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2020-01-24 15:52

第248回「質問:「優しさ」と「甘さ」の違いとは?」

第248回「質問:「優しさ」と「甘さ」の違いとは?」井上健一郎が、組織・人に関わるあらゆる問題をわかりやすく解説する番組です。
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井上健一郎の組織マネジメント研究所
組織が一体となり、ゴールを達成する究極の快感
上場企業から中場企業まで、延べ200社以上の支援を行った井上健一郎が、
組織・人に関するあらゆる問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤和樹です。
井上健一郎の組織マネジメント研究所、井上先生、よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
さあ、今日はですね、だいぶ前になっちゃったかな。
厳しさと優しさという回をやったときにですね、
あの回評判良くてですね、いろいろあったんですが、
その中で、優しさとこの甘さの違いなんだ、みたいな話をした方がいいんじゃなかろうかと、
いう話があったので、ちょっと今日それをやりたいなと思っております。
厳しさと優しさ。
そのときに言ったように、ある意味の境界線の線引きが必要ですよって話をしたと思うんで、
やっちゃいけない領域っていうのは、越えちゃいけない線があるんだと。
それは何かっていうと、チームとして大事にしている価値観とか、
それからあのときに言うと、我々が大切にしているもの。
みんなで共通認識しているものを逸脱するとき。
それから自分でやるって言ったのにやってないとき。
これは自分でやるっていうふうに、相手に裁量権を与えているから、
やらないことも裁量権の中かっていうとそうではなくて、
やるって言ったことはやらないっていうのは、それは違うよっていうのをしっかりと言ってあげなきゃいけないっていうことだったと思う。
ただその境界線を越えない手前側で共通認識とかのベースがあった上で、
どうやるかっていう自由さ、自分の判断でできちゃうとか、
そういう自由な部分、自由なことをさせてあげる、自由にさせてあげるかっていう場合を
正しさって言うんじゃないんでしょうかっていう話でしたね。
そうですね。シンプルに自由さのことかなみたいなことはおっしゃってましたよね。
この線引きってやっぱり重要で、線引きを越えたっていうのは良くない方ね。
線引きを越えちゃった、線を越えてしまったって言ったらNGワールドなんだけど、
そっちに対しては厳しく、それ以内に関してはむしろ自由さを持って優しさで対応しましょうということなんだけど、
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じゃあ甘さってどこに加わるかっていうと、線を越えているのに厳しくないことが甘いっていうこと。
ズバリきましたね。
線を越えてないのに自由さがないのは、これは甘さの反対側で言ったら辛さって言ったら制約がありすぎるっていうか、
おしつけがあるっていうか、自由がなさすぎるっていうことになるので、
やっぱり甘さっていうのは越えているのに言わない、言ってあげなきゃいけないときに言わないっていうのは、これ実は甘さ。
甘さね、確かに。
で、実は放っておくことはそれはチームのためにも本人のためにも実はなってないっていう。
で、誰のためになってるかっていうと、きついことを言いたくないっていう上司本人のためだけに機能してるのよ。
これが甘さ。
じゃあ厳しさと甘さは同じ枠組み?
枠組みの、枠の線の外にあることは同じなんだけど、ほったらかして、ちゃんと句言を呈して、言いたくもないなって思っても、
例えば言う側も身を引き締めて態度に示すのが厳しさで。
厳しさで。
で、言いたくないな、まあいいかって言って引いちゃうのが甘さ。
甘さ。
つまり甘さって相手のためかっていうにある、相手のため、相手にとってっていうかなっていうよりも、自分の気持ちに対する癖の甘さだよね、言う側の。
じゃあその、超えちゃいけない境界を超えたものに対して、自己本位的で言ったときに甘さが出て、そこをちゃんと他者本位って言うんですか?
