おはようございます。研究者がそばにいるくらし、ドイツ在住心理学者のじんぺーです。
この番組では、心理学の研究論文をもとに、皆さんのお悩みとかお困りごとに少しだけ答えるようなお話をしています。
今日は、昨日の続きでお悩みのお便りが届いていますので、それについて紹介していきたいと思います。
通定するテーマとしては、健康情報との付き合い方みたいな感じになるかなと思っています。
お便りの中にあった、出産前後から健康に関する情報にさらに敏感になったというようなことが書かれていて、
インターネットとか本とか、いろんなところで何々は安全、何々は危険であるという様々な意見が分かれているのを見ると。
基本は、どちらにも偏りすぎないように中道を行きたいと思っているが、
妊婦になると添加物とか水銀とかを取りすぎないようにというようなことをよく目にするようにさらになって、
中道を行きたいと思っていたけれども偏ってきているなと感じているというお便りでした。
これをよくよく読んでみると、偏りに気づくというのはバイアスをなくしていく上では一番大事なところかなと思うので、
そういう点では気づいているというのが一大事ではないのかなというふうにも感じております。
今日はですね、昨日の続きとは思うんですが、
SNSとかインターネットの情報と健康情報に対する過敏さみたいなところで、
もう少しお便りに沿ったような話ができるかなと思います。
昨日はね、もうちょっと頭痛のこととかを調べるときに脳腫瘍がヒットしやすいとかね、
ネット上の情報の接しやすさと実際の病気の接しやすさというか確率とか全然合ってないよみたいなことを話して、
それはそれでね、一個新しい観点が付与できたんじゃないかなと思ってはいるんですけど、
今日はね、もっと直接的に話をしてみたいと思います。
今日紹介したい言葉がありまして、これは自分も初めて聞いたんですけど、
呪文みたいな名前なので、覚えてもいいかもしれませんね、もしかしたらね。
どういう言葉かというと、オルトレキシアネルボーザという病名と言っているんですかね。
ただ、こう、疾患の分類DSMとかね、いろんなこう、疾患を分類する辞典みたいなのがあるんですけど、
それにはまだ載っていないというところなんですけど、
研究者の中ではこういう言葉が使われ出しているし、ちょっとずつ研究も増えているというふうに理解をしています。
これなんて訳したらいいんだろうな、オルトレキシアって言おうかな。
オルトが、これね、ミマ先生という立命館大学の先生の記事をまず読んでて、
後で別の論文も紹介するんですけど、このミマ先生の記事、日本語でわかりやすいので、これも貼っておこうと思います。
ぜひ読んでみてください。オルトレキシアと訳しているので、僕もそう呼びたいと思います。
オルトというのはオーソドックスのオルト、だから正当派みたいなこと、正しいみたいな意味。
レキシアは食欲というふうにギリシャ語で言うそうなので、食欲、食に関する正しさみたいなふうに理解できるかなと思います。
健康食にこだわりすぎる病気というふうにミマ先生の記事で書かれていて、すごくわかりやすいなと思います。
そういうイメージです。このオルトレキシアとSNSがどれくらい生活にひも付いているかということを調べたアンケート調査を紹介してみたいと思います。
今回2025年の論文で、この雑誌はちょっとややよくわからない、聞いたことのない雑誌なんですけども、
読んでみるとまともなんじゃないのかなと思っているので、雑誌がよくわからないということだけは先に保険として言っておこうと思うので、
そういうのも含めて科学リテラーシアルに一緒に高めていけたら嬉しいなと思っています。
トルコの研究ですね。何がいいかというと、ここが一番昨日との違いですね。
産婦人科の外来に通う妊婦200名の方を対象にしているということです。
昨日は妊婦とか全然関係ない話をしてたんですけど、今回は妊婦の方を対象にした研究であるということです。
さっき言ってたオルトレキシア、ネルボーゾのことを聞いて、あとはSNSどれくらい使ってますかと。
使ってますかという頻度の話じゃなくて、生活への統合度というふうに今回質問者があるみたいで、
どれくらい生活に紐づいている、なくてはならないものになっているかみたいなことだと思います。
それを聞いているというのが興味深いところだなと思います。
オルトレキシアをどういうふうに測るかというところなんですけど、
詳しい質問内容まではちゃんと書かれてなかったんですけど、
例えば四見法でいつもある、よくある、時々ある、決してないみたいな感じで答える。
点数が低いほどオルトレキシアの頻度が高いというふうな尺度みたいなんですけど、
例えば食品の質、成分、安全性への過度な関心、体に悪いものを避ける思考の硬さ、
食への純粋性、こだわりを持っているかどうかということを測っているという側面があったりとか、
あとはもうちょっと冗談的な話で、ルールを破ったときに罪悪感を感じるみたいな話とか、不安とか自己嫌悪を感じるみたいな話、
あとは行動的な側面もあって、食事が生活や思考の中心になったりとか、
柔軟な対応ができなくなったりとかするみたいなことが問われているような尺度のようです。
面白いですね。
もしかしたらこの質問をくださった、今日のお便りをくださったハラペコアオムシさんもそういうところがあるかもしれないですね。
こういうので測ってみると、もしかしたら数値化できていいかもしれませんね。
日本語の尺度はあるんでしょうか。ないかもしれないね。
今回の論文も2025年の論文で、結構最近ちゃんと名前がつき始めた。
結構その接触障害とか、挙食症とか、そういう似たようなというか、関連する概念もあるんですけど、
重なる部分はあるけど違うものであるというふうに書かれている、そういう記事とかが多いような気がしています。
それぐらいか、結果簡単に紹介して最後まとめていきたいなと思いますけど、
結果はですね、やっぱりソーシャルメディアが生活に根差している人ほど、オルトレキシアの傾向が高いというふうな結果になっています。
それがベインか。
プラットフォーム別の話もあって、
インスタグラムとかTikTokの使用者で特にそのオルトレキシアの傾向が高い。優位に高い。
FacebookとかYouTube、WhatsAppというようなSNSでは特にそういった差がなかったそうなので、
ショート動画とか画像中心のSNSの利用が、そういった食事への過剰なこだわりを高めている可能性があるんじゃないかというふうに、
この論文では結論がつけられていて、興味深いですね。
そうかもなと思いながら、
自分は結構そのショート動画で結論をどんどん言うようなスタイルというのに、
わりと疑問を感じているというか、そうじゃない方がいいなと思っているので、
少しこういう結果とかには納得感があるというか、そうだよねと思いながら見てました。
どうでしょうかね。
だからといって、ショート動画をリンパはやめろとはそこまでは言わないんですけども、
少しそういったことも頭に入れておいていただけるといいのかなと思います。
そんなところでしょうかね。