2021-12-07 27:27

すばらしい新世界 #1

嫌われた監督のせいで眠れない/すばらしい新世界のあらすじ/壜から生まれて、条件付された幸せを得たほうが、今よりも良いのではないか?/気づいたら家族と似ている問題

--本紹介--
西暦2540年。人間の工場生産と条件付け教育、フリーセックスの奨励、快楽薬の配給によって、人類は不満と無縁の安定社会を築いていた。だが、時代の異端児たちと未開社会から来たジョンは、世界に疑問を抱き始め……驚くべき洞察力で描かれた、ディストピア小説の決定版!

00:11
早速なんですけど、昨日の夜、寝れなかった話をしていいですか?
どうしたんですか?
昨日の夜ね、つんどくを消化するかと思って、布団に入りながら、Kindleのアプリを開いたわけですよ。
そしたら、Kindleがですね、「この本はどうですか?」って勧めてくるんですよ。つんどくがどれぐらいあるかも知らずに。
新しい本を。
新しい本をどうですか?と。買いませんか?と。
そこで、嫌われた監督、オチアイ・ヒロミツは中日をどう変えたのか?っていう本を勧めてきたんですね、Kindleが。
みきさんって、野球、あるいはオチアイ・ヒロミツという人について、どれぐらいご存知ですか?
いや、あのすいません、ノーイメージ。ノーイメージです。
ノーイメージ。
最近なんか野球盛り上がってますよね。
今、ちょうどこの撮ってるこの日が日本シリーズ期間中なので、かつ出ているチームがヤクルト・トリックスっていう、
あんまりたくさん日本シリーズに出てくるチームじゃないこともあり、かつ試合の内容がいいこともあり盛り上がってるんですけど、
このオチアイ・ヒロミツっていう人も天才バッターだったわけですよ、昭和の。
ああ、そうなんだ。
三冠王って言われる打率打点ホームランっていうことで、選手としての実績も素晴らしいんですけど、
この本の中で描かれるオチアイ・ヒロミツという人は、中日ドラゴンズっていう球団の監督としてどういう人だったのかっていうのを描かれててですね、
すごいこの独特の監督だったんですよ。
タイトルにある通り、嫌われた監督っていうのがタイトルにあるぐらいなので、
メディア対応とかもゼロみたいな、中間なんならマイナスぐらいの感じで、
親会社、中日ドラゴンズなので中日新聞が親会社なんですよね。
中日新聞に対しては特に言うことはないですみたいな感じでした。
スポンサーに対しても。
スポンサーというか、親会社ですよ。
スポンサーっていうか、運営元。
2、3で言うと、さっきのブリッジストーン美術館公演の舞台やりますっていう時に、監督意向全無視みたいな感じの、
ただめちゃくちゃ成果を出すと。
そうなんだ、出すんだ。
めちゃくちゃ出すんですよ。
03:01
オチアイ・ヒロミツ監督って8年間中日の監督をやったんですけど、8年で4回優勝してるんですよね。
それはその前の8年で何回優勝してるんですか?
全然勝ってなくて。
オチアイ・ヒロミツが就任した時って、その時12球団あったんですけど、
12球団で一番日本一から遠ざかってたのがこの中日っていう球団だったし、
就任する前の年は6チーム中5位だったんですよ。
その1年目で優勝させ、リーグで優勝させ、
その後3年目か4年目に日本一になるんですけど、
もうその時にどういうこのオチアイ・ヒロミツっていうのは監督だったのかっていう、
すいません、長くなっちゃいましたけど、
スポーツ新聞の記者だった鈴木さんっていう方が、
この監督とのコミュニケーションを丹念に描いていく本なんですけど、
まあ面白くてですね、今眠いです。
わかってないんですけど、じゃあ誰に嫌われてたんですか?
