今回は『おなじみメニュー。入れるもの、入れないもの。』のお話です。
お伝えしている心理学ですが、
皆さまにとっての日常的で、身近な話題とも自然とつながっています。
その見方・活かし方を、ご紹介します。
今回は、「おなじみメニュー。入れるもの、入れないもの。」について。
何気なく食べている、おなじみのメニューとそこに入っている食材。そこには、どんな意味があるのか、ないのか。気づくヒントが得られます。
第1回目「承認欲求は誰もが持っている原点」
ともリンクするお話です。
まだ聞いた事がない方も、
何本か聞いて番組に興味を持ってくださった方も、
気づくと変わる、いつもと違う変化を味わってみませんか?
<今回テーマ理論とつながる、特別回>
#73-SP1 承認欲求を満たす刺激=ストローク。振り返りと、まとめ。
※#1~#72の内、各SP回ごとでは、18エピソードが対象です。
※Spotifyリンクです。他のアプリでお聴きの方は、番組名とエピソード番号で検索してください。
<参考図書>
TA TODAY:最新・交流分析入門 第2版
ヴァン・ジョインズ&イアン・スチュワート(著)実務教育出版 2022年9月
※TA・交流分析の教科書とも言える本です。
いい人間関係が面白いほどできる本
繁田千恵(著) 中経出版 2004年3月
※基本理論がシンプルでわかりやすく表現されています。
絶版らしく、古書での入手になるかと。
サマリー
このエピソードでは、おなじみのメニューに入れる食材、入れない食材について考察されます。特に、瓜をカレーに入れることで新たな味わいが生まれる様子や、承認欲求との関連に触れ、ストロークの重要性が考えられます。
おなじみメニューの探求
こんにちは。明治大学で生涯学習講座の講師をしています、遠藤美保です。この番組では、社会人や学生向けの生涯学習講座を10年以上行ってきた私が、日常生活でも活かせる心理学をポッドキャストでお伝えしていきます。
今回のテーマは、こちら。
『おなじみメニュー。入れるもの、入れないもの。』今回は、「おなじみメニュー。入れるもの、入れないもの。」のお話です。
お伝えしている心理学ですが、皆様にとっての日常的で身近な話題とも、自然とつながっています。その見方、活かし方をご紹介します。
今回は、「おなじみメニュー。入れるもの、入れないもの。」について。何気なく食べているおなじみのメニューと、そこに入っている食材。そこにはどんな意味があるのか、ないのか。気づくヒントが得られます。
第1回目「承認欲求は誰もが持っている原点」とも、リンクするお話です。
実はこの夏、珍しい瓜をいただきました。
よく見る品種とは違う、表面はかぼちゃのような厚みのある皮で、大きめ。薄ーい緑の、存在感のある瓜。いつも私が食べる瓜の、2、3倍の大きさだったような。初めての品種で、半信半疑。
受け取った際、いただいたアドバイスは、「収穫が早すぎたか、出来が良くなかったか。とにかく、まだ熟れていないと思うから、しばらくそのまま置いておいて。熟したら黄色っぽくなって、甘い香りもしてくるはず。」というもの。
それならと、数日は様子見。追熟のため、一緒に入れると良いという、キウイだったか、リンゴだったかと一緒に、紙袋に入れたりもしてみました。
ただ、待てど暮らせど、甘い香りというほどの香りはなく、光の加減によっては黄色くなったように見えるものの、「熟れた!」と言い切れるほどの色の変化もなく。そうこうする内に、心なしか一部が茶色っぽく変色してきたような。「これは、まずいかも。」
迷ったものの、えいやっ!試しに、カット。
「ああ、この辺り、食べちゃいけない感じになってる。切って良かった。」
傷んだ部分はしっかり取り除き、きれいな部分を食べやすい大きさにカットして、もぐもぐ。
とは言え、甘みは微かにもなく、ジューシーさもなく、味気もない。何なら、スイカの皮の方がずっとおいしいのでは?と感じる時間。
食べながら、「あれっ、瓜ってフルーツ?野菜?何のために食べるんだっけ?」「体に良いんだっけ?何か効能はあったかな?」などなど。しばし、頭の中はぐるぐる。
あまりおいしくない瓜。正直、あまりと言うか、おいしくない瓜。随分な言いようで、すみません。本当に、イマイチ、イマニ、イマサン…。
食べられないことはないものの、積極的に食べたいとは思えない。でも、食べられるもの、ましてや、いただきもの。「うーん、困った。どうしよう。まだたっぷりある。」
