不動産業界のワークライフバランス
不動産ベンチャー談義 〜仕事とお金のよもやま話〜。
改めまして、将来はノマドワーカーを夢見る アシスタントMCの阿部麻里です。
北海道地所の山崎です。
この番組は、不動産会社を創業以来、 経営者として10年以上業界に身を置く
株式会社北海道地所代表取締役の 山崎明信さんをメインMCとしてお呼びし、
そんな彼らからこそ分かる、なかなか表に出づらい 不動産の仕事とお金の実態について
リスナーの皆さんに紹介していきます。 よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
高市さんの委員総裁になるときのコメントから、
今回のテーマは、不動産業界の ワークライフバランスについて
お聞きしていきたいと思います。
分かりました。
私のイメージなんですけど、
みんな休みながら働いてるんじゃないかなって思ってて、
今までの会でもゴリゴリ働いてるって、 山崎さんもおっしゃってたイメージがあったので、
ただ、社員の森君に、
休みなんじゃない?みたいな話を、
意外と休んでますよ、みたいなことを 言ってたのも聞いたので、
実際どんな感じなのか気になります。
分かりました。
ワークライフバランスっていうこと自体、 よくないですよね。
それぞれだから、みたいなバランスを取りながら 各人がやっていたわけで、
働きすぎだ、みたいなメッセージなわけじゃないですか。
それは人それぞれ自分で考えるから、
国が余計なこと言うなっていうのは、 正直かなりあると思います。
そもそも不動産業界はワークライフバランスを 取りやすいのかどうかっていうのはいかがですか?
不動産業界は…
不動産業界もいくつかカテゴリーがあるんですけど、
いわゆる一般のお客さんを相手にする仕事、
例えば住宅を販売したりだったりとか、
物件を仲介したり、
あとは賃貸の案内をするみたいな人たちだと、
お客さんが休みの日なので、
土日とか祝日とかに働くケースが多いと思うんですよね。
そういう人たちはお客さん側のスケジュールに 依存して動かなければいけないみたいなのもあるので、
少しコントロール、タイムコントロールしづらい部分は もしかしたらあるかもしれないですね。
若手社員の働き方
その分、他の平日に休むと思うんですけど、
それもお客さんが、例えばカースで休みが多かったりするんですけど、
その土日出勤の人たちで、
火曜日に見たいとかって言われたら 当然出なきゃいけなかったりするって感じで。
僕らは比較的BtoBっていうか、
不動産仲介会社さんとのやりとりだったりとか、
その会計も不動産の会社だったりするので、
比較的土日が休みやすい業態かなっていうふうには思います。
不動産業界をトータルしてみて、 ワークバランスが取りやすいかっていうところでいくと、
普通なんじゃないかな。
すごい忙しそうな業種でいくと、設計とかはかなり、
深夜までずっと図面を引っ張って、
常に締め切りに追われているみたいなイメージがあるので、
設計会社とかかなり忙しい、
ワークライフバランスを取りづらい会社なんじゃないかなというふうに、
業態なんじゃないかなというふうに思います。
あとはスタートアップベンチャーですかね。
東京にいるようなスタートアップベンチャーとかに比べれば、
だいぶと僕らもゆったり働いている部分はあるかなというふうに思いますね。
すごい忙しそうだなというイメージはあったんですけど、
営業だからといってワークライフバランスが取れないわけではなくて、
特別取れないそうなのが設計事務所とかですけど。
不動産の営業は確かに忙しいですね。
特に仕事に慣れていない人たちで、
今日はうちもそうなんですけども、
9時から5時に関してはなるべく外に出ましょう、
営業しに行きましょうというふうに言っているので、
9時から5時まで外に出たとしたら戻ってきて、
1時間とか1時間半でその日の仕事を取りまとめて終われ、
できる人もいれば、
その1時間、1時間半で仕事が終わらずに、
遅くまでになってしまうという人がいるというのも確かなので、
そこもやる気次第だったりするので、
忙しくしようと思えば忙しくできるし、
ライフバランスを削って働くこともできるし、
しっかりとキープして働くこともしやすくなってますよね。
人によるその人次第という感じですかね。
そうですね。
続けて我々の会社の話を、
北海道自省としてのワークライフバランスの話をさせてもらうと、
僕らは人生トータルでワークライフバランスを考えるべきなんだという話をしていて、
人生の後半にプライベートにやっぱり増えるじゃないですか、
パートナーができたりとか、子供ができたりとか、
親がどんどんお世話が必要になる、
介護が必要になるというところで忙しくなるんですよね、プライベートまで。
そうなったとしても働ける時間が短くなる。