まず記者に嫌われてたんですよ。
普通監督とかコーチみたいな人って、
言ったらプロスポーツってファンありきの商売だから、
メディアに何を言うかとか、あれどれくらいサービスするかって大事なんですよね。
やっぱり人気選手がいつ当番をするんだっけとか、
あの最早の時何を考えてたんだっけみたいな、
新聞の紙面に出せるような内容っていうのを、
常に監督あるいはチーム側から提供していかなきゃいけない、
っていうことを考えている人が多いですと。
このオチアイさんの前の監督は星野誠一さん、
最近亡くなってしまった名監督だったんですけども、
常にメディアをいろんなところに連れてっていろんな話をするんですよね。
ご飯もメディアの人と一緒に食べるし、
そこでいろんな話をするし、
お互いにあだ名で呼び合うし、みたいな感じだったんですけども、
オチアイさんはそういうことは全くしない。
かつ、選手ともご飯に行かないんですよ。
誰かに課題したりはしないし、
試合中も特に何も言わずにずっとベンチに座ってるんですよ。
それでどうやって信頼関係を築いたんだろうか?
っていうのが超面白くて、
余ったれたリーダーシップとか言ってる場じゃねえなっていうのを
痛感させられた良い本でしたね。
初年度から結果出してるんですもんね。
面白いのが、オチアイさんをずっと描いていくだけじゃなくて、
一章一章で中日のその時いた選手にフォーカスを当てていくんですよね。
一章は例えばオチアイ監督の1年目の時に
とある選手がどういうふうに考えてたのかとか、
オチアイ監督とどんなふうなコミュニケーションがあったのかみたいなのを描いていくんですけども、
06:02
野球をやっていた人間化をするともうたまらないですね。
これはリーダー論みたいなのを見てると、
サーバントリーダーみたいなやつとか、
優しいリーダーみたいなのが流行り中か今時中かあると思うんですけど、
このオチアイさんの監督の在り方っていうのは、
改めていろいろ考え直さなあかんなっていうことを突きつけられる良い本です。
まだちょっと途中なんですけど。
記者の根の付けどころがすごいですね。
監督になった時から丹田に追っているってよくあることなんですか?
本を書けるぐらい記録を取っているっていうのは。
それめちゃくちゃスーパーグッドクエスチョンなんですけど、
この本の面白いところの3つ目はそれで、
1つ目はオチアイ監督っていうコンテンツ、
2つ目は選手っていうところにフォーカスを当てた視点、
3つ目は書いた鈴木さんっていう人がどういう人だったかっていうのが、
この本の中にどんどん出てくるんですよ。
鈴木さんってオチアイ監督になった時に、
社会人4年目か5年目ぐらいのダメ記者でしたっていう。
そうなんだ。
朝は起きられないし、
新聞の記者なんだけど、
たくさんミスはするし、やる気あんまりないみたいな。
頑張れないみたいな感じだった。
私がこのオチアイ監督っていう人を通じて、
どう変わったかというか、
なんでオチアイ広道という人に惹かれたかみたいな文章が中にポコポコ出てくるんですよ。
飲みに行った時にこういうことを思ってましたとか。
そのオチアイ監督の記事を書いた時に、
例えばメディアで自分が書いた記事がスポーツ新聞に載りますと、
それを通じてオチアイ監督っていう人が、
あんな人はもう人じゃないみたいな。
なったりするのをどういうふうに捉えてたかみたいなのが、
3つ目すごい丁寧に書かれていて。
ただオチアイ監督こういう人でしたっていうのをだらだら書いていく本ではなくて、
こういうことを言ってる人がいて、
ダメな記者だった私はこういうふうに思っていて、
その時中日にはこういう選手がいてね、
その選手ってさっていう語りがあってですね。
福岡の視点なんですね、構成が。
そう、まさにまさに福岡の視点で、
いい話なんですね。
面白そうですね。
野球のルールを分かんなくても読めるなら読んでみたい。
分かるかな。
分かるかな。
本屋さんに行った時に立ち読みでもぜひ。
09:02
分かりました。
嫌われた監督ぜひ。
最初の10分を何にも繋がらないこの話から始めちゃいましたけど。
今は愛されてるんですか?
