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2021-07-16 15:42

第325回「新時代の「管理職」のあるべき姿とは?」

第325回「新時代の「管理職」のあるべき姿とは?」井上健一郎が、組織・人に関わるあらゆる問題をわかりやすく解説する番組です。 ★番組への質問はこちら↓↓ https://ck-production.com/podcast/inoue/q/
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井上健一郎の組織マネジメント研究所
組織が一体となり、ゴールを達成する究極の快感。
上場企業から中場企業まで、延べ200社以上の支援を行った井上健一郎が、
組織・人に関するあらゆる問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、玄人岡杉です。
井上健一郎の組織マネジメント研究所、井上先生よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
さあ、今週も始まりましたが、色々と…。
井上先生、お忙しそうですけれども、研修とかが多いんですか、今。
ここのとこね、管理職を中心とした研修が多くて、
オーダーが多くて、それをやってるとこですかね。
ああ。
何が多い研修?
管理職のための。
管理職なんですね。
会社側が感じる管理職の在り方と、
現場の事情に悩ましい管理職本人が、
動きとかに関して、悪い意味じゃなくギャップが生まれてるかなって感じがちょっとあって。
すごい概念上で言うと、会社側はこういうの求めて、実際はどんな感じなんですか。
会社は、うまくコントロールしてくれよというか。
今までと同じで、業績の成果のために、
会員・部員に対してもフォローしてやってくれよと。
なおかつ最近で言うとワンワンって増えてるので、
ワンワンなんかでコミュニケーションをしっかりとってくれよとか。
全体のまとまり感みたいなのを作ってくれと求めている。
会社のためにやっぱり動いてほしいって。それは当然なんだけどね。
ただ現場って、今までとは違う問題とかが、時代の変化によって出てきちゃってたりする。
さっきのワンワンしっかりやってね。
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僕らなんかも言ってるけど、ワンワンやるんだったら、
前提としては部下のためにやらなきゃダメだよねと。
上司官の一方的な指示・命令の世界になっちゃったら、
やる部下のほうが疲弊するので、それは決してよくないよね。
当然なんだけど、現場からすると、
例えばリモート環境の中で、何やってるか細かいことが見えない中で、
じゃあ部下のための時間だって言うけど、
ますますこいつ何考えてるのかわかんないし、
言わなきゃいけないことを言うと、業務のミーティングとワンワンって違うんでしょうかねとか。
いろんなことが混ざって、混在感が混乱してるよね。
だからすっきりと、マネージメントってこうだよねなんていうふうには理屈通りに、
日々の管理職としての行動をきれいに線引きした上で動くなんて、
なかなかできない状態があるんじゃないかな。
現場、今時代のこんな感じなんで、復業したいな、転職当たり前だ、
リモートワークにしたいなとかっていうこととかが、
その現場の上司にそこまで包括しなきゃいけないって、
扱わなきゃいけない問題がちょっと多すぎますよね。
僕なんかは管理職のための研修で、
やっぱり会社からのオーダーはそれに近いものはあるんだけれど、
でもやっぱり本来的に管理職って何しなきゃいけないのかっていうことを、
具体的に言うと課長クラスは、現場のオペレーションとか進捗とかがきっちりと、
チームとしていい行動が取れている状態で結果を生むということをちゃんとやらなきゃいけないし、
でも部長クラスになると、現場をどれだけうまく回すかに翻弄されてると、
これだけ複雑な事態と言われてるところに対応しきれなくなる。
つまり現場がうまく動くためのことばっかり注力すると、
起こってくる問題に対処していくっていうことがすごく主流になっちゃう。
でもそれだと会社は組織としては強くないので、
起きるもぐらたたき状態の対処対応で終わっちゃいますよね。
だから、「そんな対応するぐらいだったらやめちゃえば?」みたいなふうに、
責任にこっちが思うこともあるのよ。
ということは何が足りないかっていうと、やっぱり向かうべき方向性が定まってれば、
いやだったらもうそろそろ時代違うんだからそこに対応しなくてももういいよってなったりとか、
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いやいやまさにそれこそこれから僕らが真剣に考えなきゃいけない問題だよねという線引きができるので、
どこに向かうかっていうことが、部長クラスになってくるとすごく大事になる。
いやでもそう思うとさっきの話とまた同じところに戻りますけど、
部長クラスもよりこの状況になって問われるレベルが上がるというか、
もう早く経営者としてのやらなきゃいけないことが部長クラスに問われてるっていうふうに。
自分の組織においてね。
でもやっぱりそのぐらいだと思う。
管理職ってそういうことをしていくことなんだろうなってやっぱりますます思うな。
その話すごく面白いというか、まさに今多くのレガシー企業が抱えてる課題ですよね。
改めて管理職ってここに来て何をすべきなんだっていう、
ある種の定義とかパラダイムを変えていかなきゃいけない中で、
井上先生としては今みたいなところも含めて話していただいてましたけど、
改めてどういう方向だというふうに。
僕は、それこそ企業の規模にもよるけどね。
部長がいてその上に執行役員がいるみたいな企業も結構多いと思うし、
あとは取締役会っていうのは逆に言うと、
外部も入れたりして審査・検閲するみたいな。
