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2024-10-07 19:42

#080_『こころ』研究授業と「システム外の仕事」に必要なもの

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どうもお疲れ様です、いかです。この番組では、高校の国語化教育をしている私、いかが、仕事のことや仕事以外のことを緩くおしゃべりしていきます。
今日は2時間目に、昨日、憂鬱だと言っていた研究授業がありました。
昨日は、気心の知れている元同僚が来るので、緊張とかはないんですけどね、みたいな話をしていたんですが、
その先生のみならず、部会のお偉いさんが来られてましたね。
お偉いさんというか、他の学校の校長先生と、あと、うちの学校の校長先生。
どちらも国語の先生なんですけれども、部会にも入っていて、その組織の上の方の人ですよ、という感じです。
こういう偉い人が来ると、むしろいつも通りやろうという強い意志を持って、挑むことになりましたね。
自分を言い聞かせるというかね。
でもね、そういう時に限ってね、保健室行って途中で戻ってきて、帰りますっていう子がいたり、
あとはね、さすがうちの学校っぽいなと思ったのが、電源を切ってカバンの中に入れておかないといけないという拘束があるスマホね。
スマホが途中で鳴って、結構最初の方でしたかね。
指導して、スマホ預かって、これも後で学年の先生のとこ取りに行きなさい、みたいなね。
そういうのがあったりしてね。
実にね、リアルな授業風景をご覧に入れたなと思いましたね。
今扱っている教材はね、心ですね。
で、今日は前半に、ケイはなぜ自殺したのかっていうのを前回から考えていたんですけれども、
それのまとめをして、後半には上野公園での精神的に向上心のないものはバカだのあたりですね。
あの場面に戻って、じゃあケイはあの時どのような意図や解釈があったのかっていうことをグループで考えて、
最後答え合わせまで行けたらいいなーっていう感じでした。
で、ただね、前半の部分の着地させるまで、前半の部分を着地させるまでに思ったより時間がかかりましてね。
やっぱり生徒はね、こう忘れちゃうもんでね。
で、後半はグループ討議までで終わったかな。
で、最後答え合わせとかまでは行かなかったですかね。
まあでもそんなもんですよね、授業ね。
なかなか思い通りには進まないというか、生徒の理解する方をどうしても優先しちゃいがちですね。
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思い返せばあそこはさらっと行けばよかったなーなんていうところもあるんですけどね。
最後にOPPCに今日の学習活動の中で最も大事だと思ったこと、それから感想や疑問等を書かせて終了と。
で、その後30分ほどですね、校長先生お二人と元同僚の先生と私と4人で研究協議をして、一パック終わりっていう感じでしたかね。
で、研究協議の中で出たこととしては大きく分けて3点でしたかね。
まあいろいろ言ってもらったんですけども、顕著な部分3点。
で、一つ目がICTのことですね。
授業中ね、私いろいろノート、さまざまな機能を使ってまして、
ただまあこちらとしては、あるいは生徒としてはもうそこはもはや当たり前のことなんですけどね。
うちの校長先生はそこにフォーカスしてコメントをくださってましたね。
まあ今日は紙のノートも使ってなかったし、プリントもPDFにしてデータを渡すような、ロイルノート上で見ながら書き込むような感じにしてたんでね。
紙は使ってなかったし、そこで完結しているということが新鮮だったんですかね。
まあその辺はね、私がすごいっていうことではなくて、学年の先生が、生徒たちが1年生の時からあらゆる授業場面でICT、タブレットを使うようにされているので、
まあそれはもう導入した先生がすごいし、
あとね、うちの学校は若い先生がすごく多くて、あとは受験受験って感じの学校でもないので、いろいろチャレンジしやすいですね。
まあそれがそういう雰囲気というか、学校全体に広がっているもんなんで、歴戦のおじいちゃん先生みたいな感じの方でもね、ロイルノートを使わざるを得ないぐらいの状況になってますね。
まあだって評価を揃えるなら、その評価の提出方法も一緒でみたいな、じゃあそれロイルになってみたいなね。
まあ別にロイルじゃなくてもいいんですけど、最初の方はね、Googleだったり、あとマイクロソフトだったり、いろいろお試しお試しで私は使ってましたけども、今はほぼロイルかな。
まあそういうICT当たり前ですっていうのを校長先生はすごい実感された、授業を実際に見て知られたというような感じだったのかなと思います。
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で二つ目ですね、今回の研究の授業としては、夏休みの東京文学参法、つまりフィールドワークですね。
前も何回かこのラジオでもお話ししてると思うんですけども、それをどのように授業に生かしていくかということが大事だったんで、その価値について再確認をしたというような感じだったかな。
