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2025-04-04 42:00

Vol.287 岩室温泉から広がる地域活性—プロジェクトマネージャー小倉壮平さんインタビュー:敬和キャンパスレポ 20250404

4/4の敬和キャンパスレポは、岩室温泉を拠点に、食用菊りゅうのひげ、いわむロックなどで、プロジェクトマネージャーとしてお仕事をされている小倉壮平さんにお話を伺いました。

岩室温泉を中心に、新潟市西蒲区の観光情報を発信する施設「いわむろや」の館長も経験された小倉さんですが、ご出身は東京。岩室に拠点を構えてお仕事をしようと思ったきっかけは何だったのでしょうか?

地域の活性化、まちづくりということも意識されているそうですが、これから社会課題の解決に動きたい、と思っている学生に向けてのアドバイスもいただきました。

MCは富田、押見。今回はエフエムしばたで放送した内容に加えて、泣く泣くカットしたお話も入れたロングバージョンでお届けします。

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サマリー

本エピソードでは、岩室温泉を拠点に活動するプロジェクトマネージャーの小倉壮平さんへのインタビューを通じて、地域活性化について語られます。彼はアートプロジェクトへの参加や、食用技術「龍のひげ」の開発など、さまざまな活動を通じて地域の魅力を引き出し、広める取り組みを行っています。小倉さんは、岩室ロックという無料の野外音楽フェスや、デザイン思考を通じた問題解決の重要性についても述べ、社会課題にどのように向き合うかについての考えを共有しています。また、自身の経験を通じて地域の人々とのつながりの重要性についても語ります。さらに、社会における自分探しや地域課題解決の手段としてのプロジェクトマネージメントについても触れています。小倉さんの活動や今後のイベントでは、個性を発揮できる環境づくりが目指されています。

敬和キャンパスの活動
押見天
敬和キャンパスレポ、この番組は、新発田市富塚にある敬和学園大学の大学生が、大学に関わるイベントや人、新発田のことなどをテーマにお届けします。
敬和キャンパスレポは、実践するリベラルアーツ、敬和学園大学の提供でお送りします。
みなさんこんばんは。この番組は、敬和学園大学から大学のことや、新発田、新潟のことを伝える30分番組です。
今日の進行は、国際文化学科2年、放送時には3年になっている、おしみそらと、
富田楓芽
はい、国際文化学科3年で、放送時には4年生になっている、富田富賀です。どうぞよろしくお願いします。
押見天
お願いします。
富田楓芽
今日は、東京出身で新潟市西関区、岩室温泉を拠点に活動されてきた方にインタビューをしていきたいと思います。
福島出身の僕は、あまり土地観がなくて、おしみさんは岩室温泉にはどんな印象がありますか?
押見天
そうですね。岩室温泉は土地的には八彦の近くだなっていうことで、
私の実家が柴崎なんですけど、新潟市から柴崎市からも意外と全然1時間車で行ける距離なので、
すごい良い観光スポットだなって思っています。
富田楓芽
上越より?
押見天
そうですね。上越まで行かないけど、どちらかというと中越。
ど真ん中でもないけど、真ん中あたりです。
富田楓芽
僕よく分かっていないので、あまり突っ込むのはやめとこうかなと思って。
押見天
そうですね。結構マニアックな話になってきちゃうので。
富田楓芽
はい。というわけで、今日は岩室を拠点に様々な活動を展開されているプロジェクトマネージャー小倉聡平さんにおいでいただきました。
どうぞよろしくお願いします。
押見天
はい。では私、おしみから小倉さんのプロフィールをご紹介させていただきます。
小倉聡平さんは東京都杉並区のご出身で、武蔵野美術大学造形学部建築学科に在籍中にアートサイト岩室温泉というプロジェクトに参加したのがきっかけで、岩室と関わりを持つようになり、
2010年には岩室温泉に移住し、新潟市岩室観光施設岩室屋の館場を就任されます。
その後も岩室温泉に居住しながら様々な活動を展開されていて、食用技工龍のひげ、岩室音楽フェス、市民活動支援センターなどでお仕事をされています。
SNS上のプロフィールでは、越境型のプロジェクトマネジメントを手掛けているとのことです。
富田楓芽
以上、岩室温泉のプロジェクトマネジムでお話ししました。
押見天
その時にアートサイト岩室温泉に参加されて関わりを持ったと書かれていましたが
このアートサイト岩室温泉というのはどんなイベントだったんでしょうか
はい、今東下町だと大地の芸術祭ということで有名な大きなアートイベントがありますけれども
スピーカー 2
それが始まった頃と同時期にですね岩室温泉でも当時13軒の旅館がありまして
スピーカー 3
そこのパブリックスペースに 武蔵野美術大学の学生の作品を展示して
押見天
それから美術館にしようというアートプロジェクトでした
