1. 気づくと変わる心理学 〜心のリスキリング〜
  2. #83 人生のプログラム=脚本。..
2025-10-07 10:13

#83 人生のプログラム=脚本。点と点、結ばれるストーリー。

今回は『人生のプログラム=脚本。点と点、結ばれるストーリー。』のお話です。


お伝えしている心理学ですが、

皆さまにとっての日常的で、身近な話題とも自然とつながっています。

その見方・活かし方を、ご紹介します。


今回は、「人生のプログラム=脚本。点と点、結ばれるストーリー。」について。

子どもの頃に書き、大人になっても従っていると言われている、人生のプログラム=脚本。そのポイントを知ることで、どんな意味があるのか、どうしたら良いのか。気づくヒントが得られます。


第1回目「承認欲求は誰もが持っている原点」

第2回目「心の仕組みは、世界共通。誰もが持つ、親・成人・子ども。」

第3回目「子どもの自分が書き、今も従っている人生脚本」

ともリンクするお話です。


まだ聞いた事がない方も、

何本か聞いて番組に興味を持ってくださった方も、

気づくと変わる、いつもと違う変化を味わってみませんか?


<今回テーマ理論とつながる、特別回>

⁠#75-SP3 人生のプログラム=脚本。振り返りと、まとめ。⁠

※#1~#72の内、各SP回ごとでは、18エピソードが対象です。

※Spotifyリンクです。他のアプリでお聴きの方は、番組名とエピソード番号で検索してください。


<参考図書>

TA TODAY:最新・交流分析入門 第2版

ヴァン・ジョインズ&イアン・スチュワート(著)実務教育出版 2022年9月

※TA・交流分析の教科書とも言える本です。

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いい人間関係が面白いほどできる本

繁田千恵(著) 中経出版 2004年3月

※基本理論がシンプルでわかりやすく表現されています。

 絶版らしく、古書での入手になるかと。

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サマリー

このエピソードでは、人生のプログラム脚本や点と点を結ぶストーリーについて考察されています。心理学を通じて自身の人生の脚本に気づき、見直すことで変化を見出す重要性が語られています。