今まだ監督やってるんですか?
みきさんそれは超グッドクエスチョンですね。
愛されてるかか。
難しい。
とっても難しい。
とっても難しいですね。
めちゃくちゃ強くしたんですよ、中日っていう球団を。
めちゃくちゃ強くして、
辞めた後は正直全然ダメなんですよ、中日今も。
そうなんだ。
成果は出ない球団に戻っちゃったんですよ。
かといって、落合監督をもう一度っていう声は全然出てこないんですよね。
それはなんでなんだっけっていうところに、
なんていうんですか、
人間みたいなことを思うわけですよ。
今回みきさんにおすすめした本って、
人間がこう変わってしまった世界でっていう話じゃないですか。
現実世界のと言うとちょっとあれですけど、
こんなに勝たせてくれる監督なのに、
その人を好きになれないんですよね。
人類みたいな。
難しい。
そこが人間仕草の難しいところですよね。
そうなんですよ。
すごいその球団のヒーローみたいな選手がいて、
ただベテランになってくるにしたがって当然パフォーマンス落ちてくるじゃないですか。
なんですけどヒーローだから誰もその選手を下げられないんですよ。
その選手をレギュラーから落とすっていう決断をしたのも、
この落合監督なんですよね。
それは当然チームとしてはいい方向に働くし強くはなるんだけど、
それって褒められるんだっけっていう時に、
どっちの文脈も取れるじゃないですか。
そうですね。
どっちの文脈も取れるけど、
メディアに対してサービスしてないんで、
そういう書かれ方はしないと。
さてみたいな。
人類っていう感じの。
確かに野球、スポーツビジネスって言うけど、
野球ってビジネスだけど半分エンターテイメントだから、
プロデュース力みたいなところも監督には必要なんだなって。
日本でない人の感想としては。
本当にそれはそうで。
来年から日本ハム。
ビジネスでは成果出したけど。
12:01
来年から日本ハムって球団の監督に新城さんが来るんですけど。
なんかすごい襟立ててたやつですよね。会見で。
そうそう。
見ました見ました。
監督じゃなくてビッグボスですみたいな。
あれ単体で見てると、
そういうことがあるんだななんですけど、
日本ハムってもう少しすると、
本拠地を移すんですよ。
札幌から北広島かな。
ちょっと近くに移るんですよ。
それですごい揉めてるんですよね。
日本ハムっていう球団と札幌市下なんかが。
そういう時に日本ハムって今、
あんまり今頑張るインセンティブないんですよ。
地域にお金を落としてあげるっていうインセンティブないんですよね。
揉めてるんで。
みたいなことを心に留めながら、
新庄さんとかを見てると、
いろいろ政治がありそうだなみたいなことを考えながら見ちゃいますよね。
なるほどね。政治力高い感じしますね。そうすると新庄さん。
なんか話を、視点をうまく反らしたっていうか。
そうそうそうそう。
特にあと勝てる監督を選ばなくてもいいっていうシーンなんですよね。今って。
っていうふうに見えちゃったりすると。
いやー、いやーこれ。みたいな。
え、でも新庄も日ハムの有名選手でしたよね。
えっとね、そう。もともとあの人は阪神っていう大阪の関西の球団があって、
メジャーに行って。タイガーですね。
そうそうそう。
で、メジャーに行って帰ってきて日本ハムっていう。
もともと日本ハムって東京を拠点にしてたんですけど、北海道に移って。
で、その北海道に根付いてかつそれが強くなるっていうタイミングで新庄のパフォーマンスってものすごい効いたんですよ。
へー。
はいはいはい。
その東京に行った時の日本ハムってまあもう地味な、なんかまあもうもう、もうもうって感じだったんですけど。
北海道に行って、なんかね、とにかくメディアに露出する時間がめちゃくちゃ増えたんですよね。
新庄っていうああいう人が日本ハムに帰ってきて、夜のテレビ番組って大体はいじゃあ巨人です、巨人以外のセリーグです、パリーグはいこれでーってなっちゃうところを
新庄が描いていたことでめちゃめちゃ盛り上がったっていう過去の経緯もあり。
野球は球を棒に当てるゲームじゃなかったんですね。
いや、球を棒に当てるゲームですよ。
見ててもあんまり面白くないですもん。
なんかよく、何が起きてるのかよくわからないですもん。
みきさん見れるスポーツはあるんですか?
