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皆さんこんにちは、草野美希です。 宮武哲郎です。 Off Topicでは、アメリカを中心に最新テックニュースやスタートアップ、ビジネス情報を緩く深掘りしながらご紹介する番組です。
今回は創業物語シリーズ UBER 編をお送りしたいと思います。
今まで、ピンテレストとか、いろいろ創業の話とともにジョジョの話とかもしてきたかなと思うんですけど、
それに派生して、スタートアップの創業物語っていうのをシリーズ化して、話をしていこうかなと思っていて、今回はUBER編というところで、
今回は宮武さんを中心に、いつも宮武さんを中心になんですけど、今回はUBERの創業物語と、UBERのトラベスさんの周辺の何があったかっていう歴史の本が、
歴史本、創業の話が、去年スーパーファンプトっていうニューヨークタイムズのライターの方が出した本が出版されていて、日本ではまだ未翻訳されてないですね。
去年の秋ぐらいに出た本で、その本を宮武さんが読まれたということで、それをみんなで聞こうということです。
すぐ読んだんですけど、なかなかオフトピックで出せる機会がなくて。
結構ボリュームのある本ですよね。
そうですね。やっぱり一回読んで、出てすぐ読んだんですけど、振り返って見たら、めちゃくちゃ内容が濃かったので、一回では全部言い切れるのかなっていうのが心配で。
でも本当にウーバーの話というより、基本的にトラビスさんの話っていうのが、トラビスからカニックでしたっけ?の話で、彼がウーバーを立ち上げる前から、ウーバーを立ち上げて、その後首になったというか追い出されたので、そこの話を基本的にその本が書いてあるんですけど、その話を今日したいなと思います。
多分結構長い話、長いコンテンツかなと思うので、多分この話は2回、2部作というか、2回か、もしくは3回ぐらいあるかもしれないですけど、気楽に聞いていただければと思います。
あれだけ読んだことあります。アップスタートっていう、あれ聞いたことないですか?
ないですね。
アップスタートっていう、ウーバーとエアビー&ビーの創業の話の本を読んだことがあります。
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ただそれだけです。その同時に、時系列としてはウーバーとエアビーの創業者が、創業の話を交互に話し、交互にというか、立ち上げから成長するまでのストーリーの。
それも本なんですか?
それも本ですね。それは日本語化されてて、なのでウーバーだけの本とかは読んだことなかったので。
そうですよね。エアビーだとウーバーのちょっと前に、多分1年ぐらい前に創業を設立したと思うので。
それぐらいのタイミングで。
今回はスーパーパンプという本の話をしていただけるということで。
日本に発売された時に読みたかったので、先駆けて聞けるというのはすごく楽しいです。
かなり知らなかった情報が多かったので、早速ちょっと始めますと。
最初のストーリーとしてはウーバーを立ち上げる前の話からなんですか?
そうですね。立ち上げる前からの話で。
立ち上げる前からの話で、わりと10代の話から。
そんな坂を登るんですか?
すごいサクッと話してるだけなんですけど。
基本的にトラビさんって起業家マインドセットって昔からあって。
10代の時から包丁を彼が住んでるエリアでドアノックして売り込んでたらしくて。
なるほど。
そこで結構営業マンだったんで、彼って。
そこで、もちろんまだ10代なんですけど。
彼曰く売った夏に200万ぐらい売り上げを立てたっていう話があって。
そういう話から。
センスがあるんですか?
そうなんですよね。売るセンスがあって。
8歳の時に受験サービスを彼が立ち上げて、そこもうまくいって。
最終的に本格的に大学中に起業して、ドロップアウトするんですけど。
その時にいわゆるナプスターとすごい似てるサービスで、スカワーっていうサービスなんですけど。
それを6人の友達と立ち上げました。
大学生の時。
それをやっていたので、大学も途中で辞めて、それをフルタイムやって。
トラビスさんにとってのフルタイムって本当にフルタイムで。
もう友達もいない、彼女もいない、服が汚くなるまでずっとやってて。
それすごいですね。
友達からお金借りて、払い戻すの忘れたりとか、
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本当に自分の郵便も見ずにずっと仕事をしてるっていうタイプの人だったらしいです。
本当に仕事が第一優先となって、この本でなぜ最初のスタートアップの話をしてるかというと、
彼にとってすごい大きな影響がある出来事がありまして、
そこが初めて起きたのがスカワーっていうところなんですけど、
投資を受けましたと。
そこの投資家がロン・バークルさんとマイケル・オビッツさんという方で、
マイケル・オビッツさんって過去このポッドキャストでも話しましたけど、
最初にCAを作る人で、
アンドリー・セン・ホロイズとかにすごい影響を及ぼした人なんですけど、
その2人のVCがこのスカワーっていう会社に投資しましたと。
ただ投資するときに、まずタームシート、いわゆるこういう条件で、
簡単にまとめた規約書の。
別にそれは最終的に変わってもいいんですけど、それをサインしたんですけど、
その時に1個条件が入ってまして、
他の投資家に回ってはいけないっていう条件を入れて、
リードというか、そこだけしか投資を受けてはいけないとかじゃなくて、
他の投資家に声もかけられない、
相談もできないという条件が入ってて、
それをスカワーがOKしたんですけど、
ただ全然投資がダラダラ動いていて、
全然うまく締結しなくて、
とうとうもうキャッシーがない。
どうしたらいいんですかっていう。
もう投資する気ないですよねって、
トラビスさんがマイケル・オビツさんに電話して、
これ他の投資家に持っていきますと。
もうそれ以外のオプションがないですと。
言った3日後に訴訟を受けまして、マイケル・オビツさんから。
ひどい話ですね。
最終的にその戦略だったんで、それはマイケル・オビツさんの。
その戦略がうまくいって、
どういうことをしたかったんですか。
いわゆるバリエーションを抑えたかったっていうところで、
キャッシーがなければもうそうせざるを得ないので。
そこまで。
それで実際に最終的に投資したVCたちが、
半分以上会社を持つことになって。
めちゃくちゃ苦い経験をしてるわけですね。
しかも最終的にスカワーって、ナプスターと同じように、
ハリウッドから訴訟を受けるんですけど。
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そもそもどういったサービスなんですか。
いわゆるピアトゥピアのファイルトランスファー系のものなので、
まさにナプスターですね。
それが違法の音楽のシェアリングだったので。
本当にじゃあナプスター。
まさにナプスターですね。
ただ、ハリウッドが訴訟を出した時に、
マイケル・オビツさんが、これ関係ないよみたいなことを言い始めて、
最終的に自分の保有分を売るんですよ。他の人に。
その体験があってからこそ、
トラビスさんって、投資家との関係性が、
多分、ウーバーでも見ると思うんですけど、
ちょっと変わっていて、
結構、全く投資家を信じない。
