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井上健一郎の組織マネジメント研究所
組織が一体となり、ゴールを達成する究極の快感
上場企業から中場企業まで延べ200社以上の支援を行った井上健一郎が、
組織・人に関するあらゆる問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤和樹です。
井上健一郎の組織マネジメント研究所、井上先生、本日もよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
さあ、今日も行きたいと思いますが、
はい。
ちなみに最近は何かありますか?新しい動きだったり。
結構ね、研修の場がここんとこ多くて。
ほうほうほう。
そうなんですね。
いろんなところで研修しましたね。
で、何て言ったらいいのかな。
研修自体が及ぼす効果っていうのはよく言われるように、
持ち帰りまでできる人って、現場にまで持ち帰ってできる人って1割とかってね、よく言うんだけども。
気をつけて、最近気をつけてるのは、やっぱり、たとえ1割かもしれないが、何て言うのかな。
大事なのは、研修の時間の中でも、
自分たちで与えられたもんじゃなくて、道を言葉として何か生み出すみたいな。
だからことは大事かなと思っていて、
だから非常にペアの対話とかグループの対話とかっていうのはたくさん取り入れてやるようにしてるんですね。
で、やっぱり多くのところで、話せたことが良かったっていう反応は結構多いから。
吐き出させることが大事ってことですね。
というか、同じような立場の人間同士で語ってみた。
あ、やっぱり同じことを考えてる人いるんだ。
もしくは、そんなこともあるの?大変だねって分かったりとか。
この間もね、ある現場の人と経理の人がペアで話してる時に、経理の人もそういうことを考えてるんだって感想で。
なんかこう印象付きましたよっていうことをフィードバックしてた人もいるので。
だからやっぱり大事だなと。
研修の場で何かを学んでもらいたくて持ち帰って使ってほしいという気持ちもあるけれど、
やっぱり同じような立場の人たちが集まって、お互いが共有し合う何か情報とか価値観とかっていうのを確認するっていうのも大事なんだなと思って。
それは研修としてはテーマがあるんですよね。
その中で。
その中でやっぱりもう一個大事なのは、教えられてそうですか、はい分かったそうですよねだけではなくて、
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今のことどう思うって話しながら、
いやこれ分かんないとか、
なんかそういう感じてることを吐き出しながら進むと、
やっぱ同じような立場の人間はこれだけいたんだとか。
その観点で講師やるのはやっぱり井上先生ならではの良さですよね。
そうかな。
やっぱり講師の方って自分の領域があるじゃないですか。
それをテーマで呼ばれるので、それをちゃんと教えたってことで成果が評価されちゃう分、
とにかくなんか教えちゃおう教えちゃおうって方向に行きがちじゃないですか。
まさか横の繋がりで社内の人間たちを混ぜようなんて意識をあえて持ってるのは、
井上先生ならではな感じしますけどね。
そう言っていただけるとありがたいですけど、
でもやっぱり意外とみんな日常に埋没していると横連携がないんだなっていうのも感じるし。
ありますね。第三者のそういうわかる方がポロッと入ると、
クリティカルなところに抜かれたりね。
そうするとね、例えば話してるときに、
そうですよね、僕もこんなのありますよとかってあるあるってなると、
その話題は持って帰れる、持って帰ってもらえる確率が高まる。
そのふうになったほうが。
それは面白いですね。
なんか聞いてる方も結構講師とか、
修行関係の方も多いので、今のお話は。
行きますがまあこれ難しいですけどね。
だから必ずセミナーなんかでもね、
ちょっと1分間隣の方と今感じていることをシェアしてくださいとかやるんだけど、
そういうことが大事なのかなと思ってますね。
面白いですね。
さあ、じゃあ今日の質問いきましょうか。
今日はですね、非常にシンプルなご質問いただいてますので、
早速ちょっと読んでいきたいと思います。
ちょっと肩書きとかわからないんですが、
スタッフ部下の方がいる方のようですね。
スタッフのモチベーションのためには、
有能感と自己裁量の2つが必要不可欠とおっしゃっていたことに、
なるほどと深く感動しました。
有能感がありすぎて扱いにくい中堅のスタッフがいるんですが、
このような場合はどのように罠締めとすればよいのでしょうか。
井上先生の講演とかセミナーどこかで聞いた方なんでしょうね。
そうですね。
心理学的にもね、言われていて、
やっぱり自分の有能感というのを感じられるか、
それから自分で決められる領域がどれだけあるかというのは、
非常に仕事の上で大事なポイントですよと。
モチベーションとか。
やる気のためにはさらに支援するとか、
価値を感じるとかいろんなことはあるけど、
この2大テーマがあるんですというお話をしたときに、
多分感じたんだと思いますよね。
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確かに自分もそうだなということなので、
ちょっとこう意味がわかっていただいた上で、
