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2024-12-30 23:34

日本にいるからできること「ガザとは何か」を読んだ感想②#4-2

「なんで人類って喧嘩せずに仲良く平和に地球で一緒に暮らそうってできないのかな。」

「スラエルという国家が入植者による植民地国家であって、パレスチナ人に対するアパルトヘイト国家であるという事実もこの本を読んで知った。アパルトヘイト国家っていうのは、特定の人種の至上主義に基づく人種差別を基盤とする国家ってことなんだけど。」

「私も。国家レベルで差別しますってなかなか無いから、こんな国あるんだって思った。」

「ただ、この本でも注意として書かれてたのは、そのイスラエルもヨーロッパにおける反ユダヤ主義っていうレイシズムの犠牲者ではあるんだよね。でも自分たちの自由を求めたときに、帝国の武力を背景に他の民族を犠牲にするのは良いっていう考えは、なんで起こるのか、自分にはよくわかんなくて。自分たちが民族っていう単位で生き残りたいって思うのか…とか。」


■チャプター


■読んだ本📚

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■文字で読む

⁠⁠⁠https://kohimoto.com/labo/culture/book/16375/


ガザ/パレスチナ/イスラエル/平和/戦争/民主主義


サマリー

ガザ地区に関する歴史的な虐殺や封鎖の現状について深く考察し、イスラエルとパレスティナの複雑な関係を理解する重要性を述べています。また、封鎖がもたらす構造的暴力の本質とその影響に焦点を当て、平和の実現に向けた思索が展開されています。ポッドキャストでは、ガザの現状や戦争の背景についての理解が深まる内容が語られています。さらに、ボイコットやデモなど、私たちができる具体的な行動についても触れられています。