仲間というよりは本当に外部の。
お金を出してくれる人。
でも彼らは絶対信頼するな。
コントロールを持つことが大事っていうのが、そこで初めて学びますと。
それはめちゃくちゃ辛い経験ですね。
大学生の時とかってことですよね。
初めて上達して、訴訟を起こされて。
しかも、本当に人生を継ぎ込んで、
本当に友達もいない、授業しかないのを最終的に半分奪われて、
訴訟を受けた時も、何もサポートしてくれないみたいな。
投資家信じないってなりますよね。
なりますよね。
ただ、それが第1ビジネスでしたと。
その次がウーバー。
その次に、実際もう1個。
レッドスウィッシュっていうサービスを立ち上げるんですけど、
これもすごい似てるサービスで、
ピアトゥピアのファイルトランスファーのビジネスなんですけど、
これは合法、いわゆるメディアの会社が元として、
ファイルトランスファーをオッケーするみたいな。
いわゆるナプスターの合法版を作ってましたと。
トラビスさんのリーダーシップの仕方が微妙で、
あまりお金を、給料を出さなかったりとかしてたりして。
基本的に自分に厳しいから相手にも厳しい感じですね。
相手にも厳しい感じですね。
相手というかチームにも。
すごくストリック。
さらにここで、またVシートのいろいろ問題が起きて。
もう調達しなくちゃいけない。
そうですね。調達しないといけないんですけど、
結構厳しい時期で、バブルが終わった時期で。
1社VCが10億の投資しますというコミットをしたんですけど、
最終的に他のVCが入らなかったからNGを出して。
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それをまた体験したトラビスさんは、やっぱVCはクソなんだっていう。
もう、もうってなった。
ただ、なんとか生き残って。
最終的に、どうやってやったかわかんないですけど、
赤米っていう会社にレッドスーシを売って。
20億くらいで売ったんですけど、トラビスさん自体は2億くらい入ってきて。
ようやくちょっとキャッシュが入って、報われたんですけど。
その2社経験した中で、一番の学びはVCは絶対信じるなと。
最後は敵になるぞと。
それを学んだ後にUberっていうのが立ち上がりますと。
なるほど。やっぱでも事業を起こすのは好きなんですね。
ビジネスやったり。本当にストイックだなっていうのと、
当たったVCが悪かったのか、環境が悪かったのかわからないですけど。
どうなんですかね。ただその影響で、やっぱりその後のアクション、
トラビスさんの行動って本当に過去を見ると、そういう意味でこういうことやってるんだなっていうのは何とか見えますね。
ちょっと楽しみですね。その後にUberを作ると。
Uber自体は創業者2人いまして、ギャレットキャンプさんっていう人とトラビスさんなんですけど、
Uberのアイデア自体はギャレットさんから元々来てまして、
彼も元々企業をしてまして、最新Ebayに75ミリオンぐらいで買収されたんですけど、
その時にまあまあお金持っててシリコンバレーにいたんで、
ただお金持ってるのになんかタクシーが捕まんないみたいなっていう課題を見ていて、
しかもなんかいろんなタクシー会社にとりあえず電話してオーダーだけ入れて、
で一番最初に来たやつだけに乗って、他を無視していたらブラックリストをし始められて。
でさらにあの当時ジェームズボンドの映画カシノレアがやってて、
そこでジェームズボンドがGPSマップで車が来るのが見えて、
でなんか全部スマホで操作できるみたいな。
いいサービス考えましたよね、ジェームズボンド。
それを見てあっっていう機があったらしいですと。
便利じゃんこれ。
逆に当時トラビスさんは多少お金もあったので家を買ったりとかいろいろやってた中で、
エンジェル投資もやってたんですけど、
彼がジャムパッドっていういわゆるコワーキングスペースではないですけど、
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いわゆる企業家が集まってそこでトラビスさんが言うジャムセッションって言うんですけど、
いわゆるアイディアの交換とか、いろいろディスカッションできればっていうところで、
ギャレットさんとそこで出会うと。
ギャレットさんは当時ウーバーではなくてウーバーキャブっていう名前だったんですけど、
ウーバーキャブっていう。
すでに始めてたんですね、ギャレットさん。
始めてはなくてアイディアだけ考えてて。
名前をつけて。
で、このウーバーキャブがすごいぞすごいぞって言ってて、
すごいっていう言葉を全部ウーバーに、自分のボキャブラリーにしたくて。
どういうことですか?
例えば、この映画はすごいっていうのを、この映画はウーバーだみたいな。
ウーバーっていう言葉がドイツ語のあれなんですけど、すごいっていう意味合いなんで。
そこまでコミットしてましたと。
すごい、まだサビス出してないのに。
まだサビス出してないのに。
かわいいらしいですね。
それをたなびさんが聞いて、このアイディアいいなって言ったんですけど、
当時2人ともお金持ってて、割と好きな人生送ってたんで、あまり事業やりたくないねっていうのを言ってて。
また辛い経験をしなきゃいけない。
またあの投資家と会うのかみたいな。
っていうのを考えてたトラビスさんが、2010年1月、ちょうど10年前ぐらいなんですけど、
ツイートを出して、PM、ビズデブの起業家、起業家マインドセットを持ってる人を探してますと。
ロケーションベースとなサービスですと。
お金も出しますし、株も出しますと。
なんか興味ある人いますかっていうツイートを流したんですよ。
3分後に返信があって、それが26歳の当時フォースクエアのインターンだったライアングレイブさんっていう人が返信したんですけど、
今考えるとそのツイートの価値は1000億以上のツイートだったっていう。
確かに価値に換算すると結構。
それで株をもらったんで。
確かに。それ見つけた人やばいですね。幸運だし。
そうなんですよ。
めちゃくちゃすごいです。
そうなんですよ。
ライアングレイブさんっていうのは、当時フォースクエアのインターンだったんですけど、
彼はシカゴに住んでたんですけど、当時フォースクエアがシカゴになくて、
彼はシリコンバレーに行きたくてフォースクエアに応募したんですよ。
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そしたら落ちてダメだったんですよ。
彼が何を考えたかっていうと、シカゴの周辺のビジネスをフォースクエアの従業員と嘘をついて登録して、それをフォースクエアに持っていったんですよ。
でもそんなにフォースクエアに入りたいっていう熱量を生み出せるフォースクエアすごいですね。
すごいですね。逆にそうですね。
そんなに入りたいって思わせるフォースクエアの魅力すごいですね。
確かに。それはもう考えなかったけど、確かにそうですね。
作ってフォースクエア持っていって。
そしたらフォースクエアがこの人すごいって思って、じゃあインターンとして入りなって。
それをやってて、その話をなぜするかっていうと、彼のそういうなんかハッスルじゃないですけど、何でも根性があるっていうところがやっぱりトラビスさんとギャレットさんが気に入って、
結果としてライアングレイブさんがウーバーキャブの最初のCEOになりますと。
CEO?
