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2021-05-28 16:30

第318回「質問:周囲に「副業する人」が増えてソワソワしています・・・」

第318回「質問:周囲に「副業する人」が増えてソワソワしています・・・」井上健一郎が、組織・人に関わるあらゆる問題をわかりやすく解説する番組です。 ★番組への質問はこちら↓↓ https://ck-production.com/podcast/inoue/q/
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井上健一郎の組織マネジメント研究所
組織が一体となり、ゴールを達成する究極の快感
上場企業から中場企業まで、延べ200社以上の支援を行った井上健一郎が、
組織・人に関するあらゆる問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤和樹です。
井上健一郎の組織マネジメント研究所、井上先生よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
前回、久々にラボ的な話ができましたので、
今日は早速質問いきましょうかね。
はい、そうですね。
いきたいと思います。
今日のご質問は、ある企業の総務課長38歳の方からご質問いただいております。
いきたいと思います。
最近、私の周りで副業を始めたり、その準備をしている人が増えています。
私は今まで興味がなかったのですが、周りが始めると焦ってしまいます。
周囲の人は時代に乗ろうとしているのに、私だけついていけていない気がして。
確かに将来のことを考えたり、子どもの教育費のことを考えると、
私も何かした方がいいのかなと思ってしまいます。
私の会社は副業をOKにしていませんが、
そのことを辞人に言うと、今どき副業をOKにしていない会社がおかしいよと言われてしまい、
今度は今の会社にいない方がいいのかなと思ってしまいます。
でも私は4名の部下を抱えています。
自分の役割を考えても会社に内緒でそんなことできないし、
そもそも副業が私にできる気がしないし、
転職もできないだろうし、
今まで仕事に集中できていたのに、
ここ数ヶ月どうしてよいか、どこから手をつけてよいのか、
頭の中がむちゃむちゃです。
ビジネスパーソナルとして、マネジメント職として、
この状態をどう捉えていけばよいでしょうか。
とても抽象的な質問になってしまいましたが、
考えていく手順だけでもご指導ください。
よろしくお願いいたします。
はい。
副業というか、社会における悩みですね。
副業という話は非常に多いですよね、副業兼業。
これ、多く広めるというか、
この考え方を広めようとしている背景には、
年金の問題とかもあってね、
100年時代とか人生とかも言われていて、
自分の老後も含めて人生のお金の面で、
ある種自立しないといけないねっていうことで、
そのチャンスがあるならもっとやっていいんじゃないっていう方向があると思いますよね。
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コロナで業績がすごく悪化したようなところで言うと、
例えばアナなんかも副業兼してるけど、
そっちの意味合い。
自分の収入をもっと他で確保していいよっていう意味合い。
むしろしてくれぐらいの感じですね、企業が。
あとは、ベンチャー系なんかでよく見られるようなことで言うと、
そうではなくて、ある種自分の能力を使って外部とやることで、
さらに能力開発しなさいよみたいな、
もっとポジティブな意味の副業みたいな。
ってことは副業って言っても、
大雑把に言うと、自分の活躍場所を拡大するっていう方向と、
収入の術を複数持つっていう軸と、
なんか二軸あるような気がしますよね。
一番いいのは、自分の能力の開発、活躍場所が増えることで、
なおかつ収入が増えたら最高の副業だし。
みんなそれを目指すんだけど、入り口としてどこから入るかは大事かもねとは思います。
この質問者にもあるように、教育費のこととか考えると、
若干もうちょっと収入が欲しいなということで言う副業。
そうしたら、まずはできることで、時間として許される範囲で、
会社の規定にも触れないでできることから始めちゃうんだろうなと。
例えばだけどね、全ての方がそういう意味じゃなくて、
もっと違う意味でやってる方もいるかもしれないけど、
休日になったらUberEatsでやってるよとかね。
そういう方も今多いじゃないですか。
でもあれはあれで意味を持ってやってる人もいるのでね、
収入だけじゃないかもしれないけど。
やっぱりどっちの方向で副業っていうのをスタート切るかっていうのは、
考えたほうがいいかなとは思いますよね。
どっちの方向っていうのは、単純にお金の副収入としての副業?
