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こんにちは。本茶本茶へようこそ。
毎回一種類のお茶を味わいながら、一冊の本をきっかけに、ゆるやかに語る時間です。
静けさのデザインとケアを通して、創造性の器を育む、スタジオスティルネスのFuyutoがお送りします。
毎週水曜日、19時更新です。
さて、本日ご紹介するのは、松浦八太郎さんの書かれた、『ほんとうの味方のつくりかた』という本になります。
この松浦さんは、ご存知の方も多いと思いますが、
さまざまなエッセイを書かれていたり、過去、暮らしの手帳の編集長をされていたりする方で、
その中から今日は、ちくま文庫に文庫版された、『ほんとうの味方のつくりかた』をご紹介したいと思います。
ご紹介のポイントは本日も3つ。
1つ目が、内側の味方と外側の味方。
2つ目が、素直さと足まめ。
そして最後に、人はいつも人を探している。
では本をご紹介する前に、まずは一緒に楽しむお茶から。
今日は、たぶん初めてですかね、紅茶を飲みながらやっていこうと思います。
これは、1986年にフランスで創業された紅茶のブランドだそうなんですが、
パレデテというところの紅茶になります。
これは、昔からあるというよりも、まだできて40年弱ぐらいの紅茶ブランドだそうなんですが、
創業者であるフランスワさんという方が、40人ぐらいの友人と一緒にパリにお茶の専門店を作ったのが始まりなんだそうです。
ちょっと残念ながら、私はパリに行ったことがないので、これが本国でどういう位置づけなのかはわからないんですけれども、
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非常に明るいライトグリーンのパッケージで、とても綺麗で可愛い洗練されたそんなブランドに見えます。
そのパレデテのですね、今日はキャトルフルイルージュという、4つの赤い果実という意味だそうなんですが、
紅茶をいただいています。
それが何かというと、イチゴ、ラズベリー、サクランボ、スグリ。
この4つの赤い実を持つ果実がブラックティーにブレンドされていると、そんなお茶になっています。
今日なぜこのお茶をいただいているかというと、
先日、北海道の東川町という浅井川市のお隣の町ですね、写真の町として有名だったりもするんですが、
そこを訪れまして、東川町に北の住まい設計者という家具のブランドがあるんですね。
そこは古い木造の学校の校舎をリノベしながら、レストランだったりショップだったりを作っているそんなブランドなんですけれども、
その北の住まい設計者さんのショップで出会って買った紅茶になります。
そもそもなぜ東川町に行ったかというとですね、
東川町にスクールフォーライフコンパスという大人の学びの場があります。
これはですね、デンマークにフォルケホイスコーレという市民の自由な学びの学校、主に成人へ向けた教育機関があるんですが、
そのフォルケホイスコーレをモデルにしながら、日本で活動している学びの場がこの東川町にあって、先日そこのプログラムに参加をしてきたという経緯になります。
ぜひこのコンパスの話もどこかでできたらいいなと思うんですが、
今日まさにご紹介する本当の見方の作り方っていう本もそこでの仲間がご紹介してくれた一冊になっております。
では早速本のご紹介に入っていこうと思いますので、皆様何かお気に入りの飲み物とともにお楽しみください。
まずあれですね、この本のタイトル、本当の見方の作り方っていうのを聞いたときに、皆さんどんな印象を受けるでしょうか。
僕はですね、結構その、まあ何だろうな、友達はたくさんいなくても一人二人、深い友達とか味方がいたらいいみたいな、何かそういう話なのかなと思っていたんですけれども、
実はこの本の面白さというのは、必ずしもその、まあ味方と聞いてすぐ思い浮かべる自分の周りの人間関係とか、
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自分のこう外側の世界の中にある味方というだけじゃないっていうのが一つ面白い点になっています。
それが一つ目の切り口の内側の味方と外側の味方というものになります。
この味方というのは、まあ松浦さんがうまく前進をしたり成功したり成長したりしている、まあ初先輩方のコツを聞いたり観察したりする中で、
この味方というものが一つポイントなんじゃないかというところが出発点になるんですが、先ほど少し話した通り、これは外側の味方だけではないんですよね。