CEO。社長に。
なんでですか?
それはトラビスさんとギャレットさんが授業をやりたくなかったから。
いわゆるアドバイザーとしてアイディアを出して、ライアンさん頑張ってみたいな。
インターンだったら。
結構努力したい仕事をしないといけないんで、初期って。
押し付けた形に見えますね。
押し付けですよね。完璧に押し付けですよ。
でも今考えると1000億の押し付けなんで、それはいいんじゃないですか。
今考えてますね、確かに。
本当にCEOをやりたくなかったんですね。
やりたくなかったんですけど、結果としてなりましたと。
なぜかというと、ライアンさんって長いこと社長になってないんですよ。
当然、始めるには資金調達とか必要になってくるので、資金調達のミーティングがめちゃくちゃ下手くそだったと。
そりゃそうですよね。
インターンですからね。
インターンだし、トラヴィスさんとか育児と経験ある人から比べたら、しょうがない。
しょうがないですよね。
そうですね。
でも結果としてVCって人を見るじゃないですか。
社長のこの人が本当にいけそうかとか、この人が上場企業を作れるかとか、マネージできるかっていうところを見るんで、
みんなライアンさんのこと好きだったんですけど、ただVCとしては、投資としてはNGだねっていうことで。
そりゃそうですよね。
自分で社長になりたいってなったわけじゃない。
そうです。
なので、同じ期間中にギャレットさんが結構UberCabについてツイートしてたんですよ。
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まだ全然実績ないんですけど、めっちゃすごいステルスのスタートアップがあってみたいなことを言ってたら、
そのツイートをファーストラウンドのロブさんっていう人が見て、投資させてくださいって言って、一番最初のチェックを書きますと。
日本でも結構ツイッターから投資決めるみたいな流れありますけど、
初期のインターネットサービスが生まれてるときもツイッターがきっかけっていうのはいいですね。
特にUberは最初の社長もそうですし、最初の調達もツイートから生まれましたと。
ファーストラウンドも入って、クリスサカさんとか何か演じる、クリスサカさんもトラビスのジャムパッド自体の友達とかだったので、
ただ調達して、ファーストラウンドも言ってたのが、ライアンさんじゃないよね、社長は。
ちょっと変えませんかっていう提案をして、ライアンさんにGM、ビジネス周りのトップとして変更して、トラビスさんを社長にしましたと。
ただその時にトラビスさんが条件として、シェアをもっとくださいと。コントロールが必要ですと。
辛い経験を踏まえて。
それでUberが出来上がったっていう感じですね。
初代CEOはトラビスさんとかギャレットさんじゃなかったんですね。
そうなんですよ。
それ面白いですね。
そうなんですよ。彼らやりたくなかったんで。
まさかツイートでCEOを募集してるとは。
たぶん誰も思わなかったし、しかもその株が1000億以上の株になるっていうのは、たぶん誰一人思ってなかったんで。
すごい良いツイートを発見しましたね、この方は。
なんで皆さんツイートは結構。
インスタートップはツイーターにいますね。
いますね。
なるほど。
そうなんですよ。
その後に。
Uberの最初アプリじゃなかったので、最初はデスクトップでUberCab.comに行って、当時ラクジュアリー向けだったので。
アメリカだとブラックカーっていうのがいわゆるリモとかではないですけど、結構高級車の。
長いやつですよね。
長いやつもありますし、普通のブラックカーっていうのは普通の車なんですけど。
いわゆる黒っていわゆるラクジュアリー感が出て、いわゆる高級車が迎えに来るサービスみたいな。
ちょっと高めのサービスなんですけど。
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それをリクエストして、基本的に10分以内に普通のタクシーの1.5倍ぐらいの値段で来ますという話で。
アプリも作ったんですけど、初期のiPhone用のアプリって社内で作ってなくて、外部に外注したんですよ。
そうなんですよ。
一回試しに作ってみようかなって感じ?
早めに何か作りたかったみたいなことで、とりあえず外注しましたと。
初期だと基本的にドライバーを採用しないといけないので、
それ基本的にライアンさんがひたすら電話して、ひたすら電話で空き時間の間にこれやりませんかっていう。
基本的にブラックカーの会社っていっぱいあったので、
ただ基本的にみんな例えば誰かを運転してどっかに届けると、
まあまあ暇な時間が多いので、その間待ってないといけないので、
その間にちょっとお金儲けしませんかっていう。
それプラスiPhoneを無料で渡しますよと。
そこにUberのアプリが入ってるんですけど。
で、そこのiPhoneを渡すっていうのが結構、
多分ドライバーさんが気に入ったポイントとかでもあって。
そうなんですね。
確かに。
その当時iPhone借り入れるのちょっと嬉しいですね。
そうなんですよ。結構初期だったので、多分2010年とか2011年とかなんで、
本当にiPhoneが。
持ってない人も結構いたときに。
多分全然いたと思いますね。
そこで結構App Storeのランキングで上がって、テックランチが取り上げて、
当時テックランチがUberをどう説明したかっていうと、
車版のAirbnbとして説明をしてて。
なるほど。
なんかちょっと面白いなと思って。
今だとAirbnb4XじゃなくてUber4Xが多いから。
Uberで例えられますよね。
当時はUberがなかったんで、Airbnbで例えてたと。
逆にもうAirbnbもそこまで普及してたんですね。
でもそういうことになりますよね。
同じ時期ぐらいのイメージだったんですけど。
確かに。
TravisさんからするとUI UXを圧倒的に良くするっていうのが初期からの考えで、
いわゆる車がGPSでトラッキングしてるんで、
車がマップ上で来るっていう絵を見せたくて、
それ今のUberでも見れるじゃないですか。
あと決済。
いわゆる降りて一切そこを気にしなくていいっていうのが一番気にしてたポイント。
27:03
当時からのこだわりなんですね。
まさに映画で見たようなUXを実現させたいっていう気持ちもあったんですかね。
多分あったと思いますね。
それをやってるうちにスタートアップの社長さんとか、
VCとかがサンフランシスコで始めたんで、
それを使い始めて、
いわゆるそれがUberを使っていることが結構ステータスがかっこいいっていうことになりました。
確かに。
なるほど。その時もUber、名前なんでしたっけ。
UberCabですね。
その時もUberCabだったんですか。
そうなんですよ。
UberCabからUberに変えた理由は、理由はあるんですけど。
Facebook的な話ですか?