実際、東京の心の中に出てくる土地を目の当たりにして歩いて、その距離や勾配、坂道の具合とかね、かかる時間とか実感しましたね。
あとは当時街がどのような機能を果たしていたのかを考えたり、教師自身が教材の実感を持つっていうところにおいて、やはりそれを生徒に伝えることにもなるだろうし、伝える言葉っていうのも変わってくるだろうし、そこに価値や意義があるのだろうということになりましたね。
あとは、私って心の中の私が経に対して精神的に向上心のないものはバカだといった上野公園があるじゃないですか、忍ばずの池があってね、その周り道が沿ってあるんですけど、
そこから撮った写真を今日の授業でもこういう場面あったよねみたいな感じで見せてて、その写真にねスカイツリーが写ってたんですよね。
私としてはスカイツリーも写ってるわみたいなぐらいで軽い塗りで撮って、生徒にも見て見てほらスカイツリー写ってるやつ前も見たよねみたいな感じで見せてたんですけど、
このスカイツリーというのが今現在、令和の時代とそれから明治をつなぐアンカーとなるなと、今を象徴する記号により逆に明治の世界へと引き込む違いによって逆説的につながりを見出せる、見出させる生徒にということができるよねみたいな話も出ましたね。
私はねこの話が今日は一番面白かったなぁと思いますね。撮っててよかったなぁと思いましたし、今と昔の差を感じることによって、写真にそれがあるということによってむしろその明治の世界に引き込んでいけるっていうことね。
それは面白かったかな。
で、3つ目ですね。3つ目がOPPシートですね。さっきもちょっと話してましたけど、
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ワンページポートフォリオアセスメント、略してOPPAという手法を用いたワークシート、これをOPPシートと呼んでいるわけですが、今回の単元でこれを使用することにしましたよというのは前もお伝えした通りですね。
一枚のワークシートの中にある本質的な問いが示されていて、その問いについて学習前と学習後、つまり単元の最初と最後で考えて書かせる、その変容を見ることができるというものですね。
またその間ですね、最初と最後の間には各回授業があるわけですけれども、その各回の授業の中で一番大事だと思ったこと、それから疑問点、感想等を書くという欄があって、
それらが一枚のシートで完結していることによって一覧性がある、パッと見てたどることができるというのがポイントですね。
生徒自身が学習の自分の歩みをたどりながら、今回の当該授業について考える、捉えることもできるし、またこれは教師にとっての授業改善にもつながるとされていますね。
書いたら毎回ロイロノートで提出させるんですけれども、こちらの狙いは果たされているかどうか、あとはどれくらいの生徒がわかっているのかなとか、
どこでつまずいてしまったのかな、ここをつまずいているからもうちょっと丁寧に説明しないといけないなとかね、そういうのがわかる。
PDCAサイクルを回すことができるというのがいいところですね。
私もこれのおかげで、だいぶ最初想定しているよりも、これはわかってなさそうだなというのの繰り返しだったので、何とか改善を試み続けて今日の授業に至っていたわけなんですけれども、
今日シートを見てみると、前よりも具体的に記述できていたり、前よりも理解度が深まっていたりする生徒が増えてきていたので、これは本当にやってよかったなと思いますね。
はい、ということでですね、これらのことを踏まえてテーマは実感のある授業というところに落ち着きそうですね。教師の実感がちゃんとある授業っていうね。
テーマなんて本来、後から付け足すようなものじゃないんですけど、
研究授業自体がね、実はちょっと見切り発車で、とりあえず授業は毎年やらなあかんからやるぞと。
で、その元同僚の先生が東京行くけど、先生来る?みたいな。で、私はもう二つ返事で、行きますみたいな。っていう感じだったんでね。
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いやー、まあ何とか落ち着きそうで何よりですね。不安だったっていうか、この先どうなるんだろうという先行き不透明感というのが憂鬱だったんで、
自分で勝手にいろいろできるんだったら、自分でゴール定めてこんなもんかみたいな感じでやるんですけど、
いろんな要素が絡まってくるとね、東京の文学参考のことを活かさないといけないとか、実践発表しないといけないとか、
他の先生と足並みをどこまで揃えて、どこで私はこうなんだろう、研究発表と関連付けていくかとか、
足並みはあまり揃えられてないんですけどね、正直。
なんかパフォーマンス課題はやるらしいんですけど、他の3クラス持ってる先生と話している中では。
でもまだちょっとそれが定まってないような感じなんでね。
まあまあ、その辺はちょっと置いておくんですけど、とにかくね、ちょっと心に関しては先行き不透明な感じだったところがすごい憂鬱だったので、
