おはようございます、心理学者のじんぺーです。心理学に触れる一日一語のお時間です。この番組では心理学の専門用語を毎日一つずつ紹介しています。論文もあわせて紹介しています。
今日の一語は、サイケデリックスという言葉になります。
サイケデリックスというのは、意識状態を変容させ、知覚、感情、認知、
自己体験に深い変化をもたらす化学物質群のことを総称してサイケデリックスと言います。
サイケデリックスとは形容詞になりますが、サイケデリックスと言うと化学物質の話になります。
なぜこういうことを今日話そうかなと思ったかというと、
昨日の生配信で、近年心理学のトレンドになっているテーマが色々あって、
AIのこととか、オンラインカウンセリングのこととか、そういうことをお話しさせてもらったんですけど、
その中の一つにこのサイケデリック的な介入、簡単に言うと薬を使う。
薬の中でも、今までは国によっては違法、場所によっては違法と言われていたものを使えるんじゃないかということが議論され始めているというところですね。
例があった方が分かりやすいと思うので、有名なところで言うとシロシビンという化学物質があって、
マジックマッシュルームと言って、きのこを食べて幻覚が見えるみたいなことで知られているシロシビンという物質があるんですけど、
これを適量投与すると、うつ症状が緩和されるのではないかという研究がいくつかある。
その可能性に気づき始めているので、なかなかすぐに使える、でももうすぐ使えるようになるという見方もあるわけです。
ちょっとどうなるか分からないんですけど、国にもよるしね。
なんですけど、そういう議論は活発であることは間違いないと、そのシロシビンというのはすごく有名なんですけど、
今回は別の物質の話をしたいで、この部位がまだまだ自分としても勉強不足なので、
やや自分の専門に近いところで一つ研究を見つけたので紹介したいなと思っています。
簡単に言うとサイケデリックス、今回使っているのがアヤワスカという物質みたいです。
物質なのかな?玄閣性飲料って書いてますね。
2つの植物を煮て作るみたいなんですけど、聞いたことないかもしれないんですけど、一応書いてあるのをそのまま読むと、
バニステリオプシスカーピー、ちょっと分からない。
とサイコトリアビリディスというのを使っているそうです。これらを煮詰めて作る飲み物だそうです。
シャーマンとかそういう儀式的な文脈でこれを飲んでその儀式に臨むみたいなので使われていたみたいです。
こういう実験が始まる前からそういうのを飲むことによってなんかこう感性が鋭くなったりとか、
異形の念を感じやすくなったりとか、そういうことが記録レベルでというか感想レベルではそういう声が聞かれていたわけなんですけど、
今回はデータを取ってみようというので、よくこの分野、自分たちの美的芸術体験の分野で使われている尺度を使ってその効果を調べてみようとした研究になっています。
とても興味深いのは、実験室でやってるわけじゃないですね。
今回コスタリカのある地方で行われているリトリート、アヤワスカという飲料を使ったリトリートに参加する。
もうそういうのがすでにあって、そこに研究者がお邪魔するというか、
研究室の方にアヤワスカを持ってきて、それを実験参加者の人に飲んでもらうというわけじゃなくて、
すでに飲んでいる人たちのところで尺度だけ取らせてもらうという風な方法になっています。
なのでとてもセンシティブだと思うんですけど、アヤワスカは日本だとダメって書いてあるかな、ちょっとメモしていたんですけど。
日本だとちなみに白紙瓶もダメです。
麻薬及び抗生神薬取締法で麻薬に指定されているそうです。
白紙瓶、アヤワスカも成分の一つであるDMT、これもこの論文でよく出てきていた重要キーワードですけど、
ジメチルトリプタミンという物質みたいです。これが先ほどの法律で麻薬に指定されているそうなので、日本だと絶対こういう研究はできないんですけど、
コスタリカの既に使っている、コスタリカとかでもペルーとかブラジルで伝統宗教儀礼としての合法使用が認められているという風に書かれてますね。
コスタリカやポルトガルなどでは黙認的合法という風な形でリトリートが行われているそうですね。
なかなかそれでも研究しようと思うのすごいですけどね。
何かあったら怖いなって思いますけど、ただデータを取るというのはとても興味深い試みだなと思います。
やっていることとしてはそのリトリートの前後で質問書を取ると、いろいろとっているんですけど、一番見たかったのだけピックアップ紹介すると、
エステティックエクスペリエンスクエスチョニアと、これは美的体験、尺度みたいなものなんです。
まさになものなんですけど、いくつかの要素に分かれていて、例えば形や色、音など感覚的な要素への敏感さを図る尺度であったりとか、
あとはフローの尺度もありますね。創作や鑑賞中に時間を忘れることがあるみたいなフロー。
あとは美術館やコンサートに行くことを大切にしているみたいな尺度もとっているそうです。
始まる前と1週間後、あとは1ヶ月後にもとっているみたいですね。
なので1ヶ月後も上がっていたら、面白いですね、体験を通して美的なものへの感覚が鋭くなっているということだと思うんですけど、
結局これだけでいいと思うんですけど、実際に最初と比べて1週間後、もしくは1ヶ月後の両方で、
最初よりも点数が高かったというのが今回の結果だそうです。
全体のスコアもそうですし、さっき言った要素がそれぞれフロー体験とか、
近くの尺度とか、あとは美術館とか、そういう文化的な勝ちづけみたいなところも変化があったというところで、