ザいらないよみたいな。
ではないんですよね。これはちょっと次の回で話すと思うんですけど。
チャットした理由があるんですよ。
で、タラビスさんとすると、サンフランシスコでうまくいってもあんまり意味ないと思ってて、
これをスケールしないといけないっていう話で、
これを同じことをニューヨークとか他の街でできるのかっていう話で、
それをオースティンさんっていう女性の方なんですけど、
与えられた仕事で、当時24歳だったんですけど、
最初のシティロンチャーって、いわゆる新しい市場を作るっていう。
彼女がいまだに多分使われている、Uberで使われているシティロンチのプレイブックを作りましたと。
社内向けの。
いわゆるこういうステップをやって、新しい市場に入りましょうと。
それめちゃくちゃ読みたいですね。
そうなんですよ。それは多分Uberの従業員じゃないとさすがに見れないです。
どっかしらアクセスをもらえないかなと探しています。
Uber Japan。
そうなんですよ。もちろん年々変わっているはずなんで、
最初はブラックカー企業に当たっていたので、
多分だいぶ変わっていたと思うんですけど、
初期のUberの少しだけ成長の話をすると、
ほんとにほとんど口コミ、50%、60%ぐらいが口コミで、
30%がリファラルで、残りはPRとか、テクラの記事とかそういうことだったんで、
さらに結構リファラルコード、いわゆるディスカウントみたいなものですよね。
結構ばらまいてて、
噂によれば、
トラビスさん自身がTwitter本社に勝手に入って、
30:03
リアルのサンフランシスコの本社に出向いて、
オフィスに入って、従業員にクーポンコードをばらまいてたと。
という話も、結構泥臭い話をめちゃくちゃやってますと。
そのTwitter社からしたら、誰?みたいな。
渡してるけどみたいな。
確かにそこのコンバージョンは良さそうですね。
そうなんですよ。
そういう話もあって、
結構周りのVCからもみなきに、
このUberCabってすごいよねっていう話になって、
そこでベンチマークという、これも著名のVCですよね。
が、シリーズAのラウンドで投資をするんですけど、
元々、アンケートをリードしたのがビルガーリーさん。
有名な、確かに。
めちゃくちゃ有名な。
前の、直接上場の回で出てきた。
そうですね、ちょっと話しましたね。
ビルガーリーさん。
そもそもベンチマークってマーケットプレイスに強い会社ではあるので、
eBayとかやってる会社でもあるんですけど、
ビルガーリーさんは元々シードラウンドから実は投資したくて、
Uberに。
ただ、他のメンバーを説得できなくて、
残念ながら見送りました。
ただ、それは二度とやりたくないんで、
シリーズAは何としても入りたいと。
絶対に入るって。
彼が知らなかったのは、
トラビスさんもめちゃくちゃベンチマークを入れたかったと。
基本的にだいたいトップティアのVCって、
どの企業かも入れたいと思うんですけど、
本当に言うと、トラビスさんはセコイヤを結構くどいてましたと。
ただ、セコイヤは毎回リジェクトしてましたと。
惜しいことしましたね、本当に。
そうですね。
でも、どうかな。
確かに。
お金的にはよかったんですけど、苦労したと思うんで、ビルさんは。
ただ、セコイヤからNG出てたんで、
ビルガーディさんと結構話してて、
数回話した後に、
急遽、2011年かなこれは、
ある日曜日にトラビスさんが急にビルさんに電話して、
夜11時なんですよ、日曜の。
お休みの日に。
ちょっと飲みに行って、話さないっていう話。
いわゆる戦略の話とか今後の話っていうところで、
ビルさんは真っ先に行って、
多分朝2時、3時くらいまでひたすらウーバーの今後についてとか話して、
いわゆるトラビスさんからすると、それがジャムセッションだったんですけど、
そこで朝の時に基本的な投資の条件を決めて、
33:07
その時が50億の自家総額で、
ベンチマークが約20%くらい持つと一応決めたという話ですね。
わざと土日。
わざとかわかんないですけど、
多分トラビスさんからすると何時に呼んでも出てくれるだろうっていう自信はあったと思いますし、
逆にそれを期待してたと思いますね。
でもいい話ですね。
全然いい話です。
当時はめちゃくちゃ仲良かったんで、後々ちょっと仲悪くなっちゃうんですけど、あの二人は。
楽しみですね。その話も気になります。
ただ、その後事業ってすごい伸びるんで、その話って多分皆さん知ってると思うんで、
どちらかというと資金調達の話で、
彼らってすごい資金調達がめちゃくちゃ上手くて、
めちゃくちゃ伸びてたから上手いっていうのもあるんですけど、
上手いっていうのはトラビスさんも元々営業マンなんでめちゃくちゃ上手いんですけど、
もう一人、エミル・マイケルさんっていう人がいて、
最終的にUberのチーフビジネスオフィサー、役員になってるんですけど、
元々ビルガーリさんが紹介した人で、
彼とトラビスさんが基本的に投資家向けに全部調達回りをしてたんですけど、
結構彼らって、VCからの需要がめちゃくちゃあるっていうのを知ってたので、
わざといろんな行動をやってて、
気になる、それは何か役に立ちそうですね。
役に立つのか、いいのか悪いのかちょっと置いて、
まず1日3件までしかミーティングしませんと。
時間欲しければ連絡して、いいようにしないと時間上げませんと。
1日3回しか会わないので、別に資金調達の期間って限られてるんで、
全社絶対会ってないんですよ。
そこの話をしたりとか、
基本的にミーティング中はトラビスさんが話して、これだけ伸びてますとか、
お客さんが、ユーザーがUberを2.7回使えば、
ライフタイムカスタマー。
一生のお客さんになってくれるみたいな数字をいろいろ見せて、
36:00
そこですごい押した後に、
基本的に投資からその後フォローアップの、ありがとうございます、
フォローアップしたいんですけど、
時間の気になることありますよ。
それに対してエミヌさんが回答するんですけど、
わざと結構時間経った後に回答したりとか、
わざと?
