皆さん、こんにちは。都市デザイナーの杉田真莉子と、
エクスペリエンスデザイナーの石川由加子です。
Good News for Citiesは、世界中のグッドなニュースから、
自分たちの手で都市の暮らしを豊かにするアイデアを探求していく番組です。
はい、皆さん、こんにちは。
こんにちは。
今回は、私がアーバニストになるまでという、結構いろんなキャリアで、
いろんな分野で活動している、アーバニスト的な活動をしている若手の人たちに、
どんなキャリアでここに来たのかとか、どんな思いで活動しているのかとか、
進路のこととか、そういったことをザックバラに話すようなシリーズなんですけれども、
その第3弾ということで、デザインリサーチャーの金田由加さんに来ていただいております。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
私、由加ちゃんと実は1回しか会ったことがございません。
しかも3年前ぐらいかな、スナックに由加ちゃんがやっているのを言ったんだけど、
それからずっとインスタで繋がってて、なんか陣を見せてもらったりとかして、
なんか印象にすごい残っていて、
どこかでちゃんとお話をしてみたいなと思っていたので、
いいコーナーを我らながら立ち上げたなと思っております。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
なんか最初にちょっと自己紹介お願いしてもいいですか。
はい、今はデザイナーとか、デザインリサーチャーという形で活動しています。
デザインリサーチャーって何っていうのがあると思うんですけど、
デザインリサーチャーっていう名前で地域の歴史を調べることもあれば、
定性調査って言われる、いわゆる定量調査、マクログラフィックな調査ではない形の
個人のインタビューだったり、個人の話とかを聞きながら調査をする形で活動をしています。
もともと大学時代はデザインリサーチっていう、
まさに今やっていることに近いことを勉強していたんですけど、
その後ランダスケープデザインの会社のフォルクっていう会社に入って、
今独立しながらも、あと週3でリパブリックっていう会社に入って、
働きながらやっています。そうなんです。
リパブリックに入ったんですね。それは知らなかった。ありがとうございます。
情報だった。
ユリアちゃんはフォルクに入っているときに私も出会って、一緒にプロジェクト、
ソーシャルグリーンデザインのプロジェクト、ユリアちゃんが先輩でやってたのをね、
いろいろ教えてもらいながら入っていって、それも4年前くらいか、それが。
そうですね。
3、4年前くらいか。で、ユリアさんが独立してからも、いろいろ私はプロジェクトで助けてもらって、
神田の綿毛を作るときも地域のリサーチから始めたいっていうところを一緒に変装してもらったりとか、
意外と街のこととか場所のこととかをやるときに、一緒に丁寧に上流から入ってもらえる人っていなくて、
そのときにユリアちゃんの立場とか、アウトプットのクオリティとか、
本当にいつも素晴らしいなと思って、またいろいろ一緒にやりたいなと思ってるんですが、
いろいろね、最近変化もありそうなので、そこら辺の奇跡をね、ユリアの奇跡をたどっていきたいなと思ってますよ。
ほりほり聞きましょう。
お願いします。
私、ランドスケープもともと専門に勉強されてたのかなと思ってたので、デザインリサーチがバックボーンにあったっていうことなんですね。
そうですね。デザインリサーチの研究室にいたので、結構アウトプットは意外といろいろみたいな、ファッションの先輩とかも多かったですし、
でもその中で都市とかタクティカルアーバニズムのこととかを、ちょうど研究室がやっているタイミングで、
自分自身は大学が、ケオキ宿大学の総合制作学部っていう、結構なんか何でもやれるよみたいな大学だったので、
でも結構自分の興味は建築にあって、最初は建築のスタジオを選んで取ったんですけど、
リサーチとか、スタディの時とかはすごい楽しいのに、アウトプットの最後になると、突然みんな異常の話し出す違和感みたいなのがすごくあって、
ずっとその過程の方が、私にとっては結構大事だった。両方大事だと思うけど、その過程を大事にしている人が、
意外とどう、何すればいいんだろうみたいな感じで、その時に水野大次郎さんのデザインリサーチっていう授業を取って、
すごいこんなリサーチにこんなにバラエティがあるんだっていう感動をしたのを覚えています。
水野さんといえば業界有名人ですけど、いろんな優秀な生徒をむちゃくちゃ輩出してるなと改めて思って、
私たちも結構周りで一緒にお仕事したりとかコラボレーションしたりとかする人たち、水野県出身の人とかが多いなと改めて思い返しておりました。
大学時代は何をテーマにしてたんですか。
大学時代は自分の研究室での研究は、マイクロソーシャルエージェントっていう小さな公共空間っていうプロジェクトだし、今でもそれめちゃくちゃ大好きなプロジェクトなんですけど、
沖縄の共同売店っていう100年以上続くちょっと自治的機能を持ったコンビニみたいなものを地域の人が出資して運営しているっていうのを見に行ったりとか、
香川のうどん屋さんのリサーチしたりとか、割と空間寄りのリサーチが多いアーティファクト分析とかそういうのをしてたんですけど、
そういう研究のプロジェクトには関わっていたりしました。
アーティファクト分析って言いました?