ギリサッカーかな。
入ったっていうのがわかる?
入ればいいからギリぐらいですね。
カメラちょっと引きのほうがいいんですね、サッカーぐらい。
そうだけど野球は引きすぎちゃって、結構何が起きてるかわかんないんですよ。
めっちゃ引くかめっちゃやるかだから、何何何ってなっていつもわからないです。
ちょっと画角もよくわかんないしね、野球はね。
そうなんですよ。
15:00
確かにな。
野球の話が長くなっちゃいましたけど、みきさん最近はいかがですか?
のぞみさんも最近いかがですか?
最近ぼーっとしてるなぁ。
いや絶対してないでしょ、深夜俺本読んだりとか。
いやでも落ち合いしてますね。
今日話す素晴らしい新世界を読んで、やっぱりこういうテーマのSFもいいなって思い、
SFを読む分量は上がったんですよ。
物事を考えさせられるテーマが多いと思うんですね、SFって。
ある種の試行実験というか、こういうふうになったらどうでしょうが、
たくさん提示されることになると思うので、なんかね疲れます、読んで。
疲れる読書をたくさんやってます。
確かにSFって体力使うんですよね。
そうなんですよ。
そんな流れで今日の本ですよ。
今日の本はのぞみさんが選書してくれた、オルダス・ハクスリーという方が書かれた、
素晴らしい新世界っていうディストピア小説ですね。
これ何でなんだっけ、みきさんがSFはどうですかって言ってたんですよね、確か。
そうそう、何読みたいと聞かれて、SFが読みたいと言ったらお勧めしてくださった本ですね。
これみきさんが言ってくれた通りオルダス・ハクスリーっていう、
イギリスの人が1930年ぐらいに書いた、100年近い前のSFの中でもディストピア小説って言われる、
ユートピアが逆ですね、破滅的な社会を描くみたいなSFの1ジャンルというか1テーマというか、
そういうものが扱われていて、難しいのがユートピアでありディストピアっていうテーマなんですよね。
さっと内容を話をすると、
テーマになっているのは今から500年600年ぐらい先の世界で、
素晴らしい社会が構築されていますと、タイトルの通り素晴らしい新世界っていうのが生まれていますと。
科学の力でね。
科学の力で。
何かというと、子どもは試験館から工場のように生まれてきて、
かつ子どもっていうのは生まれる前段階で、自分にとって何が快楽かってことは工場なので規定されていると。
たとえば単純労働をやるのが好きなように仕込まれている人もいるし、
考えるってことが好きなように考えられている人もいるし、
かつ他の階級、他のタイプ、この社会でいうとアルファ、ベータ、イプシロン、ガンマかな。
デルタ。
デルタまでいるのか。
各タイプごとに、私たちの階級が一番幸せだよって思うように仕込まれていると。
18:05
単純労働をやっている人は、私たちはなんて幸せなんだろうと、あんな小難しいことを考えているなんて本当にやってられないみたいな。
一方でアルファと言われる、この本の主人公の中の人たちもアルファとかデルタの人たちが多い。
社会階級的に今の考え方でいうと上と言われるような人たちが、
あんな単純労働なんか絶対にしたくない、あんな汚いところでって思っていると。
生まれてきた後も、何か辛いことがあったら全く副作用なく気持ちよくなれるソーマっていう魔薬があり、
男女の関係もフリーセックスですみたいな。
家族が解体してるんですよね。
そうそう。
セックスをして妊娠をすることもないし、セックスすることが悪いことというか後ろめたいこととも全然思わないと。
だからセックスしようみたいなことを言うときはすごいライトに言っていて、
一方でお父さんお母さんみたいな家族っていうものが完全に解体されていて、
