これ、入れている急須がとこなめ焼きなんですけど、山田雄太郎さんという比較的若い方の作家さんの急須を使っているんですけど、
すごいお茶を出す時の注ぎ口からまっすぐに水が出てくるというか、全然ブレずにまっすぐ落ちるので、入れる時の音がほとんどしないんですよね。
入れ終わった時に水が切れる時だけポチャンって音がするっていう、すごい職人技だなと思いながらいつも入れさせていただいています。
今日はこのままもう行ってしまおうと思うんですが、沢会で何の話をしようかなと思った時に、基本的には毎週一冊の本をご紹介しながら収録をしているんですけれど、
結構読んだのに紹介できていない本とか、僕結構10冊15冊ぐらいを同時並行で読んじゃう癖があって、
読みかけの本というのがそこらじゅうに部屋の中で転がっているんですけど、
ここの収録でご紹介してこれなかったそういう本を少しだけ、ざっとどういう本を読んでいるかというのをご紹介してみたいなというふうに思っております。
目の前に積んである順に行くと、まず読んでいるのは、岡倉天心の茶の本ですね。
これは土曜文庫の宮川さんという方が訳した黄色い薄い本になっているんですけれど、
ちょっと茶道をやっているようなこともあって、もう一度岡倉天心の茶の本を読み直してみようというので、今半分ぐらいですかね、読み途中のものがあったり、
その下には小田真美さんという方が書かれた、普通の暮らしを美学する。家から考える日常美学入門という、これは公文写真書もあります。
これももうちょっとで読み終わるかな。
これはどういう本かというと、美学というとよく前回のセンスの哲学にもあったように、
いわゆる絵画とか音楽とか芸術分野の中の感性として語られることも多いと思うんですけれども、
この本では、もっとその日常の中、それこそ料理とか掃除みたいなルーティーンとかそういうものの中で、
この美学とか感性というものを議論していくと、どうその日常を知覚していくかみたいなことを書いた面白い本になっています。
お次は、ドン・ミゲル・ルイスさんというカクターの書かれた四つの約束。
これまだ読み始めてすぐなんですが、僕、独立語のリアルっていう好きなポッドキャストがあるんですけど、
そこの方が紹介をしていたので、これも読んでみていたり、
あとは、トバ・カズヒサさんという方が返著された、学びがわからなくなったときに読む本。
この本は、トバさんという著者の方は、学習塾とかを経営されている学び教育のプロフェッショナルの方で、
この方が7人の学びについて現場で深く考え抜いてきた人たちと対話をしながら一章ずつ書いている、そんな対談集になっています。
僕、その中で好きなのが、コガ・チカコさんというウェブメディアでデイリーポータルZってあると思うんですけど、
それのライターを元々やられていた方で、その後に家族のことをテーマにしたエッセイをいろいろと書かれている方がいるんですが、
第3章にそのコガさんとこのトバさんの対談が出てくるんですよね。
その中に、感想文より観察文をっていう章があって、ここがすごい面白い。
1節だけちょっと引用すると、思うと気づくは違うんですよ。
思っちゃダメ。気づかないといけない。っていうことをコガさんがおっしゃってるんですよね。
その思うと気づくが何が違うかっていうと、思うっていうのは、嬉しいとか悲しいとか怒るとか、そういう感情の中のどれかに自分を当てはめるだけだと。
それってすでに誰かに用意された言葉にどう自分をはめるかリアクションするかっていうことなんだけど、
気づくっていうのは、もっとそのユニークな、何かに押し込めるっていうより、自分なりの視点、言葉に奥行きと広がりが出るみたいなことを書いていて、
なんか非常に面白いなと思いながら読んでいた本になります。
これこのペースで紹介するとちょっと終わらないですね。
ざっと本のタイトルだけ行くと、他にはですね、ティクナット・ハンという前奏の方の書かれた「恐れ心の嵐を乗り越える方法」という本であったり、
これは少し有名というかバズりましたかね、松本拓哉さんの「斜め論」という垂直でもなく水平でもない斜めっていう本であったり、
以前ご紹介したことのある稲葉敏郎さんの最新刊の「皇帝からあなたの物語は始まる」というものだったり、
これはちょっと古い本なんですが、和志田清一さんの「末」ということ。こういう本も今読んだりしています。