アーティファクト分析はプロダクトの分析手法なんですけど、結構何種類も疑問を、
あるものに疑問を投じていくみたいな手法があって、そういうのをやっていくとか、細かく空間に対してそういうことをやっていました。
それめっちゃ面白そうなリサーチ手法。
なるほどね。でも大学でそういうことを勉強して、就職のタイミングでどういうのって決めてたりとか、就活への違和感とかあったんですか?
そうですね、私既存の就活、いわゆる就活は、大学3年生ぐらいの時に夏にやってた説明会みたいなのに会って、これはやばいなと思って、
もうそれ以来やってないんでわかんないんですけど、本当に自分がやってたこととかが全く評価されない感じとか、
学校での評価とか関係ないんだとか、研究の気持ちをどう持ち続けてやっていいんだろうとかがわからなくて、
説明会に行って話を聞いても、みんなすごいいろんなことをちゃんと仕事にしてすごいなって思う一方で、なんだろうこの違和感はみたいな感じに思っちゃって、
その就活からはすぐに離脱しました。
すぐに離脱できるのが素晴らしいよね。そこで気づいて決断できるのは早いと思う。
何してんだろうみたいな感じにやっぱ思ったし、
すごい、ある種結構大学とかでもやってきたこととかが活かせたらいいなって思うじゃないですか。
なのにそういうのは興味ないんだなって感じがすごいしちゃって、ポートフォリオとかは出したりとかしてたけど、
それが商業的に使われていくこととかにちょっと違和感があったりとかもしたので。
そこからどうやって過ごしてたんですか。
でも大学3年生の夏に、それこそ2016年とかになったんですけど、
石川県加賀市っていうところでやってた大学生まちづくりワークショップブラスカガっていうのに参加して、
そしたらその地域の人たちがすごいみんな、こんなこと言ったら怒られるんですけど、
めっちゃ休んでるタイミングが意外とある人が多くて、
めっちゃかっこいい人に結構会えて、その地域のその時多分30ちょっとぐらいとかの、
いろんなお店をやってる人もいれば、グラフィックの人とかいろんな人に会えて、
大学普通に来て普通に就職すると、そういう人になかなか会えない。
地域のバラエティ性みたいなのを含めて会った時の魅力的な大人が、
みんな結構いろんな生き方を知ってて、
休んでもいいの?みたいな感じとかすごい知ってたから。
休むってどういうこと?具体的に。
キャリアにブランクがあるっていうこと。
ああ、そういうことか。
独立してやってますとかっていうのでもないブランクの時間が結構皆さんあって、
今だとワーホリとか、いろんな名前がついたブランクもあるけど、
結構みんな話す時に、この時は就職してなかった謎みたいな。
謎タイムがあるんだみんな。
謎時間ね。
でも、その人たちがみんなかっこいいから、全然人生休んでいいんだって謎に思った。
いい出会いだね。
それむっちゃいいね。確かに名前のあるブランクってあるもんね。
このために休みます、留学とかさ。
それってでもブランクなのか、ひとつのキャリアアップの手段みたいな感じで使われてたりとかもして、
本当にそうじゃない移行期間とか名付けようのないキャリアのスタイルとかね。
いい出会いですね。
世界一周して地元で塾やってて、その塾が大人のためにも塾をやったりとかしつつ、
設計的にも小民家回収しててかっこいいとか、
そういう地域のローカルの、本当にこういう人になりたいみたいな人たちにたくさん会えて、
その人たちは本当にいわゆる大学卒業した後のキャリアが、
もちろんすごいところに就職してる人もいるんですけど、
みんなその世界一周してるとか、休んでるとかあったから、
すぐに就職できなくてもなんとかなるだろうとは結構、
自分では思えた瞬間とか、自信はなかったけど、
あったっていうのはあるかもしれないですね。
なるほどね。
今、社会人になって何年目ですか?
