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2025-05-24 16:29

#128_自由進度学習を斜に構えて見てる私の感想

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4/26開催の「今日も明日も授業道 オンライン交流会」の中身については、こちらで是非チェックしてみてください!

▼黒瀬先生note「オンライン交流会報告「自由進度学習」について知る・語る・考える 報告レポート」

https://note.com/naomistyle/n/nfa5775424052?sub_rt=share_b

 

#高校 #国語 #教員 #声日記

サマリー

自由進度学習は、生徒が自分のペースで学ぶことを目指す教育スタイルであり、国語教育における新しい手法として注目されています。メリットとデメリットを考慮しながら、どのように取り入れていくかが重要であると言われています。自由進度学習に対して偏見を持つ彼は、実践から得た知識やアイデアを反映し、教育のあり方を見つめ直す機会を得た体験を語ります。このエピソードでは、探究的な学習との関連性や、難易度の設定についての考察も共有しています。

00:01
どうもお疲れ様です、いかです。この番組では、高校の国語科教育をしている私、いかが、仕事のことや仕事以外のことを緩くおしゃべりしていきます。
今日は、5月24日。 私が前、エピソードアップしたのが、5月の7日単科の日のエピソードだったんで、もう2週間以上時間が経ってしまいました。
自由進度学習の概要
ご無沙汰しております。相変わらず元気です。 今日はですね、自由進度学習について話したいなと思ってるんですよね。
もうね、ずっとずっと言いたかったけれど、話したかったけれど、そのままになっていたので、ついに話したいと思います。
なぜこのトピックについて話そうと思ったかというと、4月の終わり頃に黒瀬先生、国語の教員をされていて、ポッドキャスト番組、今日も明日も授業堂をしている、そんな先生なんですけれど、
その黒瀬先生が主催をされている、オンラインでの交流会に私も参加しました。その時のトピックが自由進度学習だったんですよね。
それまで私、全くそれについて何も知らなくて、自分もやったことあるのかないのかもよくわからないし、とりあえず知るために行こうという感じで参加させてもらいました。
今回は自由進度学習って何かっていうのをざっくりと説明した後に、私だったらどうするかなとか、どう考えていくかなっていうのをお話できたらと思っております。
そのオンライン交流会の詳しい様子は、黒瀬先生がすでに随分と前にエピソードをポッドキャストの中であげられていますし、ノート記事も確か書かれていたと思うので、概要欄に貼っておきますので、ぜひご覧ください。お聞きください。
ということで、まず自由進度学習って何ぞということなんですが、めちゃくちゃざっくり言うと、生徒一人一人の進捗に合わせて学習を進める方法です。
子ども自身がオリジナルの学習計画を立てて、自分の力で学びを進めていくということが特徴になっております。
今の学習指導要領では、個別最適な学び、それから共同的な学びっていうのが重視されているんですけれども、自由進度学習はそれらを実現するための学習スタイルとして位置づけられています。
これ、従来的な授業のスタイルとしてよく挙げられるものに、一斉授業というのがありますね。
先生が前でしゃべって、生徒たちはそれを静かに聞いてたり、番書を取ったり、よくイメージされる授業の様子ですが、この一斉授業と対局にあるようなイメージですかね、自由進度学習は。
確率的、一方的に授業を進めるんじゃなくて、生徒一人一人の特性、興味、関心とかに合わせて、学習時間とか教材とか機会を先生が提供していく、そういうものですね。
自由進度学習のメリット
そのメリットはいろいろあるんですよね。
例えば、生徒の意欲とか自主性、主体性を育むことですね。
あとは、自分で学習計画を立てるので、自己調整能力というのも高められる。
そして、生徒同士の教え合いというのを前提としているので、共同する力というのも高められるかなと思います。
こんな感じで、あくまで生徒が主体というのがメリットを見ても特徴になってくるかなと思います。
