そういうタイミングで信仰を持つという人の真理にとても興味がありますね。
ハードルが高そうじゃないですか。日本だと特に高そうなイメージがありますね。
こっちだとある程度そうでもないのかな。
ちなみにドイツ人の同僚とかは、親は結構熱心だけど自分は全然、みたいな人は多いイメージですね、若い人たちは。
リスペクトがないわけではないんですけど、進んで教会に行ったりとか別にしないかなとか、特に神を信じていないという人も結構いるなという印象なので、
それは離れたというのかはちょっと分かりませんが、いろんなパターンがありそうなので、とても興味深い今日のキーワードかなと宗教的に思いました。
これ多分研究してると思います、僕数年後に。
その時はまた自分の着眼点と研究結果をしゃべることを楽しみにしてますが、そんな感じでございました。
今日の対談ぜひ来てください。
来週の竹田さんと仏教トーク、仏教心理学、それも大きく括れば宗教心理学ですね。
宗教心理学トーク、2週連続ぜひ聞きに来ていただければと思います。
これも言いたかったんだ、すみません終わるところで。
結構宗教に関する論文をこれまでも紹介していて、それを概要欄にまとめようかなと思ってますので、もし今日の話を聞いて興味を持った方はその概要欄からまた過去回聞いてもらえればと思います。
さっき言った宗教、神について考えることがAIに対する態度をどう変えるのかとかね。
祈りのポーズですね、祈りの姿勢というのが宗教性にどういう影響を与えるのかとか、そういうマニアックですよね。
マニアックだけど好きなんですよ。
紹介してますので、ぜひ過去回聞いてみてください。
最後まで聞いてくださってありがとうございました。
今日もいい一日にしていきましょう。
神平でした。心を込めて。
13:45

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