そうです。いわゆる焦らせるためにやってて、
最終的にメール返すんですけど、
大体1週間待ってメール返すんですけど、
その時にExcelのシートを送られるんですよ。
投資家から?
エミヌさんが投資家に。
そこでいくら入れる、
どのバリエーションで入れますかっていうシートを記入して、
送り返してくださいっていうメールを出すんですけど、
それプラス条件が結構厳しくて、
上から出してる条件が。
投資の条件が。
基本的にある額とかある程度の額とか、
保有率が何倍以上とかだと、
大体情報受領権って、
いわゆる会社の今の財務状況とか、
今どれだけ売上が伸びてるとか、
どれだけユーザーがいるかっていう情報を、
定期的にもらえる条件ってあるんですけど、
それは基本的にほとんどの人に渡さない。
基本的に社外取りも誰も慣れない。
慣れてオブザーバーみたいな。
プラス、スーパー利欠権をトラビスさんが持つっていうことなので、
基本的に会社の決め事は全部トラビスさんに力があるっていう。
過去の教訓を。
そうです。
まさにそうです。
絶対にコントロールさせないぞっていうのが、
分かりますね、そこから。
そうなんですよ。
その中ですごかったのが、
Googleとのやりとりで、
GoogleってGoogleベンチャーズって言いますけど、
Googleベンチャーズって超有名ですし、
本当にすごい人たちが集まってる中で、
トラビスさん基本的に同じことやってて、
Googleベンチャーズもめちゃくちゃウーバーが欲しくて、
どんなサポートでもめちゃくちゃ採用を手伝いますとか、
Googleのネットワークも使えますし、
そこを知見も全部渡しますと。
プラス、今回リードさせてくださいと。
当時が250億ぐらい調達する予定だったんですけど、
全部取りたいですと。
全部あげるんでっていう話で、
基本的にOKして、
39:00
それに対してトラビスさんが、
250億ですねと。
じゃあバリエーション3500億でやりましょうかって言って、
ただ情報事業権ほぼなし、
オブザーバーシートのみ。
リードってことですよね。
リードです。
基本的にリードって社外取り取れるじゃないですか。
基本的に案件をリードしてる人が大体入るんですよ、アメリカって。
ただその人じゃなくて、社外取りは欲しいけど、
別のGoogleの人にしてくれっていう話が出て。
パートナーとか担当の人じゃなくて。
デイビッド・ドラモンドさんっていう人で、
Googleのチーフリーガルオフィサーの人なんですけど、
いわゆる本当に、
ラリーさんとセルゲイさんの直下で働いてる人で、
その人にしてくれと。
すごい交渉ですね。
ちなみに全く別件ですけど、
デイビッド・ドラモンドさんって、
つい最近Google辞めまして、
セクハラ問題で辞めたんですけど、
いろいろ問題起きてるんですけど。
それはなんか複雑な気もする。
ちょっとUberと関係ないですけど。
優秀な人を取り入れたいと。
社外取りとして入れたいと。
基本的にGoogleベンチャーズは、
250億全部入れたかったので、
基本的に伸びましたと。
最後の最後にトラビスさんが、
ちょっと待てと。
250億じゃなくて、ちょっと下げましょうかって。
TPG入れたいですと。
TPGってPファンドなんですけど、
そこを別の人が社外取りとして呼びたいんで。
ちょっといいですかって。
一応Googleの人も入れるんですけど。
もう一人の人。
もう一人の人もちょっと呼びたいから、
まあいいでしょうっていう感じで。
結構Googleベンチャーズも、
結構それはおかしいぞみたいな感じだったんですけど、
まあまあまあ仕方ないねっていうところで。
ここでブレイクしたくないですもんね。
そうです。
最後にトラビスさんが、
もう一個お願いしましたと。
最後のお願いいっぱいある。
そうなんですよ。
それが、ラリーさんとミーティングさせてくださいと。
それって絶対ない話なんで。
Googleの創業者ですよね。
わかりましたと。
やりましょうと。
いう話で、
結局朝ごはんする回のミーティングだったんですけど、
トラビスさんってそんな朝早く起きれないんで、
まあちょっと彼の家とGoogleキャンパスが遠かったので、
近くのホテルに泊めて、
朝トラビスさんが出るときに、
42:02
Uber呼んでるんですけど、
そこに乗ってカバンを置いて、
したらちょっと待ってくださいって言われて、
Googleが自動運転の車を送り込んだんですよ。
トラビスさんをちょっと驚かせるために、
うちすごいぞっていう。
こういう技術持ってるよって。
それをトラビスさんが見てめっちゃ喜んで、
めっちゃ喜んで入って、
そのUberの車にカバンを忘れるっていう。
おちょこちょいですね。
ではその後ラリーさんと会って話すんですけど、
ラリーさん知ってる人って、
ラリーさんってエンジニアの人で、
あまり人との付き合いってあんまり良くないんですよ。
そんな優しくないですし。
なんかトラビスさんと真逆のイメージがあります。
まさにそうだと思います。
ただトラビスさんはそのミーティング出て、
兄弟のようだったみたいな話をして、
多分勘違いしました。
勘違い。
その調達、それがGoogleのグルーベンチャーの調達なんですけど、
その後もサウジアラビアから、
数千億って調達後々するんですけど、
その時にトラビスさんがやったことっていうのが、
社外取りの使命権を、
もちろんトラビスさんって取締役なんで、
それ以外の社外取りの使命権をトラビスさんが3人分持つっていうことを条件として出したんですよ。
本当に嫌なんだな。
それは特にビルガイさんとかがすごい嫌だったんですけど、
ただ数千億ってキャッシュが入ってくる中で、
それはさすがに何も言い返せないってなってOKして、
それでもトラビスさんが取締役界では圧倒的な有利なポジションを持つようになったと。
この資金調達っていうところは、
トラビスさんにとっては本当に自分のコントロールをどれだけ保てるかっていうのが結構明らかになってるかなと。
確かに。
そこのコントロールしなきゃいけないっていうのは考えてますね。
すごいですよね。それだけ徹底してやってるっていうのは、なかなか他の企業家ではいないと思うんで。
Uberが伸びてる中で、いろんなスキャンダルが起きますと。
