ようこそ、自己理解を深める心理学ラジオへ。このポッドキャストは、個性の裏表を認めて味わう人を増やすために、株式会社自己理解で自己理解コーチとして活動する配信者が、自身やクライアントの自己理解を深めるべく探求し始めた、心理学をテーマにお話をする番組です。
テーマに興味のある方や、同じく対人支援をされている方、自己理解を深めたいと感じている方の参考になれば幸いです。
はい、今日も聞いていただいてありがとうございます。
今日のテーマはですね、何に注意を向けて生きるかということで、前回に引き続いて、大テーマは参考図書の図解心理学用語体前から、6番の認知心理学ということで、ボトルネックモデルおよびフィルター理論について、自己理解を深める視点から話していきたいなと思います。
ボトルネックモデルって、なんかちょっと聞きなじみのない言葉かと思いますけども、フィルター理論っていうのも、なんかなんとなくね、意味はご想像いただけるかなと思うんですけども、ボトルネックっていうのは、ペットボトルを逆さにしたときに、出口の部分に当たるところが少しすぼまっている、そんな様子がボトルネックですよね。
胴体は広いのに、口のところがすぼまって、いっぱいあるんだけど、ちょっとずつしか出てこない、みたいな、そんな状態のことを指すんじゃないでしょうか。そんなことが心理学の世界でもモデルとして言われているということと、フィルター理論っていうのはですね、ボトルの胴体のとこに何枚も何枚もフィルターがあるという、そんなイメージをしていただいたらなというふうに思います。
そして今回も前回に続いて記憶の話なので、記憶がペットボトルを逆さまにした上のところから入ってきて、それが何枚ものフィルターを通った上でボトルネックを通って短期記憶に入っていく、というそんなあの図をイメージしていただきながら、今日のお話を聞いていただけたらなと思います。
このボトルネックモデル及びフィルター理論を提唱されたのは、イギリスの認知心理学者のドナルド・ブロードベンドさん。1926年から1993年まで活躍された方です。ボトルネックは感覚記憶と短期記憶の間にあるということを発見されたのが、ドナルド・ブロードベンドさんでした。
この感覚記憶というのはおさらいですけども、バーっとたくさんの情報が入ってきて、1秒以内でなくなっていく記憶のことを感覚記憶と言います。そしてこのボトルネックを通過したものだけが短期記憶に入るんですけども、短期記憶というのは数秒から数十秒で消えていってしまうものになります。
ここの間に実はボトルネックがある。そしてフィルターがかかっているということなんですね。これどうやってブロードベンドさん発見したかというと、パイロットが飛行機の操縦をしながら、ヘッドホンからの指示を聞いたり計算機を見たり、さまざまな情報を一度に処理しているように見えるんですけども、
ブロードベンドさんは、人間は同時に2つのことは処理できないということをパイロットであった経験から主張して、同時に処理しているように見えるけれども、取捨選択をして順番に処理しているんだということを仮説を立てて提唱したのがこの方だったということですね。
人間の脳内には情報を取捨選択するボトルネック、細い道があるので、一度に複数の情報に触れても同時には処理できないというふうに考えたんですね。
フィルター理論はですね、複数入ってくる情報のうち、どれが重要なのかというのを選択して注意を向ける心の働きを選択的注意と呼ぶんですけども、この選択的注意のフィルターがあるということですね。
フィルターというのは複数あって、注意を向ける、選択的注意をどこに向けるかによってその選択されるフィルターが入れ替わるという感じですね。
なので、どんなフィルターを持って情報を見ているか聞いているかみたいなことが重要になってくると考えたのがこのフィルター理論になります。
どうですかね。聞いたことある方は名前を聞かれたことあると思うんですけども、カラーバス効果とかカクテルパーティ効果というものがあると思います。
カラーバス効果は、例えば赤を意識して日常生活していると赤い自転車とか赤い車とかポストとか三角コーンとかが目に入る。
でも普段そこにあるはずなのに意識していないと目に入ってこないみたいなことがありますし、
カクテルパーティ効果、これはイギリスの認知心理学者のコリンチェリーさんという方が提唱されたもので、この参考図書にも載っているんですけども、
