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皆さんこんにちは、石川由加子と杉田麻里子です。
Good News for Citiesは、都市・建築・まちづくりに関するさまざまなグッドニュースをバックバランに話す番組です。
はい、お久しぶりです。
すみません、またまたカイロでもしておりまして、ちょっと更新が遅れてしまったんですけど、
1ヶ月カイロに過ごして、色々なものを見たり、私たちのプロジェクトも無事終わったので、
それのちょっと報告とかエピソードとかも踏まえながら、カイロの旅を振り返っていけたらと思います。
はい、明日帰国、由加子は今日帰国で、私が明日帰国になります。
私は9ヶ月ぶりなので、超2ヶ月帰るのが楽しみです。
楽しみです。
確かに、半年以上離れて。
9ヶ月アフリカ大陸で過ごしたんですが。
それはそれでまたちょっと別のエピソードで、ぜひお願いします。
カイロは、前のエピソードでもちょっと話したんですけど、
クラスターカイロっていう現地のアーバンデザインチーム、アーバンデザインセンターと一緒にプロジェクトをできることになって、
1ヶ月私たちの方で住み込みながら、今週ちょうどワークショップ9本とポップアップ提示を1本してきました。
ワークショップ9本ってどういうこと?1週間でだよね。
1週間で9本やりました。
1日に2本とかをね、毎日毎日やってたんですけど、
それが無事終わってっていうところで、ちょっとその話もできればなと思います。
クラスターカイロ自体はね、いろいろ長年、いろいろなヨーロッパのデザインチームだったりとか、行政だったりとか、
いろんな国を越えてコラボレーションしながら、主にこれまでカイロのダウンタウンエリアみたいなものの活性化みたいなことに役割を担ってきたようなチームで、
本当に若いクリエイティブなチームだよね。
ものづくりとか建築の設計の方をゴリゴリやっているチームだけど、
リサーチみたいなところだったりとか、アート表現みたいなのもちょっと実験的にやっているようなチームでもあって、
今まではでもヨーロッパとのコラボレーションがすごい多かった。
北アフリカとこういったアラブ文化圏とヨーロッパの間の文化予算みたいなのが結構あるらしくて、
ヨーロッパとのコラボレーションが多かったっていう中で、
日本も知り合い何人かいるとは言ってたけど、おそらくここまでがっつりしたのは初めてみたいなところで、
我々もね、彼らのカラーとか仕事の仕方とかを探りながら1ヶ月、
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いろいろうまくできたかなっていう感じは。
毎日ね、オフィスに通いね。
結構みんなやっぱりよく働くというか、シャキシャキシャキシャキ動いてくれて、
私たちもなんか去年はね、私たち2人が中心にいろんな人に関わってもらうっていう形だったけど、
本当に何か対等にコラボしながらやっていくっていうような経験ができたので、
それはすごく楽しかったね。
なんか予算の交渉とかもさ、やっぱり乗り込んで行って、オフィスに行って顔を付き合わせて、
予算の交渉から一緒に何ができるかを始めてみたいな、
なんかもう本当にゼロのところから話せたっていうのはすごい良かったなと思いました。
またアムステルダムの時とはまた違うバイブスのコラボレーションができたかなと思ったかな。
メインはそのね、4CITYって私たちがやってるデザインスタジオの方の展示みたいなのとワークショップで、
今年は感覚データとか感覚を使って都市をどうやってデザインできるかみたいなことをテーマにしてたので、
オーディブルシティ、音、風景とかサウンドスケープとかそういうものをテーマにワークショップだったり、展示もやった感じに。
そうだね。何か数ヶ月前からそのサウンドスケープみたいなテーマずっと、何か偶然かな、ずっとやり続けていて、
去年、都市環境音楽家の田中健太君と出会ってから、色々私たちを学び、自分たちでもこうするようになり、
みたいなところからカイロに来てサウンドスケープの展示をするまでになったっていうので、
まだまだ深掘りがいがあるテーマではあるんですが、今後例えば嗅覚とかね、触覚とか他の感覚データみたいなところでも、
もうちょっと4CITYとしてフォーカスしてみたいなと思いました。
感覚データは結構今来てるんじゃないかなと思って、
なんか調べたらね、ユネスコがね、エジプトでも今年の5月にソニックヘリティーズってことで、
音の世界遺産みたいなのをどうやって残すかっていうようなイベントというか活動を始めてたりとか、
音風景とか音から都市をどうやって見ていくかって今後も盛り上がっていきそうかなと思っています。
あとあれだよね、センサリーアーバニズムみたいな本が出るっていうので、
日本でも結構話題に、話題かなと思いますが。
あとは今回のステイの私的なハイライトの一つは、ロシア人の友達が来てくれたんだよね。
今回の展示とかワークショップやりたいっていうアイディアを見たら、
ちょうど私は彼女と一緒にカメルーンでプロジェクトしてたんだけど、
その後彼女はタンザニアに行ってて、メッセージしてたら、じゃあ私も行こっかなみたいな。
最強女子。
1週間前くらいに私も行くことにした。1週間有給も取ったってやってきて、
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彼女がGIS、ジオグラフィカルインフォメーションシステムのデータ分析とビジュアライゼーションの構造をやってくれて、
結構参加者もそれにガーッと集まったし、すごい吸収力だったなっていうのと、
インターナショナルなチームでやるって面白いなって改めて思いました。
みんなのそれぞれのスキルがどんどん生きていって、
しかもスクール参加者が展示に参加するみたいなことだったりもあったし、
そういういろんな偶然が生まれたり、みんながみんな一緒にあそこの場所を作るっていうのは良かったな。
楽しかったですね。
楽しかったですよ。
このやり方は今後もいろんな国に行ってやってみたいなと思うよね。
海外に拠点があるみたいな人だったりとか、
海外でコラボレーションに積極的な団体を知ってる人がいたら、
ぜひ声をかけてもらえると嬉しいです。
他は何が話せるかな?
