押見天
敬和キャンパスレポ、この番組は、新発田市富塚にある敬和学園大学の大学生が、大学に関わるイベントや人、新発田のことなどをテーマにお届けします。
敬和キャンパスレポは、実践するリベラルアーツ、敬和学園大学の提供でお送りします。
みなさんこんばんは。この番組は、敬和学園大学から大学のことや、新発田、新潟のことを伝える30分番組です。
今日の進行は、国際文化学科2年、放送時には3年になっている、おしみそらと、
富田楓芽
はい、国際文化学科3年で、放送時には4年生になっている、富田富賀です。どうぞよろしくお願いします。
押見天
お願いします。
富田楓芽
今日は、東京出身で新潟市西関区、岩室温泉を拠点に活動されてきた方にインタビューをしていきたいと思います。
福島出身の僕は、あまり土地観がなくて、おしみさんは岩室温泉にはどんな印象がありますか?
押見天
そうですね。岩室温泉は土地的には八彦の近くだなっていうことで、
私の実家が柴崎なんですけど、新潟市から柴崎市からも意外と全然1時間車で行ける距離なので、
すごい良い観光スポットだなって思っています。
富田楓芽
上越より?
押見天
そうですね。上越まで行かないけど、どちらかというと中越。
ど真ん中でもないけど、真ん中あたりです。
富田楓芽
僕よく分かっていないので、あまり突っ込むのはやめとこうかなと思って。
押見天
そうですね。結構マニアックな話になってきちゃうので。
富田楓芽
はい。というわけで、今日は岩室を拠点に様々な活動を展開されているプロジェクトマネージャー小倉聡平さんにおいでいただきました。
どうぞよろしくお願いします。
押見天
はい。では私、おしみから小倉さんのプロフィールをご紹介させていただきます。
小倉聡平さんは東京都杉並区のご出身で、武蔵野美術大学造形学部建築学科に在籍中にアートサイト岩室温泉というプロジェクトに参加したのがきっかけで、岩室と関わりを持つようになり、
2010年には岩室温泉に移住し、新潟市岩室観光施設岩室屋の館場を就任されます。
その後も岩室温泉に居住しながら様々な活動を展開されていて、食用技工龍のひげ、岩室音楽フェス、市民活動支援センターなどでお仕事をされています。
SNS上のプロフィールでは、越境型のプロジェクトマネジメントを手掛けているとのことです。
富田楓芽
以上、岩室温泉のプロジェクトマネジムでお話ししました。
押見天
その時にアートサイト岩室温泉に参加されて関わりを持ったと書かれていましたが
このアートサイト岩室温泉というのはどんなイベントだったんでしょうか
はい、今東下町だと大地の芸術祭ということで有名な大きなアートイベントがありますけれども
スピーカー 2
それが始まった頃と同時期にですね岩室温泉でも当時13軒の旅館がありまして
スピーカー 3
そこのパブリックスペースに 武蔵野美術大学の学生の作品を展示して
押見天
それから美術館にしようというアートプロジェクトでした
それから岩室温泉に移住されるまでの間どのような活動をされて最終的に移住するようになったのがきっかけとかもあったんですかね
スピーカー 2
はい そのアートサイト岩室温泉に参加したのが大学1年の頃だったんですけど
その後もその1回目のイベントが成功に終わったというのもあって
押見天
地域の方から続けていこうということで
スピーカー 2
僕も大学4年間受けて開放させていただいて
その折りが続くんですけれども
その後にちょうど武蔵野美術大学の方でも
岩室温泉自体に全学科でグラウンドデザインの実験場といいますか
アートで地域の設定をしていこうというプロジェクト
教育プロジェクトが立ち上がったので
今度は大学側の職員に入って学生側を委託する立場として
2年半大学の方に行かせていただきました
スピーカー 2
それが人気が決まっていたので
スピーカー 3
1回フリーになるんですけども
スピーカー 2
岩室温泉の方ではその後できる観光施設岩室や
立ち上がるのと同時にスタッフを探しているという声をかけていただいて
移住することになりました
岩室の未来の関わり方というのをお聞きさせていただけますか
そうですね
各学科というか12学科ぐらいあるのかな
デザインもアート系も
それぞれが得意なジャンルで
教育に向かうというのがありました
例えば
デザインが得意な学科は今も残っている
街路灯のデザイン
建築学科も僕がその後行く岩室屋の基本設計に変わって
スピーカー 3
4つぐらいと考えまして
スピーカー 2
基本でいっぱいできるような学科を作っています
僕は先生たちの学生を連れていく間に立って
市側との交渉だったり
巡業するという職員スタッフとして
アシスタントスタッフとしてそこに居ました
富田楓芽
ありがとうございます
現在の活動についてなんですが
スピーカー 2
お仕事としては越境型のプロジェクトマネジメントを手掛けているとありました
富田楓芽
越境というのは様々な分野にまたがってくることですよね
プロジェクトマネジメントはプロジェクトを管理するというような意味合いかと思います
食用業、流の秘訣、岩室屋、市民活動支援センターといったキーワードがありましたので
これら様々なジャンルのプロジェクトを成功に導くお仕事というイメージではないかなと思うんですが
スピーカー 2
吉田さんは?
