ガルシア・マルケスとオルガトカルチュク
ノーベル…ノーベル…よく考えたら、ノーベル文学賞なのか? なんでノーベル文学賞なのかわかんない、ほんとに。
他のノーベル文学賞の作品ってどういう作品なんだろう? あと、ノーベル文学賞だとなんだ?
あ、オルガトカルチュクは俺読んだな。
この人の講演録を読んだのか、オルガトカルチュクって、ポーランドの女性作家。
へー、なんか聞いたことある。あの、Nozomiさんから聞いたことある。
あ、あと川端康成とかも撮ってるんだ。あ、大池田風呂だ。
ボブ・ディランが2016年に撮ってるらしいですよ。
あ、ボブ・ディランは撮ってたね。
へー、全然知らんかったわ。本当に民族的にすごく幅広いですね。
中国出身でフランス国籍の方が撮っていたり、ヨーロッパ作家もアフリカも、中東の作家も。
恐竜が現実的なものと幻想的なものを融合させて、
一つの大陸の性と葛藤の実相を反映する、豊かな創造力の世界を構築した。
へー、性と葛藤の性は何?セクシュアリティの性?
ライブス。
あ、生きるの性か。
はー、性と葛藤の?
性と葛藤の実相を反映する、実際の相互を反映する豊かな創造力の世界。
へー。
1982年に撮ってる。
だからこの手法自体も評価されて、こういう現実的なものと幻想的なものを融合させるっていうのが新しかった。
へー。
韓米の出身の人だと、2010年に受賞してるマリオ・バルガス・リョサっていう、全く私知らないですけど、っていう方。
がどこの人ですか?
ペルーの方ですね。
へー。
ノーベル文学賞受賞作品の特徴
で、嘘から出た誠とか、そういう方も書いてらっしゃるらしいんですけど、
ノーベル賞受賞作品は、権力構造の描き方と、その反抗や抵抗、あと敗北に関する通列な表現のためって書いてるね。
今、なるほどって思ったんですけど、ノーベル勉学賞って作品じゃなくて、その作家単位で与えられるから、だからか。
例えばガルシア・マルケスが100円の孤独で受賞とかじゃなくて、ガルシア・マルケスの表現に対して受賞なのか。
はー、なるほど、そういうことですか。
だからか。マリオ・バルガス・リョサもそういう作品が多かったってことですね。
権力構造とかって書いてるっていうことなのね。
この人がもたらした文学の力みたいなものに対して受賞あるから、そういう意味ではガルシア・マルケスがもたらした文学の力、マジックリアリズムすごいみたいなのに対して受賞されるのは、そう考えたらわかるような気もしなくもない。
マジックリアリズムっていう手法を取る他の人はどういう人がいるんだろう。
日本マジックリアリズム作家とかでやると、森見富子とか出てくる。
伊坂幸太郎とか。
確かに四畳半神話体系とかでしょ。
扉開けたらまた四畳半が、また四畳半があって、確かあれってマジックリアリズムなんだ。
そうか、なるほど。言われてみるとそうですか。
それか、日本のマジックリアリズムだよね、四畳半神話体系。
それならわかるもん。
開けても開けても四畳半はわかるけど、土食うはわかんないもんな。
あと村上春樹もマジックリアリズムだって言われてる。
ネジ巻き鳥とか。
そうか、突然羊のやつ部屋に入ってくるとかっていうのは、言われてみたらそうか。
確かに猫を探そうと思ったら、よくわからんホテルに巻き込まれた、迷い込んだ。
そういうのもマジックリアリズムなんだ。
へー、なるほど、そういう、なるほどね。
そう思うと、なるほど、そうですか。
それがそうってことかも。
こういうのを読まないと、そうか、混ぜ込んでいいんだってことに気づけないのかも。
ここまでやってよいのでござるということに。
マジックリアリズムの手法と影響
やってもよいとか、こういうのをやったほうが面白いってことに。
なるほど、それは確かにさっきのノーベル文学賞受賞のあれになるのかもね。
いろんな人に広がっていった表現の手法を開拓したということなのかもね。
なるほどね。
確かにこうやって書かれると好きなものが多いかもな、自分自身。
その系譜を作ってくれたのかこれって思うと、じゃあありがとうみたいな気持ちになりますね。
まあそうだね、それはそうだね。
でもさっきの本木さんの話じゃないけど、確かに表紙はもっと海外のやつの。
表紙がすごい大失敗してると思った。
うーん。
なんかこれって何かの心象風景を抽象的に表したものなのかなって思ってさ。
もっと南安平から聞こう、ムンムンのところで話されるおばあちゃんの昔話だよっていう感じを出したほうがいいっていうか。
そうさなあ。
今年、あれでしょ、みきさんが言う文庫が出るんちゃうこれ。
らしい。
また売れるんだろうね、そしたら。上下巻ぐらいで出るのかなあ。
かなあ。
出てくる人の中でまともなやつほとんどいねえもんなあ。
すげえなあ。
まともなやつほとんどいなくないですよ、みんな。みんなまともっちゃまともですよ。
あ、そう?
