1. ハイパー起業ラジオ
  2. おまけ-AI解説:アンケート徹..
2025-09-03 30:07

おまけ-AI解説:アンケート徹底分析とオススメPodcastは概要欄に

spotify apple_podcasts

::::::::::::::::: 今週の内容 ::::::::::::::::::

先週、最終回ですよね?はい、皆さんのアンケート384件と濃密にいただけた感謝です。AIポッドキャストに追い越された尾原の裏側、分析・最適化・インサイト出しを丸裸に公開です。

::::::ハイパー起業ラジオ以外のオススメ :::::::

新興系オススメ

起業家の履歴書

ALL AI PODCAST

ゲストPodcast

川邊の会食〜人生最高インタビュー〜

This is 令和スタートアップ(朝倉さん)

ぼくらの戦略論(高宮さん)

:::::::::::::::::: 再生リスト ::::::::::::::::::

■全シリーズ
Spotify:⁠⁠⁠https://spoti.fi/3zxsWd3⁠⁠⁠
Youtube Podcast:⁠⁠⁠https://bit.ly/49HTSEZ⁠⁠⁠

:::::::::::::::::: 出演 ::::::::::::::::::

notebookLM(入力 おばら)


サマリー

このポッドキャストエピソードでは、ハイパー起業ラジオの最終回におけるリスナー分析が詳しく語られ、アンケート設計やデータ分析の重要性が強調されます。特にNPSスコアの解説を通じて、コンテンツ制作の改善やリスナーエンゲージメントの向上に向けた洞察が提供されます。リスナー層の分析を通して、20代前半のNPSが高い理由や50代以上のリスナーの反応の違いについて考察されます。また、SpotifyやAppleから得られたデータを用いて、推奨アルゴリズムやリスナー行動の特徴も掘り下げられます。ポッドキャストの分析を通じて、リスナーの価値を高めるための最適化や変化の重要性が強調されます。さらに、制作者が楽しむことが本物の価値を生み出す鍵であることが伝えられます。

