1. 75才 薬膳&料理研究家
  2. #113 エンドウマメの豆知識
2025-05-26 04:40

#113 エンドウマメの豆知識

昨夜のご飯はグリンピースご飯。
そこから、今日は豆のお話をしてみました。
私の住んでいる地域のスナップエンドウは、シェアも品質も全国トップクラス。
さっと加熱するだけで手軽にシャキシャキしたフレッシュな食感が楽しめます(^^)

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#五性 五味
#ビタミンC、B1、K、葉酸
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サマリー

エンドウ豆の種類や歴史、栄養価について詳しく解説しており、特にサヤエンドウ、グリーンピース、スナップエンドウの違いに焦点を当てています。

エンドウ豆の種類と歴史
こんにちは、薬膳&料理研究家、75才の木下賀律子です。
昨日の我が家の晩御飯は、グリーンピースご飯でした。
普通の白米に、もち米を4分の1ほど加えて、酒と塩を少々。
それだけで、ふっくらと炊き上がり、グリーンピースの甘みが引き立って、とても美味しくいただけました。
今日は、そんな豆のお話をしてみたいと思います。
皆様は、豆はお好きでしょうか?
今、市場では、たくさん出回っているサヤエンドウ、グリーンピース、スナックエンドウなど、
実はどれも豆か、エンドウ族という、同じ植物の仲間なんです。
呼び方が違うのは、成長の段階や品種の違いによるものなんですね。
エンドウの原産地は、中央アジアから中東と言われていて、
古代エジプトの遺跡からも出土しているほど、歴史のある作物です。
日本には、8世紀頃、中国を経由して、剣刀師たちが持ってきた中国から伝わったと考えられています。
まず、サヤエンドウは、エンドウを若いうちに収穫して、サヤごと食べる豆、小ぶりなものはキグサヤとも呼ばれています。
明治時代、欧米から良質な品種が入ってきたことで、広く食べられるようになり、また栽培もされるようになりました。
次にグリーンピース、これはエンドウの豆を大きく育ててから、完熟する前に収穫したもの、中の豆だけを食べるタイプですね。
これも、明治時代以降にアメリカから新しい品種が入り、普及しました。
そして最後にスナップエンドウ、これはグリーンピースをサヤごと食べられるように品種改良したものです。
肉厚で甘みが強く、歯ごたえもあるので、一時期はスナックエンドウとも呼ばれていました。
この呼び名は、スナック感覚でポリポリ食べられるからということです。
1970年代にアメリカから導入され、日本では1983年に正式にスナップエンドウと統一されました。
栄養価と薬膳的な視点
でもまだスナックエンドウと表示してあるお店もありますね。
では、薬膳的な視点からも少しご紹介します。
エンドウ類は、誤性では平成、体を温めたり冷やしたりせず、バランスの取れた性質を持っています。
味は甘みで、消化を助ける働きがあります。
栄養面では、ビタミンC、B1、K、そして溶酸も豊富です。
サヤエンドウ、グリーンピース、スナップエンドウ、それぞれに含有量は違いますが、
どれも食物繊維、ビタミン、ミネラルがしっかり含まれていて、
副菜としては主役にならなくても、食卓にはぜひ取り入れてみたい存在です。
特に食物繊維は成長作用があり、腸内のアクダマ細菌の排出にも一役買ってくれそうですよ。
皆さんもぜひ、いろんな料理に取り入れてみてくださいね。
それでは、きょうもお聞きいただきありがとうございました。
また次回、お耳にかかれること、楽しみにしております。
失礼いたします。木下勝子でした。
04:40

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