まともかなあ、ままともか。まともかなあ。
例えば殺人とかはしないじゃん。
ああまあそういう意味では確かにそうだね。
それは確かにそうだね。
まずお父さんがメルキアデスっていうジプシーのいろんな技術を持っている人。
いろんな知識を蓄えたジプシー。
錬金術師みたいな人が出てくるじゃない。
その人にめっちゃ入れ上げて一家のお金とか継ぎ込んじゃうじゃない。
泣けなしの金貨とかさ。
止めたほうがいいんちゃうかなみたいな。奥さん止めたほうがいいんちゃうみたいな気持ちになるとさ。
確かに人を殺したりはしないんだけど。
お父さんもちょっとまともじゃないけど奥さん頑張ったほうがええでみたいなとかさ。
止められへんかねえみたいなところまで考えるとすごい皆さん自由な生活を謳歌していらっしゃいますねっていう。
気になんねえなあ。
確かにそこの時に書いてあったかわかんないけどさ。
奥さんは家のことで手一杯で旦那がそんなことにしてるなんて気づかなかったみたいな描写とかはまあまあありますよね。
あるねえ。
結構家族が交流ないですよね。気づいたら息子に子供が生まれてたみたいなさ。
そうそうそうそう。
気づいたら息子いなくなってたとかさ。
ご飯もバラバラに食べてるしさ。
そういう生き方。
ちょっと離れたところに家を買って立てこもってますみたいなさ。
なんかそういうのが出てくるとすっごいなって。
なんか日本人的で括ったらデカいかもしれないけどいわゆる家族とかでは全然ないですよね。
まあそうねえ。
この芥川賞を取った石井由加さんの100年、これ100年泥って言うのかな?100年デー。
第158回芥川賞を受賞したときのインタビューがさ、なんかあって。
そのまじっくり、そう、100年の泥って書いて100年っていうかな。
石井由加さん。
あ、由加さんって呼んだ。
いわゆるマジックリアリズムの作品として呼ばれるんじゃないですかみたいなインタビューを受けてたら、
そのガルシアマルケスが大好きらしくてその影響を受けてますと。
へえ。
だから現実をそのまま書くのではなく、非現実的なことを書くことで、
さっきのみひさんのこのちょっと現実から距離を取ってやることで、
この何ですか。
逆に本物が出てくる。
そうそう、ありのままっぽく。
論理的にはつながっていないけど、ありのままってむしろそう論理的にはつながってないんだから、
そういう意味で、
ちょっと外して、
高等向けな作品にする方がありのままが出るんちゃうかっていうことを石井由加さんにおっしゃってると。
なんかその豚のしっぽみたいなやつもこう文章にして書くとよくわからんけど、
なんていうんだろうな。
文字はわかるもんね。
でも、
でも、
でも、
豚の頭を、
豚の頭を、
豚の頭を、
豚の頭を、
豚の頭を、
豚の頭を、
豚の頭を、
豚の頭を、
豚の頭を、
豚の頭を、
豚の頭を、
豚の頭を、
そう、雰囲気はなんとなくね、豚の尻尾とは思わんが、なんか悪いことがある気がする、みたいなことの感覚は、まあわかったりするもんね、確かにね
そうね、そういうそっち側ね、テキストで考えるとかじゃない、なんかもうちょっと違うところで考えたやつを小説にして、私たちに伝えてくれたっていうことかもしれん
こういうふうに出来事を捉えてるよっていうのを描いてるっていうことですか
うーん、なんかその石岡さんのインタビューの時に、マジックリアリズム解説みたいなやつも合わせて描いてくれてるんですけど、森見富彦のこのシーンとか
あと桜庭和樹の作品とかでこのシーンとか出てるんですけど、やっぱり何ていうんですか、ガルシアマルケスの影響をたるやもろもろみたいな
もともとは美術手法、文学じゃなくて美術手法なんだって
へー
ありのままを描く、よりかは
あー、もっとそうね、もともと
1925年にドイツの芸術批評家であり写真家の人が
マジックリアリズムって言葉を使ったと
1940年代ぐらいにヨーロッパから戻った中南米の作家が持ち込んで、中南米ですごい流行ったと、ラテンアメリカの作家を中心
へー
それが元々あったラテンアメリカの多様な文学のところと混じり合って、マジックリアリズム的な文芸が発達したと
いうことみたいですね
へー
そう言われると楽しそうなんだよな
そう言われると楽しそうだけど、600年の孤独はしんどいだ