ちょっとそれあんまり、
でもフリーランス、私もでもフリーランスっていう風に言ってるけど、
お休み期間が1年あって、それを含めると、
あと私インターンから会社に入ったりもしてるんで、難しいんですけど、
一応前職で3年働いていて、1年お休みして、
今働き始めて1年なので5年ぐらい。
なるほど。
なんかさ、お休み期間中、海の家行ってたよね。
いろんなところに行ってました。
そうだよね。
みさかさん、海の家今いるみたいな。
どこ行っていいの?みたいな。
なってたけど。
あれもなんか楽しそうだった。
あれどうやって見つけたの?海の家は。
それは石川でそのかっこいい大人シリーズの。
おーいいね。
浜ジャヤっていう海の家で、今も毎年お手伝いしてるんですけど、
就職期間にワーホリに行くのもめっちゃ考えたんですけど、
なんか私がやりたい、でも海外に行ってみたいみたいなのはまだあるけど、
なんかもうちょっと何だろう、場所でやっている人のところ行ってみようみたいな。
そうですね。やっぱり私は東京で育っているので、
親が割と個人でお店をやってたりして、
その時はちょっと違う大人に会えてたりしたけど、
違う大人に会えるタイミングって受験とかでどんどんなくなっていったみたいな。
そうね。
元々はそういう感じのバラエティがある人たちが近くにいることは多分好きで、
だけど選択肢ってなると、なんか企業みたいな、ピカーみたいなのとかは割と周りにいるけど、
なんかあんまりフリーランスっていう考え方とかも、
あるんだとかって感じで、
あんまりどうやってやっていいかピンとこないみたいな。
岸川に行った時の、
食のバラエティの豊富さと、
あとみんないろいろ何でもやる感じ、百姓っぽい感じみたいなのが、
むしろかっこよく見えたし、
あと大学時代に自分もそういう百姓になれみたいな風に先生に言われたりしたから、
なんかこっちの方がピンとくるぞって思いました。
あれでもね、ゆりあちゃん今宮城県?
そうです。
住んでるの。
2拠点になるの?
まだ住んでない。
今月末に引っ越します。
今月末か。
すごいね、移動するね。
2拠点になるの?そっちにもう移すの?拠点は。
2拠点にしたいなと思ってるけど、
でもなんかやっぱり移動大好きなんですけど、
とはいえ、やっぱり場所に根付くとかに少し向いてなさもあったりするじゃないですか。
なんか今日もやもやを話すって思ってた時に、
なんかいろんな都市も好きだし、いろんなとこに行くのも好きだけど、
なんかやっぱりもうちょっと一つの場所で時間を過ごすようにしたいなとかはそこ思ってます。
それがその次の新拠点になったらいいなみたいなってこと?
