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2025-03-21 32:16

#37 ゲスト回18弾 武田真彦さん(前編):ともに奏でるラジオ

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京都を中心にジャムセッション的に活動(協奏)しているゲストをお招きしてお届けしている「ともに奏でるラジオ」。
第18回のゲストは、京都在住のアーティスト、武田真彦さんです。

武田さんとは先日ジャムセッションズのメンバーも参加したかもがわダイアログでご一緒しました。かもがわミュージックを作るプロジェクトに音楽プロデューサーとして関わっていらっしゃった武田さんに、いろいろとお話を伺いました。

前編では、武田さんのこれまでのキャリアについてお伺いしました。まさにふらふら人材!なキャリアを歩まれてきた武田さん。

必ずしも得意で好きな仕事を選んできたわけではないという武田さんのお話は、これから社会に出る学生さんにもぜひ聞いていただきたい内容になっています。

「ともに奏でるラジオ」、今回も是非お聴きください!!

■武田さんのインスタ
↓↓
https://www.instagram.com/masahikotakeda?igsh=NWx0dXR2NWlwenVs&utm_source=qr
■武田さんが関わっている直近のイベント
・うめきたのイベント「YOSETE UMEKITA」
3月27日(木)- Wound & Ground に出演します。
https://www.instagram.com/yoseteumekita?igsh=YzJtcWM3dnJyaWxw
・ヴィラ九条山でのパフォーマンス
4月14日(月)Body & Matter に出演します。
https://www.instagram.com/villa_kujoyama?igsh=bTNkdHppMmpjcWd0
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ともに奏でるラジオは、毎週金曜日(たまに水曜日)に更新しています。
次回の更新を、どうぞお楽しみに✨

◈株式会社ジャムセッションズ(Jam Sessionz)
VISION:誰もが有機的につながり、協奏が生まれ続ける世界をつくる
https://jam-sessionz.com/

サマリー

今回のエピソードには、武田真彦さんがゲストとして出演し、京都でのアート活動や音楽制作について語ります。彼は鴨川ダイアログというイベントで出会ったアーティストで、伝統工芸とのコラボレーションを通じて自らの作品を制作しています。武田真彦さんは自身の仕事やキャリアについて話し、彼の多様な経歴がどのように影響を与えているのかを探ります。経験から得た教訓や自己成長を振り返る姿勢が印象的です。このエピソードでは、彼が京都での仕事の意義やコミュニティとの繋がりについても言及します。また、鴨川ミュージックプロジェクトの特徴や即興演奏の神話性についても触れています。

