-
-
スピーカー 1
伊藤さん。はい。今回はですね、「The Optimist」というですね、 サム・アルトマンとオープンAIの歴史について書かれた日本語版がまだ出てない電機がですね、
少し前に出版されているんですけども、この本をもとにですね、 まずこの前編ではサムの幼少期からオープンAI設立前夜までの人生を紹介していきたいと思います。
まずサム・アルトマンの幼少期から話していきたいと思うんですけども、 サム・アルトマンはですね、1985年生まれでして、
ザッカーバーグと1年違いの今40歳の年齢になっています。 ミレニアル世代です。そうですね。両親いわけですね、サムは普通の子供じゃなかったというふうに言われてまして。
来ました。天才エピソードですか? はい。天才エピソードがいくつかあるので、それをちょっと紹介していきたいと思います。
まず一つ目はですね、2歳の時ですね、サム・アルトマンは自分でビデオテープをデッキに入れて再生して楽しんでいたそうです。
2歳でビデオテープを再生し始めるんだ、選んで。 すごいね。アンパンマン見たいなって思ってビデオテープを持ってきて、その後自分で入れてポチッとして楽しみ始めるっていう。
これもう人生2週目のおしのこみたいな状態なんじゃない?これもう。 さらに3歳になってですね、次は親がね電話しようとしていると、サムは電話する前にどの番号をダイヤルすればいいのっていうふうに質問してきたんですね。
スピーカー 2
これつまりですね、紫外極版の概念っていうのを3歳にして理解していたそうです。 3歳で紫外極版を理解していた。普通の人間はどんな早い人でも小学生にはね、ならないとわかんないじゃないですか。
スピーカー 1
そうですよね。かなり早熟だなということですね。 3つ目はですね、あまりに大人びているサムについて親はですね、彼を10歳でニューヨーク市に放り込んだとしても都市の仕組みを完全に理解できたはずだというふうに言ってます。
スピーカー 2
東京行ったら新宿駅みたいなもんだよね。 新宿駅に10歳のサムアルトマンを置いてきても構造を完全に理解してるんだと。迷子にならないんだと。すごいよねこれ。
状況してきた大学生18歳でも迷子になりますからね、新宿なんて。 マップ見てもわけわかんないなって感じですけど。 サムアルトマンは一瞬でプーってスキャンして理解する。 完全に理解するんだ。構造ね。
スピーカー 1
ということで、小さい頃からサムアルトマンというのは天才無力を発揮していましたと。 さらにはですね、サムアルトマンといえばやっぱり競争心の強さ、勝利への執着じゃないか。 来ました。
ポールグレアムのですね、有名なセリフがありまして、 デザインに関してはジョブズならどうすると考えるか。戦略や野心に関してはサムならどうすると考えるというほど、勝利を追求する男なわけですよね。
そのサムアルトマンは子供の頃から勝利を追求する男でして、 兄弟同士ですね、ボードゲームとかカードゲームをやっていたわけですけども、
サムアルトマンはですね、その兄弟に対して僕が勝つんだと。 全て僕が仕切るんだっていうふうにね、小さい頃から言っていたそうです。
スピーカー 2
生まれながらにして王の器なんでしょ。 勝利への執念と王への執着がすごいんでしょ。支配欲が。
勝利しか許されない音だったんですよね。 そうだよ。全て僕が仕切るんだと。
スピーカー 1
その頃から変人をね、見せてみました。 さらにはですね、テックに触れるのが早いわけですよね。
8歳の誕生日の時にはですね、マックを買ってもらってですね、 独学でベーシックというプログラミング言語を学んで、小学生にしてそれを書いていたそうですね。
スピーカー 1
さらにはですね、そのベーシックの単純な言語に飽きてしまったサムアルトマンはいつかコンピューターが自分で考えるようになるだろうと、
コードを1行ずつ書く必要はなくなるだろうと考えていて、あれと、これAIじゃんと。
そうだね。 小学生にしてすでにサムアルトマンはAIの妄想をしていたっていうね。
スピーカー 2
すごいね。見えすぎちゃってんだ、やっぱりね。 見えすぎちゃってますよ。
スピーカー 1
で、もう一つは14歳の時にはですね、C++ってね、ちょっと難しいプログラミング言語もやっていて、
