紙の本の魅力
ヒロの明日が楽しくなるラジオ。おはようございます。
普段はプログラマーをやりながら、副業で地域活性化を目指す事業を行っているヒロです。
このラジオでは、明日が楽しくなるような情報をお届けしています。
今回は、紙の本の魅力再発見、メメンとモリが教えてくれたことというテーマでお話ししていきます。
久しぶりに紙の本を読んだら、やっぱり良かったなという話をしたいと思います。
皆さんは最近、本を読んでいますか?
紙の本手に取って開いた、皆さんどうでしょうか?
私はですね、しばらく紙の本を読んでませんでした。
が、先日、吉竹鑫介さんの『メメンとモリ』という絵本になるのかな?を読みました。
ずいぶん前にこの本は買っていたんですけれども、やっと手に取りました。
この本のタイトルにはですね、メメンとモリという言葉が隠れています。
ちょっと分かりにくいですね。
タイトルのメメンとモリっていうのは、メメンさんとモリさんという2人の登場人物がいますよということで、
メメン&モリという漢字のメメンとモリ。
それで、一般的というか世の中にはメメンとモリという言葉もありますよね。
これはラテン語で、自分が死ぬべき存在であることを忘れるなという意味なんだそうです。
初めて知りました。
生きることと死ぬことについて考えさせられるような深い言葉です。
それで本の話に戻りますが、ページをめくる感触とか、紙の匂いとか質感とか、
そういった物理的な体験って電子書籍では味わえないものがありますよね。
本としてはたった5分ほどで読める絵本なんですけれども、
その中にはすごくたくさんのメッセージが詰まっているなと。
内容について詳しく話してしまうとネタバレになってしまいますので、
ぜひ皆さんも手に取って読んでいただければと思いますが、
共に体験する価値
くすっと笑えるようなポイントもちゃんとあって、
それでいて、生きるとはとか、死ぬとはとか、人生とは何かといった深いテーマについて非常に考えさせられます。
本の帯に書かれている読者の感想を少し紹介すると、
いろんなこだわりや視野の狭さから少しだけ自由になれた気がしたとか、
大事なことを伝えてくれるんだけど、教訓的ではなくどこか軽やかというものがあります。
私自身印象に残った言葉たくさんあるんですけれども、
そうですね、話物語のオチにならないような冒頭の部分で印象に残った一節を一つだけ紹介すると、
こんな言葉がありました。
ずっとそこにあるっていうことよりも、一緒に何かをしたっていうことの方が大事じゃない?という言葉です。
これを読んだ時に、そうそうそうそうと、それそれというふうに思いました。
物を残すっていうことよりも、誰かと一緒に何かをするっていう体験の方が価値があるんじゃないかなと。
コミュニティとかでもゴールを達成するとか、物を、
物ができるっていうことよりも、
そこに至るまでの過程、仲間とあれやこれを議論したりとか、一緒に手を動かして何かを作るとか、そういった過程に本当の価値があるのかもしれないですね。
冒頭に紹介したラテン語のメメントモリの精神にも通じるものがあるのかなと。
いつか終わりが来るということを知っているからこそ、今この瞬間を大切にして、
そして誰かと一緒に何かを作り上げるという時間を大切にしたいというような、そんなメッセージがあるんじゃないかなということを読んで思いました。
皆さんも久しぶりに紙の本を手に取ってみるのはいかがでしょうか。
思いがけない発見や感動があるかもしれません。
ということで、今回は久しぶりに紙の本を読んだという体験についてお話ししました。
この配信が皆さんのお役に立ったら幸いです。
では良い1日をお過ごしください。