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2023-10-17 14:23

王道SF『幼年期の終わり』#3

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  • いろんなSF作家が幼年期の終わり好きって言ってるの、これか~!

  • 時間のひずみを利用したタイムトリップ

  • 浦島太郎すごい

  • 戦争や怒りの原動力がなくなったら創造性は劣ってしまうのか

  • 今あらためて映像化してほしい

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それ読みながら、なんか3体って、 『幼年期の終わり』確か好きって言ってた気もするし、めちゃくちゃこれ影響受けてんだなって思いました。
たしかにね。 めちゃくちゃハッピーにした感じじゃない?って思いましたけど。
あー、確かにそうかもね。 メッセージの伝達の仕方をなんか、両子が同行みたいな話を入れ込んだりする。
あれかな、オーバーロード的なものっていうことになるのか。
最初の3体側からのコンタクトとかの感じも、 すごいオーバーロードっぽいというか。
たしかに。
あと、3体にめちゃくちゃ対応されてたけど、 この時期からあったんだって思ったのが、
冷凍じゃないけど、一瞬で80年経ってたシステム。 そんなあったっけ?
4年期の俺だと、子供たちがどんどん変化させる時代に、 一旦変化前の人間を宇宙船側に寄せといて、
宇宙船で待ってると、地球80年経ってて、 最短6ヶ月しか経ってない人間に、80年後の地球を見せるみたいなシーンがあるじゃないですか。
はいはいはい、一人侵入しちゃうやつね。 ありましたねー。
そっか、会話したのはお父さんじゃなくて、そいつか。 そうかそうか、帰ってきたそいつだ。
たしかにね。 インターセラーとか3体とかで出てきたシステムかと思ったけど、
イニジエのやつだったのか。 たしかに。
プロジェクトヘイルメアリーもあったなぁ。 宇宙船超高速で遅れてやってくるってやつ。
あったなぁ。
それまではタイムマシーンみたいなやつに乗っていくイメージしかなかったから、
スマートなやつ昔からあったんだって思って。面白かったね。
夢じゃなくて、高速にできるだけ近づくことで時空を歪ませるっていう技を小説の中で使うっていう。
確かになぁ。いやーあれ結構絶望だろうなぁ。 帰ってきたらなんちゃらっていう。
だから4年期の上だと割と絶望意味に使われてたけど、3体だと結構ポジティブに使われるじゃないですか。
じゃあ発展を待ちます。20年眠ります。 技術が解決したら教えてください。ではみたいな感じで寝てくるじゃないですか、みんなパンパン。
そうねそうね。 プロジェクトヘイルメアリーも同じように寝て起きて、
ちょっとリアリティが増されて自分が誰だかわかんないし、よくわかんないみたいなところから始まるのと、
あとはちょっと別の星に移動しちゃっていて、地球の状況は別の感じで知るっていう差分はあるけど、でも構造は一緒ですもんね。
時間ってことを歪ませながら状況を理解したり、新しい環境に出会うっていうのは、
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そりゃそうなんだよな。そう考えると浦島太郎ってスーパー発明ですね。
あれは玉手箱を使っちゃってるからちょっとあれなのか。
浦島太郎とかタイムマシン的なやつはなんか不思議な魔法の力でみたいな感じですけど、
SFなんて宇宙の仕組み的にどうしてもそうなってしまいますみたいな感じ。
そうねそうね。 4年期の終わり読んでないのに日本に浦島太郎あったのすごいですね。
ね。
時間を動かすっていうのは普遍的なコンセプトなんだろうな。
うーん、全然違う話なんですけど。
うんうん。
これまた真ん中ぐらい?真ん中もうちょっと前かもしれないですけど、
多分彼というのはこのアーサーシークラックの創造の一つだと思うんですけど、
このあらゆる種類の争いとか紛争が一掃されたことによって創造芸術が終わったっていう描写が出てくると思うんですよ。
確かにアマチュアとかプロの区別なくてアーティストは多数にいるけど、
