AIエージェントの影響
このポッドキャストは、ギークの2人が興味がある技術や熱中していることについて語り合う番組です。
オクです。
ゾウイです。
今回はですね、AIエージェント、コーディングの支援系のエージェントの話をしたいなと思っているんですけども。
はい。
というのもですね、オクがですね、最近こう、AIのエージェントとも関係ない勉強会とか、
エンジニアの特定技術のイベントみたいなものにちらちら参加したときに出てくる話題なんですけども。
はい。
なんかコーディング支援のエージェントを使って、仕事をトライアル的に始めてる人達っていうのはやっぱりエンジニアの中にもいて、
最近Xのタイムラインとかにも、こういうことできるぞとか、こういうふうに使って効率上がったぞみたいな話ってちらちら見えるようになってるし、
そこが潮流としてあると思うんですけど。
はい。
使ってる人たちの話をちょっと聞いてみると、すごいし、先直出るんですけど、開発者、だからその私が話を聞いた人自身のですね、
幸福度が下がってる気がするっていう話をよく聞くんですよ。
はい。
で、ちょっと今回この話をしてみたいなと思っています。
苦労と幸福の関係
はい。
はい。で、ちょうどそういう場所で私が話してた際にも出てきた、部分的には出てきた話なんですけど、
いわゆるエンジニア、ウェブエンジニアなりエンジニアやってる人たちって、一定程度だと思うんですけど、
大学の時に工学を志して、そもそも何か作るみたいなところに興味があったりして、工学を志して、
一定程度苦労はあるんだけど、それを付き合っていくものとして決めてる、いわゆる集団が形成されてるんじゃないかと思っていて、
はい。
そこの集団っていうものに、僕もそのいわゆる工学部入って、そもそも昔から古くは紙で何か工作するみたいな何か作るっていうところが好き、
人間だったんで、仕事にしていくにあたって、何か作るところに一定程度の苦労をするみたいなところは、
許容してるし、ある程度欲してるんじゃないかなと思うんですよね。
はい。
どうです?Zoeさんはこう、そういった背景とかってありますか?
あんまり個人的に、何だろうな。ゼロではないですけど、ゼロではないし、いわゆる、例えばどういう勉強会かわかんないですけど、
例えば特定の言語の勉強会とか特定のフレームワークの勉強会みたいな感じだったときに、そういう何だろうな。
作ることが至上、至上というか好きで、それには苦労も自分の何だろうな、楽しみの一つって思ってる人たちがいるっていうのもそうですね、わかりますね。
自分もそういうのがゼロとは言えないかなと思います。
ありがとうございます。
そうですね、今のところ苦労するっていうところを、苦労することを欲していて、ある程度ですね、
なんですけど、その上である程度、例えば一定の答えみたいなものを求めたりとかしていて、学びとかコミュニティの参加をしていると思うんですよ。
自分がこういうふうに思ってることっていうのを共有したいし、外部でこういうふうにやるとうまくいくよってことを自分でも取り込みたいってところで、
共有認識というか、一定の知識とか、みたいなものを共有したいと思ってると思うんですよね。
なんかこの苦労するっていうところを、このコーディング支援のエージェントがすっとばして答えだけ出してくるっていうところに、
いわゆる自分がちょっと苦労するっていうことを欲しているところをなくしちゃうから、幸福度が下がるっていう感じなのかなと思ってるんですよ。
はい。
今後、AIエージェントが十分満足する答えっていうのを示してくるってなったときに、
コミュニティ活動みたいなものって、外にいわゆる一定の答えみたいなものを見つけに行く必要っていうのは薄れてくると思っていて、
こういう活動自体が求められにくくなるんじゃないかなと思うんですよね。
うん。
なんか、AIエージェント自体の活用しようっていうコミュニティだけが究極生き残るような気もするんですけど、
はい。
いわゆる言語コミュニティとか、特定の設計に関するコミュニティとか、
かなり規模感が小さくなるとか、党配合が進んで数が減ってくるみたいなことが起こるんじゃないかなと思うんですよね。
うん、はい。
プログラミングの未来
だから、今数人とかでやってるコミュニティみたいなものだと、だいぶ整理されちゃうんじゃないかなって気がします。
うーん、まあそうです。
で、こうなったときに、いわゆる自分がこういったものを作りたいとか、こういった内容を解決したいって答えを、
AIエージェントがほぼほぼ正解を出してくるっていう、いわゆる社会が近づいてくるわけじゃないですか。
社会とか我々の開発環境とかに対して。
はい。
ってなると、自分で頑張るっていう非効率って、完全に趣味になっちゃうのかっていう問題があると思っていて。
はい。
これどう思います?