いやーそうなんだよな、これを楽しんで読めるようになる日来るかな
面白いんだけど、もう一回夢中になって読むぐらいのトーンの日来るかな
長いよね、ネットフリックスがドラマ化したとしてもさ、シリーズになるの?とか思っちゃうし、これでさ、ドラマにするときにピッてまとめちゃうとさ、たぶん超大人しくなっちゃうしさ
そうだね
新しい設定とかを入れなかったり、入れたりするの、このままやろうとしたら大変だよ
そうだね
チョコレート飲んで一気飲みしたら教会の神父さんが地面から浮きましたみたいなシーンとかやんのかな
あーあったあったあった
なんで?ってなるやつの、マジックリアリズムを感じるシーンの序盤の一個ですね
浮くんかーいっていう
チョコをいっぱい食べて浮いて、それでみんな神父の力を信じましたみたいな
神父がみんなが不信心すぎて、なんかもうちょっとちらしめたいと思ったんですよね
で、チョコを食べて浮いて、ほーらほーらっつって
方法論がそれかいね、けど確かに地面から浮かれたら信じるよね
うん、信じる
あとみんなその、男女が寝ることに対して寛容すぎない
めっちゃ寛容
それだけでさ、一つの物語になっちゃうけどさ
この辺の生活文化がなじみがないっていうのは、つきにくい理由の一つであるとは思う
もうちょっとつきやすい人たちもいるんだと思う、これが
そうだね
ホセアルカディオが一回外に出て、船乗りを経験して全身にレズミもみ入れて帰ってきた後に
女の子が抱かれたくてしゃーないみたいなやつ見てると
これなんか日本で大きいんやろなって気になるもんね
ほんとに
そんなことになるんですかみたいな
しかもそれはさ、大した事実じゃないっていうかさ、サラッと
まあそうだね
ほんとにサラッと、サラッと終わるもんな
しかもそれをさ、お母さんとかも容認とか、はいはいみたいな楽しんでみたいな
おかえりーみたいな
身元を落ち着けなさいとか、そんなに女の子不幸にしちゃいけませんみたいな
一生言わないってことね
馴染まないとこではある
うーん
そういうのを全部こう、ある種法的してこのストーリーの中に身をザッと浸せると
いいんだろうね
結構連れてってくれた感じはありました、これを読む中で
全然知らない土地に連れてってくれた感じがあって、私は結構楽しめました
結果としては
うん
動的だったな
こういうのをほんとにパッと読める人は文学好きなんだろうな
筋慣れしてますよね、これを
あと好みの問題もあると思うけど
いやほんとに村上春樹のやつとか私、別にハルキストというわけではないけど
別に何度も読みたくなるものもあるし
舞台もめちゃくちゃ良かったし
ああいうトーンは好きなんだけどな
難しいな
ラテンアメリカとちょっと自分の繋がりが薄いのかな
そうだよな
サントラもいいんですよ、サントラ聞いてほしい
多分公式じゃないけど
日本の音楽について
多分これを出した人がイメージして作ったと思うから
へえ
確かにいろんなシーンあるからサントラ良さそうだね
あ、流れてる
これだから私のイメージに近い
はあ
2時間あるから適当に流してますけど
こういう感じ
この感じの聞きながら読むとより入れる
そうかもね
これめっちゃいいっすね、流しながら聞くのいいね
もうこういう音楽がないじゃん、私たちの日常に
そうね
不思議なリズムだなと思っちゃう
こういう暮らしの、エキノチックって思っちゃうじゃん
これがナチュラルな人たちの話って
はあ
なるほどな
思ってます
昔々
ああ
この音楽はネットフリックスの導入良さそうね
そう
公式じゃないけど
多分勝手にやってると思う、誰かが
何の漫画だったか忘れちゃったんですけど
最近読んだ漫画の一番最後のところに
この漫画はこの音楽と一緒に
読んでほしいみたいな書いてるやつだったんだよな
どれだっけな
2曲くらい書いてあって
確かにそれ聞きながら読むとめっちゃテンション上がるっていう
へえ
いいかもね
この
100年の孤独確かに
日本の街場の音声と読めるこういうの
そうそう
ガンガン流しながらの方がいいね
神秘的空気も出るし
さっきのベースの感じのドーンっていうのも
合いそうだし良さそう
このぐらい色々準備しないと
まず最初の入り口が開かないみたいな
とこはあるかなと思いました