お母さんから生まれましたとか、人の髪の毛でキヤーみたいなふうになる社会。
変態みたいになる。
ふうになって、なのでみんな生まれてきた瞬間から自分が働く場での幸せっていうことが規定されていて、
まずインテクの中で何かあったとしても副作用がない魔薬と説得的に楽しいフリーセックスと、
あとは障害物テニスみたいな謎のスポーツみたいなやつとかとお使いながら超楽しく暮らせる社会が出来上がりました。
ただそこにいるちょっと作り方間違っちゃった主人公の男の人と、
たぶん戦獣民族、アメリカの戦獣民のためにイメージしてるんだと思うんですけど、
そういうとこにいる人、今の私たちみたいな生まれ方というか育ち方というかをしてるような人たちっていうのが、
その社会に放り込まれてしまったっていうのが大きいストーリーですね。
すみません、また長くなっちゃいましたけど、そんな感じのお話ですと。
一言独語感いかがですか、みきさん。
ディストピアじゃない、生きたいみたいな、私はね。
みきさんにとってはユートピアでしたか。
かなりいい魅力的な世界でしたね。
例えばどのあたりがみきさんグッときました。
結局幸せになれる絶対っていうことが、みんな空っぽで、だけど幸せになれるっていうことが決まってることがいいなって思いました。
どの階級に生まれたって絶対幸せになるわけですよ。
なるほどね。
最高じゃないですか。
最高じゃんっていう。
私、もう仕組み化されてるじゃないですか、孤独にならないように仕組み化されてて、
誰とでもセックスできて、ちょっとでも寂しいなみたいな気持ちが持たれたら、すぐ副作用のない麻薬がもらえるわけじゃないですか。
幸せじゃんって思いました。
21:02
いいなって思いながらみきさん読んでたわけですね。
でもこの小説が何でディストピア小説って言われてるかというと、
結局、工業化された社会っていうか、生産的であることを科学が優先してきた結果、本能とかアートとかが引き換え、トレードオフになってるんですよね。
うん。
あんまり芸術を志向する人とか、一人で何かしたいみたいな欲求を持った人とかはいたんじ扱いされてしまうっていう感じ。
みきさんが言ってる、科学とか工業っていうことのテーマの一つでもあると思うんですけど、
この本の中で描かれる時代の表記って全部、西暦じゃなくてフォード何年っていう言い方をするんですよね。
フォードが生まれた年になるのかな、フォードができた年。T型フォード、車のフォードですよね。
はいはい。
あの人が。
神様なんですよね。
そうそう。
神様っていうか。
なんかすごい丁寧だなと思うのは、本の中で、神様とかオーマイゴッド的なことあるじゃないですか。
あれは全部オーマイフォードっていうふうに書いてるっていう。
うん、確かに。
あれ、多分英語にするとゴッドとフォードでかかってるので、韻としてもいいんだろうなと思いながら読んでたんですけど、
フォードっていう人の、T型フォードなので、車を規格化して、部品構成を明確にして、かつそれを作り出す工場っていうのを最適化することによって安価な車を作るってことをやったフォードっていう人が、
進化化される社会にいろんなものが集約される感じですよね。
だからどんどん物を消費するんですよね。洋服とかも価格性に適した服を着て、飽きたら捨てて、また新しいの。壊れたら捨てて、また新しいのっていうような社会。
リサイクルみたいな人とか全然なかったりとか、大量商品の社会ですよね。
あんまり物を買わないスポーツっていうのはあれなんですよね。
マラソンとかはもうダメ。
だけどテニスとかになると、ラケット買うし、ウェア買うし、靴買うし、どうぞ。