それから岩室温泉に移住されるまでの間どのような活動をされて最終的に移住するようになったのがきっかけとかもあったんですかね
スピーカー 2
はい そのアートサイト岩室温泉に参加したのが大学1年の頃だったんですけど
その後もその1回目のイベントが成功に終わったというのもあって
押見天
地域の方から続けていこうということで
スピーカー 2
僕も大学4年間受けて開放させていただいて
その折りが続くんですけれども
その後にちょうど武蔵野美術大学の方でも
岩室温泉自体に全学科でグラウンドデザインの実験場といいますか
アートで地域の設定をしていこうというプロジェクト
教育プロジェクトが立ち上がったので
今度は大学側の職員に入って学生側を委託する立場として
2年半大学の方に行かせていただきました
地域の魅力と食用技術
スピーカー 2
それが人気が決まっていたので
スピーカー 3
1回フリーになるんですけども
スピーカー 2
岩室温泉の方ではその後できる観光施設岩室や
立ち上がるのと同時にスタッフを探しているという声をかけていただいて
移住することになりました
岩室の未来の関わり方というのをお聞きさせていただけますか
そうですね
各学科というか12学科ぐらいあるのかな
デザインもアート系も
それぞれが得意なジャンルで
教育に向かうというのがありました
例えば
デザインが得意な学科は今も残っている
街路灯のデザイン
建築学科も僕がその後行く岩室屋の基本設計に変わって
スピーカー 3
4つぐらいと考えまして
スピーカー 2
基本でいっぱいできるような学科を作っています
僕は先生たちの学生を連れていく間に立って
市側との交渉だったり
巡業するという職員スタッフとして
アシスタントスタッフとしてそこに居ました
富田楓芽
ありがとうございます
現在の活動についてなんですが
スピーカー 2
お仕事としては越境型のプロジェクトマネジメントを手掛けているとありました
富田楓芽
越境というのは様々な分野にまたがってくることですよね
プロジェクトマネジメントはプロジェクトを管理するというような意味合いかと思います
食用業、流の秘訣、岩室屋、市民活動支援センターといったキーワードがありましたので
これら様々なジャンルのプロジェクトを成功に導くお仕事というイメージではないかなと思うんですが
スピーカー 2
吉田さんは?
はい、そうですね
2010年から移住して岩室屋という場所で
班長という職務を務めさせていただいたんですけども
行った時には新しい箱で何もない状態で
この大きな道の駅のような施設が大きな箱をどうしようかなって思った時に
僕一人で動いても何もできる
この地域の魅力って何だろうと考えた時は
スピーカー 3
僕が岩室屋で携わらせていただいた色んな人たちが
ここの場所でいろんな活動ができることで埋めていきたいなと思ったんです
そうした時には
スピーカー 2
旅館の観光の人、芸術さん
スピーカー 3
旅館分野の人もいましたし
スピーカー 2
その後から出会うことになると
地域の生産者さんと一緒に何かを学ぶということが
自然と必要になっていって
それで僕自身は
スピーカー 3
専門性っていうのを基に近づかれて
スピーカー 2
それだけの色んな分野に触れなきゃいけない
どんどん関係性を広げていきたい
今もリュウのヒゲ、岩室ってこともするんですけど
スピーカー 3
リュウのヒゲっていう食用技術があるんですけど
それをプロジェクトを進めるにあたっては
スピーカー 2
農家さんと一緒に組むこと
スピーカー 3
農家さんも作ることは得意だけど
これをマネジメントしたりとか
新しくプランニングしていくとかっていうのは
そんな得意ではないので
スピーカー 2
それはじゃあ僕たちの方でやります
スピーカー 3
岩室というイベントも
最初は地域の青年部の皆さんと始めたんですけど
スピーカー 2
何でも地域の人たちが地域のためにやらなきゃいけない
すごく忙しくて大変なんです
スピーカー 3
それをちょっとずらしていくためには
スピーカー 2
岩室という場所を楽しんでくれる仲間たちを増やしていく
今では実行委員会ってことを立ち上げて
スピーカー 3
外からの人
岩室に住んでる人じゃなくて
外からの人が運営してるスタイル
押見天
なるほど
富田楓芽
このお話の聞いた
こういう話をまちづくり論の授業でしていただいて
押見天
なるほど
富田楓芽
なんか0を1にするっていうのはすごい難しいんだけど
今ある1を2にしていくのがいいよねみたいな
すごい端的に言ったですよ
押見天
そうですね
富田楓芽
確かになと思って
そういう視点ってあまりなかったし
まちづくり論っていう授業を受けていく中で
そういう新しい視点だったり
その視点をもとにした実例を見ていくっていうのが
すっごい面白くて
スピーカー 2
確かに
富田楓芽
今聞いてもまじ面白いじゃないですか
押見天
めちゃめちゃ面白かった
もう聞き入っちゃって
うんとかはいしか言ってなかった気がするんですけど
富田楓芽
あいつっちのみみたいな感じ