アルデロア地区みたいなものも話すと面白いかなと思って、
展示をやった場所が結構インフォーマルエリア、いわゆるデザインされきれてない、
古くからある旧市街みたいなところの場所で開催しているんだけれども、
そこをクラスターがずっと何年も活性化に携わっていて、
その場所で私たちもやらせてもらったんだけど、
ダウンタウンとか街の中心部と全然違って、
橋を隔てると本当に自分たちで作った街がそこに立ち上がっているみたいな状態で、
あれ面白いよね、橋を越えると道がガタガタになって、
舗装されてない道路になるみたいな。
タクシーの、なんかウーバーで行ってたんですけどね、毎日。
ウーバーの運転手もたまにあのエリアには行きたくないって言って、
入口で降ろされるとかも結構あった。
だから街で会う友達とかに聞くと、
あそこ行ったことないみたいなことね、多いし。
あとなんかドラッグディーリングがあるから気をつけてとか、
そういうことも言う人も結構多かった。
元々あそこは農地だったらしくて、旧市街だったっていうよりも、
郊外にある農地を貧しいそうな人たちがスクワッティングというか、
勝手に使い始めて、どんどん街になっていったっていうらしくて、
その歴史とかもね、回路の拡大とともにしょうがなく生まれていった住居エリアというか、
面白いなと思って。
農地を家族で所有してたから、結構今も農業がダメになって不動産業に切り替えて、
結構家族ごとでビルを持って、家族で一棟住んでるみたいな場所が多い。
だからすごい家族とのつながりが多かったり、
イベントにも親戚の子どもたち全員で来るみたいなことが起こってたりとか、
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結構子どもも多いし、
本当に私たちはこのエリアめちゃくちゃ好きになったんだけど、
人とのつながりが見えるというか、生活を支え合っているっていう感じがすごくするエリアだった。
外国人が行くようなエリアじゃないから、アジア人の二人が歩いてると超目立ち。
だからもう毎日行ってたから顔覚えてもらって、子どもとも仲良くなって、
すごい良かったなっていうのと、
インフォーマルなエリアで、いわゆるニューカイロシティみたいな、超ハイパーモダンな、
ハイパーモダンでもないけど、
郊外新、ニュータウンみたいなね。
ニュータウンに比べたら、みんなが住みたがらないような街かもしれないけど、
なんかこれからの街のヒントみたいなのがたくさん詰まってるなと思って、
これでいいじゃんみたいな、これがやっぱいいじゃんみたいなのがたくさんあった。
例えば馬とかロゴとか普通に今も使われてて、
それが車とかモーターバイクとか新しい交通手段と攻め着替えがあったりとかもあるんだけど、
動物が一緒に共存してるっていうのもいいなと思ったし、
なんか新鮮なお肉屋さんとかもたくさんあって、
ニワトリが生きたままおりにたくさん入ってて、
そのすぐ横にブッチャーショップみたいなのがあって、
もうその場でさばいたものを買えたりとか、
あとなんか基本的にはかり売りみたいなところで、
パスタとかもさ、いろんな種類がゴンゴンって桶に入ってるのを、
もうガサッとすくって買えるみたいなのって、
なんか豊かななと思ってくる。
あとなんか職人街みたいなことでもともたくさんあって、
家具とかね、手作りで作っているちっちゃな工房がたくさんあったり、
あと繊維みたいな布とか売ってるところとか、
あとアイロン屋さん、クリーニング屋さんみたいな、
路上に向かってクリーニングしてるような風景があったりとか、
なんか本当に豊かだよね。
確かにクリーニング屋さんめっちゃ多かったね。なんでなんだろうね。
洗濯機を持ってないのかみんな。関係ある?