はい、そうですね
2010年から移住して岩室屋という場所で
班長という職務を務めさせていただいたんですけども
行った時には新しい箱で何もない状態で
この大きな道の駅のような施設が大きな箱をどうしようかなって思った時に
僕一人で動いても何もできる
この地域の魅力って何だろうと考えた時は
スピーカー 3
僕が岩室屋で携わらせていただいた色んな人たちが
ここの場所でいろんな活動ができることで埋めていきたいなと思ったんです
そうした時には
スピーカー 2
旅館の観光の人、芸術さん
スピーカー 3
旅館分野の人もいましたし
スピーカー 2
その後から出会うことになると
地域の生産者さんと一緒に何かを学ぶということが
自然と必要になっていって
それで僕自身は
スピーカー 3
専門性っていうのを基に近づかれて
スピーカー 2
それだけの色んな分野に触れなきゃいけない
どんどん関係性を広げていきたい
今もリュウのヒゲ、岩室ってこともするんですけど
スピーカー 3
リュウのヒゲっていう食用技術があるんですけど
それをプロジェクトを進めるにあたっては
スピーカー 2
農家さんと一緒に組むこと
スピーカー 3
農家さんも作ることは得意だけど
これをマネジメントしたりとか
新しくプランニングしていくとかっていうのは
そんな得意ではないので
スピーカー 2
それはじゃあ僕たちの方でやります
スピーカー 3
岩室というイベントも
最初は地域の青年部の皆さんと始めたんですけど
スピーカー 2
何でも地域の人たちが地域のためにやらなきゃいけない
すごく忙しくて大変なんです
スピーカー 3
それをちょっとずらしていくためには
スピーカー 2
岩室という場所を楽しんでくれる仲間たちを増やしていく
今では実行委員会ってことを立ち上げて
スピーカー 3
外からの人
岩室に住んでる人じゃなくて
外からの人が運営してるスタイル
押見天
なるほど
富田楓芽
このお話の聞いた
こういう話をまちづくり論の授業でしていただいて
押見天
なるほど
富田楓芽
なんか0を1にするっていうのはすごい難しいんだけど
今ある1を2にしていくのがいいよねみたいな
すごい端的に言ったですよ
押見天
そうですね
富田楓芽
確かになと思って
そういう視点ってあまりなかったし
まちづくり論っていう授業を受けていく中で
そういう新しい視点だったり
その視点をもとにした実例を見ていくっていうのが
すっごい面白くて
スピーカー 2
確かに
富田楓芽
今聞いてもまじ面白いじゃないですか
押見天
めちゃめちゃ面白かった
もう聞き入っちゃって
うんとかはいしか言ってなかった気がするんですけど
富田楓芽
あいつっちのみみたいな感じ
こういうお話を聞いて今僕はとても嬉しいです
押見天
すごいやっぱり地方ってどうしても
そうなんて言うんですかね
あるものはあるけどそれをどう広げていくとか
どう生かしていくっていう視点ではやっぱり弱いからこそ
関東圏に若者が溢れてしまったりとか現状はあると思うんですけど
いろんな魅力的な職であったり土地であったり
文化があるのを広げていくっていうお仕事なのかなっていうふうに
私はイメージを受けました
スピーカー 2
食用育の龍のひげのプロジェクトについてとかも
富田楓芽
新潟で食用育って言えば牡蠣の素ですよね
押見天
牡蠣の素ですね
富田楓芽
僕はさっき知ったんですけど
押見天
そうですねこれ結構新潟だけじゃないらしいんですけど
新潟でも有名な牡蠣の素おつまみですね
普段食用育って言えば牡蠣の素が知られていますが
普段食べているものとは異なる黄色い食用育なんですよ
でもこの貴重な育を保存しながら
なおかつ魅力を引き出そうとしているっていうプロジェクトなんですかね
スピーカー 2
そうですね
岩室屋に勤めていた時に
秋のそういう時期になると
スピーカー 3
龍のひげ黄色いおいしい菊があったんだって話を毎年聞くんですね
スピーカー 2
そこに来ているおじいちゃんおばあちゃんが
スピーカー 3
それって今ないんですかとかっていうのを
スピーカー 2
まあ尋ねている時に
いやどうだろうねみたいな
スピーカー 3
探してみましょうよって
スピーカー 2
井戸畑会議して
スピーカー 3
それで1年後か2年後かに
あったぞって言って見つけてきてくれたのが
スピーカー 2
龍のひげ黄色いおいしい菊
本当に岩室屋のすぐ後ろの畑に
双株だけ残っている
どんな菊なのかっていうところですよね
スピーカー 3
おいしかったって言われるからどんなものだろうということで
スピーカー 2
双株だった菊を
翌年大量育ててちょっと増やして
食べれるぐらいにさせていただいて
スピーカー 3
みんな農家さんに食べていただいたところ
これはおいしいね
農家さんもまたびっくりするぐらい
押見天
すごい技術
スピーカー 3
素敵な菊だったんですね
スピーカー 2
見た目は柿のもとよりもすごく細長くて
黄色くてシャキシャキした食感が特徴なんですね
菊の花の香りみたいなのが優しくて
菌がある感じ
そこにやっぱり食材としてのポテンシャルみたいなのを見つけることができて
これ何とか残したい
押見天
素敵
そんな地域の板端カエルで
こんな魅力的なものが発見できるとは実はね
スピーカー 2
しかも双株しか残っていなかったんですよ
押見天
すごいですよね
奇跡的ですねめちゃめちゃ
富田楓芽
ゼロになりかけの位置ですよ
押見天
本当に
またそれを10人も100人もできるっていうのが素敵ですね
さてではここで一曲お届けします
今日の曲はこちら
琴音君は生きていますか
長岡市出身の歌手琴音さんは
2024年9月に岩室温泉で開催された
野外音楽フェス岩室区2024にも出演されています
君は生きていますかは
2021年放送の富士テレビ系月天ドラマ
ナイトドクターのオリジナルナンバーです
それでは聴いてみましょう
スピーカー 2
琴音君は生きていますか
敬和キャンパスレポ
富田楓芽
お届けした曲は琴音君は生きていますかでした
今日の敬和キャンパスレポは