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皆さんこんにちは、杉田麻里子と石川由加子です。
Good News for Citiesは、都市・建築・街づくりに関する様々なグッドニュースを、ザックバランに話す番組です。
はい、ということで、ちょっとまた久しぶりになってしまったんですが、
ちょっといろいろ私たち、いろいろ飛び回っておりまして、
ちょっといろんなところに行ってきたので、そのエピソードを話せればと思うんですが、
今回は、北海道会ということで、
先週かな、先々週ぐらいに、建築学会の学会大会に呼ばれて、
2人で北海道に話しに行きました。
で、ちょっと北海道も、弾丸ですが、いろいろ回ったので、その話とかもしていければと思います。
札幌ですね。
私たちのポッドキャスト、ということで、って始まりがちだね。
あ、ほんと?
いいと思うけど。
やばい、なんの?みたいな。
はい、ということで、って言いがち我々。
はい、札幌に2日間、1泊2日?2泊3日かな?
2泊3日で行ってきました。
で、1日目が建築学会の、1日目はあれか、ちょっといろいろ行ってて、
2日目が建築学会で、3日目ちょっといろいろ回ってみたいな感じで、
ざっと紹介していけたらいいなと思ったんですが、
北海道良かったね、まず。
うん、良かった。
気候がすごい良くて、9月、私仙台出身なので、
9月といえば涼しくなるみたいな感じで、北海道もそうだったから最高でした。
うん、涼しかったね。っていうか涼しかったというか寒かった。
寒かった。
ノンスリームしか持ってきてないって言ったら、もう全然対話できなかった。
そうだね。
はい、で、ちょっと1日目に行った、
飛び雨を?これは。
飛び雨アート、飛び雨芸術祭と白老い芸術祭。
なんかちょうどね、それこそウポポイとかがあるエリアでの芸術祭がスタートした時期ぐらいで、
ちょっと弾丸だったんだけど、前職のロフトワークのメンバーとかが、
アイヌのね、プロジェクトを長年やっていて、
たまたま同じ時期に北海道にいたので、少し一緒に芸術祭とかも案内してもらって回りました。
ウポポイってそもそも私あんまり知らなかったんだけど、
アイヌ文化センターみたいな。
そうだね。
結構有名なんだよね。
何年前だろうね、1,2年前、コロナ禍で立ち上がった場所で、
多分コロナ禍だからたくさんイベントとかもまだ打っててなくてっていうような話は聞いたけれども、
かなり広大な土地にアイヌの文化を伝えるべく施設が誕生したという感じかな。
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今回はね、ちょうど閉まってて行けなかったんだけど、またちょっと行きたいなって。
結構ね、口コミも良さげでウポポイ行きたいなって思うんですが、
この芸術祭も結構面白かった。
車がないと当然行けないような。
ちょうどウポポイの近くのトビウっていうエリアなのかな。
アートコミュニティって載ってるよね。
そうそう、トビウ芸術祭2022っていうのがやっていて、
2009年からどうやらこの芸術祭はやっているそうで、
廃校になっちゃった小学校活動拠点に、
学校アトリエとしているアート集団、トビウアートコミュニティっていうところと、
あと学校裏の広大な森みたいなものを再生させて、
そこでも森を使ったアートプロジェクトと森作りみたいな活動をやっているそうです。
私たちが行った時も校舎自体は結構小さい、そこまで大きいわけじゃないんだけど、
構造のいい感じの建物があって、その中にいくつか作品があり、
でもメインは森だね。
そうだね。
隣接している森で、ちょうど行った時に雨がしとしと降ってたから、
いい感じに雰囲気もあって楽しめたっていうのと、
森の中に結構大きめのインスタレーションがあったりとか、
ちっちゃな小屋みたいなのがあって、
そこに主に地元のアーティストたちの作品が飾ってある感じで。
だから今回は芸術祭みたいな形でフェスティバルでやってたけど、
森の中の作品は基本的には常設で、
2011年から彼らが始めたトビウの森作りプロジェクトっていうものの一環で、
森の再生みたいな文脈で日々活動しているような場所らしいです。
森が作品ってすごいいいなと思って、
やっぱり作品ってどうしても額縁に入ってるとか、
置かれてるみたいなイメージが強いけど、
確かに森を歩いた時に、
手つかずの自然というよりも人間と一緒に共生した空間だなと思って、
分かりやすいインスタレーションとかも置いてあったんだけど、
そもそもの植生というか、パスウェイというか、