一見ね、いいことばかりに思える自由進度学習なんですけれども、やっぱりデメリットや課題というのもあります。
まずね、教員にとってはっていう話なんですけど、授業準備めっちゃ大変ということですね。
生徒が、自分やったらこれはできそうかなとか、ちょっとこの方法を試してみようかなとかいうふうに考えて、それを選択していくことになるわけなんですけど、
その選択肢を指導者はたくさん用意したり、自分で学習を進められるように補助となる教材を準備したりっていう、そういうことをしないといけなくなってくるんですよね。
で、しかもそのすべてをですね、準備を単元が始まるときにはすでに済ませておく必要があるので、想像してみるとかなり負担大きそうだなというふうに感じました。
次に、見取りとか評価がしづらいということですね。
私の単元の構成していくイメージは、まず目標があって、それを実現するために学習活動があって、教材があって、そしてその到達度を測るために評価が存在すると。
そんなイメージですね。
だから、もし自由心の学習をやろうとすると、ここまで到達させたいぞというのが、なんかブレちゃいそうだなって思っちゃいましたね。
確かに生徒によって結果的に到達度に差があるっていうのは当たり前なんですけれど、
でも自分に合った方法が、もしやりたいと思ったことがレベル的に低いものだった場合、それって結局成績も低く出ちゃうっていうことが起こってくるんですよね。
この部分については、ルーブリック評価表に基づく評価とどう違うのかなっていうのも疑問に思いました。
あとは、生徒実態によっては、自由にすることで学習が成り立たなくなっちゃうっていうこともあると思います。
先生が言ったことに対して、なんでそんなことせなあかんねんとか、だるいなあとか、もう不相対しようかなとか、あとはサボってYouTube見ようとかね、YouTube見るとかは全然あると思いますね。
スイカゲームしようとか、そういうことってほんと起こりうる。
この辺は教員と生徒の信頼関係なんかも関わってきますけれども、やっぱり一斉授業が効果的に働くっていう状況もあると思います。生徒実態によってはね。
あとは、そうですね、黒瀬先生もこれは強調されてましたけれど、場は共有していても思考は共有していないということもありますかね。
国語という科目の特性もあって、教材を深く理解していったりとか、読みを進めていくっていうことに関してはかなり複雑ですよね、国語って。
国語に限らないですけれども、例えるなら、背の高い草がボウボウに生えているような道なき道みたいな、そういう場所をみんなでここをかき分けていくと道になるんじゃないかなとか、ここだったら歩けるんじゃないかなみたいな感じで、
道なき道をかき分けて歩いていくような、そういう感じがするかな、国語って。
そういうのを自由だよっていうふうに野放しにしてしまうと、自由心の学習って野放しにするっていうことではないんですけれど、
でも一人一人の自由度が高まるにつれて、そのボウボウに茂っている中で路頭に迷ってしまうなんていうことも起こってしまいそうだなというふうに思いました。
以上のようなデメリットから、じゃあもし自分がやるとしたらっていうのを考えてみると、まず前提としてこの方法は一斉授業のアンチテーゼとして生まれた方法に過ぎないのかなと私は思っていて、
そういう認識で、だからやらないほうがいいっていうふうには思ってないんですけど、でも前提としてこれをやるというのが目的にならないようにしたいなと思いましたね。
あくまでこれは授業の方法の一つなので、こういう時には自由心度学習っぽさを取り入れるとうまくいきそうだなみたいな、そういう使い分けができればいいなと思います。
一斉授業が効果的に働く部分も私は一定あるかなと思っているんでね。
その上でじゃあどういうふうに具体的に取り入れたらいいのかなっていうのを考えると、まず単元の中で最低限到達してほしいゴール、狙いっていうのを指導者が明確に持っておく必要があるなと思うし、
そこはその最低限ゴールしてほしいラインは最低限本当に全員やるようにして、自由じゃない部分にする。
その上で次発展的な課題としてどのようなものがあるかなというのを考えて、生徒はそれを選べるようにする、そういうイメージですかね。