スキャンダルの話は別途やるんですけど、
その中でPR的効果じゃないですけど、イメージを良くするために別の社外取りを呼ぶんですけど、
45:13
もともと彼はセレブを呼びたくて、
で、オープラ。
オペラさん。
歌手、テレビ司会者みたいな有名な人ですね。
めちゃくちゃ人気で、めちゃくちゃお金持ちな人で。
彼女を誘ったんですけど、彼女はあんま興味なくて、NGだして、
後々、ビヨンセとかジェジーとかも株主になるんですけど、彼らのやつと社外取りは呼んでなくて、最終的に呼んだのがアリアナ・ハフィントンで。
ハフィントンポストの。
彼女が結構一番最後、トラビさんがクビになる時に結構最後まで付き合ってくれた人で、
当時Uber自体が結構ドライバーから批判されたりとか、
あとスーゼン・ファウラーさんって結構セクハラ問題とか起きていて、
プラストラビスさんの動画がネットで上がって、
それがUberの車の中でドライバーのことをトラビスさんが批判するみたいな動画とかがあって、
結構PR的に悪かったですと。
で、その時に。
そんなことありましたね。
ありましたよね。いろいろありましたよね。
確かに。
その時にたまたま、結構スタートアップ業界全員トラビスさんのこと嫌いだった時期で、
その時に親が事故に巻き込まれて、
トラビスさんの。
そこで母親を亡くしちゃうんですよね。
で、そこで当時スタートアップ業界があれだけ言ってたのが、
それも一旦止まって、トラビスさんがこういう状況なんで、
これはこのタイミングでバッシングするのは良くないねっていう話になって、
その時に、
親のことを考えながら、
従業員向けに一個の手紙を書くんですよ。
いわゆるそれをメールで流す予定だったんですけど、
その手紙が実際に誰一人従業員に届いてないんですよ。
その前にクビになるんですよ。
送る前に。
ただ、何を書いたか見たい人は本を読めば見れます。
48:09
この本を読めば、スーパーパンプラーを読めば。
ちょっとそこまで要約する気がないので。
ちょっと楽しみです。その内容は載ってるんですか?
その内容は載ってます。
その間にクビになっているという話なんで、
どうやってクビになったかっていう話をしますと、
当時取締役って7人いて、
ビルガーリーさん、ベンチマークの人ですね。
TPGのデイビッドさんという方と、
最後にお願いしますって。
サウジアラビアのファンドのヤシアさんという人と、
アリアナハフィントンと、
ギャレットキャンプ、ライアングレイフさんと、
トゥラビスさん。
ライアンさん。
元社長の。
そこにも入ってるんですね。
社長だったんで、さすがにそこは。
めちゃくちゃそのメンバーラッキーですね。
トゥラビスさんがそれ以外に3つボードシート持ってるんで、
基本的に一人一人違う目的持ってるんで、
取締役って。
基本的にビルガーリーさんとTPGのデイビッドさんは、
もうトゥラビスさんじゃないねっていう話を裏でもしてて、
ただ今だと変えられないねと。
ボードメンバーが。
サウジアラビアのファンドのヤシアさんは、
カンペにトゥラビスさん派で。
じゃあその2人しか、
反トゥラビスさんがいなかったんですね。
もちろんアリアナハフィントンも、
そっち派で。
だったんですけど、
いろいろスキャンデルが起きてる中で、
いわゆる外部調査まで入れたんですよ、
ウーバーって。
そこで弁護士事務所、
コンサル会社なんですけど、
そこが最終的に出した、
レコメンデーションっていうか、
何をするべきかっていうのは、
一旦トゥラビスさんが会社離れましょうと。
一回休みましょうと。
で、
ちゃんとした仕様を採用して、
やりましょうと。
で、
トゥラビスさんが、
トゥラビスさんも、
そうなるっていうのはある程度予想してて、
ただ彼としては、
戻ってこれるか戻ってこれないかっていうところが、
結構キーポイントで、
彼はやり続けたいので。
一旦休むっていう話だったので、
休みましたと。
ただ休んでる間、もちろん
アリアナハフィントンも、
いろいろスキャンデルも、
いろいろスキャンデルも、
いろいろスキャンデルも、
いろいろスキャンデルも、
休みましたと。ただ休んでる間、
もちろん仕事は全然してるんで、
基本的にはオフィスにいないだけ
っていうところで。
ビルガーリさんからすると、
51:00
クビにしたいんですけど、
ベンチマークのイメージって、
ファウンダーフレンドリーって、
創業者にとっていい。
プラスマイメージにならないですよね。
プラスマイメージにならないですよね。
っていうのをやりたかったんですけど、
これトゥラビスさんをクビにしてしまうと、
次のウーバーとか、
次のフェイスブックに投資できなくなるんじゃないか、
っていうこともあったんですけど、
その時に、
なんでビルさんが、
その思いからクビにしようって、
思いになったかっていうのは、
一人の女性企業家からの
メールをもらって、
それが、
カトリーナレイクさんって、
スティッチフィックスの社長なんですけど、
ベンチマークもそこに投資してて、
もちろん、カトリーナさんからすると、
ビルガーリさんってメンターで、
アドバイザーで、
めっちゃいい人なんですけど、
その人が、
メールが、
ウーバーみたいな会社があって、
すごい悲しいです、
っていうメールと、
さらに、
自分がめちゃくちゃリスペクトしている人が、
そこに関わっていることが、
もっと悲しいです、
っていうメールを、
もらったビルさんは、
これはもう、
終わりにしないといけないんだと、
思って、そこで、
クビにするっていう判断、
決断をしたと。
この本、
めちゃくちゃ詳細載っているんですけど、
すごいですね。
もちろんこれって予約なんで、
全部の話は、
もっともっとディテールで書いてあるんですけど、
で、
その後の、
ベンチマークの次のパートナーミーティングで、
クビにしようという判断をして、
その時に、
一応、
できる方法は、
見つけて、
他の株主を集めて、
そこの株主が、
ある一定の、
人たちが集まれば、
クビにできる権利を持つと。
取締役会では、
いけないので、他の株主に
行かないといけないという話で、
本当に何ヶ月もかけて、
バックチャンネルしてて、
新しく株主を、
増やすってことですか?