せっかくだから、使える時間があるから、それを収入のため。
なおかつUberなんかでは健康的にもいいしとかね。
そういう深い要素も含めて考えてる。
ただし、やっぱり収入面のことを中心に考えていく。
これ悪いことじゃないので。
それともう一個は、自分が活躍できる場所は他にもあるんじゃない?
っていう考え方で広めていく。
これ両方ともあるんだけどね。
世の中的には両方の文脈で語られてるような感じがする。
ちなみにこの方はどちらかというと、
前者の収入の方の話っぽい感じは?
たぶん、なんでこのお伺いをしたかっていうと、
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この方が自分で捉えようとしてやってるのが、
収入面もあるよねっていうところが強いんじゃないかと思うんだよね。
僕は、そこを自分の活躍場所っていう視点に切り替えてみたらどうってことが言いたいのよ。
総務課長までやってね、仕事にもある種充実してやってた人なんだから、
そこまで来た自分の何かの力があってそこに来ているので、
その何かの力は今の仕事じゃなくても他のことに活用できるかもしれない。
お金にはならないかもしれないけど、何かのNPOで協力するっていいじゃんって思うのよね。
つまりお金だけで考えちゃうと狭まっちゃうし、
会社の規定をクリアする条件がきつくなるので、
そんなことやってるんだったらまあいいんじゃないかって、
逆に会社なんかも言えるような場所ってのもあったりすると思うので。
自分がせっかく生まれてきて、長くなって時間もたくさんあるんだとしたら、
自分が生きとできる場所ってここだけじゃないんじゃない?っていう発想で、
一回捉え直してみるってもらうといいんじゃないかなと。
副業って実際どうなんですか?
今の文脈で言うお金のためと、両方どっちだけってわけではないじゃないですか。
密接なのでと思うんですけど、
いわゆる自分の活躍の場を広げながら副業されてる方って、
そもそも自社の中でものすぎ活躍してて、
副業してもらった方が会社にとっても結果事業的にも
相乗効果あるぐらいの副業をしている方っていうじゃないですか。
あいつ外出ていって副業でもしてもらいながら
自社にうまく連携してくれた方が、
よりどっちにとってもお互いいいよねっていう。
副業って見てていい副業だなと思いますけど、
そうじゃない。
自分の居所探しとか、
それこそ目の前のお金足りないんでちょっと稼ぎますの副業のパターンって、
結局自社の中で活躍しきれないままの副業になっている傾向が見ててあるなって気がするんですけど、
このあたりはどうなんですかね。
あるでしょうね。
だからやっぱりそうするとその副業の種類っていうのは結構ね、
世の中の一般的に言うパートタイマー的な副業をやってたりする。
つまりこう、労働を提供、益務を提供してお金をもらうみたいな。
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能力とか価値提供してお金をもらうというよりは、
一つの労働という。
時間売りですかね。
益務提供によって、自社だけではないところからお金をもらうみたいなことが結構多くなっちゃうよね。
でもさっき言った、お金やってくれても全然いいよと、
うちの会社にも戻ってくるし、それっていうふうに考えられるのであれば、
それは素晴らしい人だし、今後でいうとそういう人たちってフリージェントなんだと思う。
そうですね。
タニタなんかがそれを進めてるもんね。
業務提携という社員を、つまり一回やめて業務提携して、
その代わり自社の仕事をもちろん渡すし、
他の仕事もやってもらっていいよと。
箱本家伝数でしたっけ。そんな話最近ありすぎて記憶が曖昧ですけど、
箱本編もやってましたよね。
業務提携の方に切り替える。
プロフェッショナル度が高い人、スペシャリスト感が高い人はそっちの方向行くんじゃないかなと。
あとはもう一個はさっき言ったみたいに、
通常やってることとは違うところで何か活躍したいとかやってみたいとか。
っていうのも副業に入っていく世界の入り口にあるような気がする。
近しいところで、私が番組やっている方の話で聞いたのは、
もともと現場をやってた会計事務所の方が管理職に上がっちゃって、
現場ができなくなって、たまには現場にも触れてたいから、
副業的にちょっと夜副業するみたいな。