まあ、そうですね。趣味になるかで言うと、自分は趣味になると思います。
だいたいは。一部その本職みたいな感じですかね。
自分の考えで言うと、いわゆる人類って今まで抽象化でどんどん進化してきたわけじゃないですか。
例えば特定の言語にしても、いろんなものを抽象化したツールじゃないですか。
メモリの管理とか、なんかCPUリソースとか、その辺を全部抽象化して、今僕らがそのステージで頑張ってますけど、
その言語自体がさらに抽象化されるフェーズに入ってきたと思っていて。
で、そうなるとそのコツコツメモリ管理をするようなプログラムを書く人って今、
なんか一部の職人か趣味だと思うんで、自分は趣味になると思ってます。
うーん、なるほど。
私ちょっとこの潮流に近いものを感じるブームが最近あったなと思ってて。
いわゆる近年のキャンプブームってこういう流れだったんじゃないかなと思っていて。
なんか普段の社会の生活、昨今いわゆる効率重視すぎるじゃないですか。
そこに対してめっちゃ非効率を求めて、ですよ、自分で火を起こしてとか、
明らかに家で作った方がご飯美味しいのに、ごく少量の材料だけ持って、快適じゃないテントに泊まって、
みたいなものってもう非効率の塊じゃないですか。
まあそうですね。
そう、これをやってたのって、結局非効率をある種こう趣味として求めちゃったんだと思うんですよね。
うーん、なるほどね。
だからこのまま行くと、プログラミング自分でエージェントに頼らずやるはキャンプになるかもしれないと思ってて。
はいはい。
そうすると、そのキャンプが一部好きな人たちだけのコミュニティが存在してて、
多分、エージェントを使わないプログラミングブームが一回起こって、
慣れるんですよ。
まあ確かにその、キャンプ流行った結果なんかグランピングみたいな概念が出てきたりしましたもんね。
そうそうそう。
だから自分たちでこうキャンプしてる、表面のキャンプしてる楽しい感じを出しつつ、実質はめっちゃ効率化されてるっていう。
確かにそのキャンプをやって一番その幸せを感じる時って、家に帰って布団に入った時だなって思うんですよね。
そうね。
それは海外旅行に帰ってきて、結局家の布団が最高であるっていうのは一緒だと思うんですけど。
だから求めるものが効率化された日常に対しての非効率な非日常なんだと思うんですよね、きっと。
はい。
だからこのまま行くと、ハードオフに並ぶキャンプグッズ的に、趣味的に作られた何かがチリチリになっていくかもしれないです。
なんかそのチリチリになっていくものの、なんか筆頭としては、なんていうか、インターネット上には、エージェント、AIエージェントの学習リソースがない言語が並んじゃうんかなみたいな感じがするんですよね。
うん、というと。
例えば、AIエージェントが書く特定のサービスみたいなものを作ろうと思った時に、書きやすい言語は多分生き残るんですよ。情報量が多いとか。
逆に情報量がない言語って、あんまり上手くない、書くのが得意じゃないみたいなことが起きる。
学習リソースが足りないんで。
でなると、チリチリになっていくハードオフのキャンプグッズ的なプログラミング要素は、あんまりユーザー数とオープンソース的に、学習リソースがない言語なのかなみたいな。
みたいなことを感じるんですよね。
自分で頑張るはキャンプなんじゃないか、みたいな話をしたんですけど、これとちょっと割と対極的な人たちっていうのは結構いると思ってて。
プログラミングとその趣味性
プログラミングを、ある種の趣味性を持ってそれを還元してる集団っていうのと、最初に冒頭に挙げた、高額を志して一定の苦労をあるものとして付き合っていくことに決めてる集団って、おおむね一致してると思うんですよね。
その苦労をすることもある一定の趣味だし、非効率っていうのも一定程度許容してるし、それも好きっていう人たちって結構ゾーンが被る。ベンズで言うとほとんど丸被るみたいな感じがあるのかなと思ってて。
この集団の結構対極のところに、プログラミングはビジネスのツールだって割り切ってる人たちがいると思うんですよ。
この集団同士にはお互いに声がたい革みたいなものがあるように感じてて。