新しい傑作って何一つ生まれてきませんでしたっていう風になると思うんですけど、
やっぱりそうなるのかな。
でもさ、4人の人間代表としてそんなことないって言いたいですけどね。
逆に全体的に思ってたクリエイティビティみたいなものを何の成果もなく発揮できる。
それは何も恥ずかしくない。
アマチュアとプロの垣根がないってことは、アマチュアがプロみたいな顔で出しても何も恥ずかしくないってことだし、
みんな各々それぞれ思ってることを発揮できるんじゃないかって思いますけどね。
ね。そう思いたいな。
プロの原点みたいなものがどこにあるのか。
だから私はもう人間生きてるだけで、もともとクリエイティビティの原点みたいなものは既にあるみたいな派ですけど、
そうじゃなくて、もっと焚き付けないといいものはできないっていう考えだと、
確かに必要がなくなっちゃうってことはあるのかもしれないですね。
不快よりのこととか、どうしようもない理不尽なこととかがないと作れないって思ってるのかな。
いやそんなことないと思うけどね。
そうね。
なんか、ひきんな例になっちゃいますけど、
自分自身でいい仕事ができたなっていう、
これ芸術ではないですけど、いい仕事ができたなっていうときは、
私は大概何かにすげえ怒ってるなっていうのを思う。
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そうなるか。
それはもちろん、例えばこういう人がすげえ苦しんでるから頑張りましょうって、
お客さんが困ってるからそれに対して怒りを勝手に感じてるっていうパターンもあれば、
あの上司くそムカつくな、俺が全部やってるみたいな、
そういう怒りもそうだし、
これ作って見返してやるぜみたいな怒りというか、
ネガティブな感情フルマックスみたいな時の方が、
なんか私いい仕事してる気すんなみたいなことを、
思ってるんだと思うんですよ多分。
だから読んだときに、確かに世の中から一切戦争もなくなって、
喧嘩もなくなって、なんかいろいろそうなると、
芸術ってなくなるのかもしれないなっていうのは、
普通にそのときちょっと思っちゃったんだよな。
なんか今世の中でインボイスに怒ってる人たくさんいるじゃないですか、漫画家さんとか。
なんかいい作品たくさん出てきそうだなとか思っちゃう、なんか悪い自分がいてですね。
なんか種類が多い気もしますけどね。
でもそのエネルギーって、
多分ニフェティンなことじゃなくても作れるでしょって思っちゃいますけど。
例えば?
とってもハッピーなこととかでも作れるんじゃないかって。
触れ幅が強ければいいんでしょって。
触れ幅ね。
そう、戦争とか差別が本当にないときに感じられる幸福みたいなところからでも作れるんじゃないのって。
2つ思うことがあって。
これなんかあれなんですけど、
1個は高校のとき世界史の時期をすごい好きだったんですよ。
個別の要素は覚えてるもの覚えてないものあるんですけど、
一番印象に残ってるのは、
ルネサンスの文化の授業をやってるときに、
その時の先生が、寺田先生という先生なんですけど、
その人が、なんだっけな。
ここまでやってきてわかると思いますけど、
いい時代には悲劇が流行って、
ダメな時代には喜劇が流行るんですっていうのを言っていたのだけめちゃくちゃ印象に残ってます。
もう一回、いい時代には悲劇?
そう、いい時代には悲劇が流行って、
ダメな時代に喜劇が流行る。
だから例えばパックスロマーナとか平和な時代って悲劇がめちゃくちゃ流行ると。
舞台でも文芸でも悲しいこととかそういうことを描くもので名作が生まれると。
一方ですごく悲しい戦争が続く、ドイツの30年戦争みたいな。
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あれもすごい最近ですけど、そういう時にいい喜劇が流行る。
例えばチャプリンとかもそう、30年戦争じゃないですけど、戦争の真ん中で生まれてくるわけじゃないですか。
いい喜劇が生まれるっていうのがあって、
そういうある種の反作用みたいなところが芸術ってのがあるとすると、
戦争とかがなくなったとしたら逆に、
戦争みたいなことをめちゃくちゃ描く人が出てくるのかなっていうのが1個思った。
でもめちゃくちゃに傷つける。