リスナー分析の重要性
スピーカー 2
はい。こんにちは。あなたが共有してくれた資料、ハイパー起業ラジオっていうPodcastの最終回で行われた非常に詳細なリスナー分析、今日はこれを深く掘り下げていきたいと思ってます。
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
終了したプロジェクトなのに、ここまで徹底的に振り返るっていうのは、なかなか珍しいですよね。
スピーカー 1
そうですね。
スピーカー 2
今日のこの探究ではですね、この具体的なケーススタディを通して、コンテンツ製作者がどうやってリスナーの声とか利用データと向き合って、そこからまあ価値ある学びを引き出しているのか、その実践的なプロセスとか洞察をあなたと共有できればと思ってます。
スピーカー 1
まさにリスナーの反応を深く理解するっていうのは、単なる満足度調査じゃないんですよね。
スピーカー 2
ええ。
スピーカー 1
たとえプロジェクトが終わった後でも、その次への糧になるような戦略的な学びを得るための重要なプロセスなんです。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
今回は特にアンケート設計に込められた意図から、NPSみたいな指標の読み解き方、あとは需要回答の分析、それから意外と見落としがちなポッドキャストのプラットフォームデータまで、具体的なデータとその解釈の革新に迫っていきましょう。
スピーカー 2
いやー面白そうですね。
スピーカー 1
コンテンツを作る全ての人にとって結構資産に富む内容だと思いますよ。
スピーカー 2
ワクワクしますね。では早速アンケートの設計そのものから見ていきましょうか。資料のホスト小川氏は質問の順番と内容にかなりこだわってますよね。
ええ。
特に印象的だったのがNPS、つまり友人にどの程度進めたいかっていう質問を一番最初に持ってきた点。これはどういう意図があったんでしょうか。
スピーカー 1
最初に聞くことで何か効果があるんですかね。
スピーカー 2
そこがですね、非常に巧みな点なんです。NPSを最初に置くその最大の理由はその後の質問による回答へのバイアス、つまり偏りを防ぐためなんですね。
スピーカー 1
ああ、なるほど。例えば先に好きな点を聞いてしまうと、まあ気分が良くなってNPSの点数がちょっと高めに出るかもしれないし、逆に嫌いな点を先に聞くと点数が低めに出るかもしれない。
スピーカー 2
うーん。
スピーカー 1
資料で小川ら氏もその入力によってバイアスかかっちゃうと指摘している通りですね。最初に全体的な推奨度っていうある意味本音に近い指標をまず聞いておくと、そういうわけです。
スピーカー 2
なるほど。最初に全体評価を固めてもらうと。それでその後に具体的な好き嫌いとかを聞く流れですね。年代とか職業といったいわゆるデモグラフィック情報ですか。それを最後に回すっていうのも離脱を防ぐための配慮なんでしょうか。
スピーカー 1
まさにその通りです。属性情報ってちょっと答えにくいなって感じる人もいますし、最後までちゃんと回答してもらうためには、まずコンテンツへの関心っていうその本質的な部分から問い始めるのがセオリーなんですね。
うーん。
なぜ私たちのコンテンツを選んでくれたのかっていうその確信に迫る質問を優先して、回答の心理的なハードルをまあ下げていると。
スピーカー 2
なるほどな。
スピーカー 1
このアンケート設計自体が、製作者が何を最も重要視しているか、この場合は推奨度とコンテンツ評価ですけど、そしてリスナーとの関係性についてどう考えているかを、なんかこう映し出す鏡みたいなものだと言えますね。
スピーカー 2
設計思想が深いですね。
具体的なNPSの質問は、友人・同僚・仲間にどの程度お勧めしたいですか?で、0、全く進めない。から10、非常に強く進める。の11段階評価ですね。
スピーカー 1
ええ。
スピーカー 2
そして流入経路、つまりどうやって番組を知ったかも重視されていますね。これも後の後の改善には欠かせない情報ですよね。
スピーカー 1
そうですね。どこでリスナーが番組と出会っているかを知るっていうのは、プロモーション戦略を考える上で非常に重要ですからね。