番組の紹介とゲストの紹介
みなさんこんにちは。Jam Sessionzのしょうです。
けいたです。
ともに奏でるラジオ、この番組は、株式会社Jam Sessionzが、即興演奏から生まれる協奏をテーマに、チームメンバーや様々なゲストと共に対話を繰り広げる、そんな番組です。
はい、ということで、今回も始まりました、ともに奏でるラジオなんですけれども、
今日はけいたさんと私河村しょうでお届けしたいなというふうに思っておりますが、
最近、けいたさんとも、そうじゃなくてもなんですけど、いろんな企業さんだったりとか、面白い取り組みされている方のインタビューというかヒアリングをする機会が多くて、
ラジオの収録で喋っているのか、それともインタビューで喋っているのか、ちょっとよくわかんないなというふうに思っているんですけど、そうじゃないですか。
いや、もうめっちゃわかりますね。今これ、このインタビューはラジオだったっけってたまに混乱するときがあるので、
でもそれぐらい面白い活動をしている人と話す機会があって、いいですよね。充実しますよね。
インタビューの方は、表に出せないものとかもあるんで、全ての方にお見せすることってできないんですけど、
我々の気持ちとしては全部、ともに奏でるラジオで流しちゃったらいいんじゃないかと思うぐらい面白い会話になっておりまして、
今日も何件かインタビューがあって、そのうちの一つが、今日のゲストとのともに奏でるラジオの収録ということになっております。
武田真彦さんの活動
今回のゲストは、先日Jam Sessionzもお邪魔したイベント、かもがわダイアログでしたっけ。
かもがわダイアログというイベントでご一緒した方になっておりまして、
そのイベントの様子だったりとか、テーマだったりとかについても、またこの後お話でるかなというふうに思うんですけども、
実際お会いして、その後ラジオ出てくださいということでご開拓いただいたので、今日のこの収録に臨んでおります。
ということなので、早速ゲストをお呼びしてですね、セッションに入っていこうかなというふうに思っております。
本日のゲストなんですけれども、京都在住のアーティストでいらっしゃいます武田真彦さんになります。
武田さん、こんばんは。
こんばんは、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
改めて先日の鴨川ダイアログでは大変お世話になりました。ありがとうございました。
ありがとうございます。楽しかったですね。
楽しかったですね。
武田さんとはその時に初めてお会いしたんですけれども、今回もアーティストというふうに呼ばせていただいたんですけど、
本当にアーティストの雰囲気をオーラを出している方になって、僕は勝手に思ったんですけど。
そうですか。
京都さん、あの時初めて会ったんじゃなかったですか。
その前に一回オンラインで鴨川ダイアログの打ち合わせでお会いさせていただいた時が初めて。
そうです。
そうそう、オノリーがぜひ話してって言うので、紹介いただいて。
そうですよね。
モニカルアニメラジオ、以前ゲストとして出ていただいた京都市のオノリーさんからのご紹介がようやく実現したという形になっております。
ということでですね、武田さん、まず初めて武田さんのことをお知りになるリスナーの方もいらっしゃると思うので、
簡単にですね、自己紹介というかどういう活動をされているかというところをご紹介いただくところからですね、スタートしようかなというふうに思いますので、よろしくお願いします。
はい、武田雅彦です。
京都出身で、今も京都でずっと活動していて、もともとは活動自体は音楽の制作、バンドとかから始めて、学生の頃バンドを始めて、そこからずっと一人になってもずっと音の制作を中心に作品を制作を続けております。
出身が西陣の方なんですけど、実家がおじいちゃんおばあちゃんの代わりで西陣織りをやっていまして、西陣織りの織り屋をやっていて、
それを僕は継ぐことができなかったんですけど、要は平成入った頃には大葉を畳んでしまって、おじいちゃんおばあちゃんにものづくりの仕事をやりたいんだって相談しても、こういう業界には絶対に入るなと言われて、
継ぐことができなかったので、そういう思いも少しありながら、音楽の制作はずっと続けていた中で、きっかけとしては実家のことをついでいかないといけないみたいな、
昔の工場が残っていたり、昔作ってた織物とかが残っていたので、それをどういうふうにしていくかみたいなところを考えないといけないタイミングになったときに、
