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第585回 その謙譲語、部下にではなく上司へ? 過剰にへりくだる役職者への向き合い方
2026-07-10 14:38

第585回 その謙譲語、部下にではなく上司へ? 過剰にへりくだる役職者への向き合い方

▼今回の内容
・「させていただいている」過剰な謙譲語への違和感
・取引先に「許可を得る」報告は責任逃れか
・背景にある自己防衛 ― 自信のなさと対人への恐れ
・その謙譲語は部下にではなく「上司へ」向いている可能性
・課長との距離感を確認する ― 言葉遣いは相手で変わる
・部課長が連携して立場にふさわしい言動を伝える
・本当の問題は部下への態度 ― 改まらなければ適性も問う

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サマリー

今回のエピソードでは、部下や取引先に対して過剰な謙譲語を使い、責任逃れとも取れる言動をする主任Aの行動について、部長からの相談が取り上げられます。この行動の背景には、自信のなさや対人への恐れといった自己防衛の心理が隠されている可能性が指摘されます。主任Aの言動は、実は上司である部長に向けられたものではないかという視点も提示され、課長との連携を通じて、役職者としての立場にふさわしい言動を伝えることの重要性が語られます。最終的には、部下への態度に改善が見られない場合、役職者としての適性も問われる可能性が示唆されています。

