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井上健一郎の組織マネジメント研究所
組織が一体となり、ゴールを達成する究極の快感
上場企業から中場企業まで延べ200社以上の支援を行った井上健一郎が、
組織・人に関するあらゆる問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤和樹です。
井上健一郎の組織マネジメント研究所、井上先生よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
さあ、今日も行きたいと思いますが。
前回ね、ゴルフに行ったら若者がいたら・・・みたいな。
ゴルフレポありましたけど、最近ありますか?
いや、最近はちょっと・・・でも、コロナのね、
接種も私も2回終わりましたけどね。
そうですよね。お疲れ様でした。特に何もなく。
特に何もなかったですね。
最近いろいろね、周辺でも不安の話とかね、たくさん・・・
いっぱい聞こえますよね。
思っている以上に、世の中的に語られている。
メディアとかで語られている以上に、具体的なところでは、
身近なところで。
いろんなことが起こってるなというふうには思いますね。
情報って、搾走しようと思ったら、いくらでも搾走しそうな時代になってきたなって。
偏った情報しか減らない世の中、実はなってるんだよっていう話もあるので。
はいはいはい。
そんなに気をつけないといけないですよね。
そうですね。
違う話になっちゃいますけどね。
いやいやいや。大事な、そういったね、雑談大事ですので。
ということで、今日の質問いきたいと思いますが、
今日も質問だけいただいておりますので、早速いきたいと思います。
相手に伝わるコミュニケーションの取り方やコツはありますか?というタイトルで始まっています。
こちらは伝えたつもりでも、相手が理解できずに思い通りに動いてくれなかったり、
何もしていなかったりの状況があります。
短く分かりやすくをすると相手が受け取れなかったり、きつく感じるかと思ってしまい、
どう伝えようかと考えることに多くの時間を使ってしまいます。
そしてこの状態が続くと、指示を出したつもりができていなくて、
結果一人で仕事を抱えてしまいます。
伝わる方法を教えてください。
ということですが、
なんとなく、はいはいはい。
なんだろうね、これ。なんかいろんなテーマが見えちゃうね。
そうですよね。
1つ私からの意見を井上先生に聞いてもいいですか?
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はい。
伝え方にフォーカスが問いで出ていますが、
抱えている問題を見ると、そこじゃないんじゃないかという気もする。
課題とセットしているテーマがずれているんじゃないかなという感じの印象を受けちゃったんですけど。
要はどういう姿になったらいいかというと、
言い方の問題は別にして、指示したり指導したことが
的確に部下がやり、
ちゃんとした生産性成果が担保される状態が作れればいいということですよね。
ということですよね。
ちょっとポイントになるかなと思うところで、
結果自分がやってしまいます。
伝えたつもりだったけど、様子見せるとやってなかったとかね。
その辺があるんですが、部下という人にとって、
この上司が言ったことをやることというのは、
この部下の仕事の中でどの範疇に入っているのかなと。
つまりこの部下がやるべき役割・担務があると思うんですけど、
その仕事の中における話なのか、
それとも部下にやってほしいというこの人の仕事の話なのか。
結果自分でやってしまうんですってことになると、
ある意味ではこの人の仕事の話で、現状はこの人の仕事の話。
ただしこの人の仕事のこの部分は、部下に渡したいと思ってる。
っていう話かもしれないけど、
部下にとっては自分が担っている役割の中の、
やるべき責務だと思ってないんじゃないかっていう感覚があるんだよね。
なるほど。この方が上司前提ですよね。
この上司との関係において、その下の部下が、
その上司が言ってやってくれてないと思ってる仕事を、
自分の仕事だと思ってない可能性がある。
上司から依頼された仕事だと思ってるよ。
それだとは思ってるけど、
本来その人が担っている役割の中の範疇と、
ちょっと超えた仕事、そこではない仕事を依頼されたと思ってるんじゃないか。
そう認識されてる可能性がある。
そういう位置づけにしちゃってるんじゃないか。
だから忙しければ、
すいません、やれてませんでしたって話になるんじゃないか。
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っていう気もちょっとしたりするんだよね。
すごいシンプルに言えば、自分の仕事じゃないと思ってるってことですよね。
自分が全うしきらなきゃいけない仕事じゃないと思ってる。
そう。自分のマスト項目ではない。
やったら勝たない、プラスだけど。
プラスというかどうかわからないけど、
まあだったら、言われたからやりますけど、ぐらい。
昭和の時代の旦那さんの食器洗いみたいなもんですか。
昭和の時代のね。今は違う。
マスト項目。
だからそんな感じじゃないかなっていう気がするのね。
じゃあ何が言いたいかっていうと、
伝え方の問題というよりも、
やってもらいたいことの部下にとっての位置づけっていうのは、
まずどういう位置づけで君に依頼するのか。
例えば、上司の仕事で非常に忙しいので、
この部分やってもらうと助かるんで受け取ってくれないかっていう意味で、
ちょっとやっといてくれないかっていうこともあれば、
この先で言えば君が覚えたほうがいいから、
いい機会だからやってごらんっていう話なのかもしれないし。
その辺の伝えたいというよりも、
やってもらいたいのはなぜなのかがまず大事だと思う。
こういう意味であなたがやるといいと思うよ。
いい機会だから覚えたら。
もしくは君ならできるから君のやり方を見たいんだよね。
いろんなことはあると思う。
キュウギのシュータースポーツのお見合いみたいな感じですか?
そうそう。
お前だろみたいな。
それでも起きますよね。
明確に分断されて整理されきってる仕事をやってる方々はないでしょうけど、
曖昧もことする。
どっち?みたいな仕事。
仕事って別に基本的には関係性で成り立ってるんで、
線引けないとこあるじゃないですか。
それに無理に線引いて役割分担しているとこと、
ここはどうやってやるんですか?