執行自体は執行役員がやるみたいな区分けをしているところもあるし、
中小企業ではそんなことはない。
単純に社長がいたら次部長でっていうことももちろんある。
中で言っても、今までって上にいればいるほど、
いろんなことをわかって、経験も含めて、
どっちへ向かうと良さそうだっていうのが、
上に行けば行くほどよくわかってるっていう時代ってあったと思うんだけど、
もうそうじゃないので、
組織自体が、承認のために役職者がいるっていう組織作りじゃないと思うのね。
下から何か提案したら、課長がOKしたら次に部長見回って、
部長がちょっとここのところが足りないんじゃないか、これだと言って差し戻しして。
臨時的な話って言ってた。
今までってもちろんそれが全部じゃないけど、
実際には現場でガーッと動いてることを、
部長クラスはそれを支持するというよりも、
そこで動いてることが大丈夫かどうかっていうふうにチェックしている。
上から下から上がってくる案件を、
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ある意味意思決定のためのある種の裁きをしてたっていうことなんだけど、
現場が動き方とか動く方向は自ずと決まってたってことなんだよね。
上に行けば行こうとどこへ行けばわかる時代は、逆に言えば、
トップが間違わなければ現場がやる仕事もそんなに変な仕事をやってるはずないので、
みんなで経験によって判断できることが多いから、
管理職と階層というのは大事だし。
大きな方向はそもそも会社として決まっている中でなので、
年数が上がったり能力が上がれば、そのまま方向を問う必要はなかったってことですかね。
方向は上の方は問われていたけど、それは現在も一緒なんだけど、
中間の管理職はあんまりとやかくそこに関して言わなくてよかったんだ。
もちろん中には提案して経営層と話し合うタイプの人もいたけど、
そうじゃなくて、さっき言ったように言葉は悪いけど、
ある種反抗を押すだけの人もいたと思うんだよね。
でもその反抗を押すだけの人はもういらなくなっちゃうと思うんだよね。
まあ言われ続けてきてましたけど、改めて本当にそう思う。
改めて。
要は何かっていうと、このチームはどこに向かうべきかを、
会社がどこに向かうかと合わせるんだけど、
必死で外部の状況を知ることを努力しなきゃいけないし、
何が大切でどうしていくべきなのかってことを、
ちょっと抽象的な言い方だけど、方向性とそこに向かってどうやるか。
いわゆる戦略だよね。
っていうのをしっかり組み立てられる。
その意識が強い人じゃないと、
ある種部長クラスはもう無理だと思う。
だからこれから求められるのは、
大きな会社であろうが小さな会社であろうが、
いろんな部門が一緒になって一つの形で目指さなきゃいけないということを作ると同時に、
その中で事務所っていうのはどう変わっていくべきかっていう、
変革の方、革新の方向性をある意味ジャッジできて、
示せないとだめだなと。
だからこれをやってればいいよっていう時代じゃないよね。
ちょっとわかりにくくなっちゃったかもしれない。
でもすごいシンプルに言ったらどうなんですかね。
今これから問われる管理職は、方向性と戦略を扱える軍師となると。
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ということはもっと平たく言うと、
変わることのアイディアと考え方をしっかり持ってほしい。
この研修ってエグい世界ですね。
そこの原点って何かって言ったらね、自分の中にあるはずなのよ。
つまり人が定めたルールとかやり方とかよりも、
もしかすると自分の中に埋まっている。
これすごくスペシャルっぽい話に聞こえるかもしれないけど、
自分の中にある発想とか感覚とかを研ぎ澄ましていくしかないんだよね。
だから何が俺はしたかったんだっけって、
昔だとあんまりそんなこと言ったって、
今のことをとにかくやって一生懸命やるだけだよっていうことでもよかったけど、
それよりもどうしたいかなとか、
どうなるとこへ持っていきたいかなとか。
全然スピリチュアルでもなんでもないですよね。
自分の中にあるものをやっぱりある種忠実になっていかないと。
どうしたらいいんですかっていう答え探ししちゃうと、
もうね、管理職として強くなくなると思う。
なるほど。事故に問える管理職でないと。
戦略はそこから出ますもんね。
どうしたいと思う。どんな世の中になったらいいのとか。
こないだ違うところで遠藤さんと話してて、僕いまだに残ってるんだけど、
これからの企業って、お金をもらうために働く集まりじゃなくて、
お金出してでも集まりたいよね、これやるならっていうのは作らないとダメですよねって言ったことあるじゃない。
そういう感じ。
そういう何かこんなんなんじゃないかっていう、
自分の中にある思いとか妄想かみたいなものは、
持ってるというかそこを高めていくというか。
なるほどね。でもすっごい納得感ありますけどね。
ただそれを問われる管理職たち、本当に頑張りましょうって感じですね。
早くそういうことができる人を見つけて、会社としてはね。
早くそういう人と会社、会社っていうレベルで語り合うようなところに持ってってあげたほうがいいよね。
なるほどですね。今回せっかくだったので、
ちょっとこれ管理職についていけそうだなと思って話していただいちゃいましたけれども、
やっぱり時代の価値観がシフトする時期を迎えているなというのは、
管理職にも起きてるなというのは改めて思いましたので、
ぜひこの話を活かしていただきたいなと思っております。
次回はまた質問いっぱい来てますので、そちらのほうも使っていきたいと思いますが、
15:00
今日のところは終わりたいと思います。井上先生、ありがとうございました。
ありがとうございました。
本日の番組はいかがでしたか。
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