今の既存株主ですね。
それこそファーストラウンドとか、
他の人たちを巻き込んで、
既存株主、この人たちが、
全員クビにしたいですというのを、
言い切りましょうと。
取締役会ではできないので。
さらに、ちゃんとした
スタンフォードの弁護士とかを、
採用して、
本当にこれできるのかというのを、
見たりとか、
全部裏でやって、
基本的に、
ベンチマーク、ファーストラウンド、
ロアケースキャピタル、
54:00
メンロベンチャーズとかを、
全部集めて、
だいたいUBERの25%くらいの
株主を集めて、
そこで1個の
手紙を
作って、
そこに書いてあったのが、
社長のポジションから降りなさいと。
それを、
会社のために
やってくださいと。
それをやらなければ、
うちらは、この手紙を
出しますと。
全部の
作戦を、
ニューヨークタイムズに話しますと。
それが、
ニュースに出るので、
UBERの価値がめっちゃ下がりますよねと。
それをやりたくないので、
やめましょうと。
社長が。
そんな交渉してたんですね。
そういう交渉をやる予定でしたと。
それをやるために、
トラビスさんと話さないといけないんですけど、
そのタイミングで、ビルさんとトラビスさんが
多分数年話してなくて、
関係性が悪すぎて。
ベンチマークの
別のメンバー2人、
マットコラーさんとピーターフェントンさんという人を
呼び出して、
彼らに
やってもらいましょうと。
その後、
トラビスさんが
シカゴに
のホテルにいて、
そこに2人とも
飛んで話すんですけど、
UBERって
結構リーク問題が多くて、
めちゃくちゃ
内部情報がリークされるんですよ。
ありましたね、確かに。
セクハラもそうですよね。
そうなんですよ。
確かに。
内部情報リークしまくると。
なぜか
このクビにするっていう作戦まで
リークされてましたと。
それが
ニューヨークタイムズのある記者に
もう渡っちゃった。
伝わっていて、ただ
詳細は知らされてなくて、
何か起きるぞっていうのが知らされていて、
それがスーパーファンプの
書いた
マイク・アイザックさんですよ。
すごい。
もちろん
そのソースが誰かっていうのは分からないですけど、
それはさすがに言えないんで。
そこで
シカゴに
ベンチマークのパートナー2人が行きますと。
タラビさんは
なんで来てるの?みたいな感じで。
そこで
やめましょうと。
社長は
降りてくださいと。
言って
タラビさんはもちろん
打ち切れて
ここまで
コントロールしないように
57:00
と思ってたのに。
彼は
最初言ったのは
絶対受け入れないと。
戦いますと。
そうなると
もちろん知ってたので。
ベンチマークの人たちってめちゃくちゃ
これのためにめちゃくちゃ作戦
練ってるので
あらゆる可能性を考えて
シミュレーションやってるんですよ。
そこで
戦う
っていうのは本気っていうのは
知ってたので分かりましたと。
でもうちらも戦いますと。
この手紙を読んでくださいと。
これが
今日の午後6時までに
回答がなければ
ニューヨークタイムスに話しますと。
回答待ってますと。
っていう感じ
になったのと
他の投資家も
フィデリティとかも
ビルさんの方に
ビルさんの方に
いいのもあって
それをトラビスさんが
これはやばいと
思って
何人かに
連絡し始めて
そのうちアリアナ・ハビントンにも電話して
こういう状況だと。
アリアナ・ハビントンも
これは
やばいね
っていう話になっていて
トラビスさんのオプション
こういうオプションがあるんじゃないか
っていうのを話し合ってたんですけど
実は裏では
アリアナ・ハビントンが
別にビルさん側ではなかったんですけど
実は
多分クビになるだろう
って予測していて
トラビスさんが
用の
いわゆる
退任メモ
従業員向けに
最後
何か喋ったり
レター送るんですけど
それのドラフトを書いてました
準備してる
別に裏切ったわけではないですけど
本当に
準備をしていた
そう
そこまでバレてるんですか
ニューヨークタイムズの記者
すごいですよ
なんでその情報知ってるんだ
多分いろいろ
リークされてると思うんですけど
トラビスさんとしては
レターに書いてあった
メンロベンチャーズとか
ひたすら電話して
変わるんで
もっといい人になるんで
変えてくれませんか
自分変わるんで
っていうのを言ってたんですけど
ダメで
4時にもう一回お互い
ベンチマークした人とトラビスさん会ったんですけど
結局全然ダメで
もう一回トラビスさんが
アリアナハフィントンに電話した時に
その瞬間に
1:00:01
アリアナさんが
辞めてもいいんじゃないかと
っていう話を
持ち出しますと
多分
1年前とか
のトラビスさんだと
絶対ありえない話だと思うんですよ
ただ彼にとって
結構母親の影響が
でかくて
亡くなった影響がめちゃくちゃでかくて
多分
その時に初めてトラビスさんが
人生で
戦うのが疲れた
って気分になって
もしかしたら
下りた方が
いいかもしれないと
で多分
初めて思って
でその夜
ただ全然回答はしてなくて
夜9時半
ぐらいに
ベンチマークの人がアリアナハフィントンに
メッセージを送って
どうなってるんだと
もうニューヨークタイムスで連絡しますよ
もう時間切れですと
ただ
アリアナハフィントンが最後にもう一回
トラビスさんに電話して説得して
で
その夜にペーパーワークサインしましたと
おーやめます
はい
でもちろん
それをサインしたから
ニューヨークタイムスで利益しないし
何もしないですと
でいいように
アリアナハフィントンとエキジットした
まあいわゆるやめたっていう
悪いイメージを出さないよっていうのを
言ってたんですけど
なぜかリークしまして
バレちゃってますもんね
マイクさんがもうバレちゃってますもんね
でその24時間後に
ニューヨークタイムスの朝の新聞を
トラビスさんが見ると自分の顔が映ってて
出てんじゃねーかよ
ふざけんなっていう
で最後の最後までVCに裏切られる
うわ
わざとやったわけじゃないんですよね
誰一人
予想してなかったんで
誰かが利益したっていう話ですね
いやー
ブチ切れますねそれは
それでトラビスさんが
クビになりましたと
なんか
どっちにも火があるけど
それ聞くとちょっと可哀想だな
まあそうですね
へー
結局
今のUberの社長って
ダラコスロシャヒさん
だと思うんですけど
そこの
社長を決めるのに
結構
プロセスがあって
ベンチマークは
もう
次の候補者を
頭の中に入れてて
