こんにちは。明治大学で生涯学習講座の講師をしています、遠藤美保です。この番組では、社会人や学生向けの生涯学習講座を10年以上行ってきた私が、日常生活でも活かせる心理学をポッドキャストでお伝えしていきます。
今回のテーマは、こちら。
『承認欲求と、目標を実現させるコツ。」今回は、「承認欲求と、目標を実現させるコツ。」のお話です。
お伝えしている心理学ですが、皆さまにとっての日常的で身近な話題とも、自然とつながっています。その見方、活かし方をご紹介します。
今回は、「承認欲求と、目標を実現させるコツ。」について。
承認欲求を満たす刺激=ストローク。
気づかぬ内に、ストロークに振り回されている。振り回されている内に、遠ざかる目標。そこには、どんな意味があるのか。目標を実現させるためにはどうすれば良いのか。気づくヒントが得られます。
第1回目「承認欲求は誰もが持っている原点」とも、リンクするお話です。
皆さま、今目標はありますか?もしあるなら、実現に向けて、どんな風に進めていますか。
紙に書いて壁に貼る、有言実行、人に伝えて宣言する。逆に、不言実行、人知れず進める、などなど。人それぞれ、色々なやり方があるかと思います。
例えば、よくあるこんなお話。年齢を重ねるにつれ、どうも体重が気になるように。
学生時代は、若くて代謝は良いものの、お財布の中身は少なめ。好きなお菓子も、我慢。つまり、カロリー控えめ生活。
それが社会人になり、お財布の中身が少しは充実。お菓子やらおいしいものやら、大人買い。つまり、カロリー多め生活。
そこに代謝の低下も加わって、結果は、ご想像の通りです。
そうなって、「よしっ、ダイエットしよう」と決意。まだ若かったので、正直に言えば、きれいに見られたいという意識も、見え隠れ。
いざ始めると、周りの反応があれこれ。
「えー、太ってないよ」とか、「ダイエットなんてすることない」とか。
逆に、「ちょっと大きくなったよね」とか、「良い方法知ってる」とか。
口々に色々な話が、出たり消えたり。ついつい、周りからの評価や情報が気になります。
でも、こういった反応は、自分ではコントロールできないもの。
当時の目標は、体重。
あれこれ調べた上で、食べ物や飲み物の量と質を見直す。そして、運動をする。
これを、目標実現のための具体策と定めました。
とは言え、ダイエット中には色々な試練が降りかかってきます。
断りきれない飲み会や食事会があったり、忙しくてぐったり疲れ、運動する気になれない日があったり。
意外な伏兵の存在も。
順調に成果が出て体重はOKなのに、必要以上に心配して干渉してくる人が。
「痩せすぎよ。もっと太らなきゃ。」
「え?いや、健康体重なんですけど。」「ほら、これ食べて。」
「あぁ、はい。おいしそうですね。」
気にしてくださるのは本当にありがたいんですが、とんだ伏兵です。
気痩せして見えたのか、あるいはダイエットする前の印象が強すぎたんでしょうか。
目標を実現させるには、色々 なハードルがあるものです。
さてこのお話、改めて、承認欲求を満たす刺激=ストロークから考えてみます。
ストロークは、誰もが求めているもの。認め認められて、得られるもの。空気や食べ物と同じくらい、必要なもの。
だからこそ、何もないよりはマシ。何もないくらいなら、ネガティブでも何でも良い、取りに行く。それくらい必要、必須のもの。
誰もが求めてやまない、ストローク。言葉だったり、アイコンタクトや態度の非言語だったり。一つ一つ、どれも貴重なストロークです。
目標を実現させるには、このストロークについて、特に意識することが大切。
コツは、自分がコントロールできるストロークに、集中すること。
例えば、今回のダイエット話。周りからの反応。太った、痩せた、太ってない。やり方についても、あれこれ。こうしたほうが良い、それはダメ。
評価についても、そう。きれいになった、そう言われたい、思われたい。これらは、他の人が決めること。自分では、コントロールできないものです。