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こんにちは、心理師のはるかめです。この放送では、あなたが自分に優しくしていけるように、セルフコンパッションやセルフケア、心理学などについてお伝えしています。
今日は、はるかめが物申したいメッセージの日ということで、メディア、マスコミ、テレビ全般とか、ニュース、ワイドショーは特になんですけれども、
これらは自分から寄っていかないで大丈夫なんだよっていうお話をしたいと思います。特に、HSP傾向が高めな方は、徹底して避けていけるので、いいんじゃないかなと思っていたりもします。
テレビっていうのはですね、非常に受動的な情報発信メディアになりますよね。現在は、特に若い方々は顕著なんですけど、テレビを離れてネットを利用しているって方が多いようですね。
見たい番組があっても、ネットフリックスとかの動画で見たりとか、わざわざ不便なテレビを使うっていう人が少なくなっている傾向なようです。
そもそもテレビがもてはやされたっていうのは、それまでラジオくらいしか聞けなかった人たちが視覚的にも楽しいものを見れるようになったっていうことが売りだったんですよね。
テレビっていうのは、一方的に放送される番組を見るしかないっていう状況でした。それは今もあんまり変わらないかなと思いますけど、それが当たり前の時代は昭和ですよね。
よかったんですけど、視聴者の選択権が強くなった現在では、メディア側の都合で展開される要素が強いテレビっていうメディアは、あえて見る必要がなくなってきているんですよね。
特にニュースとか通販番組、CM、ワイドショーなんかは、見る価値がないというよりは、もうね、有害なので放送しないでほしいとさえ思う時もあります。
人の脳にはですね、サブリミナル効果っていうものがありまして、意識的には認識していない画像などを一瞬見せられても、その無意識の方で把握していて、その影響を受けてしまうっていうのが実験で確認されているんですね。
そしたら想像できますかね、見たくもない、必要もない情報が流れてくる、その可能性が高いテレビとかCMですとか、あとは自分とは全く関係のないニュース上のひどい出来事とか、そういったものも脳は認識して勝手にダメージを受けてしまうんですね。
もっと言うと、そういったネガティブな情報のネットワークが脳の中でどんどん作られてしまうということになります。
これは単純に触れているものを使っている、そういった脳神経がどんどん発達する、そして使っていないものはどんどん絞んでいく、そういうのが脳の仕組みなんですね。
自分と全く関係のないひどい出来事と表現しましたけれども、これはドライなようですけれども、事実なんですよね。
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どこか遠いところ、自分と関係のない人たち、そういうところで起きた事故とか事件の話をメディアが生やしたてて報道していたりするんですけれども、実際私たちの人生には全く関係がないんですよね。
これはひどく聞こえますでしょうか。ですが、何もできないのであれば、ただの傍観者と変わらないですし、何かしようと思って全てに関われるほど私たちのエネルギーも時間も余裕があると言えるんでしょうか。
それよりも自分の手近なところで、自分の手の届く範囲で着実に実績を積み上げたり努力して貢献していって、自分が価値を感じることにエネルギーを注ぐ方がよほど建設的なんですよね。
例えば募金とかでもそうなんですけど、該当の募金とか、それも悪くはないですけれども、自分がこれにちゃんと寄付をしたいなと思える団体があるのであれば、そこにしっかりと寄付をしていく、その方がよほど意義がありますし、自分の人生にとっても価値があると言えます。
そして実際にそういう思いを持って寄付された方としては、やはりそういう支えてくれる人がいてよかったなというふうに感じることもできるわけです。
ニュースだけを見て、ああ、かわいそうだねって思ったその出来事の多くは、記憶の中から消えてしまっていないでしょうか。
今まで見聞きしてきたそのひどいニュースとか、そういったもののどれだけが自分の人生に影響を与えてくれたと感じられるでしょうか。
もしね、人をポジティブにそういう気持ちにしてくれるニュースとか、役に立つニュース、そういったものばかりを流す番組があるのであれば、それは見ててもポジティブな影響だけになるでしょうからいいんだと思うんですけれども、
なかなかね、もともと人間にはネガティビティバイアスっていうふうにネガティブなものに飛びつく傾向があって、ニュースっていうのはね、そういったものをどんどんどんどん流す傾向があるので、
どうしてもね、ネガティブなよりな媒体になってしまうっていうのは否定できないんですよね。
また、ワイドショーとかでいろいろな専門家風の人がコメントをしたり、流行りの話題について話をしていますけれども、これも見てしまうとやっぱり悪影響の方が大きいかなと思います。
まず関係ない出来事であるということ、コメントをしている人たちのコメントが全く役に立たないっていうことが理由として挙げられます。
実はですね、専門家のコメントはあくまで自分の専門領域についてのみ有効な意見が言えるということがわかっています。
他の領域に関してコメントしてそれっぽく話していたとしても、実はその話の精度っていうのは素人と対して変わらないっていう結果があるんですね。
また、さらに未来予測ということに関しては、相当な専門家であって初めて素人より毛が生える程度の差で未来予測ができたということもわかっています。
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そうすると、実際にはあえて聞く価値があるかと言われるとちょっと疑問ですよね。
なので相当な専門家以外の人の話であれば、もう未来予測は自分たちがそこらで話しながら考えていることと大して変わらないよっていうことになってしまうんですね。
私たちは普段最もらしい姿、最もらしい話に騙されて無駄なメディアに時間を使っています。
それよりも好みの本を読み直したりとか、専門書を読んで勉強するとか、自分の好きな動画サイトとか、スタンドFMみたいにラジオを聞くとかそういったものでもいいし、
そういったことに時間とかエネルギー、そういったものを使っていた方が遥かに有益なんですよね。
知らない間に脳にダメージを与える情報を仕入れかねないという状況が今はそこら中にあったりします。
ただですね、本当に専門家が集まってしっかりと特定の話題について話し合うっていうものに関しては意義があるというふうにも言えます。
ただ未来予測に関しては先ほどお話した通りなので、起きた出来事とか現在のことについて話し合うっていう形でいいんじゃないかなと思います。
そんなわけで、特に情報を仕入れやすく、刺激とか影響を受けやすい敏感な方、HSP傾向が高い方っていうのは、
こういった話の傾向がやはり平均よりも高くなってしまうので注意した方がいいんですよね。
怖い番組とか戦争の映像とか、自分にとって辛いと感じる情報はほぼ絶ってしまっていいと思います。
ポジティブな影響を受けられそうなものだけで生活するくらいの割り切りでいいんじゃないかなと私自身も感じていたりします。
それでも余計なものっていうのは勝手に入ってきますからね、他の人の話とかね。
なのでゴシップとか世間のお話っていうのは人づてに聞くくらいで十分かなっていうところなんですよね。
そうやってバランスをとっていくことが大事なんじゃないかなと思ったりします。
それでは今日もあなたが自分に優しくあれますように、心理師のはるかめでした。