これ自身を自分のアーティストとしての制作に反映させながら、新しい継ぎ方、要は継ぐことができなかった自分がどういう形で継承するとか伝統的なものを語っていくかみたいなところ、
そういうところを自分の制作のテーマにその時期からしまして、そこから自分の実家の織物を使った作品を制作したりだとか、そこからいろいろと発展していって、
京都の他の伝統工芸の職人さんと一緒に作品制作という形でコラボレーションをしたりだとか、そういった形で京都で細々と制作をしているものです。
ありがとうございます。私の中だと音楽アーティストというイメージが強いんですけど、音楽をやりながらもそれだけではなくて、いろいろな分野での制作活動に携わっていらっしゃるということなんですよね。
そうですね。本当に普通にクラブとかライブハウスとかでライブパフォーマンスとかDJとかそういうことをすることもあれば、最近だったらよく、例えば現代美術家の方とかの展示空間の音を一緒に制作したりだとか、
ホテルさんとかお店を持たれている方の空間にどういう音をつけるかみたいなところの制作をしたりだとか、そういうところで個人でも制作したりパフォーマンスしたりすることも多いんですけれども、結構コラボレーションが多いなとは思っています。
ありがとうございます。働き家としては個人事業主として活動をしているけれども、いろんな会社だったりとかいろんな組織とのコラボをしているというイメージですかね。
経歴と働き方
そうですね。所属しているのは株式会社マーガザンという京都の小さい企画会社で働いているんですけれども、そこ自体は文化的な事業というものをビジネスとかにつなげていったりだとか、小さい形で何かを始めるみたいなきっかけ作りみたいなのが会社ではすごく大事にしている考え方で、
そこのプロジェクトマネージャーであったりだとか、制作のディレクターとかそういった形で会社では働いているという感じですね。それが週の3日4日ぐらいあって、残りは全部個人事業主でアーティストとして制作しているという感じです。
なるほど。そういう働き方はまさにJam Sessionzのメンバーも、私自身もそうですし、他のメンバーもそういう働き方をしているんですけど、もともと大学の時にバンドやってたっておっしゃってたんですけど、学生時代から社外人になるにあたってずっとそういう働き方をされてるんですか?それとも一つの組織ってフルコミットで働いてた時期とかもあるんですか?
そういう時期もありましたね。でも、なんかキャリアは多分変やと思うんですけど、大学卒業してから就職とかあんまりちょっとイメージが湧かなくて、大学卒業して1年間海外、いいですね、あまり目的もなく何かがあるのかもしれないと思って。
1年間ヨーロッパに、ヨーロッパをふらふらお金のない生活を続けて、そこから1年経って日本に帰ってきて、最初に働いたのがクラブメトロっていう京都の古い。
有名ですよね。
そう、メトロっていうクラブでのスタッフとして働き始めた。
そこで3年ぐらい、普通にスタッフとして日々の運営をしながら、自分で企画を打って音楽イベントをやったりみたいなのが、最初の企画としての仕事というか、そういう形でキャリアを始まったという感じですね。
そこから徐々に音楽活動もしつつ、他の活動にも展開をされていきつつ、その活動としても一つの所属組織じゃなくて、独立して今の活動につながっているみたいな感じですか。
点々としましたね。メトロで働いた後は奈良市の月ヶ瀬っていうところに。
月ヶ瀬、はい。
ご存知ですか。
はい、知ってます。
あそこで、その時地域おこし協力隊というのが始まったばっかりなんですよ。
それで面白そうだなと思って、京都で音楽活動をしていて、そこにも届くような場所で地域おこし協力隊の仕事をしてみたいなと思ったんで、月ヶ瀬というところで3年間働いてましたね。
そこは今、観光もすごく有名なんですよ。運命の季節になったら、日本で一番古い名勝地区というか、観光の地区だったかなと思います。
そこがお茶も有名で、そこでお茶の畑手伝ったりとか、地域のPRイベント一緒に企画したりだとか、地域のウェブサイト作ったりとか、そういうことをやって3年間過ごして、
ゼロから起こしていくような企画が多かったので、ぼんやりと次も企画するところで働いてみたいなと思っていたので、人生で初めてそういう登録をしたんですよ。
お茶の畑の地域で、地域の伝承サイトとかいわゆるガッチリ就職する。そこで通ったのが野村工芸社っていう空間施工の会社で、古くは前の大阪万博の太陽堂とかファビリオンとか作った会社ですね。