洗濯機持ってるんじゃない?でも確かになんでだろうね。
洗濯機持ってるのかな。
あとでも面白いなと思ったのが、音を探しにフィールドワークしてた時に、
私たちが今住んでいるエリアでは聞こえて、そこでは聞こえない音みたいなのを見てたら、
注目してたら、なんかエアコンがやっぱないんだよね、あのエリア。
だから室外機の音みたいなのが結構他のエリアに比べて少なかったりとか。
面白い。ちょっとカイロンに来た人には是非ね、行ってもらいたいというか。
若干遠いけど。
でも面白かったな。
なのでかなりこうディープにね、入り込んでやれたかなっていうのはすごい良かった。
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多分だってクラフターチームよりもディープに入ってた気がする。
メンバーの中の誰よりもどんどん街を知っていけた感じがあるね。
最後とか道の子どもとかね、お父さんとかもまた来てくれたりとかね。
もうちょっとこう長くやったらまた違う風景が見れたかもなーなんていうような感じでしたね。
それ以外のカイロンのハイライトは何ですか?
そうだね。私は死者の街、あれは個人会でお墓の会をした時にちょっと触れたところだったんだけど、
結構高貴な人たちのお墓っていうものがお家みたいにエジプトは建ってて、死に対するエジプト自体の考え方がまた異なるから、
また復活するって信じてるような前提があったりもしたから、
死をすごく尊く丁寧に扱うみたいな感じで、死者と共に過ごす家がね、お墓の中にあるんだけど、
本当に中心街から15分くらい行ったところに北から南にかなり広いエリアの街が広がってて、そのお墓が広がっていると。
カイロンの人口密度が高くなっちゃったからそこに住み始めてる人たちもいるっていうところで、
そんなに家はあったか、住んでるっていう感じも。
そんななんかめっちゃクラウデッドな感じではないね。
そこに行けたの面白かった。
面白かったね。
美しかったよね。
美しかった。もちろんそのお墓なので、リスペクトのためにそんなずんずん奥の方は入っていけないんだけど、
まあなんか公道みたいなところ、歩けるところがあったりとか、
なんか気のいい場所だった。
みんな危ないとか言われるけど、
道に行く人もこっちは危ないから行かない方がいいよとか教えてくれたりとか、
子供とかめっちゃ道を案内しようとか頑張って手伝ってくれたり、
めっちゃ暑かったけど日陰ないから。
そうだね。
ジュシャの街は楽しかった。ぜひ行ってもらいたいですね。
その後カリグラフィーのアートセンターとかに連れて行ってもらった。
そうだね。
カラービッグの文字をテーマにやってるアートスタジオみたいなのがあって、
そこの場所も美しかったね。
あとその近くでバイト夜間っていうアートセンターがあって、
それも個人の研究者が買い取って、
お家だったとこみたいなところだよね。
でも今も住んでるらしい。
そうなんだ。
住みながら2階とかに住んでて、
めっちゃいいじゃん、あんなところに。
アートセンターとして開放してるらしくて、
日本人の方と開けられてるワークショップに参加してきたりとか。
あとはピラミッドが行きましたっていうこと。
チェックみたいな感じだよね。
行きましたとしか言いようがない。
激アツだし、観光地だよねって感じかな。
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あと街の中に飲み込まれてるというか、
ビル越しにピラミッドが見えるみたいな、正直。
思ったよりね、私たち住んでるところから結構近くて、
30分くらいで車でピューって行けちゃって、
道路とか走ったらピラミッドが見えるみたいな感じで見えちゃう。
もうちょっと時間をかけないといけないとか、
砂漠の中にあるとか、そういう没入感がないと、
なんかもうチェックっていう体験しかないなと思って、
それは結構残念ではあるけど、しょうがない。
経験としては。
みんな行くよね。
でもちょっともうひと頑張りしてくださいみたいなのが結構あった。
あとはあれですかね、ナイル火薬。
ナイルね、ナイル川。
ナイル川の存在大きいね、カイロは。
ナイルがなかったら、カイロはナイルみたいなね、
そういう言葉じゃないか、そういうセンテンスもあるけど、
やっぱりナイルがなかったらカイロも発展しなかったし、
エジプトそのものの文明もなかったかもしれないし、
と考えるとやっぱ神聖な場所だし、
やっぱそこがあることですごい気持ちいいよね、涼しいし圧倒的にその周りは。
周りはそんなパブリックな感じにはなってないんだけど、
火薬ができたりとか、私たちもサンセット火薬をしたりとか。
良かったね。
良かったね。
気持ちよかった、あれは。
あと何だろうな、面白かったこと?