アンケート設計は単なる質問リストじゃなくて、リスナーの思考プロセスを誘導して質の高いインサイトを得るための、まあ、戦略的なツールなんだということです。
アンケート設計の考察
スピーカー 2
さて、ここからが分析の本番という感じですね。リスナーの好みを探る質問で、好きなコーナーやシリーズを尋ねる際に、複数選択科と最も好きなものを一つだけ選ぶ、いわゆるベストワン選択の2つの形式を使っています。これはどういう使い分けを狙っているんでしょうか?
スピーカー 1
これも非常に重要な分析テクニックですね。複数選択でわかるのは、いわば広く浅く好まれているもの、つまり最大公約数的な人気要素です。
小川らしの言葉を借りれば、「なんとなく好きだったもの」ですね。多くの人が、「まあ、これも良かったかな?」と感じるコンテンツをまず把握できる。
スピーカー 2
ふむ。全体的な好感度みたいな感じですかね?
スピーカー 1
そうです。一方で、ベストワン選択はリスナーの心に深く刺さったもの、つまり番組のエッジとかキラーコンテンツを特定するのに役立つんです。
スピーカー 2
ああ、なるほど。
スピーカー 1
小川らしが言うところの、本当に良かったという尖りですね。熱心なファンを生み出したり、告知込みの起点になったりするような、大体不可能な魅力を持つコンテンツは何かと、それを見極めるための質問なんです。
スピーカー 2
へえ。
スピーカー 1
資料の中で、Googleフォームが自動で複数選択を棒グラフ、単一選択を円グラフで表示するって話も出てきますけど、これはまさにそれぞれの分析目的の違いをうまく可視化しているって言えますね。
スピーカー 2
具体的なハイパー企業ラジオの結果を見てみましょうか。
複数選択では、ネットワーク効果、リクルート編、ペルソナ編、価格編といった実用的な内容とか、初期の大型シリーズが上位に来てますね。これが最大公約数的な人気。
ところが、ベスト1選択になると、ネットワーク効果がもう圧倒的な1位で、リクルート編も強い。これはやっぱり初期のインパクトとか、シリーズの深さみたいなものが影響しているのかもしれませんね。
スピーカー 1
そうですね。一方で、複数選択で上位だった短期シリーズ、ペルソナ編、価格編は、ベスト1では相対的に順位を下げていますね。
あと、比較的新しいメタ編は、複数選択では人気なんですけど、ベスト1ではそこまで高くない。これは、もしかしたら記憶の新しさ、直近バイアスとは別に、本当にリスナーの心をつかんだかどうかっていう、その深いレベルでの評価の違いを示唆している可能性があるかなと。
スピーカー 2
面白いですね。そして特に注目すべきは、もう一人のホストであるケンスー氏が担当した短期シリーズ、コミュニティ編とか、ひろゆき編が、ベスト1選択でかなり検討している点。これはどう解釈すればいいでしょうか。
スピーカー 1
小川氏はこれを、ケンスー氏が話せない話、つまり、ホスト独自の経験とか視点に基づいた、ここでしか聞けない価値の強さだと分析してますね。
スピーカー 2
ああ、なるほど。独自性。
スピーカー 1
これはコンテンツ制作者にとって非常に重要な示唆だと思います。実用的なノウハウ、ペルソナ編とかももちろん価値はあるんですけど、より深い洞察を提供するロングシリーズとか、あるいはパーソナリティーが色濃く出たユニークなコンテンツこそが、強いファンエンゲージメントとか、他社への推奨行動につながりやすいということですね。
NPSリフト分析の実践
スピーカー 1
ふむふむ。
資料で触れられているドロップボックスの、「これがなくなったら困るものは?」っていう問いにも通じるものがありますね。
だいたい不可能なそのコンテンツならではの革新的価値は何かと、それを見つけるアプローチ、これはあなたがご自身のコンテンツ作りにおいても、この最大公約数とエッジのバランスをどう取るか考えるヒントになりそうです。
スピーカー 2
確かに、広く浅くと深く鋭く、何か両方の視点が必要なんですね。
次に、自由回答の分析ですね。
どのような気づきや学びが得られましたか?という質問。
これがなぜそんなに重要視されているんでしょう?
スピーカー 1
これはですね、リスナーがコンテンツを通じて経験した変化、つまりビフォーアフターを具体的に捉えるための最も革新的な問いだからなんです。
スピーカー 2
ビフォーアフターですか?
ええ。
スピーカー 1
