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こんにちは、心理師のはるかめです。この放送では、あなたが自分に優しくしていけるように、セルフコンパッションやセルフケア、心理学などについてお伝えしています。
今日は、セルフコンパッションデーになりますね。
セルフコンパッションをするっていうことは、自分で自分に思いやりや優しさを与えるということなんですけれども、与えられる方の自分は辛い状況にあるっていうのはよくわかりますよね。
でも、与える方、優しくする方の自分っていうものが、いまいちわかりづらいんじゃないかなっていう方もいると思います。
今日はですね、そのガイドになるといいかなと思いまして、優しくする側の自分のヒントになるお話をしていきたいと思います。
今日はですね、イメージしながらやる視覚化といいますか、ビジュアライゼーションの要素が大きいので、瞑想するような感じになると思います。
なので、いくらか落ち着いてできる場所で取り組むことをお勧めしたいなと思っております。
時間にして、そうですね、だいたい10分から20分ぐらいの間になるかなという感じです。
では、始めていきます。
まずですね、これを始めていくために静かで落ち着いた場所を選んで座っていきます。
できれば一人になれる空間の方がいいかなと思います。
そこで安全な場所についてイメージをしていくんですね。
実際に知っている場所でもいいですし、空想の理想の場所っていうのでも構いません。
海辺とか森の中とか、一人で入るお風呂とか、雲の上とか、自分なりの場所があるんじゃないかなと思います。
その場所をよく観察してみてください。
色はどうでしょうか?
匂いはありますか?
風はありますか?
肌の感じは?
天気はどうでしょうか?
どんな場所でしょうか?
何か周りにありますか?
あるいは何もないでしょうか?
そんなふうに周りの場所をよく見てください。
セルフコンパッションをしていく中で不安を感じたり居心地が悪くなったら、
この心の中の安全な場所をイメージして、そこに戻ってくるようにしましょう。
こういった安全な場所のイメージっていうのは、認知行動療法のスキーマ療法でも使われる手法になります。
なので結構、しんどいことに向き合う時に、
いざという時の緊急避難場所みたいな感じでなかなか役に立ってくれたりしますので、
持っておくのはとてもおすすめです。
ストレスコーピングの一つとして使っていただいてもいいかなと思います。
さて次にですね、理想的な人を作っていきます。
優しくて気遣いもできて、
あったかい心を持っている、そして強くて賢い、
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すべてを受け入れてくれる人です。
これはもしかしたら必ずしも人とは限らないかもしれません。
自分なりのものがあるんじゃないかなと思います。
知っている人、あるいは仏様とか神様みたいな、
偉いというか、崇高な人、
あとは動物とか、近しい存在、
おじさんとかおばさんとかそこら辺の人とかね、
ただの光とか、何かの形とか、
で、それが見えてきたら鮮明になるようにしっかりと見ていきます。
そしてその時の感覚とか感情も一緒に味わっていきます。
ちなみに私の場合は、
白い髭と白い服を着た仙人のようなおじいさんでした。
頭の方は綺麗に剥ぎ上がっていましたけれども、
いかにもいろんなものを見つかせそうなおじいさんだったんですよね。
もし今何かで苦しい思いをしているのであれば、
そのイメージした人が自分にどんな風に言葉かけをしてくれるか
考えていきます。
どんな風に優しくしてくれるでしょうか。
どんな風に慰めてくれるでしょうか。
声の調子とか高さ、響きはどうでしょうか。
表情とか立ち姿、そういったものはどうでしょうか。
雰囲気とかね、にじみ出るものもあるかもしれません。
そういったものをしっかり見ていきます。
もしそのイメージが受け入れられないなっていう風に感じても大丈夫です。
そこはあなたの場所なので、そのままそこにいるだけでも全然大丈夫です。
最後にここまでのイメージを解放していきます。
何度か深呼吸をして、体の感覚、気持ちよさ、ゆったりとした感情を、
感覚を味わってみてください。
そして覚えておいてください。
いつでも辛い時に、今日のイメージをきっかけにね、
自分に優しい言葉をかけてあげていいっていうことをちゃんと留めておいてください。
今日イメージしたのは紛れもなくあなた自身の願いから生まれたイメージであり、優しさなんですね。
なので何か困ったこと、辛いこと、苦しいこと、そういったものがあったら安全な場所に戻ってきて、
自分のイメージした理想の人、そのイメージをきっかけに自分で自分に優しい言葉をかけてあげると、
そういうことをやってみていただくといいかなと思います。
それでは今日もあなたが自分に優しくありますように、心理師のはるかめでした。