カイロポリタン。
カイロポリタンっていう、都市のブランディングをしているアートコレクティブ、
デザインコレクティブかな、のショップとギャラリーがあって、
ガーデンシティっていうイギリス統治時代に作られたエリアにあるんですが、
そこのスペースは結構デザイン系の友達がよく進めてくれて、
昨日展示に行ってきたんだけど、そこも面白かった。
めちゃくちゃ人が、どこからこんな若者が集まってきたんだっていう、
デザイン系の子たちが集まって、
でも、ああいう場所は日本には結構あるけど、
カイロでは確かに貴重な場所なんだろうな、
確かに、あんまりないね。
給信力を持っている場所なんだろうな、感じがしたね。
カイロの良いクリエイティブなスペースは小さくて隠れてるなっていう感じで、
確かに、確かに。
ザ・マレックとかね、たくさん看板も出てないのに、
みんな口コミで見つけて行ったり、
カフェとかね、看板出てなくて入って、階段登って中入ってみると奥に中庭があるようなカフェがあったりとかね。
でも若者で賑わってたよね。
そうそう。
ラナっていう友達がザ・マレックってエリアを一緒に歩いてた時に、
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グーグルマップじゃなくて窓を観察するのみたいな。
2階あたりがいいのみたいな。
確かに。
大体2階あたりにちっちゃなギャラリーとかがあって、窓見たらわかるみたいな。
確かに、確かに。
そうそう、探し方を教えてくれました。
あとは何かあるかな、回路の印象的な。
男子のガヤガヤはすごかったね。
その話したっけ前回。
それ前なんかちょっとモロッコの回でしたか。
モロッコの回でしたか。
モロッコとまた違う回路があったのかもね。
道行く男子がすごい声かけてくるんですけど、
他の、私たち他に海外も行く中でそういう風に声かけられるとか、
特にアジア人珍しいところに声かけられるとか、
そこそこあったけど、ここまで数メートル越しにヤンヤンヤンヤン言われたりとか、
追いかけてきたりとかね、珍しかったので。
エリアにも寄ったかな。
エリアにも全然違うね。
エリアに寄っては全然そんな不快な感じはなかったりとか。
エアビーのホストの人ともすごい仲良くなったんだけど、
彼らと話してる時にね、
彼らにとって初めて会う日本人が私たちだから、
アクシデントなんだっていう話をしてたりして、
確かにそうなると好奇心持つよなって思って。
一方でその話をエジプト人の女子に話すと、
私たちエジプト人だけど、
エジプト人の女子でも女子だからってすごい声かけられるし、
嫌な思いもすごいするし、
だからそれをアクシデントだけじゃないみたいなことを
知ってるかなによってね。
ハラスメントマップって回路にあるんですけど、
そういう風にこう、なんかね、ハラスメント。
終わった場所とか経験みたいなものがまとめられてるマップみたいなね。
めっちゃ多いんだよね、その件数が。
ちょっと見てみてください。
安全性みたいな、女性と男性での安全性の街の感じ方っていうのは
すごく大きく違うなと思って。
そうだね。
なんか日本人の方もいらっしゃってた展示とかで、
でもエジプトの女性でもそんな風に思うんですか?
みたいな感じのことも言ってて、
結構みんなさ、クラスター会の子たちも
エジプトで安全なとこなんてないみたいな感じで言うぐらいさ、
シビアにさ、言ってるから。
そこら辺の感覚はちょっと違うんだろうなと思って。
そうだね。
なので回路はストレスフルな街ではあるなという中で、
私たちなりの心地いいスポットとか、
楽しみ方とかね。
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バイブスがある人たちとかをうまく見つけられた1ヶ月だったかなというところで。
海とかさ、綺麗なラエル川南の方にあるのにさ、
ずっと回路にこもってやってましたからね。
こもってましたね。
それはそれで回路見どころ多いんで、まだ見切れてないところもたくさんあるし、
良かったよね結構。
ということで、ポッドキャストの更新が遅れていたのには
そういった理由があったのですが、
また帰国してからポツポツ話していけたらいいなと思ってます。
では次回も楽しみに。
ありがとうございました。