おーさすがシミュレーションしてますね
メグウィットマンさんっていう人で
元EBの社長で
当時はHP
1:03:01
ヒュアットパッカードの社長で
おー
彼女自身は
ある程度興味持ってたんですけど
まあまあみたいな感じで
ただ
インタビューとかは
はい
したいですみたいなことを言って
基本的に
全取締役と
インタビューして
それで行く予定だったんですけど
決める前に
その話がリークしまして
ニューヨークタイムズの
ニューヨークタイムズでリークしたのかわからないですけど
その人が
メグウィットマンさんが社長候補だっていう
話がリークされたんですよ
また別
別です別です
めっちゃリークされる
そうなんですよ
でそれを見て
HPって上々企業なので
それを
見ると株主が
まあ
キレるんで
一旦メグウィットマンさんが
候補者としては
出ないですっていうのを言って
一回降りたんですよ
で
ただ
やっぱりベンチマークがどうしても欲しかったんで
最後の最後に
もう一回今回絶対リークしないから
って言って
絶対リークしないから
もう一回ちょっと
考えてくれないかって言って
最終的に5人くらいまで絞ったんですけど
最初に3人になって
そのうちメグウィットマンさんが1人と
あとジェフ・イメルトさんっていう人で
GE
GEの
元社長
と
ダラさんが3人の
候補者で
ベンチマークは圧倒的に
メグウィットマン派
で
トラビスさんは会社辞めたんですけど
まだ取締役として
残っているので
彼としてはジェフさん
多分ジェフさん
一番コントロールできるから
ジェフさんかなっていうのが
思ってて
彼がそうであればライアンさんと
メグウィットさんもそっち派で
基本的にダラさんはそんなに
みんな思ってなくて
ダラさん突然のダラさんですね
優秀な
いい人かなみたいな
感じで
そこで最後に
最終面談じゃないですけど
1人1人
Uberの今後
自分が
社長として選ばれたら
どうやって導いていくか
というプレゼンをやってくださいと
取締役の前で
最初にジェフさんが言ったんですけど
本当ダメだったらしくて
本当に
何もマーケットプレイス
について知らなくて
1:06:03
でしたと
後々ダラさんが
出て
彼は元々
エクスペリアとかやってたんで
めちゃくちゃ詳しくて
ちゃんとしたプレゼンを出してて
プレゼン中に1つのスライドに
タイトルに
社長が
2人は
2人社長は絶対ありえないです
という言葉を書いてて
それってトラビスさんに向いている言葉で
なるほど
トラビスさんはダラさんが入ったら
トラビスさんは
本当降りないといけないです
なるほど
という感じで
別日にメグさんが
プレゼンして
ちゃんと変装して入ってきたらしいんですけど
変装?
ホテルにバレないように
やったらしいんですけど
ジェフさんは途中で
自ら降りたんですけど
それは多分
別の社外取りが
絶対無理だよって
言われたんで
一応自ら降りて
メグさんがダラさんで
基本的に取締役会の
最後投票で決まるんで
4対4だったんですよ
同点
で
基本的に
トラビスさんとか
メグさんですね
基本的にダラさん
ダラさんですね
ベンチマークじゃない
ベンチマークが神井メグさん
そこで
ベンチマークがミスをしてしまって
4対4だったんで
どうしてもメグさんが欲しかったんで
ビルさんが降りてたんで
ピーターコーラーさんが代わりに
入ってたんですけど
彼が
条件を出して
メグさんを
当時ベンチマークって
トラビスさんに訴訟を出してたんですよ
会社のために動いてないと訴訟を出してて
取締役会で
メグさんを社長として選べば
訴訟を取り下げるっていう
それを交換条件にしますと
っていうのを
聞いた途端
次投票した時に3対5になったんですよ
5票ダラさんに入ったんですよ
基本的にベンチマークが
この状況を人質にして
これをメグさんを選ぶのか
やりたいようにやってるだけじゃん
1:09:01
ことを嫌になって
結局ダラさんが選ばれた
ダラさんが選ばれるんですけど
その夜か次の日か
わかんないですけど
アリアナ・ハブリントンが
ダラさんにおめでとうございます
おめでとうございますっていう電話ではなくて
その前にリークされましたと
ダラさんが社長になることが
誰が言ってるの
っていう感じでダラさんが選ばれました
綺麗なオチでしたね
どこにいたっても
Uberはリークされる文化になってました
悲しい
やばいですね
笑っちゃいけないかもしれないけど面白すぎですね
絶対に言わないから
絶対に秘密にするから
よく遊んでるみたいな
知ってると思うけど
次の社長になったんでおめでとうみたいな
全部
素抜けですね
いうのがUberの
トラビスさんの話ですね
知らないことばっかりでした
勉強不足だなと思ったんですけど
初代がライアンさんっていう
インターン生だったのが
面白いなと思った
ビルガーディーさんの
反逆劇というか
凄いですよね
相当悩んでたらしいので
それでめちゃくちゃ疲れてたらしいので
Uberで
確かに投資家からしたら
コントロールしにくいし
凄くいい事業だけど
関わりづらいっていうのは
確かに
っていうのもあるし
トラビスさんからすると
過去の辛い経験とか
自分の会社だから
成長させたいっていうのは
両方分かるんですけど
なるほど
この話も結果として
トラビスさんが
初期にああいうことが起きてたから
こういう会社になった
っていうのもありますし
それ以外にもトラビスさんにも
もちろん問題があったので
彼の文化の作り方っていうのは
上手くいった部分もあれば
本当にダメだった部分もあるので
そこの
リークされてましたもんね
そこの
金合いかな
プラス
アメリカのジャーナリストのリーク
キャッチの
感度が高すぎて
すごいですね
でもその話はマイクさんしてるんですよ
いわゆる
Uberの従業員から電話かかってきて
今じゃ話せないから
1:12:01
っていう話で
どっかのピザ屋さんで会って
携帯も家に置いとけ
みたいなこと言われて
そこでいろいろ
Uberの内情の話されるとか
めっちゃ面白いですね
じゃあ
後半では
Uberのスキャンダルシュー
っていうか
どういう問題があったっていう話と
彼の文化の話ですね
勉強になりました
本当に
ありがとうございます
今回はこんなところで
今回も聞いていただきありがとうございました
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では後編で
お会いしましょう
さよなら