ちなみにですね、だいぶ実用書とか人文系の本ばかりご紹介してしまっているんですが、文芸も意外と読んではいてですね。
例えば、今イギリスでめちゃめちゃ流行っているゆずきあさこさんの「バター」とか、
あとは村田沙耶香さんの書かれた「世界99」とか、あとは大谷明さんの「ババヤガの夜」も最近読みました。
実はその後ですね、大谷さんのエッセイも読んで、これも結構面白くてですね、
40歳だけど大人になりたいっていうエッセイを書かれているんですよね。
なんかその自分の思う40歳ってもうとっくに大人だと思ってたら全然そんな風になりきれずにっていう日々を書いてあるエッセイなんですけど、
これも好きな一文をちょっとシェアすると、
究極の協調性って自分が孤独な一個人であることを強く認識するところから生まれるんじゃないだろうかっていう一文があって、
なんかそこが個人的にはとても刺さった一冊になっています。
ちょっと似たようなエッセイで言うとですね、韓国のハ・ワンさんという方が書かれた
危うく一生懸命生きるところだったっていうエッセイも読んだりします。
なんかこの辺ちょっと人生の午後本というかですね、
少し人生の折り返し地点を回りかけたような時に書かれたあるいは読まれるような本も少し読んだりしながら、
他にはですね、またちょっと戻っちゃいますが、
斎藤玉樹さんという有名な先生会の方が書かれたオープンダイアローグとは何かという本ですね。
これはフィンランドで実践されている統合失調症に対する対話型の治療法のことなんですね。
先ほど紹介した松本拓哉さんのナナメロンの中でも少し引用されていましたけれども、
そのオープンダイアローグという手法の入門書であったり、
山竹真嗣さんの書かれた無意識の正体自分とは何か自由とは何かという本であったり、
樋口幸太郎さんという方が書かれた人生とは長い時間をかけて自分を愛する旅である心の資本の経済学という本であったり、
もしかしたらこの本はこの後ホンチャホンチャで取り上げられても面白いかなと思っていたり、そのような本を今は読んでいたりします。
そうだ、あとこれですね。忘れちゃいけないのは雑誌。これ雑誌というのかな。なんですけど、
暮らしの手帳ってあるじゃないですか。あれが別冊暮らしの手帳というのでですね、
あの人の読書案内っていうのを、これいつだっけな、2ヶ月くらい前に出してるんですよ。
これめちゃめちゃ面白いのでおすすめです。なんかいろんな方が自分の推しの本だったりとか、
あと一回お伝えしたことある気がするんですが、僕人の本棚を覗くのがめちゃめちゃ大好きで、
これはですね、私の本棚っていう特集があって、さまざまなゴミ太郎さんとか角田光雄さんとか長江レイさんとかの本棚とおすすめの本を紹介しているコーナーがあってですね、
これがめちゃめちゃ面白いんですよね。
ちなみに角田光雄さんの本棚の中で、一番ここに似合う人っていうミランダジュライさんっていう方が書かれた本が紹介されていて、
それはこれを読んで買っちゃったりとかしました。
あとは先ほど新刊をご紹介した稲葉敏郎さんも対談でですね、小川伊人さんと話をされていたり、
浅井亮さんがシェア型書店を訪れるっていう企画があったり、ゆとりシリーズの浅井亮さん、そういえばあれですね、
インザメガチャーチ最新刊を読んでないので読まなきゃと思ってますが、
そういうような本にまつわるいろんな特集があるので、とても楽しいので本好きの方にはおすすめしたいなと思うのと、
こういうのを読むと本当にですね、死ぬまでに本があとどれくらい読めるのかとか、
読めない本はどうするんだみたいなことを急に思ったりもしますよねとか、
まあそれこそお茶もそうですよね。
まあ日本茶は、いや日本茶も多分無理だろうな。
中国茶とかいろんなものを入れ始めたら、本当に死ぬまでにあとどれくらい飲めるんだろうみたいなことはよくではないか、
たまに考えたりしますが、幸せな悩みだなと思っております。
はい、ということで、今日は話す側はめちゃめちゃ楽ちんな回だったんですが、
聞いてくださる方が楽しかったかどうかはちょっとわからないので、
もしリアクションがあればぜひメッセージとかノートの方にいただけたら嬉しいです。
今日はですね、中村茶園さんの緑茶、ふるさとの香り、特上仙茶アサヒをいただきながらの沢会第2回をお届けしました。
それではまた。