こういうお話を聞いて今僕はとても嬉しいです
押見天
すごいやっぱり地方ってどうしても
そうなんて言うんですかね
あるものはあるけどそれをどう広げていくとか
どう生かしていくっていう視点ではやっぱり弱いからこそ
関東圏に若者が溢れてしまったりとか現状はあると思うんですけど
いろんな魅力的な職であったり土地であったり
文化があるのを広げていくっていうお仕事なのかなっていうふうに
私はイメージを受けました
スピーカー 2
食用育の龍のひげのプロジェクトについてとかも
富田楓芽
新潟で食用育って言えば牡蠣の素ですよね
押見天
牡蠣の素ですね
富田楓芽
僕はさっき知ったんですけど
押見天
そうですねこれ結構新潟だけじゃないらしいんですけど
新潟でも有名な牡蠣の素おつまみですね
普段食用育って言えば牡蠣の素が知られていますが
普段食べているものとは異なる黄色い食用育なんですよ
でもこの貴重な育を保存しながら
なおかつ魅力を引き出そうとしているっていうプロジェクトなんですかね
スピーカー 2
そうですね
岩室屋に勤めていた時に
秋のそういう時期になると
スピーカー 3
龍のひげ黄色いおいしい菊があったんだって話を毎年聞くんですね
スピーカー 2
そこに来ているおじいちゃんおばあちゃんが
スピーカー 3
それって今ないんですかとかっていうのを
スピーカー 2
まあ尋ねている時に
いやどうだろうねみたいな
スピーカー 3
探してみましょうよって
スピーカー 2
井戸畑会議して
スピーカー 3
それで1年後か2年後かに
あったぞって言って見つけてきてくれたのが
スピーカー 2
龍のひげ黄色いおいしい菊
本当に岩室屋のすぐ後ろの畑に
双株だけ残っている
どんな菊なのかっていうところですよね
スピーカー 3
おいしかったって言われるからどんなものだろうということで
スピーカー 2
双株だった菊を
翌年大量育ててちょっと増やして
食べれるぐらいにさせていただいて
スピーカー 3
みんな農家さんに食べていただいたところ
これはおいしいね
農家さんもまたびっくりするぐらい
押見天
すごい技術
スピーカー 3
素敵な菊だったんですね
スピーカー 2
見た目は柿のもとよりもすごく細長くて
黄色くてシャキシャキした食感が特徴なんですね
菊の花の香りみたいなのが優しくて
菌がある感じ
そこにやっぱり食材としてのポテンシャルみたいなのを見つけることができて
これ何とか残したい
押見天
素敵
そんな地域の板端カエルで
こんな魅力的なものが発見できるとは実はね
スピーカー 2
しかも双株しか残っていなかったんですよ
押見天
すごいですよね
奇跡的ですねめちゃめちゃ
富田楓芽
ゼロになりかけの位置ですよ
押見天
本当に
またそれを10人も100人もできるっていうのが素敵ですね
さてではここで一曲お届けします
今日の曲はこちら
琴音君は生きていますか
長岡市出身の歌手琴音さんは
2024年9月に岩室温泉で開催された
野外音楽フェス岩室区2024にも出演されています
君は生きていますかは
2021年放送の富士テレビ系月天ドラマ
ナイトドクターのオリジナルナンバーです
それでは聴いてみましょう
スピーカー 2
琴音君は生きていますか
敬和キャンパスレポ
富田楓芽
お届けした曲は琴音君は生きていますかでした
今日の敬和キャンパスレポは
岩室ロックの紹介
富田楓芽
岩室温泉を拠点に様々な活動を展開されている
プロジェクトマネージャー小倉総平さんに
お話を伺っています
前半の曲紹介のところにも出ていたんだと思うんですけど
スピーカー 2
岩室ロックってあるじゃないですか
富田楓芽
それについてお聞きしたいなと思っておりまして
岩室ロックってどんなイベントなんでしょうか
スピーカー 3
そうですね岩室温泉の岩室屋と
スピーカー 2
僕がもともと勤めていた場所で開かれている
野外ロックフェスなんですけども
特徴的なのは無料で開催して
県内の新潟に活躍している
家庭の認知症を求めたプロジェクトで
ひとつなんか投入できな場所になったらいいなと
社民地を応援するとして出会えています
ニュージーランサー側も多分
そうですね
押見天
以前岩室ロックだと
琴音さんも出演してらっしゃったと思うんですけど
幕張の鉛筆さんも出演したことがあるってことで
スピーカー 3
そうですね
トリエモンと言ってしまったことが多いんですけども
スピーカー 2
琴音さんも弾き始めた頃に
北区ギター1本でライン行ってくるんですよね
その後にブレイクすることがあったりとか
なんかその若い人で歌ってみたい
歌う場所がまだなくて
でも本気で夢を目指したいという時に
そういう応援できる場所があることが
ひとつ
自分自身の表現とか認めてもらえれば
スピーカー 3
そういったものを開いていけると
スピーカー 2
岩室ロッセンというローカルな地域であっても
なんか希望の持てる作品ができるんじゃないかということで
今も次13回目
スピーカー 3
そう開いてます
押見天
すごい
富田楓芽
どれくらいの時間ですか?