どんなサービスやプロダクト、コンテンツであっても、その真の価値っていうのは、利用者がそれによってどう変わったか、どんな新しい視点とかスキルを得たかっていうその変化の中にあるわけです。
なるほど。
この質問に対する回答率が非常に高かった364件中219件という事実自体が、リスナーがこのポッドキャストから大きな価値とか具体的な変化を感じ取っていたことの力強い証拠と言えるでしょうね。
スピーカー 2
回答率が高いのはすごいですね。それだけ熱心なリスナーが多かったということですかね。
スピーカー 1
そしてその内容を見ていくと、資料のホストは、特に共演者であるケンスー氏の具体的な事例とか、まなざし、つまり物事の捉え方ですね。
それが抽象的になりがちなビジネスの話を地に足のついたレベルに落とし込んで、リスナー自身の状況に引きつけて考える気づきを促したと分析していますね。
単なる情報提供じゃなくて、視点の転換とか思考の進化をもたらしたことが価値の本質だったということです。
スピーカー 2
さて、いよいよNPS、ネットプロモータースコアの分析ですね。番組全体のNPSは72.5と、これは驚異的な高さですね。
スピーカー 1
いや、本当に高いスコアですね。
スピーカー 2
最終回のアンケートという点を考慮しても、これは素晴らしい結果ですよね。
スピーカー 1
NPSはご存知の通り、推奨者、9点か10点をつけた人の割合から批判者、0点から6点をつけた人の割合を引いて算出される指標です。
一般的に70を超えるとワールドクラスとも言われる水準ですから、リスナーの満足度と推奨意向がいかに高かったかがよく分かります。
小河原氏が正直に低いスコアをつけてくれた人にも感謝を述べているのが印象的ですよね。
逆にお勧めできないっていう数字を入れてくださった勇気を、本当に逆に嬉しいと。
スピーカー 2
ああ、それはいいですね。
スピーカー 1
批判的な意見もやっぱり成長の糧ですからね。
スピーカー 2
ただ、全体のスコアが高いだけでは見えてこないこともあると。
ここで重要になるのがNPSリフト分析っていう考え方ですね。これはどういう分析なんでしょうか?
スピーカー 1
はい、ここがですね、非常に重要なんです。
全体のNPSスコアももちろん大切なんですけど、それ以上に戦略的な洞察を与えてくれるのがこのNPSリフト分析です。
ふむ。
これは特定の属性、年齢とか職業とか、あるいは特定の回答、好きなコーナーとかですね。
そういったグループごとにNPSを算出して、全体の平均NPSと比較するという分析手法です。
スピーカー 2
なるほど、なるほど。全体平均と比べて特定のグループのNPSがどれだけ高いか、リフトしているかを見るわけですね。
スピーカー 1
その通りです。単に多くの人が好きというだけじゃなくて、どのグループが特に熱心に推奨してくれているのかを特定できるわけです。
小川らしが指摘するように、人数は少ないんだけれども、推奨者が多いっていうやつが、実は強烈に周りに新規ユーザーを勧めてくれるキラーサービスになっている可能性がある。
つまり、口コミのエンジンになるような隠れたキラーコンテンツとか、熱狂的なファン層を発見するための強力なツールなんですね。
スピーカー 2
なるほどな。全体の人気とは別に、推奨行動に強く結びついている要素を知ることが、戦略上非常に重要になってくるわけです。
スピーカー 1
具体的な分析結果を見てみましょうか。まず、ネットワーク効果シリーズ。
これは、複数選択でもベスト1でも人気でしたけど、NPSリフトも高い。平均比プラス0.2。これは理想的なパターンですね。広く好かれてかつ強く推奨もされている。
スピーカー 2
次に、メタ編。これは複数選択では人気だったけど、NPSリフトは僅かに低い。平均比マイナス0.2。
これは最近のエピソードで記憶に新しいけど、人に強く進めたいというほどではなかったのかもしれないですね。
スピーカー 1
そういう解釈ができますね。そして、興味深いのが、経営と執行シリーズです。
これは、全体の選択率は低い。つまり最大公約者的な人気は高くない。でも、NPSリフトは高い。
これがまさに先ほど話したキラーコンテンツの候補ですね。聞いた人は少ないかもしれないけど、聞いた人は非常に高く評価して他社に進める可能性が高いということです。
スピーカー 2