そういえばうちのスタッフで、
バリバリ自己有能感の塊があるのと。
ということなんだろうなと思いますね。
私も経験したことあります。
やっぱり自分ができる、
だからできない人を否定してみるとか、
自分ができるんだから、
もう一切の指示命令は拒否するとか、精神的にね。
そういうことが起きるっていうのはあるし、
実際自分の部下にもそういう人がいました。
僕なんかで言うと、
当時営業というセクションから、
プロモーションというセクションに、
僕としては初めてのセクションに行って、
初めてのセクションなんだけど、
課長みたいなことをやって、
仕事の細かい内容をやってなかった分野だから、
わからなかったけど、
そのときに隣の島の部下だったんだけども、
非常に優秀なやつがいて、仕事バリバリできるし、
だから彼なんかを見てると、
そういうのがすごかったなと。
僕の部下にもなったことがあった。
そのときにやったことは、
一つは、あえて頼るみたいなことはしてみたいなね。
頼る上として。
僕なんか幸いなことに、
現場の経験がなくいってるでしょ。
だから知らないことがあるので、
知らないんだよね、これ。
わかんないんだけどさっていう、
どういうふうにいつも考えるの、こういうの。
みんなはみたいなことを、
彼と個別で、
例えば飲みに行ったりとかしながら、
どう考えるのこういうときとかっていう話はして、
だけどさ、こういうふうにも、
素人的にはこう見えたりするんだよねって、
あえて反対意見を言ってみたりとかして、
意見交換をした上で、
そういう考え方ってあるんだね、
わかった、助かったわとかって言って、
助かるよ、僕にとってあなたはっていう存在にしたところ、
意外と会話はしやすくなってる。
だから、自分の弱さを出したことによって楽になり、
逆に言うと、彼らには現場には見えない、
課長では課長なりの上から来るミッションみたいなのもあるので、
ストレートに、今回はこういうミッションだと。
例えばね、予算はないと。
え、それ今かけるべきでしょうってべき論は言うけど、
でもないんだよ、今回。
例えば言ったときに、
じゃあこうしましょうかって、
お互いにアイディアを出していわゆるような、
関係に慣れたのは一個あるので、
ある意味では上に立ってるからといって万能ではないので、
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人間臭さとして自分がわからないとか、
ある意味の弱さみたいなのをあえて見せて、
そこに立脚すると、その有能感があるか故に、
逆に使って助けてあげようとか、
逆に支援したほうがいいのかな、この上司みたいな、
モードにもなるかもしれない。
だからそういう、あえて有能感があるのであれば、
その力をどこかに役立たせるっていうような方向に、
本人が意識ができるような持ち運び方があるかな、
っていうのが一つ。
それとやっぱり人間って、
すごくやっぱりできてるなというか優秀な人って、
世の中でも非常に世の中に影響を与えるような存在に
慣れてる人って、
自分自身のできてることに対する自信とプライドみたいなのの
強さと、反面まだ自分がそこに至れてないという、
自分で感じてるある意味の不足感かな、
未到達感っていうのがね、
に対するなんか謙虚さみたいなのを持ってるんだよね。
だから自信があるようだけでいなくて、
でもそんな私でもここはまだできてないんですよね、
これやりたいんですよっていう素直さとか、
謙虚さみたいなのを示す人が結構多いと思っていて。
だからその有能感が持ってる人には、
自信っていうところだけで、
今もしかしたらすごく立脚してるかもしれないから、
到達点はもっと上のところがあるよね、
その人がね、せっかく有能だったら、
もっとこの仕事でこのことまでやれるはずだよね、
っていうことをちゃんと話して、
まだ到達していない部分に目を向けさせる、
目を向けてもらうみたいなことも大事かなと、
抽象的な話で。
今みたいな後者というか、
自分の到達点が高いからこそ、
自信もプライドも実力もあっても、
その不足感を感じながら謙虚さが出る、
みたいな方って、
有能である能力が高いことに対しての自信というよりも、
そこの高みを目指している結果として
ついてきた自信とかじゃないですか。
ただこういうパターンの有能感で扱いにくい方って、
能力にある種依存していて、
素晴らしいツッコミですね、いいですね。
あるじゃないですか。
この状況の方を、
どのようにそっち側の人間にというか。
なので、やれてることをやれてきたこと、
っていう過去から現在までに立脚していくわけよね。
だから未来に目を向かせるしかないので、
高いところを見てる人こそ謙虚だよねと、
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自分の能力を高めてきたよねと、
そこを目指すために。
っていうことを、
その高みを目指す、
目指すべき高み、目標、目的、
みたいなところに意識を向かわせる。
だからそれだけできるんだったら、
例えばだけど、
もう即自分のチーム作ってやってみたいのか、
もしくは、
いやもうここでプロとして、
この仕事のプロとして極めたいですよってもいいから、
とか、
そのジャンルでいうと、
こんなものが扱えるような立場にまでなりたいとか、
なんかあると思うんだよね。
そこを目指す。
何?
