1. 74才 薬膳&料理研究家
  2. #16 薬膳で学んだこと
2023-01-26 06:00

#16 薬膳で学んだこと

風邪は、万病のもとと言われています。
中医学ではカゼを4つの種類に分類します。
①風寒のカゼ
②風熱のカゼ
③暑湿のカゼ
④正気不足のカゼ
それぞれの症状によって治し方が違いますので気をつけましょう。
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こんにちは、72才 薬膳&料理研究家の木下賀律子です。
今日は、私が薬膳で学んだことの一つをお話しします。
私は東京にある日本中尉学院、私が通っていた頃は、国立北京中尉大学日本校という名前でした。
そこで学び、2016年に国際中尉薬膳師という資格を取りました。
それで薬膳のことが分かったかというと、とんでもない薬膳という学びのスタート地点にやっと立てたという気がします。
したがって今でも学び続けております。
今日は1月の26日、すでに20世紀の大寒に入り、寒く冷たい日々が続いております。
皆様お元気でしょうか。コロナにインフルエンザ、季節の風邪などなど、油断はできませんね。
昔から風邪は万病のもとなどと言いますが、その語源は中尉学にあり、風邪の邪、すなわち風邪によって引き起こされる発熱やおかんなどの症状を伴う病気が日本に伝わって風邪と呼ばれるようになったと言われております。
今、風邪と言いましたが、邪とは横島という字を書き、病気になる原因のことを指します。
風邪のほか、寒、暑、湿、騒、熱といった自然環境の影響も時には、邪の一つととらえ、体の不調を起こす危険因子とされています。
風邪には、引き始めの風邪、喉の風邪、鼻の風邪、咳の風邪、お腹の風邪、長引く風邪などと一般的には言いますね。中尉学では風邪は4つの種類に分類します。
まず一番目、風寒の風。風に寒いと書きます。風寒の風。二つ目、風熱の風。風に熱と書きます。風熱の風。三つ目、暑湿の風。これは夏の暑さの暑、それから湿気の湿と書いて、三番目は暑湿の風。
四つ目は、静気不足、つまり気が不足したために起こる風のことです。この4つですが、私の場合は、風邪をひくときには、この中の一の、最初の一の風寒の風に当てはまり、ぞくぞくした寒気、頭痛、関節の痛みなどの症状が出ます。
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この症状を感じたら、風をこじらせる前に、漢方薬のカッコン糖を飲みます。この段階で大切なことは、風が体の奥に入り込まないようにすることが肝心です。
ただ、衣服を重ねて厚着をしただけでは、温まった感じがしてこないことも多いので、体の内側から温めるようにします。すりおろした生姜に蜂蜜や、片栗粉を加えた生姜油や、ネギ生姜を使った温かいかけうどんなども良いですね。
体の中からぽかぽかと温めて、一刻も早く邪気を追い出します。
一方、寒気はあまりなく、喉の炎症、赤み、腫れ、痛み、発熱が中心となる症状の場合は、2番目、風熱の風となります。
この場合は、カッコン糖は適していませんので注意しましょう。
実は、薬膳を学ぶ前は、風邪をひいたら即カッコン糖と思っておりましたが、それぞれの症状の出方によって、飲む漢方薬は異なるということを学びました。
かつて、家族の一人が風邪をひいた時に間違った処方をしてしまい、風邪をこじらせてしまったことがありますので、今日の音声で取り上げさせていただきました。
風邪にかからないための基本的な要条は、免疫力を高めることです。
免疫とは、疫、つまり病を免れる、つまり病気にならないようにするという意味です。
日頃から、睡眠時間の確保、食事は食べ過ぎない腹八分目を守る、といった生活習慣に気をつけましょう。
今日は、私が薬膳で学んだことについてお話ししました。
最後までお聞きいただき、ありがとうございました。
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