スピーカー 3
そうですね今2日間で
スピーカー 2
大体1日3000人4000人
めっちゃでっかいですね
押見天
でっかい
スピーカー 3
入りますか?
スピーカー 2
純粋な
押見天
あ、連携だから
スピーカー 3
動いていくんですけど
スピーカー 2
ステージも3つ4つ用意していて
最近やっぱ岩室屋だけじゃなくて
隣の妹屋さんのラウンジまで行って
押見天
入ることになっています
いろんなブロックごとにやってて
そこをお客さんが回れるイメージですね
スピーカー 2
素敵です
富田楓芽
ありがとうございます
授業のお話の中では
デザインということが出てきたと思う
デザイン思考と問題解決
富田楓芽
プロフィールを拝見したときに
美術大学出身の村さんから
デザインで
富田楓芽
問題解決されていて
形の良いものを描くというか
作るというか
以前からあるデザインという
言葉の響きから来るものとは
ちょっと違うような意味合いで
スピーカー 2
受け取ったんですけど
小倉さんの日常
富田楓芽
日頃の活動の中にある
デザインということは
どのようなものなんでしょうか?
スピーカー 2
そうですね
スピーカー 3
たまたま美術大学から
こういう街づくりの方に
スピーカー 2
入っていったんですけども
デザインという言葉には
もともと形の良いものを
描くとか作るということだけじゃなくて
課題を解決するための
添付
プロセスを施行する
みたいなところに意味がある
スピーカー 3
なので僕がやっていくことも
スピーカー 2
そこに繋がっていくのかなと
アウトプットが良いものはもちろん
スピーカー 3
課題を解決する
より良くするためには
スピーカー 2
どこを直していくか
みたいなのを
スピーカー 3
デザイン的な思考で
スピーカー 2
アプローチするというのを
やっていくことになるのかなと
過程をデザインするということですかね?
押見天
そうですね
アートと比較すると
ちょっと分かりやすいかもですね
アートは自己表現だけど
デザインはどちらかというと
他者を思った
みたいな意味合いなのかなって
私も違う授業で
広告とかの授業を取ってた時に
デザインの話
概念みたいな話を聞いた時に
今の小倉さんとの
スピーカー 2
お話が繋がる部分があったので
押見天
ちょっとちらっと話してみました
スピーカー 3
形を作る時に
スピーカー 2
どこが大事なのかみたいな
スピーカー 3
アートであれば
コンセプトだったり
スピーカー 2
何を伝えたいかとか
凝縮して最後形に見せていく
押見天
ですけど
スピーカー 2
街作りとかっていったら
ちょっと見えにくいものになると
スピーカー 3
それがより良くなるためには
もしかしたらその
スピーカー 2
過程の中で
コミュニケーションが大事になるかもしれない
スピーカー 3
そういったところを
スピーカー 2
紐解いていくと
スピーカー 3
やりたいことを
スピーカー 2
どうブラッシュアップするために
何をしていくか
しかもやってもらう
みたいなことを意識して
取り組んでいるような感じです
街作りを受けているときも
富田楓芽
思ったんですけど
最後の質疑応答の時間あるじゃないですか
村さんの会がダンポツで起きて
スピーカー 2
やりたかったんですけど
押見天
めっちゃ聞いてくれるようになって思って
富田楓芽
時間もチャイム鳴ってからも
スピーカー 2
聞きに行ってるみたいな感じの
子たちがいて
大学生としては
社会課題の解決で
富田楓芽
解決の中にデザインしていくっていうのが
すごいハマったから
という質問が生まれたと思うし
大学生としても関心のあること
押見天
そうですね
新しい視点というか
気づきづらい視点ではあると思うのに
さっき前半の方でもお話ししたんですけど
0から1じゃなくて
今あるものを
また伸ばしていくっていう視点が
大学生にとっては結構感銘的な
考え方だったんだと思います
やっぱり社会課題解決っていうのは
素晴らしいことでもあるし
それこそ聞いた学生も
やってみたい
チャレンジしてみたいって思うと思うんですけど
やっぱ就活就職ってなると
チャレンジする会社といいますか
でこう生きづらいと思うんですよ
なんかちょっと
だったらちょっと民間企業に入ろうとか
でこうなることが多いのかなって
私はどちらかというと
そういうチャレンジすること好きだけど
