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2025-03-11 10:52

#10 無意識を意識化させて分析する「自由連想法」「夢判断」(④精神分析)

フロイトの「自由連想法」「夢判断」(大分類④精神分析)について、自己理解を深める視点から紹介します。


(参考書籍)

齊藤勇 監修・田中正人 編著『図解 心理学用語大全』(誠文堂新光社、2020)


【大分類】①心理学の誕生 ②行動主義 ③ゲシュタルト心理学 ④精神分析 ⑤臨床心理学 ⑥認知心理学 ⑦発達心理学 ⑧人間関係の心理学 ⑨社会心理学 ⑩性格の心理学


(配信者紹介)

兵庫県出身、京都府在住。一児の父。ひふみコーチ株式会社認定 プロフェッショナルコーチ。大学卒業後に大手ビール会社へ入社、現在はクラフトビールを始めとした酒類全般の営業に加え、2023年より自己理解コーチとして活動開始。プロコーチとしては通算100名以上のクライアントに対して、累計500時間以上の有料セッションを提供。複業家の友人との共同Podcast『パラレルワーカーの本音』も配信中。ストレングスファインダー®の1位は最上志向。自己理解コーチとしての自己紹介やnote・Instagram等のSNSについてはこちら


(番組詳細)

このPodcastは、「個性のウラオモテを認めて味わう人を増やす」ために、株式会社ジコリカイで“自己理解コーチ”として活動する配信者が、自身やクライアントの「自己理解」を深めるべく探究し始めた「心理学」をテーマにお話しする番組です。毎月ひと桁目に1がつく日の朝に配信、月末はゲストをお迎えして心理学に関する雑談をお送りします。テーマに興味のある方や同じく対人支援をされている方、自己理解を深めたいと感じている方の参考になれば嬉しいです。「自己理解プログラム」に興味をお持ちの方はこちら


※株式会社ジコリカイが運営する番組ではございません

サマリー

このエピソードでは、フロイトの自由連想法や夢判断に基づいて、無意識を意識化して懐かしむ手法を探求しています。これらの心理学的方法は、自己理解を深めるための有効なツールであり、他者からのフィードバックが自己認識にどのように役立つかについて議論されています。

