留学経験から教師へ
はい、じゃあ後半引き続き、中学校の教師のMoeさんを迎えて、後半もちょっとお話を聞いていきたいと思います。よろしくお願いします。
で、まあね、さっき前半までは、まあその、なんだろう、原体験みたいなところから、
もともとは、国際協力というのかな、海外で広く働くみたいなところとか、で、それより関心の焦点みたいなものは、経済開発みたいなところだったり、その貧困問題みたいなところがあってと。
で、ただ、個人、ベトナムの個人で、2ヶ月ぐらいいたんだっけ?
いや、そんなにない。2週間。
2週間か。の、なんかインターンシップというか、ボランティアみたいなのを経験したときに、まあなんかもうちょっとそこの貧困の解決っていうところの必要な手段というか、で、なんか教育なんじゃないかっていうので、
まあじゃあちょっと英語の先生を志すっていうところまではちょっと聞いてきて。
で、まあちょっと意外と、あの学校の先生って確かにこうみんな、ほぼ100%みんな絶対こう接してきてる職業の人だとは思うんですけど、
あまりに子供として接してるから、その先生として働くってどういう感じなのかって、なんかこう考えてみると意外とイメージがつきづらいというか、
例えばほら今日、まあ今日土曜日に撮ってるけど、今日もう何かそのちょっと学校で発表会の準備とか、片付けがあってみたいな、
あ、そうか、まあ土曜日、休みでも例えばそういう稼働があるのかみたいな。
まあもう本当にそっからは、あ、そっから新鮮というか、感じなんですけど、そう。
で、いくと、まずはまあ1年目っていうのもあるけど、まずはあれなんだ、最初はいきなり担任の先生とかではなく副担任みたいなところから始まる。
そう、副担任から始まる。
うん。
うん、って感じです。
今だと中学何、3年生?
今ね、2年生担当してて、でも授業は全学年1,2,3,4年見てる。
あー。
そうそうそう。
なんか、なんだろう、あれって、もちろんその、ちょっと本当に詳しいことがわかってないからあれですね。
あの、授業とかって、そもそもこうどうやって組み立ててるんですか、この先生。
えっと、それはどういうことですか。
そう、なんか。
時間割ですか?
いや、指導要領みたいなものはあると思うんだけど、当然その、先生によってとかも。
うんうんうん。
まあなんかいろいろ違ったりするじゃん。
例えばなんかこう、副教材みたいなものをいろいろ準備してくれてた人もいたなと思う。
うん。
なんかそういうのって、なんかこうどうやって決めて考えて実践する?
えっと、えっとね、難しいんだけど、うちの学校って本当に学校によってもうなんか本当に一つの国みたいな感じになってて。
なるほど。
文化が本当に違うの。
うん。
だから、いろいろなんだけど、私の学校で言うと、英語科はもうすべて自由にやらせてもらってて、
ただ、ワークは同じ、全学年同じようなものを買って、それをやろうねって感じにはなってて。
で、授業に関しては本当にもうオリジナリティを尊重してくださる教科にいるから、
もう自分の好きなように進めていただいて、まあ教科書だけとりあえず終わらせてねって。
あとテスト範囲がここまでだったらここまでは終わらせてね、でもその終わらせ方は自由だよみたいな感じになってるから、
すごいやりやすかった。
うん。
でも今すごい全然、私はまだ1年目だし、講師経験とかもないから、わかんないから、
とりあえずいろんな人の話を聞いて、いろんな人がやってることを試してみたり、
自分がこれがいいと思ったものをやってみて失敗したりを、子供たちごめんねって言いながらやってる。
まあ模索もしつつというか。
そうそうそうそう。
でもプリント作る先生もいるしもちろん。
うん。
でも作らずにもうノート書かせる先生もいるし、
版書好きな人もいれば、私はもう全部パワポでやっちゃうから、パワポの。
そうか、全部パワポ。
中学校の授業のオリジナリティ
そう。
なるほど。
びっくりしたのが、ずっと版書じゃん。
うん。
だけどスクリーンのプロジェクターを教宅にボンって置いて、でホワイトボードスクリーンみたいなの貼って、
そこにホワイトボードで書いていくの。
パワポの上からメモしていくの。
そう。
そう、っていうね今学校のそんな感じです。
それは結構トレンドなんですか?