面白い。そして、年齢別の分析も何か意外な結果が出てますね。
なんと、20代前半、20歳から24歳のNPSリフトが非常に高い。平均比プラス2.3。これは予想外でした。
一方で、50代以上はリフトが低いと。
スピーカー 1
この結果からいくつかの仮説が立てられますね。まず、一般的に人気があるコンテンツと熱心な推奨につながるコンテンツは必ずしも一致しないということ。
リスナー層の理解
スピーカー 1
そして、20代前半のNPSが高い理由について、小川嵐は、彼らがまだいわゆるスタートアップ村の常識に染まってなくて、
番組で語られる情報の希少性とか新鮮さをより強く感じてるんじゃないかと推測しています。
彼らにとっては、教科書的じゃないリアルな企業の話が大きな価値を持つのかもしれないですね。
スピーカー 2
なるほど。一方で、50代以上のスコアが低い点についてはどう考えられますか?単純に内容が合わなかったということでしょうか?
スピーカー 1
それも一つの可能性ですけど、単純にそうとは言い切れないですね。
もしかしたら、コンテンツの伝え方、例えば専門用語が多いとか、そういうところに課題があったのかもしれないし、
あるいは、彼らが求めているテーマとか視点がちょっと異なっていたのかもしれない。
チャットGPTが専門用語の解説を加えるべきと提案したのに対して、小川嵐が、
いや、この番組の魅力はむしろ中小性にあるのでは?と反論している部分も示唆的ですよね。
スピーカー 2
ありましたね。
スピーカー 1
安易にわかりやすくすることが必ずしも解決策ではなくて、番組のコアな価値を損なう可能性もあると。
そういうわけですね。ターゲット層のニーズとコンテンツの独自性のバランスをどう取るかっていう、まあ難しい問題です。
スピーカー 2
深いですね。NPSリフト分析、非常に強力なツールだということがよくわかりました。
プラットフォームデータの分析
スピーカー 2
次に、SpotifyとかAppleといったプラットフォームから得られるデータの分析に移りましょうか。
まず、どうやってこの番組を知りましたか?という流入経路。
件数紙のSNS投稿経由が最多なのは納得ですが、驚いたのは約4割がSpotifyなどのアプリ内でのレコメンデーション経由だという点です。
これかなり大きい割合ですよね。
スピーカー 1
小川嵐自身も思ったよりも大きいとコメントしてますね。
これは現代のコンテンツ商品において非常に重要なポイントだと思います。
Spotifyみたいなプラットフォームなアルゴリズムは、もはや単なる配信ツールじゃなくて、強力な発見エンジンとして機能しているんですね。
特にニッチなテーマとか専門的な内容のコンテンツにとっては、従来のデモグラフィック情報、年齢とか性別とかに基づくターゲティングよりも、
リスナーの聴取履歴とかに基づいたアルゴリズムによるレコメンデーションの方が、効果的に関心のある層にリーチできる可能性がある。
小川嵐もそっちの方がターゲティングとして優秀だったりすると認めてますね。
スピーカー 2
プラットフォーム自体が潜在的なリスナーを見つけてくれると。
一方で、友人からの紹介7.7%とか、他の人の投稿経由4.4%といった、いわゆる口コミの力も無視できない数字ですね。
スピーカー 1
まさに、NPSの高さとも連動していると考えられますね。
そして、ここでもう一つ重要な視点は、Spotifyのデータで見られたインプレッションと新規リスナー数の関係です。
スピーカー 2
あー、月間約2万回のインプレッションに対して、実際の新規リスナーが3,500人程度だったという話ですね。
インプレッションというのは具体的にはどういう数字なんでしょう?
スピーカー 1
インプレッションというのは、簡単に言うと、Spotifyのアプリ内でそのポッドキャストのタイトルとかアートワークがリスナーの画面に表示された回数のことですね。
スピーカー 2
あ、表示された回数。
スピーカー 1
そうです。つまり、2万回表示されたけど、実際にクリック、配信して聞き始めた人は3,500人だったということです。
スピーカー 2
なるほど。表示はされたけど、クリックされなかったケースがかなり多い。
スピーカー 1
そういうことですね。この表示からクリックへの転換率が低いということになります。
これを受けて小川らしは、タイトルとかエピソードの概要、ディスクリクションですね。