無意識を意識化する手法
ようこそ、自己理解を深める心理学ラジオへ。このポッドキャストは、株式会社自己理解で自己理解コーチとして活動する配信者が、自身やクライアントの自己理解を深めるために探求し始めた心理学をテーマにお話をする番組です。
毎月一桁目に1月9日の朝に配信してまして、月末はゲストを迎えして心理学に関する雑談をお送りしています。
心理学や自己理解といったテーマに興味のある方や、同じく対人支援をされている方、自己理解を深めたいと感じている方の参考になれば嬉しいです。
はい、今日も聞いていただいてありがとうございます。
今日のテーマはですね、前回と同じくフロイトさんが精神分析療法の中で捉えされた自由連想法と夢判断というこの2つのテーマについて、自己理解を絡めてお話ししていけたらなというふうに思います。
まずですね、前回のおさらいになりますけれども、人は無意識に相当支配されて行動しているよというところで、じゃあそんな無意識をどうやって意識化させるのか。
この方法がまさに今日お話しするテーマの自由連想法と夢判断というところになっています。
まず1つ目ですね、主にフロイトさんが患者の治療のために取った両方が自由連想法というものでしたので、まずこれをご紹介したいと思います。
自由連想法はですね、文字通り自由に連想してもらう方法なんですけれども、とにかく患者をソファーに寝かせてリラックスさせて自由に連想しやすいような状態を作るというところから始めたみたいですね。
そんなリラックスした状態で、今何を感じてますかというふうに問いかけて、心に浮かんだことを語らせて、どんどん問いを深めていくことで、抑圧されていた無意識、そこにある願望とか衝動というのを明らかにしていく。
こんな方法で治療を行っていたようですね。
どうですかね、コーチングとかカウンセリングとかされていたり受けたことある方なんかは、大きいテーマからね、なんか今もやもやしていること何ですかとか、今のお気持ちを教えてくださいとか、そういったところから入っていくことって私も含めてあるなと思うんですけども、
フロイトさんも今感じていることっていうところからね、自由に語らせる方法で治療を進めていったというところは、すごく今の対人支援につながる形なんじゃないかなというふうに思いますね。
例えばですけども、何を感じますかってフロイトさんが聞いたときに、山と川と雲を思い浮かべてますみたいなことを患者が語ったときに、この山とか川とか雲ってこれが浮かんだということはこういう意味があるんですけど、
あなたはこういうことについて悩んでますかねっていうふうに、フロイトさんが精神科医として、この言葉を解釈して患者の語りを促進していく。
その結果として、何で不安だったのか分かった気がしますっていうことで、不安が解消されるような関わりを精神分析療法というふうに言っているようですね。
これかなり技術とか精神科医側の解釈の幅とか経験が必要そうだなって、この本を読んでても思ったんですけども、
図解心理学用語大全という参考図書を見ながらやってますけども、すごく入門書的な役割なので、精神分析療法の自由連想法の具体的な問いかけみたいなところまでは触れられてないんですけども、
かなりここは患者の言っていることに対するケーススタディみたいなことを精神科医としては深めていないと不安が解消されるところに至らないんじゃないかななんて感じましたね。
もう一つが夢判断ですね。夢判断も同じようにですね、夢の内容をフロイトさんが聞いて、
それってこういう意味があるんですよっていうふうに解釈を精神科医がして、それで患者が無意識に気づいていくということですね。
例えば、空を飛ぶ夢を見ましたって言ってくる患者さんに対してフロイトさんが、これ空を飛びたいっていうことはどういう自我の抑圧の結果なんだろうと。
前回S・自我・超自我っていう概念をお話しました。自我っていうのがですね、Sっていうこの欲動を抑圧しているっていう構造なんですよね。
ただ夢はですね、抑圧されているこの無意識のところが浮かび上がってくる。
睡眠によってこの抑圧が低下して、自我にSが混ざり合ってきて夢になってくるみたいな構造だそうなので、
この夢を分析することで抑圧された欲動を分析できるんじゃないかって考えたのが夢判断なんですね。
例えば、この空を飛んでいる夢を見ましたと言っている患者さんがどんな欲動を抑圧しているのかというと、
夢の分析とその意味
なんだ、もっと自由になりたいなって思っているのに、欲動を抑えて試験勉強をして頑張っている現実みたいなのがあったときに、
どうしても起きているときは自我、現実と向き合ってその欲動を抑えて抑えてやってますけれども、
その抑え込まれているS、欲動が夢の中でふわふわって上がってきて、
欲圧が解かれて上がってきた結果として空を飛ぶ夢を見たという、そういう解釈をしていくっていうことみたいですね。
これもすごくね、さっきの自由連想法と同じで、精神界側の経験と知見みたいなことってすごく問われるなと思うんですけれども、
ちょっとこの本には書かれてないんですが、ネットでね検索したときに、このフロイトさんが提唱された範囲の夢判断の典型夢みたいなものが3つぐらいあるということです。
一つ目がですね、裸体夢って書いてる裸体夢ですね。これは裸の自分とか他人が出てくるってことで、
これはなんか幼児期の願望とか、体とか幼児に対するコンプレックスの抑圧が受け上がってきている事例だということ。
あとは死亡を怯む、死亡夢ですね。これは近親者がこう死んでしまう夢。
これは少しでもなんか相手に対して悪しき願望を抱いていたら、それが相手がいなくなるっていうことで湧き上がってくるというそんな夢みたいですね。なかなかショッキングですね。
3つ目が試験夢。これは過疎、半実過疎、例えば合格をしたにも関わらず合格してないっていうそんな夢を見るっていうのは、
不安が本当に合格したのかなっていう、不安が合格していないっていう夢として上がってくるということで、これもそういうことがあるんだなというふうに見てましたね。
この夢についてはですね、フロイトさんはもちろんですね、おそらく次回の放送でご紹介をしていくユングさんという、フロイトさんの意思を一部継いで違うところもあるんですけども、
精神分析のところを深めていった心理学者さんがいる。そこでも夢のところは扱っていくかなと思うんですけども、ユングさんの夢分析という考え方の方がより現実の心霊には
現代使われているのではなかろうかという、そんなことも読み取れましたので、参考までに。ただ元祖としてはこの夢判断を提唱されたフロイトさんは元祖だよという説が一般的みたいです。
自己理解の深め方
じゃあこれね、自己理解にどうつなげていくのかって結構難しいところだなと思ったんですけども。
まあそうですね、自由連想法も夢判断も直接的にというよりかは、どんな無意識を抑圧しているのかというところに意識を当てていくと、
もっともっと人には可能性が眠っているんじゃないかなというところで捉えると自己理解につなげていきやすいんじゃないかなと思いました。
例えばね、このリラックスした状態で浮かんだこととか夢の内容を他者が解釈してくれて伝えてくれることで気づくみたいな、この考え方自体は現代にも自己理解という観点で活かせるんじゃないかなと思っていて、
例えば自分ではほとんど意識してない、気づいてないようなところを他者のフィードバックでハッと気づくみたいなことってあると思うんですよね。
例えば私の例でいくと、自己理解コーチとして活動してますけども、あるときオフィシャルにコーチとクライアントが一堂に集うサミットみたいな場があったんですけども、
複数の3人ぐらいのクライアントさんから同じようなことを言われて、自分はそれそんなに意識してなかったんだけども気づいた、自分の関わりのポジティブ面に気づいたみたいな経験がありました。
例えば、よくKanaokaさんって問いを重ねて、言葉がモヤっとしているときによく突っ込んでくるんで、その突っ込みに答えていくと言葉の解像度がすごい上がっていくんですよねみたいなことを、言葉に細かいみたいなニュアンスだったかもしれませんが、
そんなことを複数人から言われて、自分そんなに言葉にこだわっているとか、解像度を上げようとして上げているわけじゃないんだけども、結果的にそういう関わりをしていたみたいなことに、3人から言われてやっと気づいたみたいな。
そんなことは一つ大事得意好きでいうと得意なことの自己理解、才能への自己理解が深まるんじゃないかなというふうに思いました。
何もフロイトさんみたいに精神分析か精神科医でなくとも、他人に対して本人が気づいていないことをフィードバックしてあげるということは、自己理解を深めるためにしてあげられることの一つですし、
自分からそのフィードバックを取りに行くということも、自己理解を深めるための一つのやり方かなと思ったので、少しでも皆さんの自己理解が深まるところの参考になればなと思います。
今日もここまで聞いていただいてありがとうございました。また次回配信でお会いしましょう。さよなら。
10:52

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