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2026-02-11 18:31

「芸術は爆発だ」は人生の言葉だった|岡本太郎『自分の中に毒を持て』#25

台湾茶を淹れながら、『自分の中に毒を持て(岡本 太郎 著)』についてご紹介します。


未熟を決意する/芸術は爆発だ、の本当の意味/出発は今、この瞬間から



収録後記、書き起こしはこちらのnoteに!

https://note.com/honcha_honcha/n/nd5356152d5a3


🍵 本日のお茶 🍵

https://ikehan.thebase.in/items/99073459


📕 本日の本 📕

『自分の中に毒を持て』

岡本 太郎 (著)

https://amzn.to/4ktbWZ4



👤 スピーカー 👤

Fuyuto


「静けさのデザインとケア」を通して、創造性の器を育む、Studio Stillnessとして、コーチング、プログラム開発などを行っています。


Instagram → https://www.instagram.com/___fuyuto/

note → https://note.com/honcha_honcha

サマリー

本エピソードでは、岡本太郎の著書『自分の中に毒を持て』を、台湾茶を味わいながら紹介しています。話し手は、岡本太郎の作品に日常的に触れる機会があったものの、本書を読むのは初めてだったと語ります。本書を通じて、岡本太郎の過激でエネルギッシュな一面だけでなく、寄り添ってくれる優しい一面や、「芸術は爆発だ」という言葉の本当の意味、そして「未熟を決意する」「出発は今、この瞬間から」といったメッセージについて深く掘り下げています。特に、「未熟であること」を肯定し、そこから創造性を発揮することや、「爆発」を生き方そのものと捉える視点が強調されています。

