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2021-07-23 17:09

第326回「質問:互いに「興味」を持たないメンバーのチーム力を高めるためには?」

第326回「質問:互いに「興味」を持たないメンバーのチーム力を高めるためには?」井上健一郎が、組織・人に関わるあらゆる問題をわかりやすく解説する番組です。 ★番組への質問はこちら↓↓ https://ck-production.com/podcast/inoue/q/
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井上健一郎の組織マネジメント研究所
組織が一体となり、ゴールを達成する究極の快感
上場企業から中場企業まで延べ200社以上の支援を行った井上健一郎が、
組織・人に関するあらゆる問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤和樹です。
井上健一郎の組織マネジメント研究所、井上先生よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
さあ、今日は質問を早速いきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
今日なんですけども、第321回の回を聞いての質問ですということで、
その時のタイトルが、SNS主流のコミュニケーションで関係性を高める方法は?という回だったんですが、
その話を聞いて、業務以外のことで相手への興味を高めていくというお話がありました。
今いるチームはリモート体制も影響してか、あまりお互いに興味がないという現状です。
私自身、改善していきたいとは思っていますが、なかなか動けておりません。
相手の価値観や考え方に興味を持ててこそ、業務の質が上がっていくと思っていますが、
どのように興味を持ち、チーム力を高めていけばよいのでしょうか。
むしろお互いに興味のないチーム状況を放置し、業務ベースにした方がいいのでしょうか。
私はチームメンバーに興味を持つという一歩を全員で取り組んでいきたいと思っています。
井上先生のご意見をいただけるとうれしいです。よろしくお願いいたします。
リモート環境では、リモート環境がスタートした去年あたりからも言われ始めたけど、
ますますこういうことが出てきているような感じでしょう。
関係性を良くするということでいうと、何のために関係性を良くすればいいかという話になるので、
そこからなんですけど、成功循環モデルでよく言ってるけど、
関係の質の次ってどこに回るかというと思考の質というところになるので、
キム教授もダニエル教授も、日本語では関係の質、次に思考の質になるんだけど、
向こうでは、いわゆる集団の思考の質っていう発想があるんだよね。
個人の思考の質じゃなくて、関係の質が高まるとチームとしての質、
つまり集合したときの思考の質が高まるという表現をしているんですよ。
ということは、みんなで知恵を持ち合ったり知恵をつくったりすることができる。
集合地みたいなこと言われるけど。
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つまりご意見交換ができる活発な活発な、それ面白いねってところから広がるとか。
ということのために関係の質が大事だと。
ということになると、なんでもある種言い合える状況とかっていう関係性の距離感にしておいてください。
距離感っていう問題で言うと、学生時代のことを思い出してほしいんだけど、
特に大学なんかはそうかな、高校時代でもそうかもしれないな。
やっぱり部活の結束力って強いでしょ。
だから会社においてもね、これ概念的な話よ。
事業が仕事だとしたら、部活が必要なんだなって思う。
部活的なものね。
ここで部活というのはどういうふうに定義するかってことによって、
組織によって部活の種類が違ってきちゃうんだけど。
もろんまさに部活をやるってところもあるだろうし、
違う仕様で部活的なつながりを持つ。
仕事の中に部活的なものが統合されてたら最高にいいですけど、別で持つということですよ。
別で持たないと始まらないんじゃないかなと思う。
さっきまでの話は置いといてさっていうような区切りがつけられる。
キンコンカンコンってなった後、はいじゃあ部活だってみんながいろんな部室に散っていく。
あの感覚ね。
やっぱり採用試験やってたって、多くの学生さんが語るのは、
クラスの話、大学はしょうがないのかもしれないけど、部活の話とかアルバイトの話って多いじゃない。
つまりやっぱりそこではないところ、授業ではないところみたいな。
だから仕事だけで語っている場面とは違うところの語られてるのはどうしても必要になるんだと思う。
