親の発達特性を理解する
ようこそ、自己理解を深める心理学ラジオへ。このポッドキャストは、個性の裏表を認めて味わう人を増やすために、
株式会社自己理解で自己理解コーチとして活動する配信者が、人やクライアントの自己理解を深めるべく探求し始めた心理学をテーマにお話をする番組です。
テーマに興味のある方や、同じく対人支援をされている方、自己理解を深めたいと感じている方の参考になれば幸いです。
はい、今日はですね番外編として、子育てをはじめてわかる親子の発達特性と苦労ということで、配信者の日常の中での出来事について自己理解を深める視点で築きがあったお話をお話してみたいなと思います。
ゴールデンウィークということで、両親が今暮らしている京都に遊びに行きまして、ランチを食べて少し家でお茶をする時間があったんですね。
その時に、かねてからちょっと父親と話したいなと思っていたことがあって、母親や妻、子供とは別の空間で、1対1で父親と対話する時間が持てました。
どんなお話をしたかったかというと、妻と私は全く違うタイプの人間で、発達の個性みたいなところも結構違っているんです。
私は発達障害の中でも自閉スペクトラム症、ASDと呼ばれるような傾向があるというのが、自己診断の範囲ですけれども、わかっていて、妻と私の中での共通認識になっています。
そんな中でね、父親もそういえば、過去自分のことをアスペルガラみたいなことを言っていたことがあったなということを思い出したんです。
かつ父親も子育ての中で難しい時期があって、少し情緒が不安定になっていたような時期もありました。
そこで私が影響を受けてきたこととか、母がすごく頑張ったというか、大変な状況も乗り越えてきたという経緯がありました。
そんな父親にも子育ての中の苦労とか葛藤みたいなことがあったんじゃないかなとか、通常のコミュニケーションではなかなか出てこないような考えがあったのかななんていうことをちょっと気になり始めて、
あるコーチとのワンワンでも、もしかしたらそこを未召喚ところが残っているんじゃないですかっていうことを言っていただいて、ちょっと腰を据えてお話してみようということで、お話の時間を作ってもらいました。
今日はその対話の中、30分も話していないと思うんですけども、20分強くらいですかね、すごく貴重な時間でしたし、色々感じたこともあったので、そのことを感性の範囲でここでお話してみようと思って収録をしています。
まずは対話をする前と後で、何か大きく私の中で変わったことというか違ったことがあったとしたら、みたいな観点からちょっと考えてみたいなと思うんですけども、
そうですね、子としての当事者としての視点からフラットな利き手として、主人公が自分ではなくて父親という視点で話を聞けたので、子供の頃私は父親をすごく尊敬していたんですね。
それは自営業をやって、自分が社長として大黒柱として稼いでくれて、自分が養ってくれているということがありましたし、その裏で自営業ですから不安定な時期もあっただろうなというふうに子供ながら思っていたんですね。
そんなことに対する感謝とか尊敬の念をあった一方で、やっぱり感情が不安定な時期とか、特にタバコをやめた時期があったんですけども、そういったタイミングが特に激しかったなということもあって、荒れた時期が続いていたんですね。
そんなところに対する恐怖、尊敬と恐怖が同居するような印象を持っていたんですけども、それはやっぱり自分を主人公にしてみた時の感覚ですよね。
今日は主人公がどちらかというと父親だったので、一言で言うとこの人も大変だったんだなとか、自分の行動とか特性に対して向き合ってきたんだなとか、だからこそ頑張れたとか、自営業者としていち早く波に乗れたこともあったし、攻めることがある意味できて、今の父親があるんだなと。
今父親は大学で教える仕事、それは特定の科目というよりは経営みたいなところを教える、ざっくり言うとそういう仕事をしていて、そこをなぜ教えることができているかというと、自分が過去にインターネットの立ち上がってきた時期に大変ながらも頑張ってくらいついていった、チャレンジしていった経験があるからこそ、今こうやってお仕事が今もできているというところを知ることができて、
もうちょっと大きな目で自分に対する関わりとか家族の中での出来事を見ることができたなという感覚がありました。