自分の内側の味方、これは自分が本来持っている習慣とか考え方とか性格、質みたいなものも自分の内側にある味方にしていくにはどうするか。
そんなような外側の味方だけじゃない内側の味方にも焦点を当てている点がとてもユニークだなと思います。
そしてあらゆる色々なものを味方にして、自分を中心にした一つの運命共同体のようなものを作っておけばいい。
そんなふうに松浦さんは味方の作り方を書いています。
具体的に自分の内側の味方というのが何なのかというと、松浦さんご自身の例を挙げて解説をされているんですが、
何か自分が持っているもの、そして大切にしているもののリスト作りから始める。そんなことを書かれていて、松浦さんの場合は1から9までのリストがあるんですが、
健康、身だし並み、マナー、時間、お金、ライフスタイルや生活習慣、経験と知識、道具、情報。
そんなように松浦さんの内側の味方をリストアップしながら、一つ一つ紐解いていっています。
これは結構、なんて言うんでしょう、ハウトゥー本としては広派な側のものかなと思っていて、
いわゆるタイパコスパとか一撃必殺みたいなハウトゥーを求めている人にとっては、もしかしたらですね、少し古臭いというか、
なんか昔の学校の先生に言われたな、みたいなことを思う方もいらっしゃるかもしれません。
例えば、挨拶上手は場を制するという話だったり、身だし並み、特に足元とか靴のへりに気をつけるとか、
自分がメンターとしている人には自分から率先して報告をしに行くとか、
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結構、昔いろんな親とか先生に言われたなということな気もしつつ、
この辺を二、三週してきた人にとってはですね、やっぱり結果そこに戻るよねという、
何か時間を超越してもずっと大切なこと、そんなようなことが記されている本かなと思います。
そしてやっぱりこの内側に味方を作るという考え方はすごい面白いなと思って、
ここでリストになっている健康とか身だし並みとかマナーみたいなものってですね、
結構なんて言うんでしょう、人として最低限やりなさいみたいなことで学んできたことだとも思うんですけど、
一方でそこにちゃんと向き合うと自分の味方になって助けてくれるっていうのは、まさに言えてみようだなと思っていて、
何かそう言われることで捉え方が変わるような印象を持ちました。
ちなみにですね、外側の味方っていうものは何なのか、これもリストアップして一つずつ解説がされているんですが、
外側はですね、七つリストアップされていて、家族、友人、社内の人や同僚、
社内でも社外でも自分に仕事をくれる人、つまりクライアント、知り合いや取引先の人、
SNSなどでつながっている顔の見えないオーディエンス、そして最後に敵、
最終的には敵までも味方にするにはというようなことが書かれているのと、
この外側の人間関係の味方の話は面白いのが、それぞれですね、
家族は守るとか、友人は助ける、社内の人や同僚には報告をするというように、
先ほど挙げた七つの対象に対してそれぞれ動詞がテーマにされていて、解説をされています。
そんな中で個人的に面白かったものを二つほどご紹介しようと思うんですが、
まずは二つ目の切り口で話をした、素直さと足まめというものになります。
足まめというのはあれですね、筆まめみたいな、足がまめに動く人みたいな、そういう意味だと思いますが、
一文引用させていただくと、
限りなく素直になるということはとても単純で簡単そうですが、実はとても重要で難しいことなのです。
そして少し空いて、さらに彼らがすごいのは、実は素直さの後には自分で確かめる行動力も持ち合わせているということです。
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いわゆる足まめな人なのです。
限りなく素直な気持ちで人から教えてもらったことに感動して、きちんと自分で行動して確かめていく足まめの蓄積が、実はピンチの時に役立つのです。
これは情報にあふれて、かつAIも対等してきている世の中で、確かにこういうことをされている方はうまくいっているかもしれないなと思う心当たりがあってですね。
もちろん素直さというのはいつの時代も同じかもしれないですが、
自分で確かめるかどうか、足まめかどうかというのは、非常にやっぱり現場とかそのものの一時情報を自分で取れているかというのは、
かなりビジネスの場だけなのか、あるいは自分の暮らしの作り方含めてとても大切なことなんだろうなということを思ったりします。