それをもっとプラットフォームの推奨アルゴリズムに最適化したり、リスナーの興味を引くように工夫したりすれば、もっともっとポテンシャル取れたんじゃねえかなと、少し後悔を口にしています。
AIによる自由回答分析
スピーカー 1
これはどんなコンテンツ制作者にとっても重要な教訓ですよね。プラットフォーム上でのにし方がいかに大事かということです。
スピーカー 2
確かに、せっかく表示されても、そこで興味を持ってもらえなければ意味がないですもんね。
次に主要なエンゲージメント指標を見ていきましょう。
合計フォロワー数はSpotifyとAppleを合わせて約2.3万から2.4万人。月間の総聴取時間は約1万7千時間。これはかなりの時間ですよね。
スピーカー 1
えー、すごい時間ですね。単純計算すると、フォロワー1人当たり月平均で約45分くらい。1万7千時間×60分割る2万3千5百人。約43分。聞いている計算になります。
スピーカー 2
45分!?
スピーカー 1
さらに驚くべきは、Spotifyのデータに基づくフォロワー1人当たりの累計の聴取時間ですね。これが約10時間。累計13万時間割るSpotifyフォロワー1.2万人。にもなると。
スピーカー 2
10時間ですか?
スピーカー 1
へー、これはリスナーがいかに深く継続的にこの番組に関与していたかを示す、まあ驚異的な数字と言っていいでしょう。小河原氏がこんな長い時間僕らの話を聞いてくださるコアな方がいてくださるっていうのは本当にすごいと感動するのも無理はないですよね。
スピーカー 2
いやーすごい熱量ですね。リスナーの行動パターンについても興味深いデータがいくつかありますよね。まず聴取維持率が非常に高い。30分のエピソードでも約80%のリスナーが最後まで聞いている。
スピーカー 1
これはポッドキャストというメディアの特性をよく表してますね。資料でも比較されてますけど、YouTubeとかだと最初の1分半で半分ぐらい離脱しちゃうのとはかなり対照的です。
一度聞き始めたら最後まで聞き通す傾向が強い。これはまあ、ながら聞きしやすいという特性とか、あるいは深い内容を求めているリスナー層が多いことを示唆しているのかもしれません。
スピーカー 2
次に初期離脱について。第1話から第2話への離脱は当初は50%超と大きかった。でも徐々に改善して最終的には約40%に落ち着いたと。これは何が要因だったんでしょうか。
スピーカー 1
小河原氏は初期の録音環境、マイクとかですね、その改善とか、あとは番組が認知されて推奨されるようになった効果じゃないかと推測しています。
そして重要なのは第3話以降の離脱率は低いということですね。これは一度定着したリスナーは習慣的に聞き続ける、いわゆる習慣化が進んだことを示しています。最初の数エピソードでいかにリスナーをつかむかというのがわかりますね。
スピーカー 2
そして追っかけ機器の存在も面白いですね。約半数がリアルタイムで聞いて、残りの半数が時間をかけて、例えば半年くらいかけて各のエピソードを聞いて追いついてくると。
スピーカー 1
これもポッドキャストならではの消費スタイルですよね。必ずしも最新話から聞く必要がなくて、自分のペースで過去回を遡って楽しめる。そのため、エピソードの再生数は10回直後よりもむしろ半年後くらいにピークを迎えることが多い、という分析結果が出ています。これはコンテンツの寿命が非常に長いことを意味してますね。
スピーカー 2
まさにロングテール効果ですね。2年前の第1話でさえ、いまだに毎日約30回、月間約900回も再生されているというのは、いやー驚きです。
スピーカー 1
ストックコンテンツとして機能していることの明確な証拠ですよね。時間が経っても価値が薄れにくい、不変的なテーマとか深い洞察の提供できていたということでしょう。
また、エピソード別の再生傾向を見ると、価格設定、AI活用、テスラといった特定の実用的な解が繰り返し聞かれている様子や、やはり検数士独自の視点が光る解、コミュニティ編、広行編ですね。それが際立っていることも確認できます。これもリスナーがどんな価値を求めていたかを具体的に示していますね。
スピーカー 2
さて、分析の終盤では、AI、具体的にはチャットGPTを使って、自由回答、特に気づき学びに関する大量のコメントを分析していますね。これまで人間がやっていたら大変だっただろう作業を、AIが一瞬でやってのけると小川ら氏も感心しています。