そこで空間にまつわる企画のプランニングの仕事のプランナーとして3年ぐらい働いてたっていうのが、前の職歴になりますね。
コロナになって地元に帰っていこうかなというので、大阪から京都に帰ってきて、今のマガザンという会社で働いているみたいな、そんな感じです。
武田さんのキャリアの歩み
いやいや、すごい就職数をせずにイギリスに行ったっていう、すごいアーティストっぽいなっていうところも感じたり、今の話を挽回しているとまさに、今京都で私もちょっと流行らせていこうと思っているフラフラ人材、典型的なフラフラ人材なんじゃないかなというふうに思って聞いてましたけれども。
本当そうですね。
今、いろいろ所属に変わっていかれたってことなんですが、その中に共通点とかってあったりするんですか?その時の感覚みたいな感じですか?
うーんと、そうですね。
共通点。
なんかあまり、自分が実感の湧く仕事みたいな。
なんか、やっぱこうやってる時にね、なんか、ああ、なんかやってんなーみたいな、こう生きてんなーみたいな。
なんかそういう感覚は何か求めてる感はもしかしたらあるかもしれない。
前職は本当に、経験として大きい会社で一回働いてみるっていうのが、20代後半から30代にかけて、何か今がチャンスかなと思って行ってみたってなるんですけど、やっぱり規模感がすごく大きいし、
なんか働き方もどうしてもこう大きい企業なんで、なんかこう会の利く仕組みみたいなものももちろんあるから、自分がいなければこれはみたいな状況みたいなのがあったりなかったりだったんですけど、
まあそのならで仕事をしたりとか、それこそメトロで比較している時もそうでしたし、なんか自分が最初から最後まで、なんかどんな形でも何か始めて何かやり切るみたいな、そういう小さな積み重ねみたいなのが自分にとっては、
なんかすごく楽しいのかなっていうのがあったので、なんかそういうのは今の会社は特にそういう仕事ですね、なんか大きい仕事もあれば小さい仕事もあるんですけど、やっぱり自分がしっかりと伴奏して何か少しでも前に進んだりとか、少しでも何かが作れるようなことを一緒にやるみたいな行為っていうのがやっぱりやってて、
面白いなと思うので、そういう共通点はあったかもしれないですね。
得意と好きの違い
なるほど。
なんかね、今経歴をお話しいただく中で、ご自身では何かちょっと変わったというか、何だろう、関連性が一気通過してないみたいな表現でおっしゃってたと思うんですけど、
でもなんか、私自身もそうなんですけど、やってる時はそんなに関連性がなかったりとか、なんかフラフラしてるようだけど、後から考えるとこの経験とこの経験とこの経験が繋がって今の仕事と繋がってるのかとかって、実感することって私自身はあるんですけど、武田さん自身も多分そういうことってたくさんあるんじゃないかなと思うんですけど、どうですか?
ものすごくあるんですね。
なんか、今やってる仕事ってあの経験があったから、今こうやって判断できてるんだとか、こんなアイデアが出るんだみたいになって、年重ねれば重ねるほどある気がして、年重ねるのも悪くないなってすごい思いますね。
しかもその、例えば10年前とか働いてる時に、今10年後の自分がそんな仕事してるとか思ってないだろうし、かつ多分それを目指してやっても多分そこにたどり着いてないだろうから、なんかそういう意味で言うと、フラフラしてることって悪いことではないなと最近自分に言い聞かしてるんですけど。
そう、自分に言い聞かせつつ、ちょっとフラフラ人材をもっと広げようという風に思っているので。
なんかね、自分を気持ちよく騙していく感じはあるんですかね、どんな仕事って。
いや、そうですよね。今のお話をお伺いしてて、ちなみに全然関係ないですけど、私大学とかでキャリアの授業を担当してて、こういうフラフラしてても最終的に自分でやりたいことをやってるとかっていう具体的な事例として紹介したいぐらいだなという風に思ってて、
ちょっと4月から始まる授業ではこのラジオ聴けっていう風に言おうかなと思いました。
リポーターになれるようにちょっとね。発言気付かないといけない。
なんか不安に思っている、キャリアについて不安に思っている学生さんとか多いんで、もちろんその自分が体験するときはちょっとした不安はあると思うんですけど、この後自分はどういう人生を歩んでいくだろうみたいな不安とか多分武田さんはあったのかもしれないなと思いつつ、でもなんか大丈夫だよっていう事例として武田さんのお話を紹介したいなと今聞いてて思いました。