それは趣味の話だったり、じゃあみんなで今度こうしようよともいいし。
リモートとはいえ、どこかでこんな話題のイベントがあるから、
イベントの入場制限とかあるけど、みなさんで行きましょうかとか。
それぞれ行ってみてみんなで感想を言いましょうとかでもいいし。
こんな本があるけどみんな読んでみませんかでもいいし。
なんかそういう投げかけとか。
投げかけたけど誰も反応しないじゃつまんないんだけど。
そういう場を作っていくのもひとつかなと思います。
これまた別なんだけど、僕の前の会社のときに、
やっぱり時代的にみなさんはもう今、そんな時代あったのかと思うかもしれないけど、
パソコンが一人一台になったっていう時代があるわけですよ。
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職場に一台だったのが。
そうなったときにとにかく触れてない人が多かったので、
触れさせるという目的がそのときあったんだけど、
掲示板ってあるじゃない。
投稿する掲示板のことですか。
社内掲示板なんだけど、
2つ作られて、オフィシャルな掲示板とプライベート掲示板っていうのが作られたんだよ。
プライベート掲示板って、途中あまりにもルール無用になっちゃって、ルールなしになっちゃったので、
無法時代になったから制限加わったんだけど。
2チャンネルじゃないですか。
3集はなんでもよかったんだよ。
それは、触れと。
リテラシー高めろみたいなのがテーマだったので、
そうだったんだよね。
でもそのときに面白かったのはね、
いろんな話題がパッと見るといろんなことが掲示板に出てるわけよ。
ハムスター生まれました。欲しい人いますか?とか。
今日ビアガードに行きたいんだけど誰か一緒に行きませんか?とか。
とにかくありとあらゆること。
でもね、あそこでは非常に高まったんだよ。
絵もいわれぬグループが生まれるんだよね。
ある一定の人数規模っていうのは必要かもしれないけれど、
そういうような自然発生で集まった人たちの結束力って実は高い。
っていうようなこともあるので、その通りやろうっていうんじゃなくて、一つの例として。
確かにわかりやすいですよね、今。
なんかある種クラブ活動、加害活動じゃないけど、
そういうような意味合いのものっていうのは必要なんじゃないかな。
なるほどですね。
仕組みとしてこの方がおっしゃっている業務の質が上がっていくために、
価値観とか考え方とかに、
相手の価値観とか考え方に興味を持っていくためにはどうすればいいか、
という形の回答だったと思うんですけど、
そもそもちょっと概念的な話せっかくなので、
井上先生に聞きたいんですけど、
あまりお互いに興味がないという現状ですと、
相手に興味を、興味っていうものを持つって。
あのね、すぼる途中でごめんね。
いやいやいや、今ぐらいでも来そうだなと思ってました。
あのね、相手に興味を持つために必要なのは、
媒介となる話題がなきゃいけない。
つまりあるものについて語ってるときにこそ、
この人ってなんでそういうのっていう話になるんですね。
だから変な話、いやいや、
遠藤さんってそもそもどういう人かねって興味を持つのは、
こういう収録とかこういうことをやってるし、
こういう話題があるからこそ、
そんなふうに考えるんだっていう一歩先に、
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価値観のベースまで入れるじゃない。
でもこれが何かの仕事で、
いつ行くかまでこうしておきます、
じゃあやっといてくださいだけだと、
そこに触れる話題ではないので、
つまりこの人ってどうしてそういうことを思うのかなっていうようなこととか、
あ、面白いなあとか、
あ、そうなんだ、広島カーフのファンなんだとかね。
なんかそういうその人の大切なものとか価値観とか、
そういうものに触れるような話題が、
媒介として必要だっていうことなんですね。
ああ、いやいや、まさに概念的な話聞きたかった、そこですよね。
相手に興味を持とうとして持つというよりも、
そのために媒介がないとまずモテないよというのが一つってことですね。
そう、だから媒介を作りましょうってのはさっき言ったクラブ活動。
うーん、ってことだったんですね。
すごく今、はいはい、腹落ちですね。
だから変な話、例えばだけど僕は思うのは、
例えばお子さんなんかがいる人がリモートワークしてたらね、
いや子供がこんなこと言ってるんだけど、
みなさんのことはどうですかみたいな話がされてると、
いやうちもそうなんですよねとかね。
例えばそういうことも話題なのよ。
この方はチームって書いてありますね。
なのでそういうふうに分かっていくと、
本来のチームとしてこの仕事業務を遂行するにあたって、
どこに向かってどうしなきゃいけないか、
何を大切にしなきゃいけないかっていう話に入っていける。