過剰な謙譲語と責任逃れに見える言動
こんにちは、遠藤和樹です。 井上健一郎の組織マネジメント研究所、 井上先生、よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
さあ、ということでね、いろいろお話ししたいことも、 お聞きしたいこともあるんですが、
今日はちょっと質問がですね、ボリューミーでして、
ああ、はいはい、わかりました。
早速、行かないとお時間がということでね、 今日は質問を早速ご紹介したいと思います。
はい。
今回はですね、あ、行きましょう。
毎回様々な課題難題をどのような視点で捉え、 解決の糸口を見つけていくのか、
楽しみに拝聴させていただいております。
この度、人材育成に関してご質問いたします。 ということでいただきました。
私は部長という立場で、とある課に属するチームの主任Aとともに、 その部署の教育体制や業務改善に取り組んでおります。
その中で、主任Aの発言や行動に違和感を感じることがあります。
その発言とは、部下に対して指示をしている業務や、 主任A自身が行っている部下教育、
また、管理の話題の中で、
評価をさせていただいている、丸々の取り組みをさせていただいているといった、 不適切に思えるような謙譲を頻発させます。
一時期は自己防衛の真理が働いているのかと推測し流していましたが、 しかし別の話題の中で気になる発言がありました。
業務改善の一環で取引先の担当を変更する際に、 取引先に対して先方に許可をいただいたので大丈夫ですといった報告がありました。
私の見解は、そもそも先方に許可を受けることではなく、 こちらの責任で対処する事案と認識しています。
主任Aに理由を尋ねると、信頼関係を築くためとの回答が返ってきました。 それは単に責任のがるではないかと感じております。
同じように、部下に対する丸々させていただいているといった、過剰な謙譲語や取引先に対する行動に見える減り下る姿勢は主任という立場にそごわないのではないかと思っています。
私のところに届く主任Aに対する部下の印象や意見を聞く限りでは、感謝や相手を敬う姿勢は少なく、現実とのギャップを感じています。
このままでは主任Aの役職者としての成長を妨げ、かつチームに悪影響を及ぼしていくのではないかと懸念しています。
このような役職者に対してどのように対処していくと良いでしょうか。ぜひアドバイスをお願いいたします。
過剰な謙譲語の背景にある心理
はい。
ということですね。
途中で、やあさせていただいてるとかね、私もたくさんの会社で評価会議とか出てきましたけど、そういう方いらっしゃいますよ。
なんか、え、それって相手部下ですよねっていう感じのときの、そういう謙譲語的な話が耳につくようなことってのはありますねと。
あるあるって感じなんですね。
ありますあります。
で、その担当者をこちらの意図で変えたときに、相手に許可を得るっていうことじゃなくて、
いや変わるのですいませんよろしくお願いしますと言えばいいことなのにねっていうふうにも感じると。
ということでなんでなのかね、まずはなんでそういうことになってしまうのかねっていうのは、
この方が途中で自己防衛なんじゃないかなと思ったっていうのは、私はまさにそうだと思います。
なるほどそこなんじゃないこと。
なんで自己防衛してるかっていうと、やっぱり一つは、厳密な言葉ではないんだけど、
ある種自分の中の自信のなさっていうのもあるかもしれない。
大丈夫かなとかね、やってることに、
例えば評価についても、なんとなく自分としては自信を持ってつけられていないとかっていうのはあるのかもしれない。
もう一個は、部下だろうがお客さんだろうが上司だろうが、対人っていうことに関してちょっと苦手意識があって、
なんか突っ込まれると怖いなっていう、ある種の恐れみたいなのから出ている可能性もあるねということなんですね。
主任Aへの対処法と課長との連携
だとしてどうしたらいいのっていう話ですが、意外と難しい課題だと思います、一つは。
一つ言っとかなきゃいけないのは。
たぶん就任というところになってるんだから、それなりの経験を積んできた方で、
そういうふうな意識を作り上げてきてもいるのでね。
なかなか変えるのは難しいと思います。
一つまず確認したいのは、そういう方って変だよっていうのは言ってるのかなっていうのがちょっと一個。
言ってるのかなというか。
ちゃんとそういう言葉遣いっていうか、それって変じゃない?
たとえばさっきの、させていただいてます?評価させていただいてます?
いやさせていただいてるって話じゃないでしょって。
つまりこの人は自分をある種、自分の何かを守るためにそういう発言してるんだけど、
あなたの立場っていうものはそこじゃないよねって話をしてあげなきゃいけないのよ。
だからやっぱりこの質問者の方も感じている、
主任という立場っていうことをちゃんと伝えなきゃいけないので、
変だよっていうのは、あなたの立場から言う発言としてはおかしいよっていうのはまずは言わなきゃいけない。
そのきちんと立場上、それはおかしいんじゃないかなっていう。
いわゆる問題共有的な形で、それは伝えてあげなきゃいけないよねっていう話とかです。
そういうことです。
意外と言いにくいですからね、これも。
だから主任という立場だとして、あなたの立場から言ったら、
今回業務改善の延長で担当者を変えることについて、
先方に伝えなきゃいけないけど、どういうふうに伝えるのっていうことだと思うのね。
だからちょっとこの方も部長さんって言ってたもんね。
部長ですね。部長という立場。
部長と主任って、だから間に課長がいるはずなのよね、これね。
確かにそうかもしれないですね。
だから課長さんとちゃんと連携を取って、
主任という立場の限度っていうことを、
やっぱりこの主任さんに伝えていくということは大事だよねと。
部長だからこそ、逆に言えば部下に対して謙譲語を使ってるというよりも、