なんか自分がなんかいろんな人の話聞いてたりとか同じ業種の人とかと話して思うのはみんなある程度やっぱ好き好きやからみたいなとかがあると思うんですよね。
でも好きなことを仕事にしていくみたいなのがなんか言葉としてもあると思うんですけど、僕結構なんかそういう感覚が全くなくて今までの人生。
音楽も友達に誘われたから始めたんですけど、初めてズルズルやってるんですけど、なんかあまり好きじゃなかったんです。
今もそこまでめっちゃ音楽が好きみたいな感じではなくて、なんかそのプロセスとか考え方を新しく自由に作っていけるみたいな行動は好きなんですけど、
なんか音楽も嫌いだったし企画とかもやったことなくて、なんか泥臭いじゃないですか。自分でやってたら。だからなんかすごい苦手なことも多いし、
自分が今、企画とかの仕事に関わりながら音楽の制作もしてて、作品も作ってみたいな。僕絵とか描けないし、僕ね、その成績が高校までほぼオールゴやったんですけど、
唯一単位が、成績が低かったのが音楽なんです。音楽と美術なんです。評価的には全然できてなかったですね。
なんとなく大学も行って、その中で、大学だし、いろんなやりたいこととか興味あることとかないことも含めて、いろいろやってた結果、何を一番続けてるかっていうと、自分が一番苦手なことなんですよ。
自分が一番苦手な何か、何か企画を考えたりだとか、それに当たる事務だとか、あとは表現することとか、伝えられることとかってすごい苦手なことなんですけど、それが今の自分の仕事になってるっていう、こんな人もいるよっていうのは確かに伝えたい部分ではあります。
面白いですね。
それはどういう背景から、残っていくものには残る理由もあったりするじゃないですか、そのやっていくこととして。どういう背景で、結果的に苦手なものが残ってるってことだと思うんですけど、あるんですか、背景。
多分ですけど、いろいろやってきた中で、音楽とか作ることとか企画だけ明確に答えがないじゃないですか。だから毎回作ったとしても、うわ、やり切ったみたいな感覚がないんですよ。やばい、すごいできたみたいな感覚なくて、どれも何かまだいけそうな気するけどわからへんみたいな状態。
続いてるから、やり続けるしかないです。
なるほど。
これは面白いですね。
面白いですね。
本当にキャリアの世界で好きなことを見つけなさいとか、自分の得意なことを見つけてとかって言うんですけど、それができてる人も中にいるんだけど、本当にそれだけが幸せなことなのかとか、自分のキャリアとして最適なのかってわかんないなっていうふうに常々思ってまして。
今の武田さんの話とかを聞いてても、音楽とか芸術とかデザインとか、そのレベルで言うと別にそんなに好きでも嫌いでもないとか得意でもないって話なんだけど、
それの本質を見ていくと自分がやったらやりたいことだったりとか、自分がついついやっちゃうことっていうのの本質が含まれてて、だからそれを抽出していくと自分が続けていきたいことっていうのが見つかるんじゃないかなと思ってて。
表彰だけで判断しない方がいいだろうなっていうのは、今お話をお伺いしてて改めて感じたところではありますね。
判断基準と人間関係
そうですね。今日も同僚と話してたんですけど、好きと得意って違うじゃないですか。そこをちょっと混同するから、例えばこういうプロジェクトが来ましたって時に、私はこれあんま好きじゃないみたいな。
こういうのは好きじゃないってなったとしても、それが嫌いだからといってその人がそのプロジェクトに役に立たないということではなくて、その人が持っている能力があるからそのプロジェクトが動くみたいなんて必ずあると思うし、むしろこのプロジェクトのこの感じ好きじゃないみたいな視点って、
こういうのはめっちゃ好きなんですって考えてる人よりも、いろんな視点が多様的に入ってくるから、やることによっちゃそういう人がプロジェクトに入ることがすごくいいみたいな状況も来るんかなって思ったっていうのが今日また回りました。
確かにそういう人の方が少しメタっぽく見てたりしますもんね。こう一箇所ガッと見るっていうより、若干引いて俯瞰で物事を見てるタイプだったりしますもんね。
だから嫌いなことっていうのもその人の特徴というか、すごいポジティブな要因として入ってくるんじゃないかなって思うようになってきましたね。
確かに好きなことだけやって生きていくと偏っていくというか、視点も狭くなっていくだろうし、好き嫌いだけで判断してしまうとちょっともったいないなという感じがしますよね。