っていうことだと思うんだよね。
過去とかからの現在に思考、
思考ってあの、
志す向く方の思考性が強い方を、
未来の方の思考に向けるって、
本人にも結構辛いし、
そこってどうやってやるんですか?
どうやってやるっていうか、
基本的には、
やっぱりこちらの機体として、
このままじゃないよね、きっとっていうところは、
変な話、
リクエストとして出さなきゃいけない。
リクエストなんですね。
もっとすごくなれると思うんだけどさって。
その感じで言われたら、
もうマジですか?ってなりますね。
もっとすごくなれるよ、きっと。
どの辺が好か?みたいな。
何かやりたいの?
今ここまでできてるじゃん?
こんなこと一人でできちゃうし、
それってなかなかできないよね。
例えば、
10年目でそこまでやるって、
なかなかいないじゃん、実際。
すごいと思うよ。
だったらもったいないよね、っていう感じで。
なるほど、テクニシャンですね。
とにかく、
この会社のためにも、
この仕事のためにも、
もっと磨いて使えるものがあるはずなんだよね、
ということを言うと、
例えばどんなことをやりたい?
社長になりたいです、でもいいから。
そうなんだ、そこまで思うんだ。
いいじゃん、いいじゃん。
だったらこういうこともやった方がいいよね、とか。
こんなこともできるようになったら、
もっとすごいよね、とか。
次回ちょっとやらない?とかっていう感じ。
なるほど。
そうやって解いていくというか、
レジビーでいくというか。
そうそう。
で、最終的には、
有能感のある人が使う能力っていうのは、
やっぱり自分のためじゃなくて、
何かのために使ったら、
より高いレベルでの能力発揮になるので。
だからやっぱりそういう、
さっきのエンドさんも言ったけど、
謙虚でいられる人たちが持ってるような方向性っていうのは、
意識してやってあげた方がいい。
その話ができるようになるためにも、
さっき僕前半で言った、
頼ってるよっていうことは、
キーワードとして使ってみる。
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今まさにおっしゃっていた、
有能さが他人のためにっていうのは、
助かってるよは、
俺のために、このチームのためにとか。
確かに。
助かってるすごく。
でもお願いがあるんだけどって、
みんなついてこれないときがあるから、
やっぱりそれは分からせてあげてよとか。
変な時、もっと直接的に、
優しく言ってくれるともっと分かるんだけど、
でもいいし。
なるほど。
さすがっすね。
そういうことか。
だいぶヒントあったんじゃないですかね。
ぜひね。
でも有能な方って、
意外と世の中にいっぱいいますからね。
いるいる。
優秀な人、本当に優秀な人ってやっぱりいないですけど、
結構優秀な人って、
こんなに世の中にいる側ぐらい、
能力ある人って多いですよね。
あるかもね。
なんかこの主張の仕方が下手だったりとか、
その引き出し方がまずかったりとか、
いろいろあって、
案外埋もれてるというか、
10種類開発できるのに、
3種類ぐらいだけで戦わせちゃってるみたいなことがあるから。
そこは上司がね。
上司もそうですし、本人もね。
本人もですか。
できることだけに頼って。
そうですね。
得意技出したいですからね。
気持ちいいですからね、得意技。
というわけで、やってまいりました。
ぜひね、活かしていただきたいなと思います。
というわけで井上先生、
本日もありがとうございました。
ありがとうございました。
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