スピーカー 1
そうですね。AIは219件もの自由回答コメントを内容に基づいて、いくつかの主要なテーマに分類しました。具体的には、理解進化、明確化、例えば解像度が上がったとか、再確認できたとか、それから企業家の思考、葛藤の理解、アントレケーナーの心意気、失敗の裏側みたいな。
あとは自身の仕事への応用、自分の会社でどう使えるかとか、それから新たな視点の獲得、自分にない視点ですね。そして意外かもしれませんがエンターテイメント性、面白く聞こえるといったカテゴリーです。
スピーカー 2
この分類自体が番組がリスナーに提供していた価値の、なんか多面性を物語っていますね。単なる学びだけじゃなくて、共感とか面白さも含まれていた。
スピーカー 1
まさに。そしてさらに一歩進んで、AIはビフォーアフター分析も行っています。リスナーが番組を聞く前の状態をどのような言葉で表現して、例えば抽象的で活かしにくいとか、視点俯瞰ができないとか、円多いと感じていた、表面的にしか理解できていなかった、そういう言葉ですね。
そして聞いた後にどのように変化したかを表現する言葉、例えば解像度が上がった、体系的に理解できた、企業やキャリアへの意欲が向上した、経営者視点が身についた、実務に応用できるようになった、そういった言葉を特定して、その繋がりを可視化しています。
スピーカー 2
前と後の言葉の繋がりを見ることで、番組がもたらした変化の具体的な経路が見えてくるわけですね。抽象的だった理解が実務応用できるレベルになったとか、そういうことですね。
スピーカー 1
その通りです。どの変化の経路が特に太いのか、つまりこの番組がリスナーにもたらした主要な価値、変容と言ってもいいかもしれませんが、それが何だったのかをデータに基づいて特定できるわけです。
そろに、コメントの内容からリスナーをライト層から学習層、実務層、戦略層といった修熟度とか関与度の段階に分類して、各層にどのようなキーワード、例えばモチベーション関係とか視点不関係、実務応用系、戦略用語みたいな言葉が響いていたかを分析しています。
スピーカー 2
これはかなり高度な分析ですね。具体的にはどんなことがわかったんですか?
スピーカー 1
例えばですね、ライト層にはモチベーション系の言葉が響きやすいっていう発見は、新規リスナーを引き付けるための導入コンテンツのヒントになりますよね。
一方で、学習層、実務層には視点系の言葉が響くということは、より深い内容を提供することがリスナーの定着とか満足度向上につながることを示唆しています。
このように、リスナーの段階に合わせてどんなメッセージやコンテンツが効果的なのかを具体的に知ることができる。
これはあなたが自身のコンテンツでリスナーをどうイクスレ、ナーチャリングしていくか、どの段階のリスナーに何を届けるべきかを設計する上で非常に実践的な洞察と言えるでしょう。
スピーカー 2
なるほど。リスナーの成長段階に合わせたコンテンツ戦略を立てるための地図のようなものですね。これは強力ですね。
では、これらすべての詳細な分析を踏まえて最終的に、コンテンツ制作者にとっての実行可能な洞察、つまり具体的なアクションにつながる学びというのは何だったのでしょうか。
資料、チャットGPTの提案も含めて見えてきたことを整理してみましょうか。
スピーカー 1
そうですね。大きく分けていくつかの方向性が見えてきますね。まず第一に強みを生かすこと。
強みを生かす。
分析の結果うまくいっていると分かったこと、例えばNPSリフトが高かったネットワーク効果シリーズみたいなキラーコンテンツとか、あるいは検数士独自の視点のようなここでしか聞けない価値はさらに強化展開していくべきだということです。
成功している要因を理解してそれを再現増幅させることが重要ですね。
スピーカー 2
得意なことをさらに伸ばすというのは基本ですよね。
スピーカー 1
次に弱みに対処すること。ただしここにはちょっと注意が必要ですね。
例えばNPSリフトが低かった50代以上のリスナーに対してチャットGPTは専門用語を解説するなどアクセシビリティを高めることを提案しました。
ありましたね。
しかしこれに対して小河原氏はそれは本当にこの番組がすべきことなのかとか、抽象性こそが魅力だったのではと疑問を呈しています。