後半になればならないほど短くなる。
そうなったときにでも、ちゃんと仕事としてパフォーマンスできるようにするためには、
高い能力が必要ですと。
短い時間でしっかり仕事を行わせる高い能力が必要なので、
そう考えると、若いうちにはその高い能力を獲得するために、
めっちゃ働けという話をしているので、
本当に20代に関してはガムシャラに働きなさいという話をしているので、
単体で見ると20代とかという意味でいくと、
早くライフバランス取れていないんだとは思うんですけど、
それは短期で考えるんじゃなくて長期で考えるものだという話はしています。
結婚したり子供がいる人たちに求めている働き方と、
そうじゃない若手のシングル独身というメンバーに求めている働き方は全然違います。
特に能力が低い人たちに対しては、もっとやらなきゃダメだよねというふうなこともあるし、
土日に関しても別に働けとは言わないけれども、
車で走っていたらいろんな不動産があるじゃないですか。
どこがどんなことをやっているのかというのもインプットとして捉えることができるから、
そういったこともやったほうがいいし、たくさん本を読んだほうがいいと思うし、
いろんな人に会ったほうがいいと思うという話はしていますね。
確かにどこに昇順を合わせるかということですよね。
年をとっていけばいくほどプライベートの時間が増えるというのは納得ですし、
その時を見越して20代でどれだけ頑張れるかということですもんね。
僕も今年子供ができたじゃないですか。
大分遅い子供なんですけど、全然仕事ができないですからね。
子供といる日は特に双子だということもあって、
奥さんと2人で面倒を見たとしても、
あいまいまで寝た時に仕事しようかなみたいな淡い期待もあるんですけど、
まずなかなかタイミングよく寝てくれないみたいな話もあるし、
相応に体力を消耗するというのもあるので。
かつ、やったとしても1時間まとまって撮れないとか、
30分刻みでサポートが必要みたいなことになると、
何にも集中できないですね。
何にも集中できないです。
仕事30分やったものをまた30分やると、
あれは何やってたんだっけみたいなキャッチアップからあるでしょう。
続きで、トータル5時間やったんだけど、
集中してやったら1時間で終わる内容だったみたいなこともあるので、
そういう感じで本当に子供ができたら特に時間が取られるだろうし、
どんどん時間がなくなるなというふうに、
他に短い時間で仕事できるのかみたいなのが、
めっちゃ大事になってくるなと思います。
リクルート時代の経験
これって若いうちに気づけなくないですか?
その大切さに。
今のうちに頑張っておいたらいいって思える人って、
どれくらいいるんだろうというのを今思います。
確かにその想像力を持っている人たちはあんまりいないのかもしれないけど、
とにかくその想像力がなかったとしても、
とにかくがむしゃらに働いている人たちはたくさんいますよね。
僕からはそれでいいんだと思うんですよ。
僕らはそういう話もずっとするので、
とにかく今はずっと30代になっても40代になっても、
同じ働き方を僕は求めていませんと。
当然ながらいろいろなことがあるし。
それをずっと全速力100メートル毎日走り続けろ、
30年って言っているわけじゃなくて、
今がとにかく頑張り時なんだと。
今はその付けた体力で将来を生きていくんだから、
今はとにかく一生懸命やらないといけないよね。
その基準を落としちゃったら絶対いけないよねという話で、
みんなにそれを求めているという感じですかね。
しかも今全速力で走っておけば、
その全速力で出せるパフォーマンスが30代には2倍になっているみたいな、
自分のパフォーマンスがそもそも上がっているので、
同じくらい頑張ったら2倍進んでいるということもありますよね。
100のパフォーマンスを若い頃は10時間かけなければ出せなかったというふうになって、
10時間働く時間がなくなってくるけれども、
5時間の仕事で100、ないしは120とか150パフォーマンスができれば、
その仕事も楽しいわけじゃないですか。
そうなっていなきゃいけないよねということで、
じゃあ10時間かけなきゃいけなかったので、
5時間かけるためにできるようになるためには、
1日13、14時間働く必要もあるかもねみたいな。
社長だから言えないけどみたいな。
そういう話をしているので、
みんな遅くも働いていますよ。
しかも机に向かうことだけが仕事じゃないなとお聞きしていて思いました。
休みの日に建物を見に行ってみるだったり、
お出かけをついでにアンテナを建てるみたいなところも立派な情報収集だなと思うので。
山崎さんの個人のワークライフバランスの返力を振り返ってみたいなと思うんですけど、
もともとのリクルート時代、会社員時代から今までってどんな感じですか?