ちなみになんですけど、武田さんがお仕事を選ぶというか、やるやらないとか、これやってみようって判断するときの判断基準っていうのはやっぱり好き嫌いじゃないとなると、どういうところで判断されるのかなっていうのは逆にちょっと気になったんですけど。
人間やと思います。
なるほど。誰とやるかっていうことですか?
誰とやるかによって、そういうのが多いし、逆に全然知らない人というか、繋がりのない人から話が、これ最近ないですけど、昔とかはね、例えば東京から何かを見てきましたみたいな、全然周りと接点のない人から話があったときが、
あまり気持ちよく仕事でできなかった記憶があったりとかしたので、
そうですね、あまり最初からそういう目で選ばないようにはしますけれども、
京都での仕事の意義
でも、すごく大事にしているのは、その人の感じというか、雰囲気というか、どんな言葉を話されるかとか、どんな考えでおられるかとか、そういうことかなと思いますね。
なるほど。
それまた、仕事が好き嫌いとか得意、不得意とはまた別の視点ですよね。
そうですね。
別の、もちろんお金とかもあるだろうし、いろいろあるかもしれないですけど、
一番気持ちよいなと思う瞬間って、その人が喜んだりとか、
基本的にはそんなすごいシンプルなことかなとは、今質問されるまで全然考えてもなかったですけど、確かにそんな感じな気がしますね。
そういう意味で言うと、京都という場所を中心にお仕事されていると思うんですけど、
京都でお仕事をする意味だったりとか、仕事しやすさみたいなのに繋がってくるのかなという話を持っていまして、
京都は紹介文化とかね、一元さんお断りみたいなことを言われたりとかしますけど、そういう面ももしかしたらあるのかもしれないですけど、
でもやっぱり繋がりの中でお仕事だったりとか、プロジェクトが自然に始まるみたいなところって、
起きやすい場所なんじゃないかなというふうに思うんですけど、
それって京都で働かれている武田さん、実感されたりとかします?
そうですね、それはすごく感じますね。
一、アーティストとしても、紹介文化っていうよりは、やっぱりコミュニティが小さいし狭いんで、
という分では、距離感はまず、単純に京都市とか、そのスケールで見るとすごく繋がりやすいかなっていうのはあるし、
実家の西陣折の文脈で言うと、文行生というかいろんなスペシャリストというか、いろんなことに長けている人が本当にたくさんいるんですね。
それが音楽的なことに関してもそうですし、音楽っていうジャンルをもちろん超えて、
芸術とかものづくりとか、そういう形で幅広い方々と出会いやすいっていう特徴かなとは思いますね。
なので、一緒に制作したりする機会が多いっていうのも、自分としてはこの土地があるから、そういう動き方ができているのかなとは思いますし、
マインドさえ開けて素直に話していったら、会う人に会うというか、流れるところを流してもらえるみたいな、そういう感じはありますよね。
おそらくこの後お話をしていく鴨川ミュージックのお話も、そういう繋がりの中から生まれてきたプロジェクトなのかなというふうに思いますし、
まさに鴨川ミュージックのプロジェクトって、協力して奏でるの協奏だったりとか、即興演奏みたいなところにすごく神話性の高いプロジェクトなんじゃないかなとは思っているので、
後半は武田さんも関わってくださった鴨川ミュージックの話とか、協奏についてちょっと深く聞いていきたいなというふうに思うんですけど、あっという間に30分ぐらい経っちゃったんで、一旦ここでチャプターを切って、次のチャプターから後半戦に入っていきたいなと思っておりますので、ここで一旦切らせていただきます。
鴨川ミュージックのプロジェクト
後半戦もぜひお聴きください。ありがとうございます。
ありがとうございます。
すごい良い流れで。
面白い。
面白い。
楽しい。
楽しい。
本当にちょっとこれ学生に聞かせようかなと思うんですけど。
ほんま学生、いいね、これ聞くの。
武田さんだけじゃなくて、いろんな京都の面白い人を取り上げているこの共に奏でるラジオをみんな聴けって、勝手に。
言いたくなる。
公私権限で言おうかなと思うんですけど。
いいね。
これを聞くとみんな楽しく、かつ京都で働きたいなと思ってくれるかもしれないので、ちょっと推薦しておこうかなと思います。
ということで、後半戦は鴨川ミュージックの話を中心に協奏みたいな話もできればなと思いますので、引き続きよろしくお願いしますということで、後半戦に入っていきたいなと思います。
ありがとうございます。
32:16

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