このアヤワスカのリトリートがすごく効いていたんじゃないかと、
こういう体験を通して人の美的な感覚というのが鋭美になったのではないかというふうに考察がなされています。
面白いですよね。ただいろいろ突っ込みどころがあるのはしょうがないですよね。
実験室みたいに統制している空間ではないので、アヤワスカという飲んだことが効いたのか、
他にもいろいろリトリートなのでプログラムされた工程があるわけですよね。
どれが効いたかというのは正直よくわからないし、
アヤワスカを飲んでいない群を作っているわけではないので、なかなか難しい。
これがもしかしたら実験室でやろうとすると、できないんですよ、できないけど、
やろうとすると、アヤワスカを飲んでいる人たちと、
アヤワスカだと思って飲まされているけど、アヤワスカじゃないって飲まされているって言うといい言葉があるよね、
プラセボ群と言ったりしますけど、と比べるみたいな作業が本当は実験としては必要なんですけど、
難しい。だけど難しいけど、こういうところに目を向くことによってできなくないというのが、
なかなか攻めた研究だなと思って面白く読ませていただきました。
なんかね、面白いですよ。いろいろぜひ、おそらく誰でも読めるんじゃないかなと思うので読んでみてください。
オートや涙などの浄化体験も伴うことが多いとかね、怖いわと思うけどね。
あと瞑想ヨガとかも入っているみたいなので、こう聞くとやっぱりどれが効いているかというのは、なかなか判断しにくいなと思いますね。
その美的な体験をあげるためだけにね、
こういう物質を摂取するというのは多分良くないというか、
多分というかもう絶対仮に合法であったとしてもね、やめた方がいい。
さっきの白紙瓶の話だと鬱症状で困っているとか、本当にこう痛みとか何かに囚われているというか、
本当に困っている。精神的なものも含めて困っている人とかが、
その医師の診断の下、判断の下で摂取するという未来は超遠くない未来にあるかもしれないんですけど、
美術館とかの感動体験を増やしたいからとかって言ってね、
そういうふうに摂取がだいぶ恐ろしい感じがするのでないと思うんですけど、
実験レベルでこういう検討がなされていくのはすごく興味深く読ませてもらいました。
こんな研究があるんだなぐらいでいいと思います。
サイケデリックスの話はこれからもトレンドということなので、たまに紹介できたらなと思っています。
最後まで聞いてくださってありがとうございました。今日もいい1日にしていきましょう。
ジンペアでした。心を込めて。
ありがとうございました。雑談をしたいと思います。
ネットリックスのドラマを見まして、タイトルが「匿名の恋人たち」ですよ。これ見ましたね。
めちゃくちゃお勧めするわけではないです。先に言うと。
とっても反流ドラマとかに疎いんですよね。
見ないととは思っているんですよ。
愛の藤尺とかイテウォンクラスとか見てないです。
すみません。本当に有名どころぐらいは抑えるべきだなと思うんですけど、見てないので。
それらは多分そうならないと思うんですけど、正直この「匿名の恋人たち」って、
韓国の制作チームと、でも監督は日本人の方だし、主演も小栗俊さん。
だけどダブル主演で、ヒロインの方が韓国のハン・ヒョジュさんという方なんですけど、
僕、このハン・ヒョジュさんがめちゃくちゃ好きなんですよ。
ハン・ヒョジュさんが出てるからっていうだけの理由で見て、
たまにこういうことがあるんですけど、本当に内容はあんまり入ってこないみたいな感じ。
でも彼女がめちゃくちゃ綺麗だし可愛いので見るっていう。
つまらないと思っても見切るっていう、そういうポリシーを掲げて見切ったわけなんですけど、
なんかね、フィルマークスっていう映画とかドラマとかのレビューをつけるSNSみたいなのがあるんですけど、
そこに自分ずっとつけてて、正直低いだろうなって思ったんですよね、見てて。
そうしたら結構高かったんですよね、そのフィルマークスの評価が。
めっちゃ高いわけじゃないけど、全然低くない。高いほうだと思います。
高い部類で点数ついてて、びっくりしちゃったんですよね。
自分の見る目がなかったのか、好みにもよるのかな。
一つ仮説があって、さっきの話に帰ってくるんですけど、
反流ドラマとか反流のスキーマがないってね、
スキーマっていう言葉も心理学ではもう、やりますかそのうちね、一日一語、スキーマやります、忘れないうちに。
なんて言ったらいいんだろう、ないんですよね、反流ドラマを見るためのセッティングがなされてない、自分の中で。
だから今回のやや反流っぽいテイストなのかな。
でもいろんな方が監督だからね、そうともいけないんですけど、でもなんかね、あんまり入ってこなかったんですよね。
ツッコミどころが多かったりとか、全部がそうじゃないのかな。
結構意外でした。
だいたいね、面白いなと思うのは評価が高くて、これダメかもって思うのはやはり低いってなってるんですけど、
こんなに外れることなくて、ちなみにフィルマークス5点満点なんですけど、
僕は3.2点だと思ってたんですよね。
ただ3.9点で結構高いんですよ、3.9、4いったらいいよねっていうところなんですけど、
3.9も相当高いっていう外し方をしたので、びっくりしました。
雑談でした。
よかったら見てみてください。
反表示さんとっても綺麗ですね。
あとはオリさんもかっこいいし、赤西審さんもかっこいいし、自分はあんまりタイプじゃないかな。
ナニタリオさんのタイプかな、どちらかというと。
かっこいい、むちゃくちゃかっこいい。
なので見てみてください。
チョコレートを作るチョコラティーさんの話です。
では、いい週間にしましょう。