認知的オフロードの紹介
おはようございます。心理学者のじんぺーです。心理学に触れる一日一語のお時間です。この番組では心理学の専門用語を毎日一つずつ紹介しています。
今日の一語は、認知的オフロード、認知オフロード、どっちがいいかな、認知的オフロードという言葉を紹介します。
英語だとCognitive Offloadingと言います。これは、頭の中でやらなくていい処理を外部に任せることを言います。
皆さんもいろんな場面でこういうことをやっているんじゃないかなと思うんですけど、今日はAIに関する論文ですね。
AIと連日というか、本当にこの1年はAIのことをたくさん紹介してきましたが、今日もそういう論文になっています。
お知らせを先にさせてください。
24時間ボイシーという、ボイシーでパーソナリティをやっている方々が結集して大きなイベントをするということで、私も参加させていただけることになりましたので、ぜひ遊びに来ていただけると嬉しいです。
30日のお昼から1日かけて、24時間かけて、1時間ずつパーソナリティが話すということなので、どの時間でも大丈夫です。ぜひ参加してみてください。
私自身は31日、日付が変わって31日の朝の3時から2本時間話させていただきますので、もしめちゃくちゃ早起き、もしくはめちゃくちゃ夜深しの方がいらっしゃれば参加していただけると、あとは海外に住んでおられる方などは参加してもらえると嬉しいなと思います。
よろしくお願いします。
では今日の論文いきましょう。認知的オフロードとさっき言ったように、頭の中でやらなくていい処理を外部に任せることです。AIがまさにこういうことをやってくれているのかなと思います。
AIってすごく便利だなと思うし、正直言うと今回の論文は自分にとても当てはまっていますね。なぜかというと、AIの良い面だけじゃなくて、AIへの依存みたいなことを調べた論文になっています。
中国の学生がこの調査に答えているんですけど、まずはAIをどれくらい使っていますかということですよね。あとは、AIを使って自分がいろんなタスクに対して自信を持てるようになったかどうかということを聞いています。
さらには、自分がさっき言ったように、AIへの依存ですね。これらの質問がなかなかハッとさせられるというかドキッとしますよね。自分が聞かれたらドキッとするんですけど、AIがないと課題をこなすのが難しくなってきたか、難しくなってきたと感じるかということを聞きます。
この問いはぜひ考えてみてください。自分は完全にそうです。ないと無理ですね。
飛行機とか昨日も乗ってましたけど、最近は子供もいるのであまり仕事をしないですけど、仕事をしていたときにやる気が起きなくなりますね。AIが使えないから。
Wi-Fiをつなげるけど、最近の飛行機は。でもあまりやる気にならなくて、あまりよくないのかな。どうなんだろう。でもAIを使い倒すという面ではそういう時代なのかなと思いますが、今回の主題は依存のところを測っています。
実際にどういう風に依存につながるかというところで、媒介を調べている研究になっています。結果見てみますと、SSAIというのは、まずはよく使ってますね。中国の学生よく使ってます。
使えば使うほど自信が高まります。課題を効率的にこなせていると感じる。これはわかりますよね。かつ、AIへの依存も強くなるという研究結果になっています。
これが媒介になっていて、AIをよく使っているから依存するというよりも、そういう関係もあるんですけど、AIをよく使っている。自信が高まる。自信が高まれば高まるほど依存が大きくなるという関係性になったわけです。
だから、AIを使っていて誰しもが依存に落ちるかというよりも、AIを使っていてかつ、それによって自信が高まった人ほど依存に落ちやすいという、簡単に言うとそういう関係性になっています。
怖いですね。自分のことだと思いました。本当にいろんなことができるようになったなと。一番は僕の場合はデータ分析が行動を書いてもらえるようになったので、補助をアシストしてもらえるようになったので、よくできるなと。倍どころじゃないですね。
5倍とかじゃないですか。速さで言うと。今まで大学院でやったときの5倍ぐらいはできるようになったんじゃないかな。できるようになったつもりではないかもしれないけどね。自信がついた。依存しているというので、これは僕のことです。
おそらく聞いていらっしゃる方でも、そうかもしれないなと思う方がいらっしゃるのかなと思っていますが、どうでしょうね。これは問題なのか依存と言っている限りは。ないと何もできないとなっちゃうと、それはゾッとするような感じもしますよね。
いろいろ考えさせられる結果だなと思います。今回の1号、認知的オフローディング、オフロードというところで紹介したのは、AIが単純なタスクとか、誰でもできるような本当に単純作業ですよね。
コピペするばっかりみたいなこととか、そういったことをやってくれている。それって本来は、もっと工事な思考を使うこととか、熟考しないといけないことに対して、本当にリソースを取られていたんだけども、それをAIがやってくれることによって、自分が本当に考えないといけないことに時間を使ったり認知を使えるという点では、いいこともあるんじゃないかということも少し書かれています。
全体としては問題かもしれないねという論文のスタンスがあるんですけど、そういった観点も一緒に考えてみるといいかもねというところで紹介されている言葉だったかなというふうに読みました。
なので、どっちもぜひ考えてみてください。そういう重要なタスク、本当に考えないといけないことを考えさせてくれるためのツールでもあるだろうし、でも自信を高めて効力感を高めてくれることによって、それがなしでは何もできないようになってしまうツールにもなり得るかなと思いますので。
ちょっと引き続き考えていきましょう。2026年も中心にいると思います。やっぱりAIとかね、AIと人間の関わりっていうことですかね、心理学でいうと。たくさん論文紹介していきますので、ぜひこれからも一緒に勉強していきましょう。
子どもが泣いているので終わります。最後まで聞いてくださってありがとうございました。今日もいい一日にしていきましょう。
陳平でした。心を込めて。