トレンドですね、トレンドだし、英語はデジタル教科書があって、
で教科書がそのままもうデジタルでポンって上がってて、
写したら本文バーって出るし、それで音読もしてくれるし、
なんかシャドウイングっていうのがあるんだけど、シャドウイングをポンってボタン押したら文章がどんどん消えていくの、上から。
消えてったり、こうなんかその、例えば単元で今富士山について1日やってるんだけど、
富士山についてのイソ知識みたいなのを、映像があってその英語の。
それも全部ポンって押されて出てきたりとか。
ありがとうございますって感じで、文科授、ありがとうございます。
なんかやっぱその教え、ツールとかの幅感が広がると、
教えられることとか、こういう話もなんかこうしてあげたいなみたいなとかっていうのもやっぱ、
いろいろやりやすくなる。
なるね、なるしだいぶなるし、
なんか私は結構教科書にはまるのが嫌で、
だから3年生の黒人差別の単元があったんですよ。
なんかあのほら、キングボクシーのスピーチのやつがあったので、
これはあのキングボクシーの実際のスピーチをYouTubeから引っ張ってきて見せたりとか、
あとなんかスキンって映画知ってる?
知ってる?見た?
見てない。
いいのよ、ちょうど15分ぐらいで終わるんだけど、
ちょうどいいから、あれ黒人差別のやつだから、
あの映画見せてたりとか、もう自由にやったり。
あ、そうか。
なんか実際にその、一応教科書の単元はもちろんやるんだけど、
そこの周辺の話とかっていうのをどんどん広げて、
私はやっちゃったかも。
いやでも楽しそうだよね、それは。
そうだね、なんかそうだね。
授業をみんなどうやって組み立ててるんだろう?
私なんかもうパッと思ったことを入れちゃうかな。
こういう方があってはないんだけど。
どう?実際1年目教えてみて、どうですか?
どうだろう、いやめっちゃ難しかった。
し、なんか子供によってそのクラスの雰囲気とかも全然違くて、
1年生2クラス、2年生2クラス、3年生1クラス持ってるんだけど、
1年生の1クラスはすっごい元気でワイワイやってくれるんだけど、
もう1つのクラスは特別な支援が必要な子もいれば、
英語が本当に大嫌いな子も3人くらいいて、
でもう見ないの、黒板を。
でテストも0点平均で取ったりとかしてる子がいて、
すごい空気が悪くて、
どんどん寄りしてる子たちを、
どうやったら英語楽しいって思わせられるんだろうとか、
もう嫌だっていうのを全面に出すの。
それがすごい辛くて、
もうなんか2回くらい職人生泣いてた。
どうしましょう、みたいな。
っていうところもあったり、
教師としての難しさと楽しさ
すごい悩んだ1年でした。
今年は。
もともと教育実習はあるとしても、
本当に想像とは全然違った。
想定通りの部分もあったりした。
なかった。
全部新しかった。
先生ってこんなに業務多いんだって思った。
それよく聞くし。
部活も持ってる?
持ってる持ってる。
大体どれくらい毎日働いてるの?1日というか。
やばかったよ。4月とかマジでやばくて、
残業120とか。
えぐくない?残業120だから、
マジでやばかった。
10時半くらいに毎日出てたもん。
えぐかった。
それはさ、なんだろう。
授業とかに直接関わる、
例えば準備みたいな。
以外の業務も結構あったりする?
あったね。
行事があったらあったね。
うん、行事やばかった。
私、職場体験担当してたんですけど、
分かんないじゃん。
企業の人とかの連絡とか、
子どもの割当とかだけじゃなくて、
教員がどうやって巡回するかとか、
チェックどうするかとか、
電話連絡のリストどうするかとか、
本当にいろんなことがあって、
名札を作ったりとか、
事前指導のパープを作ったりとかしてて、
その時は本当に遅かった。
11時前とかもあったし、
土日もずっと朝から晩まで学校行ったりとか、
してたりしました。
してたりしました。
最初の方はやっぱり授業も、
溜めてるものがないから、
1から全部作んなきゃいけないし、
本当にその日暮らしみたいな。
明日の授業を放課後に作るみたいなのが
ずっとあったから大変だったけど、
楽しかったすごい。
何が一番楽しかった?
1年間の。
どういうところが楽しいなって思える?
子どもとの関わりはもう全て楽しかった。
し、行事の、午後の行事とかじゃなくても、
昼休みにちょこっと喋ったこととか、
授業始まる5分前にちょっと喋ったこととかでも、
全部楽しかった。
子どもに関わったらもう全部楽しかった。
もともとなんか、
子どもと関わるの好きだな、
みたいなの結構昔からあった?
子ども嫌いだと思ってた、自分のこと。
なるほどね。
子どもはめっちゃ苦手だと思ってて、
話し通じないやつマジで嫌だって思ったの。
思ったんだけど、
いざ関わってみると、
なんして親バカなんだって思った。
親バカになりそうだなっていうぐらい、
愛が向けられるんだって知って、
そこからはまった。
へー。
話し通じないなみたいなのがあっても、
それも愛せるというか。
かわいい。
かわいすぎる。
そう。
そう。
なんか面白い。
本当に未知なる生物みたい。
ちょっと話戻っちゃって。
教える資格みたいなのでいくと、
小中、
小学校今英語どうなってるのか、
よく分かってないんだけど、
中学か高校かっていうのを当時選んだ?
