おはようございます。心理学者のじんぺーです。心理学に触れる一日一語のお時間です。
この番組では、心理学の専門用語を毎日一つずつ、論文と合わせて紹介しています。
今日の一語は、情動伝染という言葉です。
情動伝染というのは、そばにいる他者の感情表現、それは喜び、恐怖、怒りなど色々あると思うんですけど、
それが自分の内側にも自然と広がり、同じような気分や反応を生じさせる現象のことです。
そのままですね、情動、感情が伝染する現象がよく知られています。
今日はどういう情動を伝染させるかというと、恐怖の感情。
恐怖なんですけど、レクリエーショナルフィアという言葉も論文でよく出てきていましたが、
レクリエーション的な恐怖、特に今回の研究の主題になっているのは、お化け屋敷です。
お化け屋敷の体験が人の結束にどうつながるかという研究を紹介します。
その試み自体とても面白いなと思うんですけど、結果はどうなっているのか、ぜひ一緒に見ていただけると嬉しいです。
結構大規模なお化け屋敷の研究でして、アメリカで行われています。
いくつか実験が連なっているんですけど、合計のサンプルサイズは3800名以上です。
10代から30代の人が中心であると書かれています。
どういったお化け屋敷だったかというと、アメリカフロリダ州にあるアトラクションだそうです。
期間限定、ハロウィンの時期に現れる施設があるそうで、
この研究を数年にわたってやっているんですが、2022年、2023年、2024年という感じで、
何回かやっていて、実際にお化け屋敷の中でやられていることはちょっと違うんですけど、
数年にかけてデータを取ることによって、こんな3800人みたいなデータが集まったわけです。
やっていることはシンプルで、お化け屋敷は普通にアトラクションなので楽しんでもらうということなんですけど、
その前後でタブレットを使ってアンケートに答えてもらうということをしてもらったそうです。
お化け屋敷の中はどんな感じだったのかというと、簡単に説明すると、
完全な暗闇ゾーンが多い、視界がほとんど効かないような設計である。
俳優がいて、突然出てきて驚かすタイプだったそうです。
大音量の効果音、叫び声、環境音で没入感を作っているということです。
僕はあんまり好きじゃないかな。
嫌いでもないですけどね、わざわざ行く感じではないですかね。
いるじゃないですか、お化け屋敷行きたくてしょうがない人。
ああいう感じではないです。
20分から35分って書いてますね、収容時間。
結構長めのしっかりとしたお化け屋敷であるということのようです。
日本だったら何なんでしょうね。
戦慄迷宮とか有名ですよね、富士急のね。
あれ1時間ぐらいかかれていますっけ?
40分とか1時間とか。
しんどくないですかね、そんだけ長いと。
ユニバーでね、あれもおそらく期間限定というか常設でずっとやっているわけではないと思うんですけど、
バイオハザードのお化け屋敷じゃないかな。
ミッションを達成するみたいな感じなので、結構心臓には悪い感じではあるんですけど。
あれ結構楽しかったな。好きなのかな。
チャイルドプレイのハロウィンの時期に行ったのかな、ユニバー。
過去の話ばっかりして話が反らそうなんですけど。
あんまり数少ないお化け屋敷の記憶を引っ張り出してくれた。
ユニバーのね、そういった仮説ですね。
ユニバーもね、ハロウィンの催し物をすごく気合い入れて作っていた。
今はそうなのかなと思うので、そういう記憶がありますが。
一人では入らないですよね。一人でお化け屋敷に行く人いるのかな。
友達と行ったりとか恋人と行ったりとかカップルで行くパターンが結構あるのかなと思うんですけど、
その前後で一緒に行った人と結束感が強まるかということを調べている研究です。
項目としてはどれくらい怖かったか。どれくらい楽しかったか。
どれくらい身体接触があったか。手をつないだとか抱きついたみたいなことを聞く。
アメリカなんでね、日本よりももっとカジュアルに身体接触がありそうなイメージです。
コミュニケーションがどれくらいあったか。
この体験を通してどれくらいその人と近づいたと感じるか。
一部の研究では親密さの前後変化も測定しているそうです。
どういう結果になったんでしょうか。見てみましょう。
まずは恐怖が強いほどかつ手をつなぐ抱きつくなどの身体接触が多いほど、
この体験が私たちを近づけたと感じさせたそうです。
これはお化け屋敷の後のアンケートでそういう結果になったそうです。
恐怖の強さ、身体接触の多さが近づけたという感覚と関連していたそうです。
面白いですね。
ただ一方で前後で取っていたデータを見てみると、
実は親密さの評価というのはほとんど変わらない。
変わったとしてもごく小さい効果しかなかったそうです。
なので終わった後だけ見ると恐怖を感じていて近づいたというふうに答えるんだけども、
実際の前半の点数と親密さを比較してみると、
その親密さという評価はほぼ変わらないというのが研究結果だったそうです。
これがメインの結果ですね。
面白いなと思います。
確かに恐怖というのはそういう感情体験を共有することによって近づけたと感じさせるんだけど、
前半の点数はそんなに変わっていない、親密さは変わっていないということ。
最後にインタビューの質的な研究といったりしますけど、
2つさっき紹介した恐怖と近づいた感が関連するみたいなので、
統計を使って量的なデータでやっているわけなんですけど、
最後の研究ではインタビューのデータも追加していて、
インタビューの言葉をまとめてみると、
どこが怖かったかみたいなことをお化け屋敷に出た後に参加者同士で話すという時間があるとすると、
その時間によって絆が深まったと実感を強めるようなことを言っていた参加者が多かったそうです。
お化け屋敷それ自体の体験も、もしかしたらいろんな影響があるかもしれないけども、
それは今回のアンケートのデータではそんなにうまく出てこなかった。
だけどもインタビューで深掘ってみると、
その後のシェアする時間ですね。
それが結束を強めるんじゃないかということを報告していたそうです。
とても面白いなと思います。
あんまりどうですかね。
お化け屋敷の後に怖かった。
言うか。言うのか。言うかもしれない。
お化け屋敷行くか。今度。
今度。なんかお化け屋敷の経験、記憶古すぎて、
もうなんかあんまり覚えてないですよね。
行きましょう。ぜひ。
ハンブルク。
ホーンテッド・アトラクションでこの論文でも出てますけど、
ホーンテッド・アトラクション・ハンブルク。あるのかな。
エグゾチスト。わからない。ドイツ語。
怖そうな感じ。怖そうな感じですね。とても。
だからあれだね。お化け屋敷というよりは脱出ゲームだね。
ライブ・エスケープ・ゲーム・スイン・ハンブルクって書いてますね。
そっか。そういうことだよね。
まあ行かないか。息子が大きくなったら楽しそうだなと思うんですけど。
8ヶ月の子供連れてってもな。と思うんで。
まあ当分行かないでしょう。
でももしね、お化け屋敷で結束強めたいなと、
強まるかなどうかなっていうね、今回の研究を聞いてね、
行きたい方はぜひ行って、その感想とかを教えていただけると嬉しいなと思います。
私のお化け屋敷、とても古いお化け屋敷記憶をね、
皆さんの感想・シェアでね、更新していただきたいなと思います。
よくわからんな。最後まで聞いてくださってありがとうございました。
今日もいい一日にしていきましょう。
じゅんぺいでした。心込めて。