1. 気づくと変わる心理学 〜心のリスキリング〜
  2. #43 人生のプログラム=脚本。..
2024-12-31 10:48

#43 人生のプログラム=脚本。時には整理整頓、大掃除。

今回のテーマは、『人生のプログラム=脚本。時には整理整頓、大掃除。』のお話です。

お伝えしている心理学ですが、

皆さまにとっての日常的で、身近な話題とも自然とつながっています。

その見方・活かし方を、ご紹介します。


今回は、「人生のプログラム=脚本。時には整理整頓、大掃除。」について。

子どもの頃、無意識の内に書き、今も従っているらしい人生のプログラム=脚本。私たちはその脚本に従って、日々、過ごしているようです。その仕組みを知ることで、何が起きているのか、どうしたら良いのか、気づくヒントが得られます。


第1回目「承認欲求は誰もが持っている原点」

第2回目「心の仕組みは、世界共通。誰もが持つ、親・成人・子ども。」

第3回目「子どもの自分が書き、今も従っている人生脚本」

第30回目「心の成長と変化、繰り返されるサイクル、18年。」

ともリンクするお話です。


まだ聞いた事がない方も、

何本か聞いて番組に興味を持ってくださった方も、

気づくと変わる、いつもと違う変化を味わってみませんか?

サマリー

このエピソードでは、人生におけるプログラムや脚本の概念を探求し、整理整頓や大掃除の重要性が強調されています。また、心の中の親、成人、子どもの関係が整理整頓とどのように結びつくのかについても触れられています。