まずリクルート時代はどういう感じでしたか?
リクルート時代はリクルート本当にいい会社だったなと思って、
超ハードワーク企業っていうか、
ハードワーク歓迎みたいな感じで、
残業代を1ミリも惜しまないみたいな。
フルフルでつけてくださいみたいな感じだったんですよ。
残業推奨、特に。
マネジメントクラスになると残業代が出なかったりするんですけど、
若手残業推奨みたいな状態でした。
なので始発終電みたいな。
私はやっぱり北海道の環境で育ってきて、東京に行って、
東京の8時台の電車がもう激ヤバなんですよ。
満員電車が。
満員電車、そうなんですよ。
赤羽根っていうところに住んでて、新橋に勤務したので、
電車の通勤、電車に乗っているのが35分から40分くらいですけど、
そのギューギューの40分間、めっちゃきついです。
北海道民から来たらもうなんか、もう地獄ですよね。
サウナに40分入ってる。
低温サウナに40分入った状態から仕事スタートするみたいな。
めちゃくちゃきつかったんで、超早く行ったんですよ。
座れる時間帯に行ってたんで、
6時台とかにもう会社に着いてるみたいな感じだったんで、
それくらいから働き始めて、
アベレージで10時くらいかなと思いますね、働いてたの。
22時まで。
社内の飲み会も結構多かったんで、
そういうのだと一旦7時に飲み始めて、
仕事残ってたらちょっと帰ってきてみたいな感じはありましたし、
リーマンショックで会社が倒産したんですけど、
600人の会社が300人とか250人くらいになったみたいな感じで、
人は減っても仕事量って半分にならないから、
それぞれの負担がめっちゃ重かったんですよ。
創業期の忙しさ
その時は一番忙しかったですね。
その時は本当に近くのカプセルホテルに
週に何回かは泊まるみたいな。
一番やばい時は月勤で。
家に帰る時間も惜しんで。
終電がないから。
私で帰れるけど、それよりは近くのカプセルホテルで泊まって、
朝一で出社してっていうのをやった方がいいっていうのが、
ずっと長い期間じゃないですけど、
本当に一定の期間それはあって、
それが一番忙しかったかなというふうに思いますね。
リクルート時代がMAXですか?
そうですね。
あとは創業期、創業したタイミングとかの
初めの1,2年みたいなのは同じような。
当然、出勤も自宅券みたいな時もあったので、
初めはオフィスを一時的に借りてたんですけど、
ちょっと高かったんで、
解約して自宅券、シェアオフィス、
シェアハウスか、
シェアハウス券オフィスにしてたんで、
その時は朝から晩まで。
昼営業しに行って、
ホームページを作ってたんです。
夜中コードを書いてホームページを作るっていうのを
やってるっていうのはありましたね。
まさに日中は営業に出て、
家に帰ってからデスクワークを作業するっていう。
この時代から始まったんですね、タイミングが。
それが、初め1年が本当にピークで忙しくて、
徐々にメンバーができてくるようになって、
だんだん緩和されていくみたいなところはありました。
育児と仕事のバランス
結婚してというふうなところで、
少しずつ家庭の時間が増えていくとともに、
仕事の時間が短くなっているという感じですかね。
今でいうと、どれくらい職場にいる時間、
出社から退勤っていうと何時何時くらいなんですか?