歩き方のデザインだったりとか、
手入れとかも含めて、
一緒に自然と人間で作った作品なんだなっていうのを感じて、
すごい良かったです。
心地よかったよね。
その次に、しらおい芸術祭というのも近くの町でやっていて、
そこも見に行ったんだけど、
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そこも休業日みたいな、ちょっと休みの作品が多かったんだけど、
私たちが行って良かったなって言ってたのが、
しらおい町の古城浜っていうのかな、
アヨーロ地区っていう海岸通りの漁村集落一帯に、
かつてのその漁村の生活史みたいなものを記録した写真家の写真を展示している。
何十個とかで、十何個ぐらいの写真が建物にはあって、
あってあって、あれはすごい良かったよね。
良かったね。歩いて回るみたいな感じで、
あれだね、手法としてはJRとかにちょっと近いところもあるかもしれないんだけど、
大きな白黒の写真が建物に貼られているのが非常に風情があったというか、
かつ沿岸部だから、たぶん潮風とかで結構いい感じに朽ちててというか、
空き家も多そうだったね。
空き家、そうだね、古い建物空き家が多くて、
作品自体も最近始まったばっかりだけど、結構その錆びた感じにうまくフィットしているところもあって、
剥がれて、多少ね、剥がれているところがあったりとか、劣化しているところもあって、
それも含めてすごい良いなと思いました。
そうそうそう。で、なんかさ、ああいう巨大な写真展とかってさ、
なんかちょっと違和感があったりするじゃん。
だけど、すごい、何ていうの、場所に馴染んでいたというか、
もともとそこで暮らしていた人たちの風景だから、
なんか時代も身にまとっている装いも全然違うんだけど、
なんかそこに遊んでいる子どもの姿とか、
なんかそういうものがすごい風景に馴染んでて、
今まで見た中でもすごい良かったなと思った。
あと面白かったのが、
アイヌの刺繍家?何て方だっけ?
名前忘れちゃったんですけど、
ちょっと調べてコメント欄に入れました。
なんかすごい素敵なパターンを現代風にアレンジして作品作りをしている方とか、
なんか版画家の方の作品とかがあって、
結構私たちもそこまでアイヌの文化について詳しくないので、
そういったアートとか工芸みたいなところから入っていけるのはすごい良かったなと思いました。
写真展は10月10日までやっていて、
普通にそこを通ると見れるので、
もし北海道に機会がある方は行ってみてください。
あとあれですね、
カムイ伝を読まなきゃいけないですね。
北海道に行く前に。
アイヌね。
なんか導入としてすごい良いなと思いました。
アイヌはなんか、アイヌ文化民族誌みたいな本が
私子供の時にトイレにいつも置いてあったのを覚えていて、
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東北だったっていうのもあるんだけど、
両親が子供に読ませるべき本みたいなのをトイレに置く傾向にあって、
チェルノブリの本とかホイルの本とかを置いて、
なんかちょっとトイレに行きながら読んでた記憶があります。
でまぁそんなこんなで、
建築学会の目的なんですが、
その前日にこんな風に過ごしていました。
建築学会は今回私たち参加が初めてで、
もちろん周りに学会員の方々の知り合いはすごい多いし、
なんか派生イベントだったりとか、
なんか委員会みたいにちょっと呼んでいただいたりとかもあったんですけど、
今回なんか登壇させていただくみたいなのは初めてで、
中島ひろきさんに今回呼んでいただいて、
司会に山崎孝博さんか、
今神戸芸術大学で教鞭をされている、
アーバンネイチャー探究家っていう方をしている、
素敵な方々を筆頭に、
共同で同じセッションでレクチャーをされていた方々が何人か、
いらっしゃってすごい良い出会いがあったなと思いました。
なんかどう?
そうだね、なかなか学会に呼ばれるっていうことはなかったんだけれども、
なんか私たちの関心とかを結構柔軟に聞いてくれて、
ディスカッションの時もアカデミックな視点から、
じゃあ私たちの方々ってどう見えるのかとか、
同じトピックを考えるっていう意味では、
ああいう機会が定期的にあるといいなと思いました。
そうだね、アカデミックの場は確かに初めてだなと思って、
なんか、事前の打ち合わせの時に言われて面白かったなと思ったのが、
やっぱさ、同業デザイン関係のトークイベントとかで、
フォーシティーズの話とかすると、
バーっとプロジェクトの話をして、
して終わりみたいなのが多いじゃない?