就職ってなると迷いが出ちゃうと思うんですよ
チャレンジしたいけどでもなみたいな
富田楓芽
ちょっと程遠いことあるよね
押見天
程遠いなみたいな
自分とはちょっと違うなって
縁が遠いかもと思う学生もいると思うんですけど
どんなふうに社会課題に接近していって
今後の自分の将来のキャリアに
つなげていくイメージを持つためには
どうしたらいいんでしょうか
若者と社会課題の接点
押見天
結構アバートの質問なんですけど
スピーカー 3
すごく重要なところかなと思っています
僕たちの市民活動というセクターにおいても
若い人がどういうふうに興味を持ってくれるか
スピーカー 2
すごく大事な課題だと思うんですけど
スピーカー 3
就職と社会課題の解決みたいなことを
ちょっと両極端に置いちゃうと
スピーカー 2
やっぱり見えにくくなるかなと思うんですけど
スピーカー 3
例えばその社会課題の解決みたいなことに関して
自分の興味のあることで
スピーカー 2
自分の世界を広げられるものがあるとしたら
関わってみたくないですかと捉えてみたら
押見天
なんかいいのかなと思ってます
心がウキウキします
私はウキウキしちゃいます
スピーカー 3
やりたいことがあって
それがもしかしたら社会のためにもなるかもしれない
もっと自発的にというかモチベーションがある
それがもし生き生きした活動になるのであれば
就職の方にも絶対有利になると思う
だからそういった接点を作っていきたいなと思ってますし
従来型の課題解決というと
スピーカー 2
組織に入って決まったことをやらなきゃいけない
スピーカー 3
課題解決のためにもなるみたいなことなんですけど
もっと軽やかに得意なことを一回したいから
関わりたいということの中で
キャリアと自分のキャリア形成のために
社会に付き合っていくような手段があるんじゃないかなと思って
そこはお手伝いしていきたいなと思います
富田楓芽
好きなものを伸ばすってことは
好きなことをやっている企業さんとかに
取り捨ててみたいな感じかなと思うんですけど
好きなことをそこまで本気になるってちょっと難しいですか?
好きなものの種類があるじゃないですか
スピーカー 2
度合いというか
押見天
度合い
好きな度合い
でも実感してみないとわかんないかなって思うんですよ
もちろん好きなことは各々あると思うんですけど
今概要がわからないと確実に好きと言えないっていうか
ちょっと難しいんですけど
富田楓芽
根拠が欲しいんだよね
押見天
そうそうそう根拠が欲しい好きの
だからこそそれが根拠がわかったからこそ
好きがモチベーションにつながる
好きだけじゃなくってモチベーションにつながって
スピーカー 2
それも仕事に生かしていけるみたいな
富田楓芽
好きだから仕事にしちゃうっていうハードがちょっと高くて
好きだけど仕事にするほうじゃないなみたいな
でも自分がパラメーターとか図で表すと
そこの部分は特筆してるんだけど
ちょっと一歩踏み出さないなみたいな
スピーカー 2
っていうのが結構あると思うんですよ
押見天
好きをどうやってそこまで本気にさせていくのかな
スピーカー 3
そうですね
なんかある意味自分探しのために
押見天
社会に関わっていったらどうかなとも思いました
自分探しと地域のつながり
スピーカー 3
仕事してるとやっぱり好きなものだけじゃないし
スピーカー 2
その稼ぎ方だったり寄せ方だったり
スピーカー 3
家から近いかどうかみたいなことも重要かもしれないし
そういう中で効率のいいものを選んでもいいと思うんだけども
自分の中の何か
スピーカー 2
自分探しをしたいっていう気はずっとあると思うんで
なんかそれをいろんな場所に出て行って
探してみる
スピーカー 3
携わってみることによって
自分これは得意だった苦手だった
好きだった嫌いだったみたいなものが見えてくると
なんか面白くなる部分
これ私もっとやってみたいな
それが2年スパンとかでも3年スパンとかでもいいと思うし
将来かけてこれやりたいな
こんなに出会うかもしれないけど
なんかいろんなことをちょっとずつ関わってみるっていうのに
スピーカー 2
社会を使ってみたらいいんじゃないかなと
富田楓芽
そうですねそうなるとやっぱ一興までは行かないけど
押見天
いろんなジャンルに触れてみるっていうのも
大事なのかもしれないですね
富田楓芽
今小倉さんがおっしゃった
社会に出て自民探しをするっていう言葉は