ここに行ったときに初めてこれが厳しさになるんですね。
つまり言わなきゃいけないし、言ったほうがいいし、っていう風になるので。
すごいですね、確かに。
だから、やっぱり言いたくないことってたくさんあるもんね。
ありますよね。
え?これ、え?言わなきゃいけないの?そんなこともっていうときに嫌なときってあったもんね。
はいはいはい。
だから、なんかこう、思わずこの瞬間目を瞑ってれば好きちゃうんじゃないかっていうのことも多々あるけど、
これ見過ごして、後でまた出てきたときに、あのとき言わなくて、今言われるのは何ですか?っていうことになるわなって思って、言うっていうことがあって。
言う側は結構嫌なんだよね。
はいはいはい。
そういうときに、でも、よし、言わなきゃと。これ、釘刺しとこうっていう風に言えるかどうかっていうのは、厳しさに出ていけるのか、そのままにほったらかして甘さに出るのか。
本当にこう言う側、指導者側の方の立ち位置の、あのなんていうのかな、甘さなんだよね。
うんうんうん。
それが甘さだと思う。
なんかそもそもマネジメントがうまくいってるときは、あの話のときに目的みたいな話をされて、あの井上先生がこうベースに、日本人はって言い方が楽しいかわかんないですけど、結構昔の教えとして、他人のためにみたいな。
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自我を殺してるっていうか、他人のためにみたいな目的を持ってると、っていう話になんかちょっと思い出すものがありますよね。
そこを持ってると、超えたときに、相手のためにちゃんと厳しくなれてるという。
そう、なのでベースにあるのは、厳しさもある種の優しさもベースにあるのは、やっぱりこう言う側も言われる側も両方を鍛えなきゃいけないのは、セルフコントロール力なんだよね。
うんうんうん。
自分を自分で立するっていう力がないといけない。
はいはい。
つまり、自分でちゃんと立ちしなさいよということを言うために、線を明確にして、こっちはいいけどこっちはダメよっていうわけだし、自由だって自分で立ちしなきゃダメでしょ。
こっちも言う側も、自由にさせとくっていうのはある意味では怖いこともあるわけじゃない。
うんうんうん。
片通りに動いてくれて安心だけど、その許すという許容度を自分に求められるので、そういうセルフコントロールの力も必要だし、厳しくするということは言わなきゃいけないことは言うっていう自分への厳しさだし、
はいはい。
やっぱり言われる側も言う側もセルフコントロールを効かせなきゃダメだよねという方向に向かっているのが、ベクトルが向かっているのが厳しさと優しさです。
で、強制と甘さは逆だよね。自分が楽であればいい方向に行っている。
強制と甘さ。
甘さ。
あまり境界線を越えてないのに強制して自分が安心ができる束縛の中で動かしちゃうというのは自分のための安心感でしょ。
で、相手の自由を奪って。
奪って。
それが強制。
そうね、確かにそうです。
だからそういうことで言うと自分を利用していない。
境界線の外と中でその超えたものを厳しさと甘さで手前、手前というかちょっと今絵として認識しちゃってる。
そういうことが確かにそうかも。
これは厳しい、厳しい上司。尊敬ができる人間ってちょっとでかいとこ行っちゃいますけど、優しい人間とか甘い人間に尊敬はないじゃないですか。
まあそうね。
尊敬できる人って優しくて厳しいかなという感じはするんですけど。
だからまあそういう意味ではね、何に影響してるかっていうと、優しさっていうのは言われてる側っていうか受ける側の感情面に影響していて、厳しさっていうのは感情面でもあるけどやっぱりどちらかというと行動面でしょ。
09:14
やっぱりこうなんていうのかな、やるべきことをやるとかそういうものに対する厳しさだと思う。
仕事の出来とか課題に向かっていくのが厳しさだと思う。
優しさっていうのは人の感情部分に対して、自由さを認めるということは人の感情を豊かにしてあげる、前に向かわせるっていう。
仕事に厳しく人に優しくみたいな話の頃にそこが。
そういう話が出ますもんね。
なるほどね。さすがの捉え方ですね。
そういうことか。納得しすぎて質問がもうないみたいな。
すごいですね。厳しすぎて。
井上先生ってどうなんですか?甘い人、厳しい人とかそういうところに対しては。
整理するとそういう概念として捉えてるっていうのは分かったんですけど。
というものと、これ今の組織マネジメントにおける社会的な問題点とか厳しさ、優しさみたいな観点における問題意識とかって何かあるんですか?