佐藤よりヤバいみたいなやつが出てくるかもしれないですね。
そうそうそうそう。それが1個思ったことで、
もう1個思ったことは、
そういうことを作りたいから、
そういうことを作りたいっていうのはあえてそういう芸術的なことをしたいから、
争いとかを起こすっていう。
必要がないのに起こすってやつも多分いるんだろうなと思っていて。
だから私みたいなタイプの人間がいるとするじゃないですか。
アーティストやってますと、
私の想像の厳選は争いとか紛争ですってなると、
全く必要ないのに、
コンビニの店員さんにすげークレームつけに行くみたいな、
いさかいを起こす系の、
なんか超いそうな気がしていて、
もしかしたら、アーティストっていうわけではなくて、
いろんなことの厳選に怒りとか争いとかを感じてる人って、
自我発電していて、
それによって不必要に起こされている争いって、
すげーありそうだなーっていうのを今ミキさんの話を聞きながら思ってたっていう。
あーですね。
オーバーロードすげー頑張ってなくしてくれても、
日々の細かいコンビニでの争いはなくならなさそうかなって。
この世界でも、黄金期でも、
戦争と差別は厳しく禁じたが、
それ以外のしょうもない反対はなくなりませんでした、
みたいなのが書いてありますよね。
その辺は結構緩く容認されていた。
容認というか人間に任されていた。
なるほど。
こういう時代になったら、
ネットフリックスですげー
ブレイキングダウンみたいなやつが
量産される世界が来るのかな。
かもしれない。
楽しくなさそうだな。
私がめっちゃ暇になったら何か作るのかっていうと、
今のところまだそんな自分も想像できないですけどね。
私にそんな人間、想像性あるんだろうかと思っちゃうけど。
ミキさんの想像性の厳選ね。
厳選。
平和、争い。
仕事なんてしてもしなくてもいいから、
みんな好きなことを大仕事にしてたって書いてあって、
いい時代だなって思いましたけどね。
めっちゃいい時代ですよね。
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前の時に話をしたミキさんの、
こういうテーマで話をしたような気がしていて、
別に金稼ぐことが全部じゃないじゃんみたいな話を
ミキさんとしていた記憶があり、
そこを読んでた時に、
あれミキさんの理想の世界じゃんって思った記憶がすげーある。
ほんとにSFが描くディストピアとか、
SNが描く地球がこんなになってしまった、
みたいな世界で、
すごい理想をいつも見出してます。
いいですね。
向いてるな、SFの読者に。
最高じゃんっつって。
最高なんないかなって、いつも思います。
最近描かれているいろんなSFの作品の厳選の一つに、
この4年間まであるらしいですね。
知らなかった。
そんな結末だって思わなかった。びっくりした。
今のSF好きな人も振り返って、
あ、ネタ元これかーって思うにもいい作品なんでしょうね。
私なんかすごく、
三体読んでも面白いなーと思ったし、
他の作品も面白いなーと思う時に、
あ、これ元ネタ元ネタこれーっていうのが
思えるのがめちゃくちゃいいですよね。
Netflixは三体のドラマ化今やってるじゃないですか。
うん、やってますね。
オンラウンドは4年間やってもらって、
三体ファンがいだついとを防ぐっていう。
作り直しやってほしいね。
さっきのオーバーロードマジイマイティだったもんな。
プロジェクトヘイレニアリーも映画が決まってるじゃないですか。
どうなるんですか?
ね、あんなできる気しないけどなー。
オーバーロードより、
途中出てくる岩みたいなやつがいるじゃないですか。
あれ難しいと思うんだよなー。
ハリウッドのストも終わったらしいですけど、
彼らの創造性を発揮してもらって。
それが厳選になって、また創造力が発揮される。
田中派でいうと、それが厳選ですから。
そういう部分もありますね、確かに。
わからなかったね。
次はみきさんターンなので、
またみきさんが決めてやりますか。
ちょっと考えておいてください。
また楽しいやつやりましょう。
今日はありがとうございました。
はい、じゃあね。
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