そうですね。
ランドスキップデザインの会社でやってた時に、
そこもずっと石川と関わりがあって、
自分のやりたいことに近そうだと思って選んだんですけど、
インターンもしてたところだったし、どういう感じか分かってたから、
なんかいろんなところで設計していくことへのもやもやみたいなのがやっぱり私はあって、
それを否定するわけではないけれど、
なんかどうしても運営するのは違う人で、
でも運営というか、特にランドスキップとかって植物が育つこととかが一番大事というか、
最初に完成した後だよね。
コミュニティを一緒に作ったりとか模索するっていうのもやってたんですけど、
私は人の家作ってるけど自分の家の庭は全部枯れてるみたいな、私が悪いんですけど。
なんかそれの違和感が結構あって、
自分が場所の運営をする方にして、そういう人たちにもあってたし、
そういう人たちの集合体がやっぱり街を作ってるなって思うと、
両方必要だとは思うんですけど、
なんか自分はもうちょっと作る側に行きたいなとは、
リサーチとかで関わるのは色んな地域がいいけど、
場所の運営で関わるなら少し長く入れる時間を過ごせるところとか、
その運営する人たちが信頼できるところとかで関わるのがいいのかなっていう風に思ってたので、
その辺で仙台で長く、
ちょっとまだ場所は、みんなが来れる場所は足りれてないんですけど、
作れたらいいなと思っています。
楽しみだね。楽しみしかないね。ワクワクします、聞いてても。
嬉しいです。
みやげもまた全然、私は東北に逆に2年ぐらい前に初めて行ってからしか縁がないんですけど、
すごいちょっとずつ楽しくなって、人に知り合っていって、
かっこいい人たちに会ったりとかすると、だんだんすごいいいなって思います。
なんかそういう自分のコンテクストがない場所にいいやっていって、快適していくことのなんか面白さって、
やっぱね、忘れないでいきたいなって私も思います。
やっぱ長くマリコさんとかやったら京都でやられてるとか、
やっぱりその一つの場所でやれることと、そのリサーチでいろんなところに行くこと、
両方やってらっしゃるなっていうのをすごいホスティーズの2人を感じたので、すごいそういうところに
やってらっしゃる人がいると、なんか大丈夫だっていう安心感を得るのかなと思います。
嬉しい。
大丈夫だ先輩で生きていきたいです。
そうだね、確かにね。
エリアっていうかその面白いなって思ってる分野
2つあって1つは 今の話にちょっと近いんですけどケアの分野に自分は結構今興味があって
いわゆるOT領域としてのケアじゃなくてもうちょっとこう 自分の生活が良くなっていくためのケアみたいなことを
それをケアと呼ぶかみたいなのも含めて そういうことをもっと考えたいなというふうには思っているのともう一つは全然違うん
ですけど 地域史とかをやるにあたって地形学のこととかをすごく勉強する機会が多く
て
なんか 全然そういういわゆる古典的なクラシックなリサーチ手法とかあの
自分もランドスキップやってた時にあんまり樹木とかに私は 興味が持てなかったって言うのはあれだけど
あのそんなにこうきちんと知らないままやってたところとかもあったんですけど 一緒に山に入ってこの
この木はこうだとかって言えるのがやっぱかっこいいみたいなのがあって この地形はこうだよとかこの土はこうだよみたいな
人にかなか 地形がやっぱ本当に人の実はなりわいを当たり前だけど作ってるんだなっていうのを改めて
思ってたのでそういうところを今勉強し直したいところです
宣伝もしてもいいんですか ぜひちゃんと聞いたこと全部答えてくれてる
真面目に全部答えちゃった
今レイジーブックスっていう本屋さんをやるにあたって なぜかリトルパブリッシングに向かってるんですけど
ここであのパートナーと一緒に本屋さんになりたいんだけど日記っていう 本屋さんになるっぽく見せかけてる
全然結構日々のその 妄想と平らな日々の記録みたいなのを
販売して今販売する とかあとちょっと今オールジャパンはアップデート中なんですけどそういうのもまた
予定なのでよかったらネットショップを見てもらえたらと思っています
ぜひあのリンクをこのポッドキャストでもぜひ紹介させていただければと思います概要欄
ありがとうございますよりあちゃん話せてよかったっていうのと近々会いたいな このシリーズいいなぁ
なんかいいねぇ なんか結構いろんな人に私たちも話聞いてきてるんだけどなんかみんな本質を投げかけてくるから
そうだよね 私たちの心も立ち戻るというかなんかねそぎ落とされる
セッションでめちゃめちゃあのいい回だなと思いました ありがとうございますありがとうございました
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