歴史と現実の衝撃
本日も先週に引き続き、ガザとは何かという本を読んでの感想後編になります。
ちょっと本当に意味がわからないことが世界で起こっているんだなって思った。
ね。なんか全体的に、なんか本を読んで、こんなことが本当に起こってるの?って思ったし、
これだったらマジで世界って残酷だなって思ったんだけど、
私が一番意味わからなかったとこ言っていい?
うん。
なんか、1948年4月9日、エルサレム郊外にあるデイルヤシーンというパレスタ人の村で、
老若男女を問わず村民100人以上が集団虐殺されるという出来事が起きました。
女子学生たちは殺される前にレイプされました。
イル群ツバイレウミとレヒというユダヤの民兵組織が行った虐殺です。
イル群のリーダーであるメナヘムベギンは後にイスラエルの首相となり、
エジプトのサーダート大統領と和平条約を結んだことで、
ノーベル平和賞を受賞することになる人物です。って書いちゃって。
ノーベル平和賞を取った人が首相で、しかも大量虐殺のリーダー。
村人100人殺してレイプしてる人が首相になってるのもまず、ん?って感じだし、
ノーベル平和賞をその後取ってるってどういうこと?って思って、
この文章を自分が間違ったのかなって思って読み返したんだけど、そういうことだよね。
うん、その人が取ってる、この賞を取ってるみたいだよね。
意味不明すぎると思った。
マジで意味不明だ。
で、そのノーベル賞を取った人とか、イスラエルはパレスティナンに対して、
なんか意図的な組織的かつ計画的な集団虐殺を行っていて、
で、この長い年月をかけて、
で、この祖国喪失の悲劇のことをアラビア語でナクバというらしくて、
そこにいたら殺される、妻や娘がレイプされるといった恐怖に駆られてみんな逃げた。
で、その逃げた領土が今イスラエルの領土になっていて、
で、その逃げた先がガザ地区とかパレスティナがいる人の地区になってるっていうのを知って、
で、2007年にイスラエルはガザを完全包囲して自由を奪っているらしくて、
で、これが封鎖っていうことになるみたいなんだけど、
なんか本を読む前まではイスラエルがガザを元の状態に戻すなら戦争をやめるって言ってるけど、
パレスティナは抵抗してるって言ってて、
なんか私はこれなんでなんだろう、戦争をやめるならいいじゃんって思ってたのね。
うん、確かに私も思ってた。
でもなんか本に書いてあって、自分の祖国を奪われて、別の土地に追いやられて、
しかもその土地で自由がないことがどんなことなのかっていうのがやっとわかった。
ちょっとその封鎖のところを本から引用しようか。
封鎖の影響
ガザが封鎖されていることはメディアでも語られますが、
16年以上にわたる完全封鎖がどういうものか、
そこに生きている人間にとって一体どのような暴力なのかということは全く報道されていません。
封鎖とはどういうものなのか皆さんわかりますか。
難しいのは戦争のような直接的暴力であれば物理的な破壊を伴うので、
その暴力性がすごくわかりやすい。
爆撃された建物がこんなに破壊された、人間がこれだけ死んだ、
こんなに無骨らしく殺されたということが一目でわかる。
しかし封鎖というのは構造的暴力です。
実は戦争における直接的暴力と同じくらい致命的な暴力なのですが、
爆撃などの直接的暴力と違って、それによって直接人が死ぬわけではありません。
なのでその暴力性が単純にはわからないんです。
人間や物資の出入域、搬入、搬出が著しく制限されている、
経済基盤が破壊され、失業や貧困、栄養失調が起きている。
その一つ一つは確かにつらいことではあるのだけれど、
それが人間をこのような越境攻撃にまで駆り立てるような暴力であるとはなかなかわからない。
これの後にもいろいろその具体的な内容が書いてあるんだけど、
自由が本当になくて、具体的にはまず生きながらえる最低限の栄養価も高くない食料が与えられて、
その中で電気の供給だったりはなくて、
イスラエルに全部管理されていて最小限で、
それで栄養失調になったとしても十分な医療が受けられないから、
本当は生きることができるはずだったのに適切な医療が受けられなくて亡くなってしまったりとか、
あとそれ以外にも経済活動が自由に行えなかったり、
生活面でもいろんなことが制限されて、
占領者に服従しなければならないっていう状態が16年も続いているっていうことみたいだよね。
イスラームの考えでは、自殺、命を自分で断つっていうのはすごい良くないことっていう教えが本当はあるみたいなんだけど、
もうこの状態が辛すぎて自殺する人が増えてしまっているっていう現状もあるみたいで、
つまり封鎖状態のまま元の停戦になったとしても結局生きたままの地獄と変わらないから、
封鎖なき停戦には従えないっていう抵抗だったんだよね。
そうそうそう。だからこの戦争がただ停戦でまた元の状態に戻ります。
平和の重要性
で、辞めればいいじゃんって一見思っちゃいそうなんだけど、
で、ハマースはそれに対して抵抗してるからなんでなんだろうって一見思っちゃいそうなんだけど、
これを読むと確かにこんな状態だったら自由なんてないし、自分だったら絶対に耐えられないって思う。