そうね、環境をガンガンに整えた方が楽しく読めそう
楽しく読める
そうだよな
そうね
苦しかった時にこの辺を調べて
読めるようになりました
読書は環境の賜物ですな
でも名作感はめちゃくちゃ感じる
やっぱ読みきれてますからねお互い
なんだかんだ
思んないっていうのじゃなくて
自分側の感受性がものすごく必要
私は少なくとも必要だなって思った
ミキさんが言うように環境を整えてやると
一層味わい深さが増す
掘れば掘るほど
なんか良くなりそうな
ツイッターで見てたら
この中南米文学が好きすぎるから
あえてこのガルシアマルケスは読まないと
もうおもろないやんっていう時に
もう一回この百年の孤独読んで
やっぱおもろいなって思う時用に
撮ってるっていう人いて
王様だからってことらしいですよ
気持ちは好きなもの最後に撮っとく派ね
はいはいって思うけど
撮っとく派の代表作らしいんで
でも私たちが大好きな小関優さんも
ニュースレターでこれ好きって言ってました
マジックリアリズムにハマったって
これ読んでマジックリアリズムにハマって
マジックリアリズムを何冊か読んだって
ニュースレターで言ってました
へー
優小関さん確かに好きそうだもんな
でも分かる2人で読んで良かったです
絶対2人で読んでなかったら読売しきれなかった
50ページぐらいで私はダメになってそう
うん
いい読書体験でした
面白かった結果としては
色んなチャンネルを開いてくれる作品でした
読書の良さですね
うん
なんでこれにしようと思ったんでしたっけねそもそも
私も何かで別の人が勧めてるのを見て
ずっと置いといたんですよ上に
100年の孤独を
それで読もうと思ったんだよな
いつか読みたいボーンビストの1つで
ちょっとしんどそうだなっていうのを
1個消化できましたね
そうそうそう
なんか強い敵をこなした気がするね
うん1個こなした
乗り越えた
良かった良かった
よし
よーし
良かったですありがとうございました
読書の修行と次の本
いやこちらこそ
さあさあ素敵な
読書の修行の次に
今度じゃあみゆきさんが何か
ご一冊
次は何にしようかなと思って
たまたま読んでる本の中で
勧められた本として
言葉と国家って
田中勝彦さんの
言葉と国家っていうのが
無人島に持ってく5冊として
言語と国家について
選んでられてて
言葉と国家
私この紹介文に引かれた
誰しも母を選ぶことができないように
生まれてくる子供には
言葉を選ぶ権利はない
その母語があるものは
やびな方言とされ
あるいは県あるいは国家ことされるのはなぜか
国家言語成立の過程で
作り出される言葉の差別の
初層を明らかにし
ヤダヤ人や植民地住民など
無国籍の雑種言語を母語とする人々の
戦いを描き出す
へー
なるほど
ある母語が
ある母語があるものは
なるほどだからその言葉を
話す人って
うちらの言葉これは
野蛮な言葉みたいになっちゃうのはなぜか
うーん
なるほどね
面白いなぁ
1981年の本です
はーそうですか
岩波書店の
本と
確かにね
去年イランに旅行に行った時にも
その
ガイドをしてくれた人が
ゾロアスター教の人だったんですけど
うん
ゾロアスター教なので
ど真ん中ペルシャ人なわけ
なんですけど
イランっていう国って
なんとなくアラビア国家
な感じがするじゃないですか
うん
イランのニュース見てると危なくないみたいな
イスラム教危なくないみたいな話をされるんですけど
別にイスラム教もあるけど
ペルシャ系の宗教
ゾロアスター教とかの
起こった場所でもあるし
言葉の党も
アラビア語だけじゃなくて
元々のペルシャ語もあるわけですよ
その話を
めちゃくちゃされたのを今思い出しました
うーん
なんか日本人だと
ある程度日本語があって
方言があって
アイヌの言葉とかリュウキュウの言葉とかね
モノリンガル語だから
そうそうなんだけど
その如実に対立構造がある
言語の国に生きてる
っていう人の話を聞いた
それは確かにすごく難しい
いい
生き方っていうか
国のないかと
ひもついてるんだなっていう
思った記憶がある
その体験を元に思い浮かべながら読んだら
より感じるものが多そうですね
ね
楽しみ言葉と
うん
これを読んで
また話しましょう
今日もありがとうございました