多分このビジネスのツールだって思ってる人たちは、いわゆる趣味性とかじゃなくてビジネスが成立すればいいんで、AIエージェントって効率化してくれるそのものでしかないと思うんですよね。
だからこの川を渡って、ビジネスのツールだって割り切っちゃった方が、このAIエージェントがどんどん入ってくるこの昨今の事情に対して、なんか幸せなんじゃないかなみたいなことを思うんですよ。
だからそっちを川を渡っちゃったら幸せなんだろうなっていうのと同じぐらいに、逆に言うとその非効率を趣味としているわけじゃないですか。
プログラミングに一定程度の趣味性を見出している人たちは。
そうなると、これはあくまでビジネスのツールで効率効率効率を求めるんだってなった時に、ある種魂を売った虚無が広がってそうだなみたいな恐怖を感じるところがあってて。
やっぱりこの川を越えるの厳しそうって思うんですよね。
はい、なるほど。まあそれは結構個人の好みとか趣味によるところ、主義、主義って言ってもいいのかな、によるところが大きいのかなとは思いますね。
個人的には、自分はどっちかっていうとなんだろうな、プログラミングが好きっていうよりかは、課題を解決するのが好きなんですよね。
はいはいはい。
ビジネスをするのが好きっていうのはまたちょっと違うんですけど。
その課題を解決するのが好きなんで、そこに手札が増えたような感じなのかなとは思いますね。
AIエージェントの進化
なるほど。その感覚ちょっと分かるところがあって、AIアジェントっていう方は、昨今のLLAMとの付き合い方として、いわゆるそのLLAMの内部構造を全部まるっと理解する、正直もう諦めてるんですよ。
はい。
ある種のブラックボックスなのもしょうがないと思ってるところがあって、ただLLAMとかAIアジェントに飲まれないようにはしたいなと思いつつ、ある種の関数みたいな話で、一定の入力を与えたら返してくれるものとしてのツールとして付き合ってはいきたいなと思うんですよね。
その感覚はとてもよく分かるなと思いますね。逆に言うと、それ以上は入ってきてくれるなみたいなところありますけど。
まあ難しいんじゃないですかね。課題を解決するという視点だけで見ると、全部AIにやらせる、AIと人間を一緒にやらせる、人間でやるっていうだけの、課題に応じて最適解を選んでいく。
その最適解の中で重視するのが効率なのかお金なのかみたいなところ。天秤だけだなと思うんで、今そのAIの方がどんどんコストはともかく時間の面で有利になってる。あと成果物の品質とかがなってるんで、踏み込んでくるんじゃないかなと思ってますね。
そうですね。ちょうどこの収録前後のところで、今何個かコーディングエージェントとか開発のエージェントって流行ってきてる中で、デビンがめっちゃ安くなるんですよね。確か。
そうですね。500ドルから20ドルとか書いてたと思うんですけど。お試ししやすくなってましたね。金額のプランが増えて、最低20ドルから試せるようになったみたいな感じですかね。
そうです。ってなると、やっぱり初手からエージェントと付き合いながら開発していくって人たちも増えてって、それなしの開発自体っていうのが考えづらくなっちゃうんだろうなーってところはあるんですよね。
あともう一個考えてるのは、初手からエージェントが開催することを前提として、最近いわゆるタイプスクリフトとか、タイプスクリフトはあるんですけど、いわゆる言語サーバーが前提になってるとかっていう言語あるじゃないですか。
エディターと言語サーバーとの組み合わせで、ちゃんとエディター側に情報を出しながらやらせてくれるっていう環境が結構整ってる言語あると思うんですけど、その感じで、言語とその言語に対してめっちゃ勉強してるLMがくっついてくる言語がそのうち来るかなみたいな気もしてます。
あー、ありそうですね。
だからその言語、いやさっき言ってたフォータされていく言語の話したときに、勉強リソースが足りないからまともにAIが書けないんで流行らなくなりそうな言語って話をしたと思うんですけど、逆にその言語の書き方について超勉強させたLLMをくっつければ、すごい進行のプログラミング言語でも流行るかなと思うんですよ。
うん。
超効率的に書ければっていうとこですね。
だからそういう流れもそのうち来るかなって気がしますね。