で、いわゆる自慢話じゃないけど、
ポートフォリオを話すだけみたいなのが結構多いかなと思って、
それをもう一歩踏み込んで理論化したりとか、
伝えられるようにするっていうのがすごい良い思考エクササイズだなと思って、
合格体験期だけをシェアされても、
受験生は困るんですって言っててさ。
こういうトークイベントならどんどん行きたいよね。
発表するだけじゃなくて、
あるトピックをいろんな視点の人と考えてみるとか、
これ自体が深める場になるっていうような、
会議体というか場だったら、
私たちもっと楽しいなと思いました。
良い出会いがありました。
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アーカイブどこかで聞けるのかな?
わかんないけど。
会員のみとかもしかしたら。
そうだろうね、確かに確かに。
今後もお付き合いしていきたいなと思いました、建築学会。
その日はみんなで夜更かしして遊んで、
建築学会のご一緒したメンバーと一緒に、
ジャズバーに行ったりとか。
どっちかっていうと我々が引っ張り出すって感じでしたが。
なんか久しぶりに夜更かしというか、
久しぶりの夜歩きをしました。
なんて言ってたっけ?夜遊びか。
久しぶりに夜遊びしましたっていう感じ。
結構2時ぐらいまでみんなでワイワイしてたんですけど、
特にその夜のハイライトは、
プロボっていうライブハウス?
プロボっていいのかな?
プロボっていうライブハウスを紹介ね。
いつも私たちの活動のサポートしてくれてる村上さんに教えてもらってね。
雨の中みんなでずぶ濡れになって。
台風の近づく雨の中さ、
頑張って行ったのに、
メガネが吹っ飛んで、一人の人メガネ吹っ飛んでも、
ボロボロになりながらたどり着いたんですけど。
閉まっててね。
閉まってて、じゃあどうしようかっていう感じで、
みんなで近くの駐車場に避難して、
ああでもない、こうでもないって言ってたら、
近くにカフェ&バー、ロガーっていう場所があるというので、
Googleで見つけて、ふらっと行ってみたら、
ここが本当に良い場所で、
ゲストハウスだよね。
そうだね、ゲストハウス。
で、なんかむっちゃ、
オーナーさんが面白い感じのね、
全部内装も手作りされてて、
なんかこれ北海道のここで木持ってきて、
ここに、ここでこういうデザインをして、
みたいな結構詳細に色々教えてくれて、
面白かったんだけど、
オーナーさんが奈良渡さんという方で、
彼が南極地域観測隊に以前参加されてたことがあるっていう方で、
南極の話をね、むっちゃこの夜はしたんですよ。
なんか兄弟でね、このゲストハウス、バー、札幌ロッジ、
2つ名前あるのかな。
ゲストハウスをやってて、
弟が、弟も最初いたんだけど、
兄ちゃんがここを全部作ったみたいな、
空間としては作ったみたいな話から、
実はなんかネイチャーガイドとか札幌で、
北海道でやっていて、深掘っていくと、
南極地帯観測隊に多分2回くらいいた人らしくて、
南極の話をめちゃくちゃ1時間くらいか、
3、40分聞いて、南極に思いを馳せたりしてました。
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彼らがなんかシャコタンっていう、
札幌より西の方のエッジの部分の街が、
もう結構限界集落とかになっているところを、
そういう自然を楽しむっていう観点で、
街全体をネイチャーエンターテインメント、
タウンみたいにしようっていう計画を今進めてるらしくて、
三崎の湯っていう、なんかすごいオーシャンビューの見える旅館を再生させて、
今、崖っぷち温泉と称して、
そこに人を呼んできたり活動を今広げようってしてるらしくて、
それもちょっと今後また遊びに行ってみたいな。
面白いね。名前間違ったわ。札幌っちだね。
英国も言うように。カフェ、バー、ロガも良さげです。
それは何?
