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井上健一郎の組織マネジメント研究所
組織が一体となり、ゴールを達成する究極の快感
上場企業から中場企業まで、延べ200社以上の支援を行った井上健一郎が、
組織・人に関するあらゆる問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤和樹です。
井上健一郎の組織マネジメント研究所、井上先生よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
さあ、前回は評価制度周りの話を久々にしまして。
もうね、ここのところ評価の見直しをしたいという機遇は本当に増えましたね。
いや、評価制度ってある基準かなと思って、右手でこっちを押さえると左手がなんかアーってなって。
左手で握ったと思ったら本当に足から出てきてみたいな。
なんか全体が整わない。
全体的に100点がないんだよね、評価制度って。
必ずどっかが無理やりな部分がどうしても出ちゃう。
でも一番大事なものが何なのか、2章で合わせるざるを得ないので。
難しいですよ。
いやいや、難しいですよって言ってくれるのは嬉しいですね。
だから一緒に考える人がいなきゃいけないんです。
この間はなんですか。
この間評価制度のセミナーやりましょうよとか言ってた。
確かにそうだな、そういう時代だなとは思ってて。
いや、本当に何を思ってようか。
改めて評価基準もよくわかんなくなった時代において、みんな混乱してると思います。
そうですよね。見直し規模4割だそうですからね。
そうなんですか。
ここにきてさらに同一労働同一賃金の話が来たりね。
法的にも追い込んでくるんで。
そう。
大変です。
ですね。
さて、その中で今日はですね。
この方、クリエイティブ系となっておりますが、
映像制作会社のクリエイティブ関連の者ですという風になっております。
聞きたいと思います。
映像制作会社。
クリエイティブ関連の仕事をしている者です。
最近部署移動がありまして、
制作部門ではあるのですが、
扱うターゲットがファミリー層へと変わりました。
以前扱っていたターゲットの仕事は、
自分もやりたいことだったので、
次から次へと企画案が浮かび、
とてもやりがいを感じておりました。
しかし、ターゲットがファミリー層に変わり、
独身でもある自分では、
全く興味が湧かず、
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その中でもやりがいを見つけようとしているのですが、
どうもやる気が出てきません。
そんな自分の姿を見てみかねてか、
上司も少し呆れ顔。
ちょうどコロナ禍において、
副業OKとなっていたので、
外部でのやりがいを見つけようかなとも思っています。
ただ、これは逃げなのではないかと、
自問自答する者の発砲塞がり感を感じています。
副業も自由となる中、
会社にも残りたいとは思っている。
こんな状況の時、井上先生はどのように乗り越えますか。
アドバイスいただけますと幸いです。
井上先生に相談じゃなくて、
井上先生ならどう乗り越えるか。
僕のサラリーマンの時代の、
自分としてすごくラッキーだったなと思うのは、
苦手とか得意とかは別にして、
相当移動しましたねってことですね。
人事移動って意味ですか。
いろんな職種もやったし、
だから苦手とかなんとかっていうよりも、
新鮮さで常に追い回されてたようなところもあるし、
結果、40くらいになると、
いろんなことを経験して覚えられたなっていうのがあったので、
僕は一所にずっといるよりは良かったなと思いますね。
この方のように、特に井上先生の場合、
クリエイティブ経験はあるじゃないですか。
でもね、映像クリエイティブみたいに、
本当にクリエイティブの業務に特化した時代ってのは、
そんなに多くはないので。
このターゲットというか、
クライアントの売り先みたいなところが、
販路の先、顧客が、
ターゲット層が明確に変わるみたいな経験は当然されてるんですか。
もちろんある。
だから変な話、営業からプロモーションに移ったときに、
人種その他は全部違うしね。
そうですよね。
音楽の方から放送事業に行ったときには、
まるっきりわからない話だったしね。
なるほど。
だから何が言いたいかというと、
僕ならどうしますかって言ったら、
僕なら逆に楽しみよって言いたい。
そうですね。
やれないことをやれるっていうのは、
やったことないことをやるってすごい楽しいと思うんだけどな、
っていうのが言いたいことなんですけどね。
やりたかったファミリー向けじゃないジャンルのことをやってたときは、
とても楽しかったことでやりたいことだった。
この方が、別にすごく分析したり紐解くまでいかなくてもいいんだけど、
前の仕事、前の担当、ジャンルのときに、
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そのチームが何をしようとしてたんですかねっていうのは、
もう一回思い返してほしいなと。
自分がじゃなくてチームがですか?
うん。つまりあるジャンルの、今回言うとファミリー層向けでしょ。
この映像制作のファミリー層向けのこの事業は、
何を目的として何をやろうとしているのかっていうことはあるはずなので、
合わせて今の部署の目的観とか価値観とかね、
そういうものをちょっと確認したほうがいいなと。
合わせ、前の担当だったところはどうだったのかっていうのを合わせたときに、
もしかしたら共通するものは2つのセクションであるんじゃないですか?