またもやAIについて学校の先生とディスカッションをしていたということが言われています。
スピーカー 2
すごいな。 14歳ってC++は振動ですね。
スピーカー 1
振動ですよ。
で、時は流れてですね、大学生付近になってですね、当然のように彼は頭が良かったんで、ハーバードとスタンフォード、どちらにも合格しました。
スピーカー 2
すごいですね。トップオブトップなアメリカのオブトップです。
なるほどね。
スピーカー 1
もう頭も超絶良いですと。
で、結果的にはスタンフォード大学に進学して、大学生になるとサムアルトマンは自分が本当に何をしたいのか決めるべきだと気づいて、リストを書いたそうです。
スピーカー 2
書きました。はい。
天才起業家あるある。若い時に人生をかけるテーマを決めがち。
スピーカー 1
そう。
決めがちです。
で、このリストにはですね、何が書かれていたかということなんですけれども、上から順にAI、原子力エネルギー、教育だったそうですね。
いいですね。
スピーカー 2
この本の中でさ、サムアルトマンが僕は人生をかけるテーマを決めたんだというシーンがね、2回から3回ほど出てくるんですけれども、
そうですね。
毎回ちょっとずつ変わるっていうね。
スピーカー 1
ちょっと変わるね。
スピーカー 2
でも毎回毎回一番はAIなんだよね。
スピーカー 1
そうだね。
このエネルギーとかが競ってる感じだよね、常に。
そうですね。
あとはあれですよね。これちょっと先の話になっちゃいますけれども、ハゲ治療ね。
スピーカー 2
そうだよ。
スピーカー 1
興味を一撃持たないリーダーさん。
スピーカー 2
そうだよ。この2、3回の時にさ、最初はAI、エネルギー、教育だと、おーなんかそれっぽいな、いいなと思ったら、
次なんか、AI、エネルギー、AGATは。
え!?
急に。
急に心配になっちゃったんだっていう。
行くものをしたくなっちゃったんだっていうタイミングがありましたね。
そうですね。
最初びっくりしたよ。俺も書き間違えたと思ったもんね。
スピーカー 1
スケールがなんか一つずつ違うんだよね。
スピーカー 2
そうそうそうそう。
スピーカー 1
まぁなんですけれども、これね、同じようにイーロンマスクね、みたいなエピソードがありますけど、
まぁイーロンはインターネット、持続可能なエネルギー、宇宙産業、人工知能、遺伝子の機械ということで、
まぁやっぱイーロンばりにですね、サムアルトマンも見えていたと。
スピーカー 2
そうだよね。
スピーカー 1
で、これでまぁ自分のね、人生を描けるテーマみたいなところを、なんとなく当たりをつけたサムアルトマンですね。
そこからアンドリュー・ヤンっていうね、後にグーグル・ブレインを設立するAI研究者の方で、
スピーカー 1
自立型ヘリコプターの研究に参加するようになります。
そのヘリコプターのプロジェクトから位置情報だったりとか、GPSの仕組みにのめり込むようになっていったんですね。
そしてちょうどその頃、2005年ぐらいですかね、その頃にですね、携帯電話にGPSの機能がつくタイミングで、
それを知ったサムアルトマンはですね、この新しい機能を中心に何らかのサービスを構築するのはクールだろうというふうに考えて、
大学の同級生と一緒に位置情報と携帯電話について、どんなアイディアがあるかなというふうにブレストをし始めます。
モバイルのね、この位置情報データで最も役立つことは何だろうかというふうに考えて、
一つはね、明らかにGoogleマップのようなものっていうのは最高の応用例だったんですけれども、
これはさすがにちょっと難しすぎるということで、それは撤退して、
そこからですね、コミュニティの要素が必要であるという発想から、最終的にサムアルトマンは、
友達と位置情報を共有するSNSっていうアイディアに発展します。
これはまさにですね、ちょっと前にやったゼンリーの原型ですよね。
そうだよね。
これスタートアップ的に面白いなと思った時点が、サムアルトマンも意外と技術ドリブンというかね、
技術っていう入り口でアイディアを考えることがあるんだというね、
そういうことですよね。