子としての自分だけを見ると、ライフ、ワークの中で言うとライフにしか焦点が当たらないですよね。父親はワークを外の世界でやってきていて、内側の世界のライフしか子どもからは見えないわけで、そんなことを感じましたね。
あとは父親の発達特性として、私のASD傾向というのは父親譲り人のところがあって、そういった自閉スペクトラム傾向もあるし、一方で父親はADHD、注意欠乗多動症みたいな、いろんなところに注意が向いたり、ある意味興味のあることに早く動いて飛びつける、いろんなものに興味を持ってチャレンジできるみたいなことの裏返しでもあるんですけれども、
そういった衝動性みたいなところがあるということも話の中で明らかになってきて、当然そういった診断を受けていないんですけれども、いろんなグレーゾーンの中に生きていると。
そんな中で父親の中でも特に20代ですね、海外で働いていた時期があったんですが、そんな時にはすごく過動がゆえに飛び出っていったんだが、すごく苦労した経験もあって、ストレスもそれなりに受けていた。
ちょっと精神が不安定になった時もあったということを語っていて、彼なりの生きづらさというか、波みたいなものを聞かせてもらう中で感じることができました。
親の苦労とその乗り越え方
また私が生まれてから、私一人っ子なんですけど、子供ができてからは専業主婦である母親と、ある意味分業でライフとワークをうまく切り分けながら、父親は自分の特性も活かしながらワークをすごく渡り歩いていて、母親はライフの部分を全般的になって分業していて助け合っていたり、
そんな中での共通の関心事として、子である私の進学先とか教育方針みたいなところは対話をしていたというところを聞いて、私と妻も今常々感じているんですけど、子若すがいだなというか、子供っていうのは本当に尊いもので、子を持つ親の気持ちが今になって分かるなというところをすごく感じていましたね。
あとは妻と共通した特性も父親は持っていたりして、私と妻は全然違うタイプなんですけど、どちらの特性も持ち合わせているような父親が私の中の象として立ち上がってきたりして、人間って面白いなというか、表の裏返しで裏がやっぱりありますけど、少し対人関係で苦労するところがある、その裏返しとして何か特別な才能があるとか、
対人関係の苦労とか葛藤を父親なりに乗り越える術みたいなこともあるということを聞かせてもらいました。
例えば、自分が相手のこと嫌になると結構攻撃性が出てしまうということを言っていて、そうならないようにするために先回りして相手のいいところを見つけたり、好きなところを褒めるみたいなことを対人関係としてやっているから、仕事仲間の評判としては社交的で、
なんでそんなポジティブに振る舞えるんですか?というふうに言われるということを教えてくれたんですね。これってすごく本人の中ではそうではないけれども、生き抜く知恵として努力して考えて実践していることでもあったりするので、それが外から見たときにそういうふうに捉えられている、イコール機能しているわけですよね。
これって結構すごいことだと思っていて、自分の特性をしっかりと理解しながら、うまくカバーするための振舞い方とかやり方みたいなことを生きていく中で身につけていったんだなというところは、すごく人生の先輩として参考になったなということを感じました。
ちょっとね、今日起こったことをとりとめもなく話しているのでまとまりはないんですけれども、やっぱり自分が子育てを初めてわかる親の苦労とか、親と子で共通している特性からくる大変さみたいなことも、父親がどうやってそれを乗り越えようとしていたのか、もしくは乗り越えられていなかったのかみたいなことを知るということは、すごく自分に指を向けることにもなるし、
一つの生き方のモデルといったからといって全てが同じであるわけではないし、全てが私が真似できることではないんですけれども、こういう生き方もあるんだなとか、実は裏側にはこういう葛藤があったんだなということを知れるだけでも、すごくいい時間だったなというふうに思いました。
はい、すごく個人的なことでしたけれども、こんな番外編を聞いていただいた方がいらっしゃれば、ここまで聞いていただいてありがとうございました。また次の放送でお会いしましょう。さよなら。