免許は中高共通で持ってて、
採用側が決める。
で、たまたま中学採用だったから。
その辺もともとこれぐらいの世代の人を教えたいなとか、
あったりしたんですか?
私中学がよかった。
中学がよかった。
じゃあもう希望通り。
うん。
なんで中学がよかった?
留学に行きたいとか海外に興味が持ち始めたのも中学校だったし、
さっきちょっとだけ話したけど、
道徳のレッドカップキャンペーンのことで、
飢餓とか貧困に興味を持ち始めたのも中学校だったし、
大村家の先生も中学校の先生だったし、
中学にすごい思い入れがあった。
中学校って専門の方に行く人もいるじゃん。
いるし、そこで進路って固まってくる中で、
中学校の決断ってすごい大事だなと思ってて。
なんで夢に一歩近づく大人の段階に行く高校の前に、
いったん自分のことを見つめたりとか、
自分の将来についてしっかり考えられるこの中学校っていうところで、
子どもと関わっていきたいなって思った。
それは早い段階で留学とか経験してるからこそ、
その時期の体験がどんだけ自分にとってデカくなるかというか、
色になるかみたいなのが実感、
手触りを持ってというか、ありそうだね。
それはあったかもしれない。
とはいえ、非常に仕事としては大変みたいな。
大変で、ちょっとだけ話戻すんだけど、
さっきちょっとだけ話した元気ないクラス、
英語あんまり好きじゃないクラスが、
私が例えばハローとか言うじゃん、最初に。
本当に返事ないの。
で、How are you?って聞いて、
全員死ってなって、全員寒いてて、
どうしようって思ってた時に、
カナダに行った留学の話をしたんですよ。
で、国がこういう国があってね、こういうことがあって、
こういう人がいてね、みたいな話をした、
その次の時間に、
生徒の手紙とキャリアパス
そこのクラスの生徒が手紙を書いてきてくれて、
その手紙がめちゃくちゃ嬉しくて、
なんか紹介していいですか?
もちろん。
ベロベロ喋って。
お願いします。
割愛すると、
前にカナダに行った時の写真を見せてもらって、
あまり好きじゃなかった英語がとても楽しくなりました。
今では国のいろいろなことを調べるのが好きです。
これも全部私、何々先生のおかげです。
ありがとうございます。
それでも当てられた時に答えられなかったり、
テストでいい点数が取れなくてごめんなさい。
もっと頑張って、いつか先生に誇れるような点数を取ります。
見ててください。みたいな。
泣いたよね。
すごかった。
そうね。
なんか人間ができてる。
そう。
それをもらった時に、
本当に教員やってよかったって思った。
そういう瞬間もあります。
いいですね。
そうか、だから今後、
ちょっとこれからの話とかになるけど、
先生の今後のキャリアパスというかステップとしては、
まずは3人を、
3人の先生としてやるようになったら、
一つ、一段階上がるというか、
一枚みたいなところがあるのかな。
それは2年目、3年目というか。
うん、そうだね。
今はやっぱ、
しばらくたぶん続けていきたいのかっていうのはわかんない。
それどっちでもいいと思うんだけど、
今のところじゃあまずはもうそこ続けて、
まず担任になってっていう気持ちではいる?
内耳があって、
とりあえず今の学年が私大好きなの。
本当に2年生よくて、
学年段もめちゃくちゃよくて、
だからこのまま3年に上がりたいって言ったのね。
で、そのままそれの希望を通してくれたから、
もう一回3年生持ち上がるんだけど、
その後は1年、2年、3年で持ち上がり、
で担任をやるっていうことになってた。
なるほど。
そう、とりあえず直近4年は頑張る。
頑張ります。
先生としての将来展望
確かにそうか。
1年1回持ち上がって、
その子たちが卒業して、
で、またその人、
次の入ってくる子たちを見届けるというか、
最初から最後。
なるほどね。
そこまでやって、やっとわかるかなって自分の中で思って。
なんかでも、そうだね、話を聞いてわかんない。
ちょっと先生にもそういうのもいろいろある、
志向性とかあるのかもしれないけど、
割とその教えるっていうことそのものに、
ある種、ちょっとこう、
塾の先生とかってそういう感じするじゃん。
もあれば、なんかこう、もっと、
教えるっていうことも一つ大きい職分ではありつつ、
まず子供が好きとか、
好きかどうかわかんないけど、
やっぱすごいそこの関わることとかに、
すごい喜びみたいなものがあったりとか、
こういうの結構人に、
先生によってもだいぶ志向性とか違う。
全然違う。
でも萌実さんの場合だと、話聞いてると、
結構ちゃんとその生徒も可愛いし、
ちゃんとそこの人生の一区間、期間みたいなものを、
見届けてあげたいっていう感覚が結構強い。
そうだね。好きだね、子供は。
でもやっぱりこう、子供が好きってよりかは、
教科が好き。
数学が好きみたいな先生とかも結構やっぱり、
やっぱ専門的な授業をしてる。
いっぱい数列回復。
確かにね。
それはそれでこう、当時見てて、
ちょっと変わった人とか、
科目に愛あるなみたいなのは、
それはそれでいいなって思いながら、
見てたなって気持ちはあるね。
確かに。何聞いてもちゃんと答えられるのが、
本当にすごいなって思う。
確かに。
答えられない、全然。
この間、プラクティスって単語あるじゃん。
で、プラクティスって、
CEの時とSEの時があるらしいの。
なんでって言われて、
分かんねえと思って、
なんでそんなの知ってんのって言ったら、
今英書でハリーポッター読んでて、
そこにはプラクティスってSEで出てくるんですけど、
でも学校で習うのはCEじゃないですか。
なんでですかって言われて、
もうごめん、分かんないみたいなことになってたから、
すごいなって思う、専門性。
結局、イギリス英国、アメリカ英国だった?
