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2025-09-13 13:07

#3 アートと医療が重なるところ『いのちを呼びさますもの —ひとのこころとからだ—』

狭山茶(日本茶)を淹れながら、『いのちを呼びさますもの —ひとのこころとからだ—(稲葉俊郎 著)』についてご紹介します。


収録後記、書き起こしはこちらのnoteに!

https://note.com/honcha_honcha/n/ncc5df78911d6?sub_rt=share_pw


🍵 本日のお茶 🍵

狭山茶 岡野園


📕 本日の本 📕

『いのちを呼びさますもの —ひとのこころとからだ—』

稲葉俊郎 (著)

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(続編)

『いのちは のちの いのちへ ―新しい医療のかたち―』

稲葉俊郎 (著)

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📗脱線でご紹介した本📗

『クリエイティブという神話: 私たちはなぜそれを崇拝するのか』

サミュエル・W・フランクリン (著), 加藤 洋子 (翻訳)

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👤 スピーカー 👤

Fuyuto


静けさを通して、ひとの創造性を見つめ、関係性をケアする、Studio Stillnessとして、コーチング、プログラム開発などを行っています。


Instagram → https://www.instagram.com/___fuyuto/

note → https://note.com/honcha_honcha

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こんにちは。本茶本茶へようこそ。毎回一種類のお茶を味わいながら、一冊の本をきっかけに緩やかに語る時間です。
静けさを通して人の想像性を探索する、スタジオステルネスのFuyutoがお送りします。
さて、今日も日本茶ですね。岡野園さんというところの鞘馬茶をいただいています。
鞘馬というと、色は静岡、香りは宇治、味は鞘馬でとどめさすという茶摘み歌があるそうなんですけれども、
静岡や宇治に並んで、鞘馬が一番、あれですね、緯度が高いので寒暖差が激しいということもあるのかもしれないですが、
ひとつお茶の山地としても有名な場所です。
僕自身はですね、この岡野園さんで過去ゴールデンウィークの時期にお茶摘みのお手伝いをさせていただいたことがあったり、
そんなご縁で毎年新茶の時期には岡野園さんのお茶を買っていたりもします。
結構いい感じの渋みと、もしかしたらちょっと温度高く入れすぎたかもしれないですけれども、
とてもお茶本来の味わいが美味しくいただいています。
そして今日ご紹介する本は、稲葉敏郎さんという方が書かれた、
人の心と体、命を呼び覚ますもの、という一冊になります。
著者の稲葉さんという方はですね、お医者さんでいらっしゃって、
もともとは東大病院で心臓かな、のお医者さんをされていた方なんですけれども、
ただ、もちろん西洋医学ということもそうですし、東洋医学であったりとか、
医学を飛び越えて、芸術であったり、アートであったり、さまざまな人文学であったり、
ところに造形の深い方でいらっしゃいます。
この本はですね、多分出版されたのが結構前で、2018年ですね、7年前とかですか、
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確か比較的出てすぐの頃に購入して読んで、とても好きな本で、ずっと本棚の中に大切に持っておいた本になります。
もしお読みになったことがある方とか持っている方はわかるかなと思うんですが、
この稲葉さんのこの本と、もう一冊、この後に出る、
命は後の命へというもう一冊あるんですけれども、
2冊のこの想定がめちゃめちゃ美しくてですね、
サイズはちょっと小さめの単行本ぐらいなんですが、
今日ご紹介する命を呼び覚ますものっていうのは、
もう真っ赤なハードカバーにシンプルな金の箔押しで、タイトルと抽象的なマークがついているもの。
続く続編の命は後の命へというものは、
真っ青な、これまたハードカバーに、銀かな?の箔押しで、
シンプルにタイトルと抽象的な模様が箔押しされている。
何か本棚に2冊並べて置いておくと、そこだけ特別な空間になるような、
非常に素敵な本になっています。
なかなかこれをやるのは大変だったんじゃないのかな、なんていう気がしなくもないですが、
でもこういう風になっていることで、本もずっと手元に置いて大切にできるっていうのは良いことだな、なんていう風にも思います。
この稲葉先生という方はですね、先ほど言った通りお医者さんですね、ではあるんですけれども、
西洋医学に留まらず、東洋医学の神体観みたいなところと行ったり来たりしながら、この本を書かれていたり、
あとは前回ご紹介した河谷駿先生であったりとか、ユングであったりとか、
そういった心理学の分野にも非常に参照しながら、この本を書かれていらっしゃいます。
この本がとても面白いなという部分で言うと、もちろん稲葉さん自身、心臓ということをテーマにしながら、