それの課題っていうのもその課題の質、選べる選択肢があったとしても質はあんまり変わらないほうがいいのかなと思います。
例えば三月期読んでいてこの物語の主題は何だと思いますかっていう課題が一つ目だとして、
自由進度学習の実践
二つ目にじゃあこの三月期の漢字と中に出てきている表現を覚えましょうっていう課題と二つ用意しましたみたいな。
これって全然質が違いますよね。
こういうのはもちろん極端な例なのでちょっとそんなことする人はいないと思うんですけど、
でも質はある程度揃えていた方がいいかなと思っています。
例えば二種類あったとしてそれぞれにループリック表を用意してABCのラインを作るにしても、
それぞれの課題の例えばAのラインの難易度、Bのラインの難易度っていうようなものもあんまり変わらない方がいいかなと思いますね。
そう考えると結構課題を作るのが難しそうですけどね。
でもこれによって内容の選択肢がまず2種類あって難易度の選択肢もそれぞれ3種類ABCとあって掛け合わせて6通りすでに選択肢できるわけですから、
一斉授業よりかはかなり自由度っていうか選べる幅が広がってくるんじゃないかなと思います。
こういうことを言うとなんちゃって感が否めないんですけどね。
でも実際こう本当に取り入れようとするとこんな感じになるんじゃないかななんていう気がします。
現実的なところに落とし込んでいくとね。
あとは探究的な学習と相性がいいかなとも思います。
なので例えば1学期2学期で読解の仕方とか文章の書き方とかいろんな基礎的な知識技能を手にした状態にしておくと。
それを3学期のちょっと大きめの単元、探究的な学習を取り入れているような単元にして、手にした道具を駆動させていく、効果的に使っていく。
そういうふうにやっていってもいいんじゃないかなと思いました。
これは私、昨年度そういえばそれっぽいことをしたなという実践がありまして、またどっかのタイミングでこちらの番組でも話したいなとずっと思っています。
教育に対する見解の変化
でもちょっとバカデカ単元だったので、説明するにはいくつかに分けないといけないかなと思っているので、ちょっとね、まだ思い越しを上げられずにいます。
あとは主体的に学習に取り組む態度、この観点を伸ばすのにも適していそうだなと思って、だからそれを主軸にやっていってもいいのかなと思ったんですが、
ただよく考えてみるとそれは高校の国語科の学習指導要領にはなかなか位置づけにくいのかなと思うので、
ちょっとここはあんまり考え切れてないんですけど、やっぱり思考力、反応力、表現力とか知識技能を伸ばすというところが学習指導要領に書いてあるメインっぽいところなんで、位置づけるのがちょっと難しいなと思いました。
ということで、黒瀬先生もね、ポッドキャストの中でもおっしゃってましたけれども、やっぱり高校の国語の中でがっつりやっていくっていう部分大きいかなと思うので、私もちょっと図解がいいのかなと思いました。
ただ今回ね、交流会に参加させていただいて、かなりこの自由心の学習について知識増えましたし、その後もね、この1ヶ月間ちょこちょこ情報収集をするようになりました。
やっぱりきっかけって大事だなと感じましたし、この自由心の学習、私全面的にアグリというわけではなかったんですよね。ちょっと会議的に研修を終えてからも捉えていたんですが、
そういうトピックだからこそ、社に構えてみるからこそ見えてくるものがあるなと思ったので、やっぱり参加して本当によかったです。ということで、黒瀬先生、会を開いてくださりありがとうございました。
そうだ、その時ね、研修会で私マイクが全然うまくいかなくて、しゃべる気満々だったのに全然参戦できてる感がなくて、そのせつは大変ご迷惑をおかけいたしました。
ちょっとね、次参加するときはいっぱいしゃべりたいなと思います。ということで、長々と教育の専門的な話に今日はなってしまいました。
ぜひ、高校で先生たちはこんなことも考えているんだなということも知っていただければなと思います。では、今日はこれで終わります。ありがとうございました。
16:29

コメント

引用ありがとうございます😊 ほんとうに最近は色んなことが求められてかなり忙しいですよね。 うまく折り合いをつけつつ、地道にバージョンアップしていきたいですねー

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