またこれを試してみようといった具体的な行動喚起、CTAを促す提案に対してもそんなハイパー企業ラジオ聞きたいだろうかと自問していますね。
リスナーの価値を高めるための戦略
スピーカー 2
つまり弱みを潰そうとすることで、かやって番組本来の尖った魅力とか個性を失ってしまうリスクもあるということですね。
単純に批判に応えるんじゃなくて自分たちのコアバリューと照らし合わせて慎重に判断する必要があると。
スピーカー 1
まさにその通りです。弱みへの対処は自分たちのアイデンティティを損なわない範囲で行うというそのバランス感覚が求められます。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
3つ目は発見経路の最適化。
Spotifyとかのプラットフォームでのインプレッションからクリックへの転換率を上げるためにタイトルや概要を工夫すること。
あとはNPSリフトが高かった層とかコンテンツを起点とした口コミを促進するような仕掛けを考えること。
そして最後に変化、変容に焦点を当てることですね。
自由回答分析で明らかになったリスナーが最も価値を感しているビフォーアフターの変化。
例えば解像度が上がるとか視点が変わるといった体験を提供続けること。
これが長期的なエンゲージメントとロイヤリティの鍵になるということです。
ふむふむ。
そしてこれらの分析結果だけじゃなくて、資料のホストである小河原氏自身の振り返りも非常に示唆に富んでますよね。
スピーカー 2
ああ、そうですね。
スピーカー 1
データ分析が好きだからこそつい最適化ばっかりに目が行ってしまって、本来目指していた10年後も価値が残るコンテンツ作りという本質からずれそうになる自分をあらなめていたこと。
一方でタイトル最適化のようなやれば効果がありそうなことを後回しにしてしまったかもしれないという反省。
共演者であるケンスー氏の具体例とか視点のユニークな価値への再認識。
そして編集を担当した樋口氏の丁寧な仕事がいかに重要だったかということ。
スピーカー 2
制作者自身の内省もリアルで興味深いですね。
スピーカー 1
そして何よりも強調されていたのが、制作者自身が楽しむことの重要性ですよね。
演者側が楽しくやってないとお客様は偽物には気づく時代という言葉は、コンテンツ作りに関わる全ての人にとって白心をつくメッセージじゃないでしょうか。
スピーカー 2
いや本当にそう思います。
スピーカー 1
情熱とか楽しさが最終的にはリスナーに伝わって本物の価値を生み出すと。
スピーカー 2
本当にそうですね。テクニックとかデータ分析ももちろん重要だけれども、作り手自身の熱意が根底にないとやっぱり続かないし響かない。
今回の探求を通してあなたと共に本当に多くの学びがありました。
考え抜かれたアンケート設計がいかに重要か。
表面的な人気だけじゃなくて、NPSリフトのような指標で真相を探ることの意味。
リスナーが経験する変化を捉えることの価値。
そしてデータとフィードバックを戦略的に、しかし自分たちの軸を見失わずに活用すること。
たとえプロジェクトが終わったとしても、これらは未来の活動にとって間違いなく貴重な財産になりますね。
制作側の内省と楽しさの重要性
スピーカー 1
全く同感です。
さて最後にですね、この深い分析を踏まえて、あなたに一つ思考を巡らせていただきたい問いを投げかけたいと思います。
資料のホスト小川らしは、このポッドキャストを10年後にも価値が残るものにすることを目指したと語っていました。
ではあなた自身のプロジェクト、それがコンテンツ制作であれ、ビジネスの立ち上げであれ、
あるいは個人的な学習目標であれを考えたとき、短期的なインパクトだけでなく長期的な価値と強制性を持つようにデザインし、
そしてそれを評価するとしたら、どのようにアプローチしますか?
その長期的な響きを真に捉えるための指標とは一体何になるでしょうか?
スピーカー 2
深い問いですね。ちょっと考える時間をいただけそうです。
今回も非常に資産に富む資料の共有と深いジオンを本当にありがとうございました。
スピーカー 1
こちらこそありがとうございました。
スピーカー 2
また次回の探究でお会いできるのを楽しみにしています。
30:07

コメント

スクロール