だからソリューションから入るっていうのは、サムアルトマンの若かれち頃もやっていたということですね。
そうだよね。
この位置情報SNSのアイディアでスタートアップを立ち上げようとなって、最初の企業がね、スタートします。
この時サムアルトマンは19歳だったんですけれども、
このタイミングで、今となっては世界ナンバーワンのアクセラレーターとなったYコンビネーターの第一回目のプログラムに応募します。
そしたら面接に招待してもらって、面接でですね、Yコンビネーターの創業者たちはサムアルトマンに一目惚れをして、
YC作ったですね、フォールグレアムの伝説のエピソードがここに誕生します。
スピーカー 2
来ました。サムアルトマンの野望大きすぎる説のね、イントロでも紹介しましたね。
スピーカー 1
そうですね。フォールグレアムですね。
彼に会って3分もしないうちに、
ああと、ビル・ゲイツが19歳の頃はこんな感じだったに違いないという、あの有名な感想がここに生まれます。
スピーカー 2
すごいよねこれ。どんな吐き出しだったんだっていうね。
スピーカー 1
いやほんとに。
スピーカー 2
わかるよだよそんなことね。
スピーカー 1
ねえ。3分で。
すごいよ。
才能術師かなって。
スピーカー 2
そうだよ。何が起きたらPGが3分でそこまでね、ホラーコンビだっていうね。
スピーカー 1
そうですよ。
ちなみにこれ別のね、サムアルトマンがこの当時一緒に会社やっていたメンバーですね。
サムは、挑戦的な自信があり、現実売却フィールドを持っているという風にも評価していて、
かもしらせる自信が違ったんだろうね。
そうだね。
スピーカー 2
自信のさ、大きさが原型突破して、破王色のハッキーになったんでしょ多分。
いやそうだと思う。
なんでこいつさ、こんな自信満々なんだってことでしょ多分。
スピーカー 1
何もしてないのにってね。
すごいよ19歳でね。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
まあそういう自信によって、YCの人たちはこいつはすごいという風になったんで、
サムアルトマンは見事ですね、合格して、バイオコミュネーターから最初の創業資金を獲得して、
後にループトっていう名前になるスタートアップがここで始まります。
このプログラムの同期がですね、後にRedditというね、掲示板サービスを作って上場するアレクシス・オハニーという人だったりとか、
あとはTwitchっていうね、ライブ配信サービスを作るジャスティン・カンラっていうね、
早々たる人たちがね。
スピーカー 2
いやもうレジェンドたちがやっぱYCの第一期にはね。
スピーカー 1
そのレジェンドだらけの中なんですけれども、
その中でもサムは他のみんなと違う雰囲気を持っていたっていう風に同期たちは語っていて、
他のみんなはテクノロジー好きのオタク中のお得だったわけですね。
みんなプログラミングとかエンジニアリングに没頭する人たちだったわけですけれども、
サムは他の誰よりもビジネス思考と成功思考が強く、
いき急いでいたように見えたらしいですね。
なるほどね。
スピーカー 2
当時のね、Yコンビネーターってやつさ、やっぱポール・グレアムのね、
あれで集まってきたと。
スピーカー 1
ポール・グレアムといえばもともとね、リスクの界隈で非常に有名な人だったってことで、
スピーカー 2
プログラミングとかが好きな人が集まりがちだったんでしょうね。
でもその中であんまりギークな感じじゃないと、サムだけは。
スピーカー 1
うん、ちょっとビジネスっぽい雰囲気があった。
実際に死ぬほどハードワークしていて、
一人で12時間没頭してコーディングに没頭し、
ラーメンばかり食べていたとね、解決病っていうね、病気になるぐらい当時働いていたんですよ。
スピーカー 2
うわー。
スピーカー 1
スタート、ショキって感じしますね。
じゃあサム、ビジネス能力高いのかっていうことなんですけども、
それが実際に分かる話をちょっと紹介したいなと思っておりまして、
まだスマホ以前の時代ですね、
位置情報ベースのSNSを作ろうとするにはですね、
通信会社いろいろあると思うんですけども、
それぞれと提携して、通信会社からAPIを開放してもらって、