そうそうそうそう。
で、やっぱハリーポッターはイギリスじゃん。
だからSEだったみたいな。
そう。
確かにちょっと緊張感はあるよね。
自分が一応その教科を教えるってなって、
もちろん知識も増えていくし増やしていくんだろうけど、
純粋に聞かれて、分かんない。
でも、分かんないというか分かんない。
分かんないというか調べるっていうしかないからさ、
ギャッとしたわ。
そんなことないし。
どうですか、せっかく年度末でもあるし、
今後の抱負みたいなの初めて聞くな。
抱負?
ちょっと待って、予想外だった。
今後の抱負か。
なんかあるいは、この教員っていう職業の中でちょっと、
とかあるいは、もうちょっと中長期の話でほら、
一番最初はさ、出発点は国際、
インターナショナル仕事してみたいなとか、
それは例えば20年か30年経った時に、
キャラチェンジをするかもしれないなとか、
キャリアチェンジと抱負
その時はこういうことやってみたいなとか、
もしかしたらもう少し手前かもしれないけど、
そういう展望みたいなのとかって、
ちょっと想像してるのとかってあったりする?
難しいな。
キャリアチェンジは少し考えてはいるけど、
いずれかは海外に行けたらいいなって思ってて、
で、ただ教員を辞めるかはちょっとまだわかんなくて、
っていうのも駐在でもいいかなと思って。
日本人学校に行く枠もあるし、
なんか研修で1年間アメリカの小学校とか中学校に行くみたいなのもあるから、
そういうのに募集してみたいなっていうのはある。
今年の今後、今年のオフ?
いや、でもそういう話はまだあれば。
なんだっけ、来年度?
来年度。
来年度は先生として、
職業としてはこの1年間の反省、失敗したところは改善して、
より挑戦してみたいことに動じずに挑戦することです。
で、人としては信念を持って、自分の信念を持って、
それを貫き通せる強さを持つことが私の目標です。
ちょっと掲げていこうかな。
はい、掲げちゃおうかなと思ってね。
ありがとうございます。
はい、頑張ります。
すごいちょっと大きいことを聞いてしまったんですけど。
逆に聞いていいですか、じゃあ。
何をですか?
逆にじゃあ今後の職業のオフと、人として、人生として2024年をどういうふうに過ごすか聞いていいですか?
なるほど、そういうパターンですね。
一応職業でいくと、カスタマーサクセスってITで仕事してるんですけど、
一応ちょっと1月からマネージャー職になったので。
すごいじゃん、知らなかったよ、それ。
本当にそんなすごくないですけど。
すごいです。
やったことないから、当然。
そうだね、なんかほらあるし、それは普通にプレイヤーでいるよりも、
責任を負う範囲というか、その負う対象の中に、より人みたいなものが社内の自分のチームの方が入ってくるから、
そこはなんだろうね、そんなにウエットなコミュニケーションを取るとかはないんだけど、
できるだけみんなのびどびやっていただけたらいいよなっていうところと、
人としてみたいなのはあんまりないんですよね。
そうですか。
ゆったりね。
じゃあ今年2024年は何冊本読みますか?
あ、でも去年56冊ぐらいだったから、
私も50冊ぐらいはいきたいなとは思う。
別にもう数字なんであれなんですけど、目安としてそれぐらいいきたいなと思ってます。
私も50頑張ります。
頑張りましょう。
はい、頑張りましょう。
なぜか僕のね、僕の抱負で終わるっていうことなんですよ。
ありがとうございます、みんな聞きたかったです。
一旦後半はこの辺で終わります。
今日土曜日も仕事をした後でありがとうございました。
ありがとうございました。また読んでください。
ありがとうございます。
お願いします。