オンライン薬膳講座の概要
こんにちは、74才 薬膳&料理研究家の木下 賀律子です。
春らしい陽気になってきましたね。
皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
私は一昨年の11月から、Zoomを使ったオンライン薬膳講座を開催しています。
季節ごとに3ヶ月のコースで、冬、春、夏、秋と1年を通してお届けしています。
現在は2周年目に入り、日々の薬膳をテーマに、2月から春コースがスタートしました。
6回の講座のうち、ちょうど半分が終わったところです。
講座の内容は3つありまして、まず1番目、簡単なお料理や薬膳レシピのご紹介。実習はありません。
2番目、薬膳の基本を学ぶパート。
3番目、体調不良を薬膳の視点で捉えるパート。
この3つに分かれています。
今日は、この3番目の体調不良に関する薬膳の視点から、春に起こりやすいトラブルについてお話しします。
春は生命力にあふれた季節ですが、実は持病のある方にとっては、1年で最も厳しい時期とも言われております。
その原因の1つが風。
もちろん風は1年中吹いていますが、春の風は特に強く、冬の陰気、陰と陽の陰ですね、陰気を吹き飛ばすパワーを持っています。
その一方で、病気を引き起こす邪気としての風も最も活発になるんです。
この影響で、お体の弱い方、あるいは疲れがたまっている方は、体調を崩しやすくなります。
例えば、風邪をひきやすい、胃痛や関節痛が悪化する、のぼせや便秘になりやすい、
花粉症、ジンマシンやアトピー、肌荒れがひどくなる、だるさや眠気が強くなる、
特にこの時期は気温差が大きいので、持病がある方は症状が急に悪化することもありますので注意してください。
対策として、睡眠の質をしっかりと整える。
それから、風邪の邪気を引き込まないように、外出時にはマスクやスカーフで防御する。
これらを意識して見てくださいね。
実は私も、薬膳に出会う前は、毎年3月の終わり頃に風邪をひいていました。
喉の調子が悪くなり、入学説明会や新入生とのオリエンテーションで声が出なくて苦労したことを思い出します。
皆さんも、この季節の風邪には十分気をつけてくださいね。
今日は、オンライン薬膳講座のご紹介と、春の風邪への注意点についてお話ししました。
今日も最後までお聞きいただき、ありがとうございました。