ようこそ、自己理解を深める心理学ラジオへ。このポッドキャストは、株式会社自己理解で自己理解コーチとして活動する配信者が、自身やクライアントの自己理解を深めるために探求し始めた心理学をテーマにお話をする番組です。
毎月一桁目に1月9日の朝に配信してまして、月末はゲストを迎えして心理学に関する雑談をお送りしています。
心理学や自己理解といったテーマに興味のある方や、同じく対人支援をされている方、自己理解を深めたいと感じている方の参考になれば嬉しいです。
はい、今日も聞いていただいてありがとうございます。
今日のテーマはですね、前回と同じくフロイトさんが精神分析療法の中で捉えされた自由連想法と夢判断というこの2つのテーマについて、自己理解を絡めてお話ししていけたらなというふうに思います。
まずですね、前回のおさらいになりますけれども、人は無意識に相当支配されて行動しているよというところで、じゃあそんな無意識をどうやって意識化させるのか。
この方法がまさに今日お話しするテーマの自由連想法と夢判断というところになっています。
まず1つ目ですね、主にフロイトさんが患者の治療のために取った両方が自由連想法というものでしたので、まずこれをご紹介したいと思います。
自由連想法はですね、文字通り自由に連想してもらう方法なんですけれども、とにかく患者をソファーに寝かせてリラックスさせて自由に連想しやすいような状態を作るというところから始めたみたいですね。
そんなリラックスした状態で、今何を感じてますかというふうに問いかけて、心に浮かんだことを語らせて、どんどん問いを深めていくことで、抑圧されていた無意識、そこにある願望とか衝動というのを明らかにしていく。
こんな方法で治療を行っていたようですね。
どうですかね、コーチングとかカウンセリングとかされていたり受けたことある方なんかは、大きいテーマからね、なんか今もやもやしていること何ですかとか、今のお気持ちを教えてくださいとか、そういったところから入っていくことって私も含めてあるなと思うんですけども、
フロイトさんも今感じていることっていうところからね、自由に語らせる方法で治療を進めていったというところは、すごく今の対人支援につながる形なんじゃないかなというふうに思いますね。
例えばですけども、何を感じますかってフロイトさんが聞いたときに、山と川と雲を思い浮かべてますみたいなことを患者が語ったときに、この山とか川とか雲ってこれが浮かんだということはこういう意味があるんですけど、
あなたはこういうことについて悩んでますかねっていうふうに、フロイトさんが精神科医として、この言葉を解釈して患者の語りを促進していく。
その結果として、何で不安だったのか分かった気がしますっていうことで、不安が解消されるような関わりを精神分析療法というふうに言っているようですね。
これかなり技術とか精神科医側の解釈の幅とか経験が必要そうだなって、この本を読んでても思ったんですけども、
図解心理学用語大全という参考図書を見ながらやってますけども、すごく入門書的な役割なので、精神分析療法の自由連想法の具体的な問いかけみたいなところまでは触れられてないんですけども、
かなりここは患者の言っていることに対するケーススタディみたいなことを精神科医としては深めていないと不安が解消されるところに至らないんじゃないかななんて感じましたね。
もう一つが夢判断ですね。夢判断も同じようにですね、夢の内容をフロイトさんが聞いて、
それってこういう意味があるんですよっていうふうに解釈を精神科医がして、それで患者が無意識に気づいていくということですね。
例えば、空を飛ぶ夢を見ましたって言ってくる患者さんに対してフロイトさんが、これ空を飛びたいっていうことはどういう自我の抑圧の結果なんだろうと。
前回S・自我・超自我っていう概念をお話しました。自我っていうのがですね、Sっていうこの欲動を抑圧しているっていう構造なんですよね。
ただ夢はですね、抑圧されているこの無意識のところが浮かび上がってくる。
睡眠によってこの抑圧が低下して、自我にSが混ざり合ってきて夢になってくるみたいな構造だそうなので、
この夢を分析することで抑圧された欲動を分析できるんじゃないかって考えたのが夢判断なんですね。
例えば、この空を飛んでいる夢を見ましたと言っている患者さんがどんな欲動を抑圧しているのかというと、