結構忙しそうな人ほど、実はちゃんと自分で現場に行っているとか、
人から場所とかお店を教えてもらったら、一旦それを受け取ってすぐに向かってみるとか、
そういうことってだんだんめんどくさくなっていくというか、だんだんしなくてもそれっぽい情報が得られるようになってくる中で、
実はめぐりめぐって大切なことなんだろうな、なんていうことを思いながら読んでいたパートになります。
そして三つ目のポイント切り口が、人はいつも人を探しているというものになります。
これはまさにそのままの名前の章が一つ本文中にあるんですけれども、こちらも少し引用させていただきます。
僕が尊敬しているある中国の方から教えてもらったことの一つに、人はいつも人を探しているという言葉があります。
この中国の方は、自分と一緒に働いてくれる人を見つけるときに、いわゆる求人をかけて応募してきてくれた方から選ぶということではなくて、
普段の自分の仕事とか生活とか、あるいは外出した先々でいろんな人を見ていて、
もしその中で自分を助けてくれる、いいと思う人がいたら、その人をスカウトして雇う、そんなことを教えてくれたんだそうです。
その話を聞いて松浦さんは、何か教えている人というのは、いつもお店にいても街を歩いていても、常に自分を助けてくれる人を探しているというわけです。
そんなふうに記しています。
個人的にはですね、こういった流れって今後どんどん加速していくんじゃないかなというふうに思っています。
何かというと、もちろんまだまだ企業で働くということはメインの流れだとは思うんですが、
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それこそ副業であったり兼業であったりということが広がりながら、少しずつこの働くものがプロジェクトベースになっていくんじゃないかということを思ったりしています。
所属をどこにしているかということ以上に、どういう人と一緒にこのプロジェクトをやっていくかという視点で、
毎回毎回組織をこうやって人が集められながら、その集団で何か有機的にくっついたり離れたりしながら、物事や仕事が進んでいく。
そうなっていくとですね、もはや同じ組織にいるみたいなことがだんだんと意味をなさなくなってきて、
どちらかというと、ある場面では例えばお客さんともてなす人みたいな関係性だったのが、別の場所ではパートナーとして仕事をしたりとか、
ある関係性の中では趣味の友人だった人たちが別のポジションでは一緒の仕事をする仲間になるとか、そういった流れがどんどん加速していくんじゃないか、そんなふうに思うんですね。
そういう時に、もはや誰と働くかというものは、いわゆる求人ということを通すよりも、日頃暮らしたり働いたりしている中で会う人たち、いい人たちをどんどん個人と個人のつながりで巻き込んでいく、そんな世の中になっていくんじゃないかなというふうに思っています。
そんな中で、人はいつも人を探している、これは自分が探す側の立場でも、探される側の立場でも、何か心に留めておきたいなと思う内容でした。
そして最後にですね、切り口には入れなかったんですが、一つ欠点を育てるという言葉もとても面白いなと読んでいました。
これは松浦さん曰くですね、長所と短所というのはそれぞれ別々のものではないと、欠点や短所があるからこそ、それをカバーするための長所が発達する。
そんな中で、欠点や短所というのを消すのではなく育てる視点が大切だという話をされていました。
これもうちょっと具体的にぜひ読みたかったなと思うところなんですが、それぐらいしか記載はなくてですね、
なんとなく個人の想像でいうと、その欠点をないものとして抑圧するということではなくて、
ちゃんと自分で受け入れて、味わって共にいることで、その反動としての長所もしっかりと育つ。
まあなんかそんなようなことなのかなと思いつつ、ぜひなんかこれはこれで一冊新書ぐらいになりそうなコンテンツなので探求してみたいなと思って読んでいました。
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はい、いかがだったでしょうか。最近どんどんまた収録時間が伸びてきてしまうのが難しいところですが、
本日はパレデテという紅茶ブランドのキャトルフルイルージュを飲みながら、松浦八太郎さんの本当の飲み方の作り方をご紹介いたしました。
また、ノートにて書き起こしと本のご紹介、そして収録講義を投稿しております。そちらもぜひ概要欄からご覧ください。
それではまた。