なんかね、雑誌で紹介されてたの。
ちょっとこの後もまた話すんだけど、
ちょっと南極の奈良太良さんがいるのは札幌っちの方。
ゲストハウス。だから泊まれます、みなさん。
そう、めっちゃおすすめ。
プロボに出入りしてる音楽ミュージシャンの方々がここによく泊まるらしくて、
ほんと近いよね。
面白い人たちが出入りしてるらしい。
かつ私的に面白かったのは昭和基地の話が出て、
南極地域の日本の観測所というか、
観測隊の方々が寝泊まりする場所というか、
ステーションか、昭和基地っていって、
浅田隆っていう建築家が作ってるんですけど、
建築学会の人たちと一緒にいたっていうのもあって、
この昭和基地ってどういうのなんですかみたいな、
そういう話にも発展して、それが結構面白かった。
それからちょっと帰ってから興味が持って、
昭和基地のルームツアーみたいな、
YouTubeにも載ってるんだけど、
いろいろ見てたりして、
当時は未発達だったプレハブ技術みたいなのを用いて、
そもそも日本初の南極観測隊っていうのが1956年に入ったらしいんだけど、
そこから昭和基地が作られて、
建築家とか土木の人たちがバーっていって作るわけにも行かないし、
もう遠いから、
だから観測隊の人たちが、専門外の人たちでも
組み立てられるような形で、プレハブ技術で、
釘を使わないとか、特殊なコネクタを使って、
建物同士を結合できるようにしたりとか、
結構言葉では伝えづらいんですけど、
youtubeとかで見てもらえると面白いかなっていうのと、
さっき話した建築学科の中島さんが、
昭和基地をすごい高く評価してもらえて、
最高の、浅田隆はもう日本最高級の建築だとかだっていう話をしてたんだけど、
それもなかなか面白い感じでした。
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あとは、その次の日にね、
渡るさんっていう方に紹介してもらった、
バー、カフェ、大人っていうところに行ってみて、
ここも結構なかなかカルチャースポットかなと思ったんですけど、
カフェ、ワーキングスペースみたいな感じで使われつつ、
結構面白いカルチャー系の人たちが出入りしている気配がすごいあり、
そこで見つけた北海道系の雑誌をいろいろ見てたんだけど、
北海道の学生たちが作った、
北海道全体で面白い取り組みをしている拠点だったりとか、
団体みたいなのをマッピングした、
で、インタビューをして回った雑誌とかがあって、
今回は札幌だけだったんだけど、
こういったものを見ながらいろんなところを回ってみたいなっていうふうに思った。
北海道広いからもうハマっちゃったら結構、
我々の知り合いのように釣りのために、
釣りとサーナのために北海道に引っ越したりとかね。
でもなんか色々エリアによって文化も違いそうだし、
気候も生態系も違いそうで、
北海道は面白そうですね。
で、ちょっと帰る前に駆け足で萌えれ沼公園に行ったんだけど、
これ私の今回の北海道のハイライトっていうか、
今年行った場所のハイライトの一つになったなと思って、
むっちゃ、これはね、
イサム野口のデザイン、設計した公園なんですけど、
むっちゃ良かった。
いいよね。
ものすごい、自転車で、
トホとかランニングで回ってる人もいるんだけど、
基本的に自転車借りれて、
2時間155円ぐらいでやばくない?
超安いと思ったんだけど、
自転車でちょうど天気も良くて、
私はもう始終ニコニコしながら回ってたんだけど、
気持ちいいよね。
気持ちいい。
なんか、ランドスケープと建築の素晴らしい融合だなって思ったし、
建築好きだなって思った。
っていうのとやっぱ、自然の中に身を委ねてみて、
全然匂いとか感じ方みたいな、
湿度とかも全然違うし、
私が普段住んでいる京都と、
全身で自然の違いを感じるみたいなのもすごい面白かった。
本当におすすめです。
あれが公園っていうのも素晴らしいよね。
誰でも行ける。
無料かつ24時間空いてるんだよね。
閉門とかもしない。
結構みんなスキボーとかしてたりとか、
ピクニックしてたりとか、
結構自由に使ってて、
これが禁止みたいなサインもなかったし、
結構もう野放しみたいなのがいいなと思います。
ちょっと話したけど、前回札幌に行った時に、
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札幌の家族に、住んでる家族に連れて行ってもらったんだけど、私は。
その時に、そこの3歳ぐらいかな、
モエリに行って気持ちよくなっちゃったのか、
遠くの方で何かしてるなと思ったら、
気持ちよくなっちゃったのか、
たちおんみたいなものをモエリの丘の上でしてて、
ダメダメダメって言ったんだけど、
すごい開放的な彼は気分になったよね。
いいなと思いました。
あとちょっと印象的だったのが、カラスが多かったんだよね。
カラスって普段嫌われる対象というか、
結構でかいし怖いじゃん。
でもなんか、モエリ沼公園の中にいるカラスはとても幸せそうでした。
きのみとか食べててさ。
なるほどね。
鳩とかカラスとか、結構汚らしいイメージがあるんだけど、
それは歳が汚いからであって、動物のせいではないんだなと。
性格とかね、凶暴性とかね。
確かに。
そんな感じの北海道でした。
今後もちょっといろんなところにぜひ呼んでいただきたいなっていうのと、
一緒にみんなでね、夜遊びとかしたいですね。
日本の全国の街で。
じゃあ今回はこんな感じで。
はい、ではまた。
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次回もお楽しみに。