日々臨床医として患者さんであったりに向き合っているという実体験を持ちながら、
もう少し幅広い角度から、この人の体と心の全体性みたいなものをですね、
この本の中で取り上げていらっしゃるところが、とてもユニークだなというふうに思っています。
そしてその体と心の全体性を整える中でポイントになるのが、意識と無意識の淡いだというふうに書かれています。
この意識と無意識というのは、少し西洋的に、二元論的にきっぱりと分けている定義の仕方になるので、
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この本文中では、もう少し東洋的に分けられているものというよりは、
つながりの中でグラデーション的に分かれているものとして、健在意識と潜在意識、そんなような定義もされていますけれども、
この意識と無意識、あるいは健在意識と潜在意識がちょうど接点をもって重なる場所。
ここが非常にポイントだという話を大井永さんはされています。
特に意識の部分は、人が生きながら社会の中で活動していくにあたって、
常識とか規範とか文化とか、さまざまなものを外から影響を受けながら形作られていく部分。
それだけだとですね、なかなか忘れられてしまっているのがこの無意識の部分。
普段意識には上がってこないんだけれども、事故の中心から、自分の内側から湧いてくるような、
そういうものに対する目を向けてあげる。
そんなようなことがこの淡いで行われているということのようです。
一つこれはフロイトとかユングとかにもあるように、寝ている間に見る夢というものも、
この無意識と意識のちょうど淡いで起きる一つの事象ということだと思うんですけれども、
まさに同じようなことで、芸術、アートというものも、
この深いところにある無意識と意識の淡いに起きる、その接点に影響を与えるものなんだという話をされています。
一つですね、またこの本でも、僕がとても印象に残っている部分をご紹介したいなと思うんですけれども、
人の全体性というところと、創造、クリエイティブの方の創造ですね。
創造というものをどう捉えるかというようなことに言及した箇所になっています。
創造とは、芸術の世界だけに閉じられたものではなく、本来的には生きることと不可分なものなのだ。
芸術も医療も、失われた全体性を取り戻して、自分自身を再創造するという意味では、同じ次元にあるのだと考えている。
日々の創造、人生の創造、形を持ったものの創造であり、消費や破壊をそのうちに含みながら、生きているプロセスそのものも創造なのだ。
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こんなようにですね、人がその全体性というものを整えながら、日々生きていくプロセスということが、まさに創造であるというふうな話をしています。
この部分に、僕は個人的に非常に共感をしてですね、このスタジオスティルネスで冒頭話した、静けさを通して人の創造性を探索するということも
まさに、いわゆるクリエイティブの訳語としての創造的であるという、何か特別な人であったり、アーティスティックな人であったり、イノベーションを起こす人だけの特権としての創造性ということではなくて
どちらかというと、一日一日をよりよく生きていく、一日一日を前向きに生きていく、そんな姿勢であったりとか、そういう営みのこと自体を創造と捉えながら、それをケアをしていくということが、とても共感をしています。
一方で、最近この創造性という言葉の良し悪しは非常に感じていて、これもしかしたらこの先ご紹介するかもしれないんですけれども、一つ本でですね、サミエル・フランクリンさんという方が書かれた、クリエイティブという神話という本があるんですね。
これは、いわゆるクリエイティブ、日本語でいう創造性とか創造的であるということが、どういう人たちがどういう目的のために作り上げ、宣伝していったかということを紐解いている、そんなような書籍になっています。
そして、その創造性という言葉が、冷戦後、戦後のアメリカにおける資本主義経済と結びつきながら、発展してきたというような流れにも触れてあるんですけれども、
自分個人としては、もう少しこの創造性という言葉をですね、自らの生きるという営みに結びついたものとして捉えながら関わっていきたいなと思っています。
ちょっと脱線してしまいましたけれども、この稲葉先生の命を呼び覚ますものと、続編の命は後の命へ。
この続編はもう少しですね、命というものと場の関係性について記された書籍になっています。
そして、こういった内容を臨床課の方が自ら書かれるという面白さもさることながら、
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この稲葉さんの語りかけるような、とても柔らかく、ただとても強いものを持っている文体が非常に読む方の、
たとえば支えになったり、たとえば気づきになったり、そんないただくものが多い読書になるのではないかなと思います。
とても素敵な想定にもなっているので、ぜひ興味のある方は読んでいただけたらいいなというふうに思います。
今日は岡野炎さんのさやま茶をいただきながら、
稲葉敏郎さんの書かれた、人の心と体、命を呼び覚ますものをご紹介いたしました。
それではまた。
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