つまり入り口をまず作りましょう。
ああ。
これが今ずっと話してること。
なるほど。
これは何でもいいわけですよね。
何でもいい。
だから変に、今回の案件についてはみなさんどう思いますかっていうふうに、
やんなきゃいけない部分もあるけど、
そこだけで価値観ベースで語ろうとするとなかなか難しい。
答えのない、全然業務と関係ない話題とかのほうが、
意外とここに関しては進むと言いますか。
効率的ってものでもないですけど。
これはだからね、そんなことを茶飲み話みたいに話せる場が作れるといいんだよね。
組織とかチームって、
一旦それで言うと、今の現状での関係性で固まってるところがある。
動かないところがあるじゃないですか。
そこに新しい媒介を、
じゃあ部活やろうっていうのはちょっとわかりやすくていいんですけど、
例えばちょっとたまには違う話で、
宇宙について話そうぜみたいな。
で、なった時に、この固まった関係性があるじゃないですか。
このメンバーだけで、このままここに宇宙をポトンって落としても、
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何も変わらない感じをしたりするんですけど、
ここって逆にだからこそピラニア的な人材を投入して話したほうがいいとか、
その辺って、この凝り固まった組織を動かしていくたびにどうするっていうのはどうなんですか。
話題となることが作れればいいので、
凝り固まってるとしたら、
やっぱりリーダーが、最近こういうことを思ってるんだけど、
若干業務寄りでいいから、こんな話題があってみんなどう思う?っていう投げかけをする。
例えば最近だと、さっきのリモートの話で言うと、
リモートワークの中で、管理職からするとどうしてるのかよくわからなくて不安ですっていう声がある反面、
リモートワークしてる方は、
逆にちゃんとやってるのわかってくれてない気がするっていう話があるんだけど、
例えばみんなもどうなの?って現状に近い話題だけど、
そんなことで投げかけてみて、どう思う?って。
どうなるといいかね?とか。
どういうふうにしてマネジメントするのいいのかな?とかね。
どうやって会社とリモートワークしてるみんなとがわかり合ったらいいのかね?っていう話題でもいいのよ。
つまり、この仕事はいつ昨日までにやれたのか、
見たけどちょっとここは甘いよっていう業務の話じゃないことが大事なんだよ。
あまりに固まっていて、あまりにも突拍子もない宇宙の話だと、
みんなが、「はぁ?」って。
しらけますよね。
そう、しらけさせて凍らせるんだったら、
いやいや実はさ、僕も悩んでるんでみんなの意見もらいたいんだけど、っていうことから始める。
ここ全部ありそうですけど、なるほど。
でもとにかくその投げかけるとか、
媒介のものを投げかけるということがすごい大事ですね。
その中でね、それこそよく僕が言うけど、
ズーム飲み会とかランチとかやりましょうよっていうのが出てきたら、
それが次の新たなる部活になるわけじゃない。
だからそういうふうに生まれていく。
初っ端として案外リーダーとかに立ってる人が、
自分が悩んでることをみんなに打ち明けて、
困ってんだよね、どう思うっていうのは案外効果的。
媒介となるものが上の人の困ってるものっていうのは。
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こうしたいんだけどどうしようかっていうのはその次のレベルの共通話題だけど、
いやいやいや、正直言って俺も困っちゃってる人はわかんないんだよね。
自信ないんだけどさっていうふうにちゃんと見せてあげて、
ちょっとみんなの意見もらいたくなったんでいい?今日っていうような感じで。
なるほど。
ほうがどうしたんですかとか始まるかもしれないけど、
あの意見が出しやすくなる。
興味というものは媒介を通してであるし、
その媒介というものは意外ともし困ってるんであれば、
リーダーの困ってるものとかを投げかけていくと、
すっごいワークするイメージが湧きますね、その話。
そこから、だったらさ今度こんなことしないとか、
っていうふうに投げかけていくと、
じわじわじわじわじわって固まっていくからね。
なるほどね。
俺たちさ、どこどここういう仕事に変えたんだけどどう思う?とかね、
いうところにだんだん入っていくって思うね。
関係性の質がちょっと見えてきましたね。
ということで非常に時代背景もあり、
すごい皆さん同じような状況を抱えていると思いますので、
ぜひ活かしていただきたいなと思いました。
ということで今日はここで終わりたいと思います。
檜山先生ありがとうございました。
ありがとうございました。
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