ちょっとぶっちゃけ過ぎだけどな、まあいいや。
それがちょっと今日、一旦半分ぐらい終わったような、半分ぐらい肩の荷が下りたような感じがして、ほっとしてますね。
授業自体はね、生徒たちの実態、実情に即して丁寧にやっていきたいなと思いますし、
その総括的評価の大部分は、今回は交差になろうかなと思いますんでね。
最後まで、できるだけ生徒が分かったなと思えるように、面白いなと思えるように伴奏していきたいなと思っております。
この元同僚の先生はね、私にとって恩師でもあったんですよね。
年はね、たぶん5、6個ぐらいしか離れてないんですけどね。
私が1年目の時に、その先生2校目で、私にとっては先輩ですよね。
初めの2ヶ月ぐらいは、新型コロナの影響で休校になってね、生徒がいなかったんですよね。
登校してきてなかった。
その間、その先生ね、何回も私の模擬授業を見てくださって、
まず提案をしてくれてね、先生何曜日と何曜日、週に1、2回ぐらい、ちょっと模擬授業やってみていい?みたいな感じでね。
フィードバックをくれてたんですよね、ちゃんと見てね。
私はその時学年好き、副担任みたいなやつですね。
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その先生はその学年の担任をされていて、同じ学年の授業を持っていたんですよ。
だからコロナ開けてからも、ちょっとこんなんやってみたいねんけどどうやろう?みたいな感じで、
私も巻き込んで授業を作っていってくれたんですよね。
旧カリキュラムの学年ではあったんですけど、新カリを踏まえた授業実践をしていこうということで、
先進的な取り組みをたくさんされていました、当時って考えるとね。
1人1台端末がない時代、学校に貸し出し用のタブレットが各学年に40台だけある時代ですね。
もう毎時間ね、タブレット保管庫から40台ブワーって取り出して、エッサホイサと階段を上がって教室まで運び出して。
いろいろノートもその先生が令和3年度ぐらいからかな、うちの学校に導入しようという、いろいろ勧めてくれて、
あとはGoogleとかマイクロソフトのいろんな機能やアプリもいろいろ試してみながら授業をしていて、
私もそれを頑張ってついていって。
今ね、うちの学校がみんなICTを当たり前に使えるようになっているのは、その先生がいて道を作っていってくれたからだと思うんですよね。
こんな感じで私はその先生には非常にお世話になりまして、私はその先生のOSを搭載していると自分の中では思っています。
教科指導の礎を築いてくれた貴重な存在ですね。
私は今国語部会関連の仕事をなんやかんやとしているのも、その先生との縁というかつながりでね。
ネガティブに思うような瞬間もないことはないし、こんな背中の外みたいなちょっとめんどくさいなぁみたいなことも正直あるにはあるんですけど、
でもまぁ恩を返すということになると、それでは足りないぐらいなのでね。
その先生のためやったら頑張りたいなぁとかね、助けたいなぁとかいうふうに思いますね。
仕事が回るのは、システムとか仕組みによるところがもちろん大きいと思いますけど、
これ誰がやるねんみたいなね、そのシステムの穴みたいなところもどうしても出てくると思いますし、
あるいはシステムの中にまだ組み込まれていない道のこと、でも誰かがやってみないといけない、やってみたほうがいいというようなこと。
そういうところを埋めていくとかやっていくのって一人だと大変だと思うんですよね。
それこそ回らなくなる。
そういう時に仲間がいるといいし、その仲間っていうのはね、システムが云々とかそういうことじゃないから、
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要はあの時お世話になったからとか、感謝してるなぁとか恩を返したいなぁとか、
多少自分の労苦を覚悟してでも頑張りたい、その人を助けたいと思えるというね。
そういうのが仲間なんだと思うし。
だからありきたりな言葉になっちゃうけど、本当情けは人のためならずって感じですよね。
私も早く誰かに情けをかけられるというか、役に立つというかね、
そういうことに足りるだけの知識や技能や経験を積んでいきたいなと思いますね。
昨日はね、憂鬱とか言ってましたけど、終わってみればモチベーションがね、こうやってちょっとまた上がってね、頑張ろうという感じですので、結果的には良かったですね。
今日はちょっと長々と喋りました。
今日ね、喋りたいこといっぱいあったんだよな。
ナンバムット先生と黒瀬先生のコラボのポッドキャストの感想もめちゃくちゃ喋りたいし、
でもこれはちょっと置いておきましょう。
また今度、明日ぐらいにじっくりお喋りしたい、感想を言いたいなと思っておりますね。
長くなりましたが、今日は以上にしたいと思います。
ありがとうございました。
19:42

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関西?感想です(笑)

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