人生のプログラム=脚本の理解
こんにちは。明治大学で生涯学習講座の講師をしています、遠藤美保です。この番組では、社会人や学生向けの生涯学習講座を10年以上行ってきた私が、日常生活でも活かせる心理学を、ポッドキャストでお伝えしていきます。
今回のテーマは、こちら。『人生のプログラム=脚本。点と点、結ばれるストーリー。』今回は、「人生のプログラム=脚本。点と点、結ばれるストーリー。」のお話です。
お伝えしている心理学ですが、皆様にとっての日常的で身近な話題とも、自然とつながっています。その見方、活かし方をご紹介します。今回は、「人生のプログラム=脚本。点と点、結ばれるストーリー。」について。
子どもの頃に書き、大人になっても従っていると言われている、人生のプログラム=脚本。そのポイントを知ることで、どんな意味があるのか、どうしたらよいのか。気づくヒントが得られます。
第1回目「承認欲求は誰もが持っている原点」、第2回目「心の仕組みは、世界共通。誰もが持つ、親・成人・子ども。」、第3回目「子どもの自分が書き、今も従っている人生脚本」とも、リンクするお話です。
皆様は、怖い話、怪談はお好きですか?怖い話は大好きな方も、どうも苦手な方も、人それぞれ。ただ、一度は耳にしたことがあったり、そのような体験をしたことがあったり。私はと言えば、適度な怖い話は、それなりにたしなむ程度。
大学生の頃は、友達同士で怖い話を披露し合う。そんなことが流行った時期があり、そのためにいくつかネタを仕入れたことも。夜、誰かの家に集まって、一人ずつ披露。役になりきって、本気。参加していた友人が驚いて、足をつらせたことも。
すっかり盛り上がって、怖い話のはずが、大笑い、これなどは実体験ではなく、表現の仕方で驚かせる、文字通りのネタ披露でした。そんなネタとは違う実体験としては、小学生の頃。こんなことがありました。
毎日必ずあった、掃除の時間。教室だったり、廊下だったり、学校内のあちこち。その時、私は確か、教室の掃除当番。ただ、掃除の途中でトイレに行きたくなってしまい、そそくさとトイレに。
トイレは、人が入っていてもいなくても、ドアが閉まっているタイプ。「トイレ掃除の当番がいると、なんとなく嫌だなぁ。」見ると、ちょうど誰もいない。今の内。ラッキー。
その内、入って早々、どうやら当番が来た様子。トントン、ノックが聞こえる。トントン、ノックを返す。ただ、何でしょう。出る時も、「顔を合わせるのは、なんとなく嫌だなぁ。」そんな気持ち。出てみると、ちょうどまた、誰もいない。今の内。ラッキー。
そのまま、そそくさと教室に。何事もなかったように、掃除当番、復活。そうこうする内に、教室からごみ捨て場に向かう途中、トイレの前。何だか、ひそひそ、ざわざわ。
「どうしたの?」と聞くと、「それがね、あのね、おばけが、おばけが・・・」と、怖がっているような、わくわくしているような、何とも言えない表情を浮かべながら、答える同級生。
「さっきね、トントンってしたら、トントンって返って来たのに、今見たら、誰もいないんだよ。誰も見かけてないのに。で、出たぁ。」 「あっ」心の中では、「それ、私だ。えー、すっかりおばけ話になってる。」
ちょうど誰もいないタイミングで、出入り。いる時の、トントン交換。ドアがずっと閉まっているタイプの、トイレ。さらには、古い校舎だったので、開閉マークが今一つはっきりしていなかった。そんな点と点が結ばれて、ストーリーが出来上がってしまったようです。
このお話、人生のプログラム=脚本から考えてみます。
ストーリーを見直す
改めて、人生のプログラム=脚本とは。承認欲求を満たす刺激=ストロークを得るため、私たちが小さな子どもの頃、自分で書き、大人になったら、その存在すら覚えていないのに、そのまま今も従っている。始まりがあって、終わりがある。無意識に書かれた物語、人生のプログラム、とも言えるもの。
起きているあれこれを、この脚本に当てはめて、再定義。これが現実、これしかない。そう思い込んでいたりもする。合理的ではない、「行動・思考・感情」をしている時、この脚本が関係している可能性が高い。それほど、私たちの土台になっているものです。
ただ、なにぶん、子どもの頃に書いていますから、何かしっかりした根拠があったり、筋道があったりする。そんな脚本を書くのは、なかなか難しい。
誰かモデルがいたり、サンプルがあったり。もしかしたら、今回の例のように、点と点を結びつけ、後付けでストーリーにしているだけだったり。かなりツッコミどころ満載の可能性も高い。
それなのに、現実をそこに当てはめて、思い込んだり進んだり。「なぜ、こんなことをしちゃうんだろう?」それは、もしかしたら、脚本の影響かも。できれば、一度見直しをかけたいところ。
うまく行っているなら、そのままでOK。ただ、うまく行っていないなら、問題があるなら、対応が必要。そのためには、まずは、人生のプログラム=脚本に、気づくことがおすすめ。気づくだけで、問題が問題ではなくなることも。
脚本は、誰もが心の中に持つ、「親・成人・子ども」の内、「子ども」が書き、「親」が強化している世界。気づくことは、<今、ここ>の現実にいる「成人」が働くこと。「成人」に舵取りをしてもらうことで、事実と脚本が切り分けられる。脚本を見直し、書き直すことも可能です。
目の前の点と点を、いつも通り結びつける前に、いったん、心の中の「成人」で、点は点として整理整頓。意識してみてはいかがでしょうか。
ちなみに、今回のおばけ話。誰もいないタイミングでの出入り、盛り上がる同級生を前に、どうにも言い出しづらく、黙ったまま、驚いたような相づちを、ただただ打ってしまいました。
今さらですが、ごめんなさい。では、今回覚えていただきたいポイントは、「人生のプログラム=脚本。点と点、結ばれるストーリー。」それは、事実ですか?それとも、脚本ですか?
まずは、気づくこと。そして、いつもと違う変化を、味わってみませんか?ここまで聞いていただき、ありがとうございます。最後に、番組からのお知らせです。気づくと変わる心理学を、また聞きたいと思った方は、お聞きのポッドキャストアプリで、番組フォローとレビューをお待ちしています。
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