生産に貢献するからそれ行こうぜってなると。
もう一個いいなって思ってたのが、家族が解体されてるっていうことが私的にはかなり魅力的に映ってるっていうのがありますね。
結構周りに友達とか子供とかどんどん産む年だけど、
これほんとこんなにって思われちゃうかもしれないけど、めっちゃみんな子供に似てるじゃないですか。
友達に似た赤ちゃんがどんどん生きてく、小さい人間がどんどん作られていって、でみんなそれをめでてて、
自分のクローンを作ってめでるみたいなのが結構グロテスクだなって思っちゃって。
なるほど。
私はそういうふうに思っちゃうんですよ。
だからあんまり自分の子供しか産んじゃいけないみたいな発想、そしてそれをめでなければいけない。
自分たちの小さいグループだけでっていうのが結構むずくて、みんなでみんなの子供を産むとかみたいな発想のほうがまだクリーンな感じがするわけですよね、私からすると。
24:02
それの最大効率化版が試験館から産むみたいな話だと思うから、
ちょっとスクリーニングとかはやりすぎだなとは思いますけど、結構納得感ある世界。
この本の中だとあれですよね、一つの受精卵からめちゃくちゃ分裂させて産むから、
まったく同じ一覧性創生時的な双子を超えて同じような人が1万人ぐらいいますみたいな。
そうなんですよね。
その時代の人たちは瓶から生まれて60歳でスッと死ぬっていうふうにデザインされていて、
階級に応じてアルファとかベータっていうのは人間と認められている階級だから、
エリートだから一つの受精卵から1人しか生まれないけど、
ガンマ、デルタ、エプシロンっていうのは人間扱いされていない。
ただ労働のために生産された人型の人間じゃないものっていう見なされ方だから、
他の不死器法っていうのによって、
一つの受精卵から8から96と生産される。
つごから96つおまで生まれるっていう。
96同じ人がいるっていうのはすごい社会ですよね。
顔のタイプとかも2パターンぐらいしかない。
体型のタイプとかも2パターンぐらいしかないらしい。
すげーよなー、なるほど。
ミンチさんのお話ですけど、確かに冷静に考えると自分とすげー似た子供とか。
でも私たちが今ここにいる理由っていうのはだいたいそれをやってきたからですよ。
そうなんですよね。
全然あれかもしれないですけど、
両親とあんまり顔形とかあんまり似てないんですよ。
それで良かったなとも悪かったなとも思わないんですけど、
一回自分の声を録音して聞いたときに、
兄貴の声にすっげー似てるなと思ったときがあって、
そこを消しましたもんね。
そういうふうにふとした瞬間に似てることに気づくことめっちゃありますよね。
ある。
表情の作り方とかも結局似てますよ。
顔の顔形が似てなくてもいい。
振る舞い、仕草とか表情の作り方とかめっちゃ似てくる。
どんどん友達の子供とか。
似てるって言われたことないんですよね。
振る舞い、表情、見栄え。
手の形とかもですか?
手の形は父方のばあちゃんにだって言われたことあるんですけど、
絶対そうじゃねーだろとは言い方に思ってます。
全然似てないね。
瓶から生まれてくる。
酒を飲める感じとか酒の飲まれ方とか似てたりとかしません?
私はしょっちゅう感じますけど、親の遺伝子。
遠くに住んでるからかな。
27:01
あんまり両親と似てるかどうかっていうのを大学生以来あんまり考えたことがないな。
でも友達のお子さんとか似てません?親とその友達。
似てる。
でしょ?
めっちゃ似てるのよな。
すごいことだよね。
27:27

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