そういうのもあるよね。
いろんな副業ありますよね。
だけどそれもその方もやりたいからやってるわけじゃない。
かつお金になるからいいっていうね。
だからお金とやりたいことのどっちが先行してるのかなっていうね。
考え方の中で。
井上先生的には、やりたいことのほう先行での副業がいいんじゃないのという文脈ですか。
そう。
それのほうが能力開発になるから、自分の。
結果的にね。
さっき言った、駅務の提供で終わらないと。
そう。
いろんな価値観とかいろんな考え方も吸収できるし、
だったらこうしようかなみたいな。
この方も転職なんかできないしって言うけれど、
人生2倍楽しもうって考えたら、もう一個やりたいことないですかって。
やれるかどうかは別にして。
そうやるとね、
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転職という手段を選ぶ前もあれば、副業という手段を選ぶ前もあるし、
副業という考え方が根付き始めているとすれば、
転職の助走期間としての副業という。
まずやってみるみたいな。
テスト期間も作れるような時代になっているよねということなので。
だから、あんまり自分ができることは、
例えば総務人事だから、そのスキルを活かして他でもってやると限定がきつくなるので、
違うこと考えた方がいいと思う。
まるで違うことってことですか。
ちなみに僕の転職ってそうだからね。
どの時の話ですか。
メーカーからの。
この話意外としてないですよね。
この方向に来てる、このコンサルティな方向に、
組織運営とかっていうことの仕事に入ってきているっていうのは、
実はね、前の音楽産業にいた頃とは全然違うことやってる。
そのときからのシフトの話か。
僕も実は40くらいのときに、
そのときは漠然としすぎていたけど、
どうせ70くらいまで俺たちの時代って働くだろうと思ったから、
じゃあ50くらいで一回やめてやると、
60丁年になって何かあたふたするより、
残り20年あれば助走期間10年作れるしとか思ってたからね。
本気で50で辞めるっていう前提で考えようとかって思ってたもんね。
そういう意味で言うと、
辞めるか辞めないかで転職を考えるしか、
独立を考えるしかなかった時代からすると、
助走期間という概念で副業っていうのは、
できる。
ありますね。
それできるんだよね。
でもそれを前提とされた会社側の今度は大変さもありますけどね。
おそらくそれで何かちゃんとしていく人っていうのは優秀だからね。
会社にとってもためになるし。
なるほど。
そういう人たちってある程度しっかりやってきてる地位もある一方で、
一層ちゃんと持ててると思うので、
そんなに簡単にそこを保護にすることはないと思う。
確かにね。
優秀な方が助走期間で独立するぐらいの幅を会社側も持たせることの方が、
より組織の活性にもつながるというところでいくと。
この質問の方なんかは、
さっきから言う収入をもうちょっとあった方がいいから、
副業もした方がいいのかなっていう発想の方に
行かないでほしいのよね。
やっぱり自分が総務課長までできてるんだから、
やっぱり自分ができることって何だろうっていう、
ちょっと棚下ろし、静かに。
こんなコロナのゴールデンウィークみたいなときで言うとね、
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出るときもないので、ちょっと1日かけて自分の棚下ろしして、
なんかあるかもなぐらいでいいのよ。
何をやろう、見つけるって言ってやるけど、
なんか他に自分の活躍する場所ってあるんじゃないかなって、
イメージを持つことがまず大事で。
こっちですね。
今ちょうど世の中にコンテンツがアップで過ぎてて、
昔で言うFX的な意味での資産運用だったり、
副業を煽るようなコンテンツが溢れ過ぎててね、
今までだとそんな話耳にしてなかったような人たちが、
この方みたいに振り回されてるのをすごい見るので、
まさに今の井上先生の話をお聞きして、
改めて自分がね、棚下ろしも含めてやっていただきたいですね。
何か見つかると思いますよ。
というわけで、今日のとこは終わりたいと思います。
井上先生ありがとうございました。
ありがとうございました。
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