僕の中ですごい新しい視点で
僕ちょっと心配性のところがあるんですよ
心配性だし変な完璧主義みたいなところがあるんですね
社会に対してそのゆらゆらした状態で挑むべきでもないし
固めてから行くべきだって思っちゃうんですよ
スピーカー 2
社会に対する捉え方が
富田楓芽
僕が思っている捉え方とは全然違くて
もっと手軽というか
すぐ隣に社会があるような社会活動があるようなイメージを
スピーカー 2
印象を今受けました
富田楓芽
ちょっと怖くないですか
スピーカー 3
怖かったですね
学生の時に僕も会活動行って
それこそ自分の価値観を持って飛び込んでみたんですけど
自分がどこまで通用するのかとか
どういうふうに見られるのかみたいなこととか
スピーカー 2
何かここでできてるんだろうかと思ったんですけど
スピーカー 3
自分は最初は表現したいと思って
押見天
課外活動作品を作って持って行ったりとかして
スピーカー 3
行った先でいろんな人に出会ったりとか
スピーカー 2
そこで頑張ってる人に出会った時に
スピーカー 3
なんかこの人のために
スピーカー 2
もうちょっとこういう役に立ち方あるか
スピーカー 3
ここの地域にはこういう課題があるんだ
みたいなことを知っていくわけですね
そうすると自分の最初に持ってた視点よりも
広がったところで物事をまた考え始めて
スピーカー 2
それがだんだん社会に出ることに対して
緩やかになっていくみたいなことになったので
スピーカー 3
最初から今言ったように
うまくいくよってことではないかもしれないけど
富田楓芽
きっかけがあるといいなと思いました
社会のサイズがあるのかなと思ったんですよ
押見天
社会のサイズ
富田楓芽
僕の社会って就職なんですよ
就職ってめっちゃでかいじゃないですか
一大イベントだったんですよ人生の
けど社会活動したうちに関わりに行くっていうのは
結構就職に比べたら小さいものだと思うんですよね
そこからジャブじゃないけど
慣らしていくというかレベルを上げていって
規模を上げていって自分の就職
僕は就職だけど他のでっかい社会に
挑戦していくっていうのが小さい隙を
大きいものにしていくプロセスなのかなとか
押見天
デザインなのかなって思いました
やっぱり一つの手段として捉えるのがいいのかもしれないですね
社会課題解決っていうもの
そんな固いものとか遠藤入って
こう捉えるよりかは一つの手段
就活にしろ好きを見つけるにしろ
モチベーションを見つけるにしろ
地域課題の解決と取り組み
押見天
学生には意外とその捉え方がしっくりくるのかもしれませんね
富田楓芽
今のお話はあるじゃないですか
やり方だったじゃないですか
次はやる場所についてちょっとお伺いしたいんですけど
岩村にしても新発田にしても
東京出身の小倉さんから見ると
いわゆる田舎なのかな
押見天
確かに杉並区ご出身ですもんね
シティボーイじゃないですか
富田楓芽
比べたらもう全然ですよ
今回のお話の軸で言うと
地域を活性化させたいけど
無知ではないけど
そう感じてる人は多いと思うんですよね
解決策を目指していくために大切にしていることですとか
スピーカー 2
その手法について教えていただきたいと思います
スピーカー 3
そうですね
スピーカー 2
僕は東京出身で杉並なんですけど
住宅街なんですね
スピーカー 3
隣の人も知らないし
自治会とかお祭りがあったわけじゃないので
新潟に来てから
人の繋がりにびっくりする
建築を学んでて
家を建てるってことは
スピーカー 2
やっぱその中の生活の人のことを考えて
スピーカー 3
いかなきゃいけないんですけど
どう足掻いても
スピーカー 2
僕の東京での生活の経験値では
押見天
人の営みを考えることできないと思うんです
自治体とか地域の集まりとかって
地方では結構当たり前っていうか日常的だけど
都内ってなると確かに
各家族化っていうのもありますし
あんまりお隣さんっていうお付き合いがないんですよね
スピーカー 2
やっぱり田舎というか地域ローカルの良さとしては
スピーカー 3
同じ思いを持てる背景
バックグラウンドを持つ人が隣にいて
スピーカー 2
話し合えるってことだと思うので
スピーカー 3
何か隣の人が困りごとを言ってみたら
それを何か形にできることないかなと
スピーカー 2
想像してみるとか
スピーカー 3
お菓子屋さん行った時にこんな話してた