うんうん。
クリエイティブといっても芸術家のジャンルではないので、
自分の中にあるものを誰がどう思うかではなく、
とにかく発言させて形にしてみるということに
エネルギーを注ぐということではなくて、
受けて視聴者とか見てる人とかっていうのが映像の場合いるので、
その人たちがやっぱり価値を感じなければダメだと。
前のジャンルで映像制作としてそのチームが目指していた目的のために、
この人も含めて、実際現場のクリエイターたちは何をやろうとしたのか。
どんなことをスキルとして磨き、
どんな気持ちでどんなことを大切にしてやってきたのかということと、
今回ファミリー向けの場合にこのチームが何を向かっていって、
どこに向かっているのか、目的は何なのか。
そのためにこのチームのクリエイターたちが気をつけなきゃいけないことは何なのか。
そうやってまた具体的にも決まっておくと、共通項があると思うんですね。
目的という漠然としているか概念的なところでも、何か共通することがあるんじゃないか。
もっと具体的に言うと、クリエイターがやることっていうレベルで言っても、
何か共通していることはあるんじゃないか。
それがもし見つかるとしたら、クリエイターとしてレベルをアップさせるためには、
実はジャンルにこだわってちゃダメだよねっていうときもあると思う。
目的とテーマがあって、それを具現化して表現して、
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見てる側に伝わって、それを相手が楽しいとかいいと見てる人が思う。
この具現化していく形にして見せていくっていうのはクリエイターの仕事なので、
そこではジャンルは関係なし同じだと思うんだよね。
つまり、ジャンルとして楽しいか楽しくないかっていうのはあるけれど、
映像のクリエイターとしてやるべきことは、
何でもいいからテーマが降りてきたら、
それをどれだけ楽しんでもらうかということを考えるのは、
どのジャンルでも同じでしょっていうことは言いたいのに。
副業してもいいと思うから、なぜならいいと思うかっていうと、
ありとあらゆる場面で映像クリエイターとして、
確かな手応えのある、周りがプロだなと思うような仕事を見せつけられるかどうかは、
今言ったこと、あるテーマがあって、そのテーマを映像にして見せて、
見た側がいいねって言ってくれると。
そのためには映像としてはこういう作り方をして、こういうことにこだわり、
こういうことはやめてとかってちゃんと映像を作る過程っていうのがあると思うので、
そこを組み上げる。
この組み上げることがクリエイターの才能だと思うんだよね。能力だと思う。
だからそれは僕は関係ないと思うので、
だったらファミリーっていう新たなる興味がないかもしれないけど、
新たなるものをやることはチャンスだし、副業で何かやるのもチャンスだろう。
クリエイターの機能を考えたらそうなんじゃないかなっていうふうに気がしますけどね。
なるほどですね。
これはちなみに今井上先生は、
この今昔の所属している製作チームと今回のファミリー層を扱っているチームの目的とか、
大事にしているものの価値観とかの共通をっていうようなアプローチをまず見ていく中でっていうところからスタートしたと思うんですけど、
この方の質問の観点って、そもそも自分がファミリー層に興味ないっていう自分のところから始まっているじゃないですか。
そこに対して井上先生は、
いきなりこの方からするとそっちみたいな感じはしたかなと思ったんですけど、
なぜそう見るのかとか、その辺ってどういう捉え方なんですか。
さっき言ったように、クリエイターって何のためにいますかなんだよね。
映像クリエイター、だからこの人が将来的に、
自分がテーマを見つけ、自分で考え、自分の作品を見出したいっていう人なのかどうなのかっていうのが一個あるんです。
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なるほど。
自分の作品を見たいなら自分発でいいんだよ。
でも、あるテーマを具現化するということもクリエイターとしてのスキルを高めるための一つの過程だと思うので。
なので、そのお題っていうのは、何が飛んできてもこなせるっていうスキルを持つのは楽しいじゃないって思うわけです。
プロとしてですね、ここは。
映像クリエイターとしてのプロフェッショナルにまずなりましょうと。
その先に自分がテーマとして掲げたい。
自分はこういうテーマの映像作品を世の中に送り出したいっていうんであれば、どんどんフリーランスになりなさいってこと。
所属していてやれるチャンスがあるときには、与えられたテーマをどれだけクオリティー高く仕上げるかということに一生懸命なっといたほうが、自分のスキルアップになるよっていうことがいいんだ。
なるほど。
ここの問いは究極ですね。
ここの問いの答え次第でもしかすると独立とかっていう選択肢はあるかもしれないんですよね。
ここの問いにちゃんと向き合えるかどうかで、残る成功も失敗も独立する成功も失敗も大きく自分の問題として跳ね返ってきそうなところですね。
私は直接はすごくよく知ってる人じゃないんだけど、ある放送局でね、クリエイターだったけど、音楽っていうところに行った人がある一つで、それこそワイドショーに行った人がいてね。
でも大成功してましたよ。
まさにこの方に通ずる事例ですね。
そう。だから僕は興味がないけどテーマとして与えられたものをどう作り上げるかっていうことに頑張ってみると面白いことが生まれるような気がするんだけどな。
なるほど。
そうすると自分はこういう表現方法でクリエイターとして一人前になりたいっていう欲望が出たら、自分で自分のテーマ設定をしていけばいいんじゃないかなという気もしますね。
なるほどでございます。
ぜひ頑張っていただいて事故に振り返っていただきたいなと思いますが、また何かありましたらぜひとも。
聞きたい聞きたい次の話を。
寄せてください。
はい。
というわけで井上先生ありがとうございました。
ありがとうございました。
本日の番組はいかがでしたか。
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