1. 気づくと変わる心理学 〜心のリスキリング〜
  2. #79 人生のプログラム=脚本。..
2025-09-09 08:57

#79 人生のプログラム=脚本。流れるプールで感じること。

今回は、『人生のプログラム=脚本。流れるプールで感じること。』のお話です。


お伝えしている心理学ですが、
皆さまにとっての日常的で、身近な話題とも自然とつながっています。
その見方・活かし方を、ご紹介します。

今回は、「人生のプログラム=脚本。流れるプールで感じること。」について。
子どもの頃に書き、大人になっても従っていると言われている、人生のプログラム=脚本。そのポイントを知ることで、どんな意味があるのか、どうしたら良いのか。気づくヒントが得られます。

第1回目「承認欲求は誰もが持っている原点」
第2回目「心の仕組みは、世界共通。誰もが持つ、親・成人・子ども。」
第3回目「子どもの自分が書き、今も従っている人生脚本」
ともリンクするお話です。


まだ聞いた事がない方も、

何本か聞いて番組に興味を持ってくださった方も、

気づくと変わる、いつもと違う変化を味わってみませんか?


<今回テーマ理論とつながる、特別回>

#75-SP3 人生のプログラム=脚本。振り返りと、まとめ。

※#1~#72の内、各SP回ごとでは、18エピソードが対象です。

※Spotifyリンクです。他のアプリでお聴きの方は、番組名とエピソード番号で検索してください。


<参考図書>

TA TODAY:最新・交流分析入門 第2版

ヴァン・ジョインズ&イアン・スチュワート(著)実務教育出版 2022年9月

※TA・交流分析の教科書とも言える本です。

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いい人間関係が面白いほどできる本

繁田千恵(著) 中経出版 2004年3月

※基本理論がシンプルでわかりやすく表現されています。

 絶版らしく、古書での入手になるかと。

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サマリー

人生のプログラム=脚本は、無意識に従う物語であり、流れるプールの体験を通じてその理解が深まります。具体的には、流れの中で感じることが、心理学的な気づきにつながっています。

流れるプールと人生のプログラム=脚本
こんにちは。明治大学で生涯学習講座の講師をしています。遠藤美保です。この番組では、社会人や学生向けの生涯学習講座を10年以上行ってきた私が、日常生活でも活かせる心理学をポッドキャストでお伝えしていきます。
今回のテーマは、こちら。
『人生のプログラム=脚本。流れるプールで感じること。』今回は、「人生のプログラム=脚本。流れるプールで感じること。」のお話です。
お伝えしている心理学ですが、皆様にとっての日常的で身近な話題とも、自然とつながっています。その見方・活かし方を、ご紹介します。今回は「人生のプログラム=脚本。流れるプールで感じること。」について。
子どもの頃に書き、大人になっても従っていると言われている、人生のプログラム=脚本。そのポイントを知ることで、どんな意味があるのか、どうしたら良いのか、気づくヒントが得られます。
第1回目「承認欲求は誰もが持っている原点」、第2回目「心の仕組みは、世界共通。誰もが持つ、親・成人・子ども。」、第3回目「子どもの自分が書き、今も従っている人生脚本」とも、リンクするお話です。
流れるプール。皆様は、体験したことはありますか?体験したことがある。体験したことはなくても、聞いたことはある。あたりでしょうか。
子どもの頃、初めての流れるプールは、ドーナツ型。ぐるっと一方向に進んで、一周。続けて入っていれば、さらに一周、また一周。
うわあ、楽。流れるぅ。喜んだり、はしゃいだり。普通に自分で泳ぐよりも、早く進みますし、何ならじっとしていても、流れる、流される。おもしろい。
流れと逆行すると、かなりの抵抗感。体力があれば、ザバッ、ザバッ、しばし逆に進めそう。ただ、その内、疲れてくる。それはそうです。流れに逆らって進もうとすれば、流れに沿うよりも、力が必要。
当然、疲れる。そして、その内、元の流れで流れる、流される。それとも、かえってムキになり、逆らい続ける方もいるでしょうか。
実のところ、流されるまま流れるだけでも、それなりに体力が必要。もし真ん中に来てしまっていたら、少しずつ外側に寄って行き、タイミングを見計らって、抜ける。プールから上がって休んだり、そのまま帰ったり。別の流れるプールを発見、そちらに入ってみたり。
もともとは、世界で初めて、日本で始まったとか。へえっと、感心するのはさておき。この流れるプール、人生のプログラム=脚本と、似ている。置き換えて考えると、わかりやすいかも。
気づきと変化の重要性
さて、改めて、「人生のプログラム=脚本」とは。「承認欲求を満たす刺激=ストローク」を得るため、私たちが小さな子どもの頃、自分で書き、大人になったらその存在すら覚えていないのに、そのまま今も従っている。始まりがあって終わりがある、無意識に書かれた物語。人生のプログラム、とも言えるもの。
起きているあれこれを、この脚本に当てはめて、再定義。これが現実、これしかない。そう、思い込んでいたりもする。合理的ではない、行動・思考・感情をしているとき、この脚本が関係している可能性が、高い。それほど、私たちの土台になっているものです。
子どもの頃、自分で書くとは言え、何もないところから、全てオリジナルで書くのは、なかなか無理がある。
当然、あらかじめ、既にあるもの。例えば、大好きなアニメや物語、身近な大人やヒーロー、ヒロイン。そんなサンプルを見たり感じたりしながら、一つを参考にしたり、あるいは、色んな素材を組み合わせたりしつつ、書き上げているのでは。
無意識ではあるものの、それらの世界は、流れるプールのような役割を果たし、その中で、小さな子どもの自分が流されていそう。あっちの流れ、こっちの流れを体験しつつ、いつしか自分専用の流れるプールを作り上げる。そして、無意識で流れている。
無意識だからこそ、流れていることすら、気づかない。自分にとって、当たり前で自然な流れ。なお、人によっては、その流れを、ざばざば逆に泳ぐことを脚本にした方もいるかも。逆らうことで、得られるストロークもある。
今、あなたは、どんな流れの中にいますか?それは、心地良い流れでしょうか。それとも、少し疲れてしまうような流れでしょうか。もしかしたら、人によっては、流れるプールでは物足りない。ものすごい速さの急流、ウォータースライダーになっている方も、いるかも。
うまくいっているなら、そのままでOK。ただ、うまくいっていないなら、問題があるなら、対応が必要。そのためには、まず自分が流れている、流されているプールに気づくこと。「人生のプログラム=脚本」に気づくことがおすすめ。
脚本は、誰もが心の中に持つ、「親・成人・子ども」の内、「子ども」が書き、「親」が強化している世界。気づくことは、<今、ここ>の現実にいる「成人」が働くこと。「成人」に舵取りをしてもらうことで、脚本を見直し、書き直すことも可能です。
気づくことは、流れるプールからいったん上がること。外に出て、休憩することにつながる。脚本を見直すきっかけ、貴重な第一歩になります。
では、今回覚えていただきたいポイントは、「人生のプログラム=脚本。流れるプールで感じること。」まずは、気づくこと。そして、いつもと違う変化を味わってみませんか?ここまで聞いていただき、ありがとうございます。最後に、番組からのお知らせです。
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