人生のプログラムと脚本
こんにちは。明治大学で生涯学習講座の講師をしています、遠藤美保です。
この番組では、社会人や学生向けの生涯学習講座を10年以上行ってきた私が、日常生活でも活かせる心理学をポッドキャストでお伝えしていきます。
今回のテーマは、こちら。
『人生のプログラム=脚本。
時には整理整頓、大掃除。』
今回は、「人生のプログラム=脚本。
時には整理整頓、大掃除。」のお話です。
お伝えしている心理学ですが、皆様にとっての日常的で身近な話題とも、自然とつながっています。
その見方・活かし方を、ご紹介します。
今回は、「人生のプログラム=脚本。
時には整理整頓、大掃除。」について。
子どもの頃、無意識のうちに書き、今も従っているらしい、人生のプログラム=脚本。
整理整頓の重要性
私たちは、その脚本に従って、日々過ごしているようです。
その仕組みを知ることで、何が起きているのか、どうしたら良いのか、気づくヒントが得られます。
第1回目「承認欲求は誰もが持っている原点。」
第2回目「心の仕組みは、世界共通。誰もが持つ、親・成人・子ども。」
第3回目「子どもの自分が書き、今も従っている人生脚本。」
第30回目「心の成長と変化、繰り返されるサイクル、18年。」とも、リンクするお話です。
突然ですが、皆様のお住まい、お部屋は今どんな環境ですか?
居心地良く、過ごせていますか?
ざっと、こう、見渡してみて、自分で買ったもの、気に入っているもの。それは、どれくらいありますか?
今回は、人生のプログラム=脚本が軸となったお話。
その脚本は、私たちの住まい、部屋の環境とも似ています。
と言うのも、一から自力で自分の好きなように仕上げ、アレンジし、自分の思い通りにして行く。
それは、どちらも、そうするのは、なかなか大変だと思うからです。
思い起こせば、生まれてから私たちは、親や親的な役割の人に、生活環境を準備してもらい、成長します。
家族や同居している人がいれば、気に入るも入らないも、それぞれの持ち物がある。
散らかっていたり、人が入り乱れていたり。脚本も同じ。
まだ小さい内は、筋の通ったお話を理解する、それ自体も難しい。
ましてや、一から作るのは、至難の技。
繰り返し、誰かのお話を聞いたり、体験したり。
例えば、子どもの頃、当時、「女は愛嬌、男は度胸」という言葉がありました。
笑顔でニコニコ、可愛い女の子でいると喜ばれ、強くたくましい男の子は褒められ、
それは私たちにとって、空気や食べ物と同じ、承認欲求を満たす刺激=ストロークにつながっています。
そのストロークを得るための、それに合わせた脚本が、サンプルとして、周りにたっぷり散りばめられているわけです。
そのサンプルを、自分のものとして取り込む。それもまた、自然な流れです。
私たちの脚本の土台は、そんなサンプルを組み合わせ、そこに多少のアレンジを加えて、できているのかもしれません。
そしていつしか、子どもの頃の環境から飛び立つ時期がきます。
例えば、高校を卒業して次のステップに進む頃、大学生や社会人になって、初めての一人暮らしをしたり。そんな時期です。
ワクワクしたり、不安だったり。
この頃は、心の中の「親・成人・子ども」が出来上がる、18年サイクルの一周目が終わり、また次のサイクルが新しく始まる頃。
数年かけて、2回目の脚本の執筆をする時期。
中には、一人暮らしをしたことがない、という方もいらっしゃるでしょうか。
実際に、いざ一人暮らしをするとなりますと、思っていることと出来ることには、大きな差がある。
初日の昼までは、家族が引っ越しの手伝いをしてくれながら、いつも通りの日常、ワイワイガヤガヤ。
それが、私の一人暮らしの初日でした。
そして、一人で迎える夕食。はたと、気づきました。
「あれっ?夕食って、誰が作るの?」
「あっ、私しかいない・・・。」
ツッコミどころ、満載。
なぜ、事前に気づいて準備しないのか。
慌てて、無難なカレーを作り、「あっ、次は朝食か・・・。」
そんな積み重ねをしている中、インテリアに凝ったり何か整えたりする前に、押し寄せる日常生活のあれこれがあるわけです。
実際のところ、この頃は、自力で揃えたくても知識や経験、自前の財力も不足していました。
家族から整えてもらったり、親戚や知人からいろいろなものを譲り受けたり、一歩ずつ生活の土台を固めていった流れ。
その上で買い足したり買い替えたり、今でも何かしら、人との関わりから得たもの、大切にしているものが、身近にあったりするのでは?
例えば、もらいもののタオルや小物。ちょうど安かったり、目についたりして、気に入っているわけでもないのに、置いているもの。いつか使えるかも、と持っているもの。
その時は良さそうに思って買ったものの、いざとなると使いづらかったり、もったいなくて使えなかったり。何となく、そのままにしているものまで。
物があふれ、処分しないまま、欲しいものが見つからなかったり、スペースが足りなくなったり。その過程で、人生のプログラム=脚本を書く、見直す。脚本も、部屋にあふれるものと同じ。
人からのもらいものやら何やかや、色々なものが雑然となってあふれ、捨てられず。いつしか、居心地の良くない状態になってしまっているのかも知れません。
心の整理と変化
脚本は、承認要求を満たす刺激=ストロークを得るため、私たちが子どもの頃に書き、大人になっても従っている、と言われているもの。
合理的ではない、行動・思考・感情をしているとき、この脚本が関係している可能性が高い。それほど、私たちの土台になっているものです。
脚本は小さな子どもの頃、自分で書き、大人になったら、その存在すら覚えていないのに、そのまま今も従っている、と言われているもの。
始まりがあって、終わりがある物語。人生のプログラムとも言えるものです。
心の中の「親」と「子ども」が、推進。「成人」の気づきの外にあります。
この脚本が、ごちゃごちゃ雑然としたもので、継ぎはぎ状態。居心地の良くない状態になっているなら、見直したい。
私たちの心の中にある、「親・成人・子ども」。それぞれの「行動・思考・感情」が、つながっている。そのことが、鍵となります。
脚本を見直すには、「成人」に気づいてもらうこと。それには、「成人」の「行動・思考・感情」を刺激することが、有効です。
少なくとも、住まいや部屋であれば、目に見える形で環境を把握することができます。
目に見えるものを整理整頓、大掃除をしながら、心の中の「成人」を刺激する「行動」、整理整頓、大掃除をすることに、つなげてみてはいかがでしょうか。
自分が、本当に必要としているもの、好きなもの、大切にしているものを、改めて意識。居心地の良い環境を整えることで、人生のプログラム=脚本を、見直すきっかけになればと思います。
では、今回、覚えていただきたいポイントは、「人生のプログラム=脚本。時には整理整頓、大掃除。」 まずは、気づくこと。そして、いつもと違う変化を味わってみませんか?
ここまで聞いていただき、ありがとうございます。最後に、番組からのお知らせです。
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お相手は、遠藤美保でした。ありがとうございました。
10:48

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