部下が振られたと思ってるかどうかだよね。
基本原則そこ。
振られちゃったなーって感覚で受け取るのか、
それ確かに私やった方がいいですよねって思えるか。
それはどっちがどっちですか?
振られたなと思うのは上司の中にある範囲の仕事だと部下が思う。
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あー振られたよーみたいな。
その仕事はったくよーみたいな方ですね。
振り上がってみたいな。
でももう一個は、
これ確かに自分やった方がいいなとか、
意味わかるなっていう。
自分がやるっていうのはそういう意味ですねっていうことがわかる。
これは私の仕事だなと。
そういう受け止め方ができてるかどうか。
伝え方よりそこなんです。
これも伝え方の中の一つなのかもしれないけど、
伝えるべきことという意味ではね。
上司と部下の関係じゃないですか、この質問の。
部下の方が確かにこれ私の仕事ですね、
受け取ってくれたときの安心感たるやってのがありますよね。
あーすいませんこれは僕の仕事っすみたいな。
おーこれ全部巻き取ってるぜみたいな。
今央野さんが言ったみたいに、
それ僕がやりますって言われたときってすっごい上司って嬉しいよね。
嬉しいですよね。
だからそういう風な渡され方ができてるかどうか。
なるほどね、上司側がですね今度は。
だからだとしたらこう思うんだけどどう思うとか、
具体的にどうしたらいいと思うなんていうところにも参加させて、
じゃあやってくれるって言ってもいいし、
相手が自然にじゃあ僕が次にしようって言うかもしれないし、
私がやりますよって言うかもしれないし。
その流れを作る方が大事だと思う。
いやー確かに。
中途半端にスキルとしてコーチングとか学んじゃった上司が、
どっちかなみたいに巻き取ってる。
結局向こうが巻き取った風だけど、
本人の意識としてはやらされてるってなってるみたいな。
あのときお前がやるって言ったじゃないかみたいなのよくありますね。
とはいえね、スピード感の必要とする仕事の場合は、
指示命令しなきゃいけないときももちろんあるのでね。
本人がどう思うが指示命令しなきゃいけないことがある。
そのときはおそらくこの方が考えるような伝え方という問題はあるかもしれない。
でも伝え方の中に、
こっちが一方的にこうだよだよって言って、
はいわかりましたって言ったから受け止めたかって言うとそうではなくて、
あなたが言いたいことはわかりましたっていう話なので、
私がどうするかはわかったわけじゃないですよっていうところまではどうしても起こるので。
わかったけど納得できてない感じですね。
なのでどうしてもいろんな状況を見ると、
君にやってもらいたいよと。頼りたいんだけどどうかねっていうことと、
そこへのコミットをちゃんと作るって言ったらいいのかな。
どう思うって。ところでどう思うこれって。
君にぜひやってもらいたいんだけど、どう思う。
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悪いけど他に適任者いないんで、
ぜひ君にやってもらいたいと。
で、やるとしたらどう思うこれって。
何か具体策に至るプロセスの中で必ず参加させるってこともしておかないといけない。
あともう一個だけあるのは、伝え方って相手の受け取り能力にもあるので、
よくある抽象と具体の話だけど、すごくふわっとした概念で伝えたほうがいい場合と、
事細かな指示をすることによって、かえって相手が嫌がっちゃう場合と。
とにかくこの辺はきれいにしといてねって言うだけでいい人と、
あれはここに片付けて、これはここに片付けてって言わないとわからない人ってのもいるので、
新人であれば、未経験度合いが強ければ強いほど具体的なことは何かわかんないので、
具体的な指示をしなきゃいけない。
それをふわっとした伝え方しちゃうと、結局わからないまま動かないで終わってるってこともよく見える。
あとあまり具体的なことを言うと、それこそモチベーションを低下させて、
やっと原因ですよねみたいな状態で、いずれ優先順位をぐっと後回しにして、
気づいたら時間内にはやってなかったみたいなことが起こってる。
ここのポイントは相手方の受け取る能力とか特性とかですか?
うん。渡したいもののテーマについて、課題について、
どの程度抽象度を高めた次第でいいのか、ざっくりとした言い方でいいのか、
より具体的な指示をした方がいいのか、
これはちょっと相手の習熟度とか見ながら見た方がいいね。
そこは逆に上に立つ立場の方が指示する方がどういう仕事のレベル感なのか、
ちゃんと観察把握した上で抽象度は決めるというのが問われるというような意味での注意点ですね。
ベテランで経験豊富な人にあまりにも具体的な指示をするというのは、
かえってやる気なくさせたり。
そうですね。わからないって話ですよね。
どうやればいいかのところを工夫させるってのも大事だから。
そういうときに。
あとはね、やっぱりこれをやることがどういうことにつながるかっていうのは、
もし伝えられる内容であればぜひぜひ添えてあげてくださいって感じかな。
その先の目的みたいな話ですか。
やっぱり極端な話、これをやってくれたらって変な言い方だな。
やることっていうのは君にとってかなりプラスな評価につながるかもねっていうことがあるんであれば。
その仕事の価値の認識をちゃんとしてあげるって方ですね。
そういうことです。
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いろいろいろんなこと言い過ぎちゃいますけど。
ということで、仕事の価値、そして相手の習熟度。
基本的には相手の仕事なのか、こちらの仕事の依頼なのか。
線ですね。
線を相手方がどう認識しているかという大きく3つありますので、
ぜひ自分の仕事に置き換えて考えてみていただけたらと思います。
三浦先生、ありがとうございました。
ありがとうございました。
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