理想は5時、6時とか、
5時、6時、5時、7時みたいなのが理想という感じですかね。
朝が、5時から9時が一番仕事が進むというか、
就職している、
意外と最近みんな真似してきて嫌なんですけど、
6時とか、森とか6時とかに来るんですよ。
7時とかに来るとなると、
ちょっとずつメンバーが増えてきたりするので、
その辺から完全に一人で集中できるというよりも、
ちょこちょこ話しかけられるから、
いい言葉ですけど、
そういうことはあるから、
朝が仕事をやりきるみたいなのが結構大事で、
そしてはちょこちょこ社内のミーティングに入って、
午後からみんなの営業に同行したりとか、
自分自身でも一緒に会ったりして、
帰ってきて作業をして、帰るっていうのが、
これが子どもがいないパターンですね。
そうですね。
最近は一気に変わりましたもんね、生活が。
子どもがいるパターンだとほぼほぼ、
それが総崩れしているみたいな感じ。
今、子どもが山口に預けているので、
2週間こっちで仕事をして、
向こうで1週間生活するんですけど、
向こうの1週間はほぼほぼ何もできない。
そうですよね。さっきもおっしゃってましたもんね。
子どもが起きてくる時間が7時くらいなので、
7時くらいに子どもと共に目覚めて、
お世話が始まって、
その日は本当に合間1時間の仕事を3回するとか、
ミーティングに参加するくらいなら、
誰かがアジェンダで話してくれるアジェンダに対して
参加するみたいなことは全然、
見ながらやるみたいなことはやっていて、
子どもが寝てからちょっと1、2時間作業するみたいな、
本当に5時間働けていないんじゃないかな、
みたいなのが子どもと一緒の生活。
特に保育園にも預けられないから、
経済政策の影響
ゼロ歳でいい感じにはなっちゃってますね。
やっぱりその分、北海道にいる2週間全力でみたいな
気持ちでやってるってことですよね。
そうです。
これは4時に起きて、5時に出社して働く。
で、6時、7時くらいになってから、
ジム行ったり、飯食ったりして、
今、みんなで不動産証券科マスターっていう試験を受けようとしてるんで、
その勉強を1、2時間くらいして寝るっていう。
宮崎さんも受験するんですか?
そうなんですよ。
みんなに取れ取れって言ってるんで、
私が取らないとね。
結構ね、苦戦し始めたから。
あと1ヶ月あるんで、ちゃんとやらなきゃなと思って。
結構難易度高い。
そのなりに勉強しないと。
そうですね。
すごいです。さらに追い込んでますね。
追い込んで、残り1ヶ月頑張ろうと思ってます。
ありがとうございます。
では、やっぱり、
山崎さんの過去のお話を聞いても、
20代一番働いてるなっていう感じでしょうね。
それは間違いないですね。
なので、今日のまとめとしては、
20代ゴリゴリ働きましょうっていうまとめですね。
そうですね。それがおすすめですけどね。
まんべんなく20代もしっかり休みを取って、
快適に、安心、快適に生活をするっていうことで、
最終的に年齢がいったときに、
限られた時間でちゃんとした仕事ができずに、
練習が低いみたいな状態だと、
家族もアンハッピーだと思うし、
親を支えるっていう意味でも十分じゃなかったりすると思うので、
それは良くないよねっていう話を、
父のメンバーにはしている。
とにかくしっかり稼げる能力がある。
やりたいことができるようになるという状態を目指しましょう。
それじゃないと誰も幸せにできないよっていうところで、
言ってますけど。
年々その基準が下がっているかもしれないので、
改めてこのテーマをお問い合わせください。
アベマニのせいで、
あれ、社長急にワークライフバランス読む量、
プレッシャー多いなみたいになる可能性があります。
余談なんですけど、ワークライフバランスっていう今回のテーマのきっかけが、
先ほどの高市さんの新総裁になってから、
不動産市場に影響があるのかみたいなところは、
何かお考えはありますか。
大きくは影響はないんだというふうに思っていて、
経済政策もかなり積極的にやる人なんだろうなっていうふうに思うので、
ポジティブに働いたらいいなというふうに思っているというふうな気はします。
一方で、円安が進んでいるので、
海外の石油とかそういったものも含めた物価高騰する可能性はあって、
そうなると建築資材とかっていうところにも結構影響が出てくるので、
建物代が高くなってくるっていうところは、
リスクとして想定されるという感じですかね。
今でさえ既に高騰してきていると思うんですけど、
そこからさらにもしかしたらっていう。
そういうインフルヘッジみたいな意味でいくと、
インバウンド向けの宿泊事業っていうのは強いと思っているので、
円安が進む分宿泊単価が円ベースでいくと上げられる、
っていうところはあるので、
そういうところのホテルとか民泊とか、
そういったセットタイプに張っていくっていうのは、
リスクヘッジにはなるかなと思っているので、
やり終わるかなというふうに思っているので、
いろいろ引き出しはあるので、
うまく乗りこなしたいなというふうに思っていますね。
ありがとうございます。
では、また次回も引き続きよろしくお願いします。
ありがとうございました。
スムーズにいきましたね。
不動産ベンチャー談議、ここまでお聞きいただきましてありがとうございます。
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