みたいなことがある時
あれがこの課題解決に繋がるかもしれない
なんかそんな風にして
僕はヒントを探しながら
普段いるんですけど
何もないということではなくて
スピーカー 2
ある当たり前にあるものが
スピーカー 3
当たり前すぎてあるってことだけなので
当たり前の中にある価値観みたいなのを
スピーカー 2
もう一度照らせるといいかなというふうに思います
富田楓芽
当たり前を疑う的なことですよね
押見天
まあそうですね
結構多分それに関しては
これは小倉さんだからできることなのかもしれないなと
私も思って
それこそ私たちにとって
糸端会議とか
お隣の何々さんが何とかで困ってた
じゃあこうしようみたいなのって
結構日常的にあるので
それを大切って思える視点とか
それを地域の活性化に繋げられる
一つの手法だっておっしゃられるのは
東京で過ごしていた
ルーツがあるからこその素敵な視点だなっていう
逆に地方の私たちには
富田楓芽
気づきづらい視点だなってめちゃめちゃ思いました
なんか身近な人と接していって
いわゆるまとめるというか
いわゆる繋がりを作っていくことだと思うんですよ
まとめるといっても難しいことなのかなと思うし
スピーカー 2
実際サークル30人40人いたらまとめるの大変でしょ
富田楓芽
なのにそれを社会というフィールドでやっていくってなったら
より大変なんだろうなっていう
目測というか思いがあるんですけど
そこの中の考え方とかって
スピーカー 3
どういったものでやっていけばいいんでしょうか
岩室屋の時はNPO法人の職員だったので
団体をまとめるとか団体を団体として動かしていくことに対しては
プロジェクトマネージメントの視点
スピーカー 2
すごく大変だったなと思います
スピーカー 3
ただその大変さと
置いといてやりたいことっていうか
形にしていきたいものがあるわけで
そういった時にどの形だったら動きやすいかな
そこも一つ当たり前を外して
柔軟に考えてみた時に発想の転換があるんじゃないかなと思って
いろいろやってるプロジェクトはそうなんですけど
スピーカー 2
やりたい人が手を挙げてもらって一緒に動く
まずその主体性が大事
スピーカー 3
あとは規模感ですね
プロジェクトの規模感によってはもう10人でもいいし
スピーカー 2
2人からでもいいと思うんですけど
そういうふうにして形を柔軟にしていくと
入ってきた人がいつ抜けてもいいと思ってるぐらいの中で
スピーカー 3
緩やかに形を作っていくみたいなことが
スピーカー 2
一つのやり方としてあるかなと思っています
主体性と規模感
富田楓芽
やっぱり柔軟ですよね
僕がいろんなサークルに属していて
属しているサークルが30人とか40人とか多いんですけど
スピーカー 2
まとめるってなると
富田楓芽
やっぱりサークルで話すと
熱意の違いというかいろいろあるじゃないですか
そういう人のバックグラウンドもそうだし
経験も違うし
実力も違うしで
てんちゃんはダンスだし
僕もダンスしてたし
スピーカー 2
今バレーボールやってるんだけど
富田楓芽
そこでまとめるイコールもっと大きい人数
スピーカー 2
10人20人っていう意識だったけど
富田楓芽
2人からでもオッケーみたいな
っていうのがまた新しい視点なのかなと
押見天
確かに誰が抜けても大丈夫なようにっていう
結構プロジェクトマネージメントのお仕事って
そういう視点から見ないといけないっていうのもあると思うんですけども
スピーカー 2
なんかその柔軟な考えとか発想があるからこそ
押見天
あの岩室区とか
いろんな岩室温泉のこの地域活性化のお仕事が
スピーカー 2
どんどん幅が広くずっと続いているんだなって思います
そうですねはい
富田楓芽
なんかまとめるにしても
スピーカー 2
来るものを拒まず去るものまずみたいなスタンスでやっていって
富田楓芽
なんか多分やりたいって思ってるけど
もうちょっと細かく見ていくと
やりたいけどまぁいっかって思っちゃう理由を
持ってる人ってたくさんいると思うんですよ
やらないといけないって分かってるし
自分はこれが好きだけど
実際にそれは行動に映ってないと
スピーカー 2
なんかちょっと奥だなみたいな
富田楓芽
でもそういうニーズを探って
場に入れるっていうのが鍵なのかなみたいな
ちょっと思ったんですけど
スピーカー 2
そこら辺のポイントとかってあります?