オープニングと書籍紹介のきっかけ
こんにちは。ほんちゃほんちゃへようこそ。
毎回一種類のお茶を味わいながら、一冊の本をきっかけに、ゆるやかに語る時間です。
静けさのデザインとケアを通して、創造性の器を育む、スタジオスティルネスの冬人がお送りします。
毎週水曜日19時に更新しています。
今日ご紹介するのは、「岡本太郎さんの自分の中に毒を持て!」という一冊になります。
ついに来ました。岡本太郎さんの一冊になります。
去年あれですね、大阪万博があったりもしたので、様々なところで岡本太郎さんの話題が出てたかなと思ったり、
僕、意外と日常生活の中でも岡本太郎さんの作品に触れる機会があって、
東京の渋谷駅の猪頭線からJRに乗り換えるところに、すごい大きな岡本太郎さんの絵画の作品があったりとか、
そこから表参道の方に歩いて抜けていく途中に、子供の木という大きな立体造形というんですかね、
これも岡本太郎さんの作品があったりとか、
過去、たまたまなんですけれども、お茶会の出来が岡本太郎さんの作品でまとまっていたこともあったりして、
意外と様々、触れては来ていたんですが、読むのは実は初めてという形になります。
これを読むきっかけというのは、前回の配信でお話をした、北軽井沢の焚火場で行われたオーサーレジデンスというところになります。
その時にですね、このホンチャホンチャでも何冊かご紹介をしている本を書かれている、
稲葉敏郎さんという医師であり、そして作家であり、あとは芸術にも造形の深い方がいらっしゃるんですけれども、
その方もご参加をされていてですね、そこに来るオーサーの方々、著者の方たちは一人一冊ずつおすすめ本というのをご紹介してくださるんですが、
それが稲葉さんのものが、この岡本太郎さんの自分の中に毒を持てという本だったというのがきっかけになっています。
稲葉さん曰くですね、自分のその初心に返る最強の自己啓発本?みたいな形でご紹介をされていたのと、
たまたま、これも先週お話ししたレベルブックスさんが現地で販売をしてくださっていたので、
真相版という真っ赤な表紙、裏表紙の文庫本を購入いたしました。
やはりこの本を読むまではですね、僕もそんなに岡本太郎さんのこと詳しくなくて、
バンパルクの時の太陽の塔がどういうもので、中がどういう風になっているかということをちょっと聞いたことがあったりとか、
あとは有名な芸術は爆発だっていうフレーズ、あと顔写真、なんかこうエネルギーを感じるようなぐらいしかですね、実は存じ上げなかったんですが、
すごいこの本を読んでみて、意外なというか、非常に新しい発見がたくさんありました。
もちろん自分の中に毒を持てっていうタイトルにあるように、少し過激でエネルギッシュで、それこそ爆発っていうような言葉が似合う岡本太郎さんの一面もあれば、
一方でですね、なんかこうそういうことを言いながらも寄り添ってくれる優しい一面だったりとか、
その爆発っていうことのイメージすらもですね、かなりこう今、歪んで外に伝わっているようなそんな気がするぐらい、
とても寄り添ってくれるような本だなというのが初めての感想になります。
今日ご紹介したいポイントも3つありまして、
1つ目が未熟を決意する、
2つ目が芸術は爆発だの本当の意味、
本日の台湾茶:老鉄観音
そして最後に出発は今この瞬間からという3つの切り口でご紹介をしていきます。
まずは今日も一緒に楽しむお茶から。
はい、今日はですね、台湾茶、烏龍茶をいただいています。
確か、ほんちゃほんちゃでも以前一回同じものをご紹介したことがあったかと思うんですが、
京都池藩産という茶房のローテッカンノン、オイルにテッカンノンですね、をいただいています。
これは台湾台北市の木作地域というところで取れたもので、品種が香辛ワイビトというですね、ものなんですね。
実はこの茶場自体は1980年代、おそらく後半なのかなと思いますが、に成茶をされたものということで、このオイという漢字がついてローテッカンノンという風になっております。
実は先ほど入れてからこのお話を再開するまでに何千かいただいているんですけれども、
もちろん焙煎の香りが非常に豊かというところはあるんですが、ちょっとですね、さっき冷めたものを飲んだらめちゃくちゃ甘みがあってですね、
あれなんですね、きっと温かいよりも冷たい方がそういう香りとか甘さっていうのはもしかしたら引き立つのかもしれないですが、
すごいその深みというか、何て言うんでしょうね、この砂糖じゃない甘さを表現するのが難しいですけれども、
ふくよかな甘さを感じるそんなお茶になっていました。
ここからはこのローテッカンノンとともに本のご紹介に戻ろうと思いますので、皆様もお気に入りの飲み物とともによろしければお楽しみください。
さて、この自分の中に毒を持てですけれども、本当に岡本太郎さんが小さい頃、それこそ小学校を転々としている頃の話であったり、
17歳か18歳でフランスに渡るんですよね。
そこからパリで10年ぐらい芸術活動であったり、さまざまな運動に参加をするというようなことを通して書かれている一冊になっています。
一つ目のポイントが未熟を決意するというところから始めてみたいと思います。
第一のポイント:未熟を決意する
これはですね、結構この本の中で岡本太郎さんが自分が未熟であるとか、自分がマイナス・ネガティブだと思っているということを無理に隠したり、何かそこにひけ目を感じるのではなく、
しっかり自分がそうであると決意して平気でいればいいんだというようなことがたくさん出てきます。
その中の一節を引用すると、
本当に生きるということはいつも自分は未熟なんだという前提のもとに平気で生きることだという文章であったり、
基準なんて度外視して下手なら下手なりに自分は下手なんだと決意すれば、もっと自由な歌い方もできるし、スポーツにしてもなりふり構わず自由に動くことができるだろう。
そんなようなことをおっしゃっています。
これを読みながら千葉雅也さんのセンスの哲学、以前ご紹介しましたが、のヘタウマの話を思いながら僕は読んでいたんですよね。
その本では確かフランスのアンティーク調のヘアを目指しながら、どうも中途半端なものばかり選んでしまって逆にダサくなってしまうみたいな事例を使いながら、
何かモデルの再現を目指してそれができないとか、不十分な再現性みたいなものから降りるということ、そしてヘタウマを目指そうというようなことがセンスの哲学では語られていました。