部長に対して丁寧に言ってるっていうつもりなのかもしれないのよね。
可能性としてね。
部下にヘリくだってるっていう発言の言葉なんだけど、
なんでそんな言葉を使ったかっていうと、
部長に対して丁寧に発言しようとしてるかもしれない。
もしそっちの可能性がある場合って、
意外と下に対してめちゃくちゃ強く言ってるみたいな方もいますよね。
そう。だから部下としては人を敬うような、
感謝とか敬うという気持ちをあんまり感じないっていう部下からの評価がある。
ありそうですね。
だとしたら余計に、対課長に対してどうなのかっていうのも一つ情報としては必要なのよね。
つまり、1個超えた部長だからこそそういうふうになってるのかもしれない。
課長との間ではどうなのっていうのは、ちょっと確認して、
そこに温度差がある、なんか差があるんだとしたら、
やっぱりこの人は何をしてるかっていうと、
自分が相手に対しての位置関係?上下の位置関係で、
そういう発言になってる可能性はあるんだよね。
なるほどね。
だから立場を敵におかしいよねって話ですが、
逆に言うとこの方にとっては、主任Aの方にとっては、
自分が思う立場からうまいこと付き合っちゃってるって可能性もあるってことですよね。
そうそう。ヘリクだって自分の立場を下にしてるってことですよ。
それは部長に対して下にしてるってことですよね。
で、言葉遣いがある種適切じゃないので、
部長は部下に対してそんなにヘリクダってどうすんだよって思うかもしれないんだけど、
実はこれは部長に対してヘリクダってるっていう。
結果として出てる行為なんじゃないかって思う。
ちょっとその辺まずね、確かに関係性のとこでもあるんで、
課長対課長どうなのかっていう情報が一つ大事ですね。
課長はどう感じてるのって聞いてみたらいいね、まずね。
いやこれ生々しい質問をくださったんで、
非常に面白いという言葉は必須じゃないですけど、
すごく大事なものが隠れてそうですね、これは。
そう。で、課長と同じだよって言うんだったら、さっき言った、
やっぱり指導としては、あなたの立場としての発言を鍛えてくんないと困るんだってことは、
メッセージをちゃんとしっかり送っちゃったほうがいいよね。
やっぱその違和感あるよと、おかしいよと。
おかしいよって、そういう発言じゃないでしょっていうのは、
たださっき言った、課長との距離感と部長との距離感で言葉遣いが違ってるとしたら、
若干この部長の方は、課長との間の中でその辺の修正を促していったほうがいい。
なるほど、自分が行くんじゃなくて。
そうそうそう。
これ相手がもっと鎧切る可能性があるからね、部長が行っちゃうと。
課長、君とはそんな話にならない部分もあるんだねってなったら、
ちょっと言っとけよっていうような感じで、
課長にその指導を少し優先というか、先頭を切ってやってもらうというか、
先陣を切ってやってもらうというか、そういうほうがいいかもしれないです。
部下への態度と役職者としての適性
なるほど。
気になるのは、いろんな意味で感謝とか敬意を表することがないって。
部下が感じるっていうのは、途中遠藤さんが言ったように、
部下と今度上に立ったときには、
意外とそういうような態度に出てる可能性があるので、
今度は上がもうちょっと丁寧に、下に対する丁寧さっていうのも必要だねってことが、
次の段階で指導していかなきゃいけないことなんだけど、
ここはなかなか簡単ではない。
正直言って、後頭での注意であるとか、
ということはもう主任さんという立場にいるので、
ちゃんとあなたの立場としてこうだよというようなことは指導した上で、
やっぱり変わらないと。
一番変わらなくて困るのは、むしろ部下に対する態度ね。
部下に対する態度が高圧的だったり、もししてたらね。
それが直らないんだら、
やっぱりここは逆に言うと、
させていただいてるという発言よりも、
そっちのほうが不適切さが出てきちゃうんだよね。
なるほど。
なるほど。
発言の違和感というのは、もう一回整理すると、
発言の違和感に対しては、
部長さんに対してだからやっちゃってるのかどうかを、
一回ちょっと課長さんとの情報交換も含めて確認してほしいのね。
人との距離感、上下とかの距離感によって、
言葉の使い方とか態度が変わるとしたら、
それはやっぱり良くないところもあるので、
あなたの立場として部下に対してはこういう指導の仕方をしてる。
教育のこともやってるのでね。
だから教育としてはこうだよね。
これを、課長さんが忙しいから部長さんがやってるのかもしれないんだけど、
やっぱり部下長一緒になって同じことをこの人に言っていかなきゃいけない。
なるほどなるほど。
まずね。
でもやっぱり変化がないねと。
その変化がないことの一番ポイントは、
やっぱり教育ということを考えてる人なんだから、
部下っていうものに対する扱いとかが、
やっぱり良くないねということであれば、
もしかしたら役職者としての適不適は考えなきゃいけないかもしれない。
と思いますね。
ということですね。
質問募集と番組案内
処方箋まで出してくださったところまで今日はお話しくださいましたのでね、
ぜひ今日のお話を受けてちょっと動いていただきまして。
そうですね。
ここからまた何かあれば、ぜひ質問をいいかというか事後報告も含めて教えていただきたいですね。
もうちょっとこの人に意識してほしいのは、
その発言は実はあなたに向かっての発言かもしれないってことですね。
そこも確認がまず必要だと思いますね。
そこがすごく大事なんじゃないかな。
ということでね、
ぜひ皆様もこういった質問を言われてみりゃあるなっていう方も多いでしょうからね。
ぜひぜひまた見たいような質問がありましたらいただけたらと思います。
ということで今日はまた終わりたいと思います。
篠井先生ありがとうございました。
ありがとうございました。
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