そこで、「おいしくない瓜」の食べ方を調べたところ、カレーにするとおいしくなるとか。よしっ、ダメ元でいつものカレーに瓜を投入。単純に、他の野菜と一緒に圧力鍋で柔らかくなるまで煮込んで、ルーを入れて整えるだけ。
それなのに、ただそれだけなのに、あの味も素っ気もなかった瓜が、トロッとして、甘みもあって、おいしい。大変身。絶品。こんなに、カレーに合うなんて。手元に瓜がなければ、買ってでも入れたいくらい。
いただいた先でも、初めてだった品種。どうなったか、気になっているに違いない。連絡したところ、私と同じく「おいしくないね。」という感想。それならと、「カレーにすると、絶品。おいしくなる。いつもの作り方で良いし、入れるだけだから。」と、熱弁。
瓜入りカレーを、本気でおススメ。きっとおいしく食べてくれる。満足して、会話を終えました。
それから、しばらくしたある日。「あの瓜、おいしくなかったね。この瓜は、おいしいから。」そう言われて、びっくり。
「えっ?でもあの瓜も、カレーにしたら絶品だったでしょ。」「えっ、うーん…。」どうも歯切れが良くない。よくよく聞くと、一度もカレーにせず、捨ててしまったとか。
なぜっ?!あんなに、おいしくなるのに。一度くらいカレーにしてみて、口に合わなかったならまだしも、試してもみなかったなんて。「それなら、私にください。」そうすれば、最高においしく食べられたのに。
おなじみのカレーに瓜を入れるのは、どうにも抵抗感がある。どうしても、なじみのない食材を入れたくなかった。ようです。もったいない。もったいなさすぎる。
ストロークの重要性
さて、このお話。承認欲求を満たす刺激=ストロークから、考えてみます。ストロークは、誰もが求めているもの。空気や食べ物と同じくらい、必要なもの。だからこそ、何もないよりはマシ。何もないくらいなら、ネガティブでもなんでも良い。取りに行く。それくらい、必要。必須のもの。
誰もが求めてやまない、ストローク。認め、認められて、得られるもの。言葉だったり、アイコンタクトや態度の非言語だったり。一つ一つ、どれも貴重なストローク。
そして、心の中にある、ストローク銀行。このストローク銀行に、ポジティブなストロークが7、80%以上貯まっていれば、私たちは、活き活きと幸せ。そう言われています。
それなのに、私たちにはどうやら、ストロークフィルターというものがあって、自分の好みでふるいにかけて、ストロークを選別しているらしい。
おなじみのメニュー、おなじみで入れる食材は、このストロークフィルターでふるいにかけ、お好みに合っているもの、受け入れられているもの、と言えるかも。
今回の、おいしくない瓜。カレーにすれば絶品。おいしくなった瓜。おなじみのメニューに入れる食材としては、ネガティブな扱い。お好みに合わず、ふるいにかけられ、はじかれてしまったもの。
試してみるだけでも良いのに、試してみてすらもらえなかった。そして、いつものカレーは、いつも通り。おいしくない瓜は、おいしくない瓜のまま、避けられる。
試してみれば、違うおいしさ、違う栄養、違う体験で、得られるものがあったかも。ストロークは、それを受けた行動が、強化される。そんな特質があります。受け止めないのは、もったいない。
おなじみメニューに、いつもと違う食材。入れてみたら、どんな味になるでしょうか?少しずつでも、いつもと違う体験を試してみる。すると、違うストロークが得られる。違う選択肢、違う可能性も広がる。ささやかな一歩の積み重ねが、ポジティブな変化につながるかもしれません。
ちなみにこのお話、後日談がありまして、乗り気でなかった人たちに、瓜入りカレーを振る舞ってみました。きれいに平らげていたので、「どう?どうだった?瓜。」と感想を聞いたところ、一言。
「えっ?玉ねぎだと思った。」おなじみメニューに、入れるものフィルター。なかなか手強いようです。では、今回覚えていただきたいポイントは、「おなじみメニュー。入れるもの、入れないもの。」まずは、気づくこと。そして、いつもと違う変化を、味わってみませんか?
ここまで聞いていただき、ありがとうございます。最後に、番組からのお知らせです。気づくと変わる心理学を、また聞きたいと思った方は、お聞きのポッドキャストアプリで、番組フォローとレビューをお待ちしています。
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11:08
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