何かこの岡本さんの話にも通ずる部分があるなと思って、自分が未熟であるということを変にごまかそうとしたり、何かその外側にあるものを目指すということではなくて、
もういつも自分は未熟であるということを決意するというのが面白いですよね。認めるというよりも決意する。
そうすると、もう自分はヘタならヘタなりの、それこそヘタウマのような自分自身の想像性というものを発揮していけると、そんなように受け取っていました。
これ以外の場所にもですね、内向的なら内向的だと平気でいればいいとか、気が弱いんであれば気が弱いんだと自分は思ってしまう。
そうすれば何かしら自分が積極的になれるものが出てくるかもしれない。
というように、ポジティブだけじゃなくて一見ネガティブに見えることも自分で決意をする、自分で認めてしまう、そこから始める、そんなようなことがよく語られています。
何かこの、ずっと自分は未熟なんだということを決意するということをした途端に人は成熟を始めるみたいな、少し全問答のようなことにも聞こえてしまう。
あるいは自分がそうやって生きれたから言えるんだろうという声もなくにはないような気もしますが、ただその未熟さにしろ内向的なことにしろ、あるいは気の弱さみたいなものも、意外とただ単にそういう性質であるということで、
それの良し悪しを無意識にでも考えているのは自分の頭ということだとすると、それをないものにしようとか、克服しようというふうに頭を使うというよりも、もう自分がそうであると決意する、平気でいる。
この決意するという言葉がいいですよね。何か岡本太郎さんらしいんだろうなと思いながら読んでいた部分になります。
2つ目のポイントが、芸術は爆発だの本当の意味。
これ、僕もそうでしたし、結構その誤解をされている方って多いんじゃないかなと思うんですよね。
芸術は爆発だという、有名な岡本太郎さんの一節がありますけれども、この本の中でもその言葉に触れている箇所があります。
少し引用させていただくと、僕が芸術というのは、生きることそのものである、人間として最も強烈に生きるもの、無条件に生命を突き出し爆発する、その生き方こそが芸術なのだということを強調したい。
そして、全身全霊が宇宙に向かって無条件にパッと開くこと、それが爆発だというふうに書かれています。
おそらく、岡本さんの作風というのも一つあるんだと思うんですが、すごい力強いタッチで描かれる絵画だったり、非常に原色を使った鮮やかな色合いだったりとか、そういうものを見て芸術は爆発だという言葉を聞くと、
どうしてもキャンバスの上にほとばしらせながらエネルギーを爆発させて芸術を作るんだということなのかと、自分も少し間違って受け取ってしまっていた部分があったなと思うんですが、これは生き方の話なんですよね。
かつその爆発というものもドカーンみたいなエクスプロージョン的な爆発というよりも、全身全霊がパッと開くこと、自分の心の奥深くにある燃えたぎるもの、炎みたいなものが外に開いていくこと、そんなことを芸術は爆発だという言葉を通して伝えられているんだなと。
そんな理解をしたのがこのパートになります。
何かこれもまた以前紹介した谷川よしひろさんの書かれた人生のレールを外れる衝動の見つけ方の時にも、その衝動というものがすごい大きくて力強いものという何か先入観を持って読んでいたんですが、
実は強さよりも深さであるみたいな話があったように、この爆発というのもそのドカーンという爆発力というよりも、もしかしたらその自分の中に燃えているものの深いところ、そんなところとの対話から始まるのかもしれない、そんなことも考えながらこのパートをご紹介しています。
そして最後の切り口が、出発は今、この瞬間から。
これはですね、この本を通して様々なところで、もちろんその岡本太郎さんの強い部分、自分で自分を崖に突き落とすんだみたいなこととか、もちろんそういうこともたくさん書かれてはいるんですけれど、冒頭お話ししたように何かもう少し優しく背中を押してくれるような、そんな人格も僕は感じ取っていたんですよね。
ここもう少し引用させていただくと、
何でもいい。見物人ではなく、とにかく自分でやってみよう。動いてみよう。
日常の中で、これはやだな、ちょっと変だなと思ったら、そうではない方向にパッと身を開いて、一歩でも半歩でも前に自分を投げ出してみる。
出発は今、この瞬間から。という文章であったり、何かすごい決定的なことをやらなきゃなんて思わないで、そんなに力まずにちっぽけなことでもいいから、心の動く方向にまっすぐ行くのだ。失敗してもいいから。
こんなことを何回かですね、この本の中で岡本太郎さんは語っています。
何かですね、自分自身がそう生きてきた、そして必ずしもずっと成功というよりも、もしかしたら失敗し続けてきた岡本太郎さんの厳しくも優しい眼差しみたいなこと。
こうやればうまくいくよって無責任におだてるっていうことではなくて、まあ難しいし、できないことをまず認める必要があると言いながら、でも何かそこに誘うようなリアルな声、そんなものを感じました。
あとはこの語り口ですよね。
皆さん、岡本太郎さんの顔って言われると多分同じ写真を思い浮かべるじゃないですか。
あの、なんて言うんでしょうね、こう気合の入ったような顔。
何かですね、まあああいう表情とはまた別の顔、そんなものを思い浮かべながら僕は最後のこの部分を読んだりしていました。
第二のポイント:「芸術は爆発だ」の本当の意味
何かこういう本というのは面白いですよね、その出会うタイミングみたいなことがあるんだろうなと。
すごい偶然の中で、まあこの本を手に取ったような気もしていますけれども、実は何か出会うべきしてこのタイミングで出会ったのかなという気がしてくるほど、いろんなところが心に染みる。
また期間を置いてから読んでみたい冊だなというふうに思いました。
はい、今日は京都池藩の老鉄観音をいただきながら、岡本太郎さんの自分の中に毒を持てをご紹介しました。
またノートにて書き起こしと本のご紹介、そして収録講義を投稿しております。そちらもぜひ概要欄からご覧ください。
それではまた。
18:31

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