ふと話してるものは聞いてるかなと思う
私ミワとかっていうのを聞くし
他の人と話してる一言って
この人これが好きなんだなこれしたいんだなって
ニーズを探るみたいなことはしてる
普段から身についちゃってるかもしれないですけど
してるような気がします
スピーカー 3
それがあればまずは一旦一緒にやってみない
スピーカー 2
みたいな出口作って
スピーカー 3
そのニーズがその人にとって本当に
その人そのものなのかっていうのは
スピーカー 2
その人自身も分かんないようなのだから
一回携わってもらう一緒にやってみる
スピーカー 3
でもしかしたらそこに根付くかもしれないし
その人は違うものの方が
もっと時間を作りたいと思うタイミングがあるかもしれない
スピーカー 2
その時までは一緒に
スピーカー 3
その中で自分探しができて
スピーカー 2
してもらえば僕は嬉しいし
スピーカー 3
そのプロジェクトがどこに行くかっていうこともそうだけど
スピーカー 2
その関わってくれた人がどうまた成長していく
みたいなことも楽しみだったりするので
スピーカー 3
そういう関わり方でいいかなと思っています
富田楓芽
アンテナを張りつつ
信号席を待つというスタンスが大事なところですね
スピーカー 2
ありがとうございます
押見天
それでは伊藤倉さん
今後の活動予定について教えていただけますでしょうか
スピーカー 2
今新潟市市民活動支援センターに
スピーカー 3
週に2日ほどいるんですけども
市民活動支援センターは新潟市とついてますけども
別に新潟市外でも市民活動に関する相談があれば
受付ができる場所になっています
ですので広く悩み事
あれば聞いていただきたいなと思いますし
今お話ししたような
一人一人が個性発揮できるような
環境づくりみたいなところを
そうしていけたらなと思っておりますので
年代問わず学生からでも
今やってるプレイヤーの方でも
スピーカー 2
ぜひ来ていただきたいなというふうに思っています
スピーカー 3
あとはMROCフェスティバルも今年やるんですけど
今後の活動とイベント
スピーカー 2
これからクラウドファンディングの準備もしていて
スピーカー 3
それこそ活動のための資金づくりみたいな課題を持ちながら
僕もプレイヤーとして取り組ませていただいているので
押見天
そういうのも見守っていただけたら嬉しいなというふうに思っています
ありがとうございます
富田楓芽
今日の平和キャンプステップは
岩室温泉を拠点に様々な活動を展開されている
プロジェクトマネージャー小倉総平さんにおいていただき
お話を伺ってきました
どうもありがとうございました
押見天
ありがとうございました
富田楓芽
さてエンディングです
岩室って今日温泉のこととかたくさんお聞きしたんですけど
温泉以外というかお勧めのものなどありましたら教えていただきたいです
スピーカー 3
そうですね
最近ですと結構ユニークなレストランが集積していて
イタリアンレストランや海石料理屋さん
スピーカー 2
そば屋さんインド料理屋さん
富田楓芽
これから中華屋さんも出展されるということで
スピーカー 2
グルメな街温泉ができるようになっています
富田楓芽
岩室ってここからどのくらいですか
押見天
ここからだと車で1時間半ぐらいですね
富田楓芽
じゃあ結構
押見天
全然行きやすいと思います
これからまた天気も良くなっていくと思うので
もちろんどんてんで有名な新潟が晴れ間を見せた時には
ぜひシーサイドを走って真っ直ぐなんで
難しくないので道も車取り立ての子でも行けるので
ぜひ行ってほしいですね
富田楓芽
はいじゃあぜひ行ってみたいと思います
はいありがとうございます
では今日の放送はこの辺で
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今日の敬和キャンパスレポ終了のお時間です
スピーカー 2
皆さんお休みなさい
富田楓芽
敬和キャンパスレポは
実践するリベラルアーツ
敬和学園大学の提供でお送りしました
42:00

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