雑談をパーティ会場で結構うるさい中でしている中で重要なセリフが聞こえたら、「ん?」っていう感じで注意がそっちに移ることですね。
これをカクテルパーティ効果と言います。
カラーバス効果と全く同じで、カラーバス効果は視覚でしたが、カクテルパーティ効果は聴覚ですね。
何か重要な情報とか意識している情報があったら、自動で人間はフィルターを視覚、聴覚においてかけているということを聞いたことがある方いらっしゃると思うんですけども、
まさにフィルター理論というのはそのことを表しています。
自己理解を深めるというところとつなげていくとですね、我々自己理解コーチとして活動してサポートしている自己理解プログラムの中ではですね、
しっかり自己理解したいぞということをコミットした方、ライザップみたいにですね、そこにコミットした方が参加しているので、
このお金払って時間投資してコミットしている時点でフィルターをかけているんですよね。自己理解をするというフィルターですね。
そうすると日頃生活している中で入っていく情報が変わっていくということを私自身もプログラム受けている時に体験しました。
例えばですね、大事なことをやっているパートでは価値観について、例えばこんなことが嬉しかったなとか、こんなことでイライラしたなとか、
こんなことはなんか萌え萌えした、悲しかった、こんなことはすごく幸せを感じた、みたいな日常の小さな生活のことでも、
なんか自分に矢印を向けて自分の価値観とどうリンクしてそうなのかみたいなことをやっぱり考えていたんですよね。
私の場合だと妻と子供がいますけども、家族での会話している時に、まあ些細な例ですけども、洗い物をね、他人の中で担当しているんですけども、
結構雑なんでバーっとやっちゃって、洗い残しがお皿にあった時に妻からそれを言ってくれることもあるんですけども、
私はもう一度それを聞いたら洗い直したらいいじゃんというふうに思うんですけども、妻の方はやっぱりなんでここをきっちり日頃からやらないのかというところで疑問に思っている。
こんな些細なことでもそれぞれの価値観が現れていて、私であれば洗い物を丁寧にやるとその分時間がかかるので、
そこの時間をできるだけ少し雑でもいいから8割でざっと仕上げて、ミスが出てきた時にもう一度やり直せばいいということを考えている。
イコールできるだけその洗い物時間を短縮してやりたいことに集中したい。
その集中したいこと以外は早く終わらせたいみたいな価値観がある。
けれども妻は時間がかかってもいいから丁寧に一個一個のことをやりきる。
丁寧みたいな価値観がわかんないですけど、あるのかなみたいなことを今まで考えたことなかったんですけども、
このプログラムを受けている中で価値観というパートをやっている時にそんなことを感じたりしました。
まとめると他社ではなくて自分に注意を向けて生活する。
日頃の生活というのは世の中とか会社とか他人みたいなところに注意が向いている方が多分多くて、
自分に対してあまり注意を向けて日頃から生きているって人多くないと思うんですよね。
この上司はどういうだろうかなとか、このチームメンバーにとってはどうかなとか、
特異先に提案するときに相手からどう言われるかなみたいなことを日頃からお仕事とか生活の中で意識されていると思うので、
自己理解をちょっと深めたいというフェーズになった時には自分に注意を向けて生活するんだっていうふうにスタンスを取るだけで、
このフィルターが自動的にかかってカラーバス効果だったりカクテルパーティー効果が働いて、
いろんな自分に対する情報が短期記憶に入っていって、
その中から重要なものが長期記憶化、エピソード記憶化していくと思うので、
自己理解が深まっていくんではないかなというふうに思いました。
もちろんプログラムという形で強制的にこのフィルターをかけに行く、コミットするというのもありですし、
そこまでまだしなくてもいいかなと思っている方は、
このラジオを聞かれている方は何らか自己理解とか心理学に興味のある方が多いと思うので、
こういったことを聞くことを通してフィルターをかける。
自分の生活の中でも自分について意識してみる、みたいなことをやってみてはいかがでしょうか。
皆さんの自己理解が深まることを願っております。
今日もここまで聞いていただいてありがとうございました。
また次回の放送でお会いしましょう。さようなら。