やっぱりどこに向かってって、向かってる方向が決まってないと前が作れないので。
前向きっていうのは向かってる方向が決まってる人の言葉だと思うのね。前向いてるっていうのは。
前向きな人にことさら厳しくすることってやっぱりなくて、まずは優しさが大事なんじゃないかなと思うのね。
その人に対して接するとき。厳しく言うとしたら、もっとできるでしょっていうふうに振り立たせるための厳しさっていうのが大事かなとか思ったりする。
前に向かってる人に対してはね。
とか、自己否定に入ってるときなんかは、何言ってんのっていう話になると思うんだけど。
でも、定まってる人に対しては優しさがベースかな。
定まってない人に対して優しくすると、甘さにつながりやすいと思う。
向こうは定まってないから、何でもいいんだよ、これでも優しくしてくれたと思っちゃうからブレるよね。評価してない状態ですよね。
そうすると厳しさっていうよりも、ある意味的確さが大事かなと思っていて。
鋭さって言ったらいいの?
こっちもだけど、そういう関係者の中の周りにいる人たちの鋭い指摘みたいなのが大事なんじゃないかな。
12:01
相手方が、上司とか社長とか上に立つリーダー。リーダーという人にとっての境界線っていうのは自分の中では明確かもしれないですけど。
そこのリーダーの下のフォロワーたちはその基準バラバラじゃないです。
そこが目的意識高い人間だと、厳しいと優しいのこのラインが分かりにくい。
目的意識が明確だった人にはほぼ優しくしときゃいいよねというか、結果的に優しくなっちゃうよなという感じって。
それってでもよくありません?なんであいつにはあの人優しいんだみたいな。
でもそれってこっちからすると、あいつは明確に目的意識持ってるからっていう説明はつく気がするなと思って。
だからやっぱりどこに向かってるかが分かってる人だよね。
それはもうここ数回の中で目的っていうのをたくさん語られてるけど、本当にそう。
だからそこに向かってるところがしっかりしてる人は、やっぱりこちらからも優しくなる場面が多い。
ですよね。
それを嫉妬の概念で捉えられると甘くないですかってなってるけど、甘くねえぞみたいなね。
本人が厳しいの知ってるのでみたいな。
だからエコヒーキしてるように見えますけど、いろいろ説明つきますねこれ。
そういう時は演出上表だったエコヒーキ感につながる行為はしない方がいいけど、
気持ちの中ではしっかりしてるんだったら、誤解を恐れず言えばエコヒーキしてあげればいいんじゃないかと。
適正なエコヒーキということですねそれは。
なるほど。厳しさと甘さの階ですね。かなり風に落ちましたよ。
まあでもね、皆さんもいろんなところで考えてほしいのは甘さって、甘さの方がある意味では楽ねその瞬間は。
でも楽をしてると後で困るよっていうことが分かってて多いかなっていうかな。
なるほど。
僕もあったから、やっぱり管理職とか成り立ての時って、え、こんなこと起きるんだ。こんなこと言わなきゃいけないのみたいな。
ありますね。
え?って思うことたくさんあって、最初のうちやっぱり逃げたもんね。
でもね、逃げると必ずしっぺ返しやる。他から突かれる。なぜ言わないんだとか。
え、なんであの人には言わなくて私に言うんですかとか、もう一度今度やる。
やっちゃったなーって言うようになって、それからもうここで言わないときっと後で嫌なふうにあるぞっていうので言うようになって、ただ言えるようになって。
徐々に言うこと。
言うことが意味が体に入ってくるわけですね。
というわけで、厳しさと甘さの回でした。ぜひね、振り返ってみていただければと思います。
15:04
そうですね。
というわけで井上先生ありがとうございました。
ありがとうございました。
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