本当にここで今生きてる人たちがいるって思ったら本当に辛いしすごいよね。
なんかもう本当に無理、なんかもう無事であってほしいし、なんか攻撃とかしないでほしいって本当に思う。
なんかなんでさ人類って喧嘩せずになんか仲良く平和的に地球で一緒に暮らそうってできないのかな。
ね、なんかイスラエルという国家が入植者による植民地国家であって、
パレスティナ人に対するアパルトヘイト国家っていうのを、
アパルトヘイト国家っていうのは特定の人種の市場主義に基づく人種差別を基盤とする国家っていうことなんだけど、
なんか国家であるっていう事実もこの本を読んで知った。
ね、私も。なんかこの国家レベルで差別しますってなかなかないから、
なんかこんな国あるんだって思った。
ね、ただこの本でも注意として書かれてたのは、そのイスラエルもヨーロッパにおける反ユダヤ主義っていうレイシズムの犠牲者ではあるっていうことだよね。
でも自分たちの自由を求めた時に帝国の武力を背景に、他の民族を犠牲にするのはいいっていう考えは何で起こるんだろう。
ね、何でだろう。
なんか今自分ではその気持ちっていうのはわかんなくて、自分たちが民族っていう単位で生き残りたいって思うのかとか。
そうだね。なんかユダヤの人たちは元々頭がいい人種って言われてるから、実際にユダヤ人の中にも今イスラエルが行っていることを批判してる人とかもいっぱいいるし、
イスラエルの国に生きてる人でもイスラエル政府がやってることを批判してる人とかもいっぱいいるって本には書いてあるんだけど、
なんかそのユダヤ人っていう自己愛がユダヤ人っていうアイデンティティに起因する場合、そのアイデンティティ以外の否定にもつながる場合もあるんじゃないかなって思った。無意識にも。
確かにね。
あと、親から暴力された子どもが暴力振るってしまうっていう話とかも聞くことあるから、暴力での支配の成功しか見てないと、それをされた人もそれを選ぶのかとか、そういう側面もあるのかなって思った。
自分が受けた不幸とか暴力を自分の代で終わらせようって思える人って本当に心が強くて尊い人だなと思う。
だけど多分多くの人は親に暴力を振るって育てられた人が子どもに暴力を振るってしまうように目には目を歯には歯をっていうのがその人の弱さだと思う。
多分ミキちゃんが想像している原因は多分重なってるんじゃないかなって私も思うし、それ以外にも人の個人的な恨みつらみとか、民族の性質とか、マクロな事情とか、
あとは歴史で起こっている予想だにしないハプニング的な動き、例えばそのナクバを集団虐殺を行っている人がその出生になるとか、そういう複雑な事情とかも絡み合ってこの争いが起きているのかなって思った。
そうだね。でも世界中の多くの人は平和であってほしいし、この本とか読んでやめてって思ってるよね。
多分この本とか読んで事情を知った人は、え、なんかおかしいよってみんな大体の人は思うと思う。
そうだよね。
アメリカとかでもこの問題を問題視している人は、なんかアメリカが国家的に支援はしてるけど、たくさんいて、なんかこの間YouTubeに上がってた2024年ハーバード大学出席の卒業式スピーチの女の子がすごい良いことを言ってたから、ちょっと和訳の一部を抜粋して紹介したいんだけど、
今日はここに立つにあたり、私の同級生を認識しなければいけません。
私たちは今、ガーザーでの出来事に関してコミュニティ内で激しい分裂と対立の瞬間にいます。キャンパス内で痛み、そして動揺が見られます。こうした瞬間こそ、知らないことの力が重要になります。
私たちは民族的に標的にされることがどういうことかを知らないかもしれません。暴力や死と直面することはどういったことかを知らないかもしれません。しかし私たちはそれを知る必要はありません。連帯は私たちが何を知っているかに依存しているわけではないのです。
知らないということは一種の倫理的立場であり、それは共感、謙虚さ、そして学ぶ意欲のための空間を生み出します。私は分からないということを選びます。そうすることで質問し聞く力を得られるのです。
不確実な瞬間において全ての答えを持っていると、仮定せずに対話に臨むとき、重要な学びが生まれると信じています。知らない人々の中に人間性を見出せるでしょうか。意見の異なる人々の痛みを感じることができるかもしれません。
ガザに関する理解を深める
卒業するにあたって私たちが持っている知識はそれほど重要ではありません。実際には何を知らないか、知らないことにどう対応するかが今後私たちを際立たせるでしょう。不確実性は深いですが、その不快感の中に飛び込むことができるのではないかと考えています。
すごい。若くて、頭も良くて、人間性もしっかりしてて、立派な女の子だね。こんな女の子が生まれると信じられないことができるかもしれません。
すごい。若くて、頭も良くて、人間性もしっかりしてて、立派な女の子だね。こんな人が世界のリーダーになってほしいって思うし、このスピーチの中に出てきた学生たちがなんで懲罰を受けているのかっていうのが私から見ると本当に不思議。
そうだよね。たぶんアメリカでは言論の自由がちょっと奪われている形になっているのかもしれないよね。でも本当にかっこよくて尊敬するわ。若いのにもう頭が上がらない。
なんか私たちの会社のポリシーにさ、間接的に人を傷つけることに加担しないっていうのがあるけど、厳密にはこれって難しいことだよね。
そうだね。なんかいろんなことが実は地続きで繋がってるんだよね。
日本法人でも税金を納めてるっていうのは避けられないから、それをやってる以上、例えばアメリカに支援してて軍事費としても加担してるだろうし、難しいよね。
そうだよね。仕事の中とか生活でもアメリカのサービスや製品とかめっちゃ使ってるし。
でも逆に繋がってるからこそ一人一人にできることもあるし、それを多くの人が実行したらいいこともあるよね。
そうそう。なんか身近にできることとして何があるのかっていうのが本にも書いてあったと思うんだけど、
まず手っ取り早くできるのがボイコット、非売運動が上げられるのかなって思って、買い物は消費者の投票と言われてるから、イスラエル産の製品は買わないとか。
そうだね。あとイスラエルをサポートしてる企業、例えばマクドナルドとかはイスラエル軍に食事提供してたり、
ヒューレットパッカードは結構やばい。なんかPCのテクノロジー製品とか、あとパリスティナ人の管理システムも支援してるらしいから、そういうのは結構やばい。そういうのは避けたりできるよね。
ね、そうだね。あとラッパーのダニー・ジン君って子がボイコットって曲を作ってて、そこの歌詞に起業名がいっぱい出てくるので、ちょっと聞いてみてもいいかも。
覚えられるかもね。
ん?
覚えられる。
その曲。
覚えられる。
あとデモとか署名するのも意味あるかなって思った。
そうだね。日本ではあんまり、なんかあれだけどデモは海外では盛んだよね。ちょっと詳しくないけど、この間の韓国の大統領のデモとかもそうなのかな。
ね、たぶんそうだよね。それも民意を示すことにつながるって思う。
そうだよね。なんか日本って多分学生運動とかの名残とかもあって、デモとか行くの思想強いみたいに、なんかまだなりがちなのかなって思うけど、どう考えても平和主義の人よりも戦争に加担してる人の方が思想強くねって思っちゃう。
確かに。平和主義を願うのは普通だもんね。
なんかさっきのスピーチにも出てたけど、今日本は言論統制されたりしてないし、パレスティナに対する発言で逮捕されたりもする状況ではないから、逆に遠くにいるからできることもあるかなって思った。
参考になるサイトもいろいろりゅかちゃんとシェアしてるから貼っておきます。
はい、ありがとう。
そうだね、なんかこの本を読んでいろいろ知れてよかったなって思って、確かにその知ることはなんだろう、ちょっとうーってなることもあったりすることもあると思うんだけど、
私たちのできること
なんか私は戦争が起きる原因って物質的な利益追求、例えば土地とかが行き過ぎた結果なのかなって思ってて勝手に。
なんかそれだったらそういう人もいるのかなって自分の理解の範疇だったの。
でもなんか違うんだって思って、これはもっと人間の感情的なものに起因する面もあるんだって知って、なんかこの時代に起こってることをこの時代に生きてる人間、歴史を見てる人として知れてよかったなって思う。
し、なんか取材とかも絶対いろいろ大変だったと思うけど、こうやって日本人や日本語で現状とかを伝えてくれる人とかにもなんかすごい感謝だなって思った。
ね、ほんとそうだよね、なんかこの本全員読んでほしい。
読みやすいしね、すぐ読み終わるよね。
すごい勉強になるし。
あとこうやって歴史の流れをちゃんと理解しようとしたり、歴史を変えりみるっていうことも大事だと思って。
去年、ゆかちゃんと見た福田村事件っていう映画思い出して、なんかそういう今自分たちが生きてる前に起こった良くないこととか、あとその自分、あの映画は日本人にとってちょっと都合が良くないって思うような事実だったりはすると思うんだけど、
なんかそういうこともちゃんと変えりみて、繰り返さないって決めるっていうのもちゃんとしないといけないなって思った。
そうだね、なんか今回はガザを中心に取材してきた方の本だったけど、もう少し例えば地理学とか他の違う立場の面からもなんか勉強してみたいなって思った。
でもイスラエルは嘘つくから、もうなんかそっちの情報は信頼してないし読む気も受けないからちょっと距離を取りたいが。
ね、うん。本当にひどかった。
そしたらちょっと、ね、でもなんかこの本を読んで、なんか今日本にいて、なんかなんだろう、え、なんかすごいちょっとした恋愛とかで病むみたいな感じの人とかもこの本とか読んだら多分、え、なんか病むことじゃないかもって思ったりとかすると思うから、
なんだろう、読むきっかけは何でもいいから、なんか本当にいろんな人に読んでほしいなって思った。
そうだね。
うん。
そしたら、今日のところはこの辺で。
はい。
はーい、ではでは。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
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