不動産ベンチャー談義 〜仕事とお金のよもやま話〜。
改めまして、将来はノマドワーカーを夢見る アシスタントMCの阿部麻里です。
北海道地所の山崎です。
この番組は、不動産会社を創業以来、 経営者として10年以上業界に身を置く
株式会社北海道地所代表取締役の 山崎晃信さんをメインMCとしてお呼びし、
そんな彼らからこそ分かる、なかなか表に出づらい 不動産の仕事とお金の実態について
リスナーの皆さんに紹介していきます。 よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今回のテーマは、個人か、組織か。 個人不動産投資家vs不動産ベンチャー
ということで、お話を聞いていきたいんですけど、
今、Xだったりも見てて、一人でやってる 不動産投資家さんだったりが
たくさんいるなという印象があって、
かつ、不動産業界だけじゃなくても、
スモールビジネスだったり、ソロプレーナーが 注目されてるという状況で、
あえてチームとしてやってらっしゃると思うんですけど、
そこのメリットだったりデメリットだったり、 チームの強みみたいなところも
お話聞いていけたらなと思ってます。
分かりました。
まず、私が個人じゃなくて組織、チームとして 事業をやってるのかみたいな話でいくと、
楽しいからっていう。
それもめちゃくちゃ大きいかなと思うんですけど、
私、一人でやるってなったほうが、 圧倒的に稼げるというか、
一人での所得は多分増えますね。
増えるし、ある意味で人間関係のストレスとかも ないんじゃないですか、一人でやるから。
ないっていうところはあるんですけど、
やっぱり組織で、一人で早くいきたいなら 一人でいきなさい。
遠くにいきたいならみんなでいきなさい みたいな言葉があるように、
僕らも大きなことをやりたいっていうふうに 思ってるんで、
一人でやりきれないというふうなことは、
チーム、組織としてより大きなことを やろうとしているというふうなところが
まず一個ですね。
利益で毎年10億ずつぐらい出せるようになりましょう っていうのを掲げていて、
その10億を企業化に投資していけるように しましょうっていうのをビジョンとしてやってる。
それをビジョンに掲げて みんなでそれを達成しようよっていうふうな、
もちろん最終的なゴールを目指して 本気でやってるんですけど、
その道中も楽しいじゃないですか。
それをいろんな衝突とか人間関係の いざこざってあんまないけど、
組織にするとルールができるんで、
そのルールに従ってもらわないといけないし、
従ってもらうだけじゃなくて、僕自身も妥協して、
みんなに合わせなければいけなかったり する部分も当然あるんですよね。
なんですけど、それも含めておもろいんじゃないかと 僕は思っていると。
こういう考えの人たちいるんで、
この人って性格同じクラスにいたら ほとんど話さなかっただろうなみたいな。
だけどこういう才能を持っているから 一緒に働くっていうのはありだよな、
みたいな人たちと一緒に働いているのが、
それも楽しいっていうか。
バイキングに行って甘いものばっかり食ってても 楽しくないじゃないですか。
苦いものとか、
もう何か食っていったら野菜とかも、
初めなんか全然うまくないじゃないですか。
これからしたらうまくないけど、
いろんなものを食べているうちに それがうまくなってくるみたいなとこもあるんで、
常に甘いものじゃないですけど、
いろんな人間と新しいもの、
一人じゃできなかったものを作っていく っていうのは楽しさはあるし、
一人じゃできないことをやれている っていう感じは結構ありますね。
今日の答えが早速出たっていう感じですね。
そんな感じはしますね。
楽しいっていうのがまず一番というか 根本にあるっていうところですよね。
ここであえて個人でやるのとチームでやるのの メリット・デメリットも
ちょっと上げていきたいなと思っているんですけど、
個人からメリット・デメリット、
何が思い浮かびますか?
個人でやるときのメリットは、
まず稼いだものはすべて自分のものになります というところで、
僕も個人でやったほうが、
圧倒的に今よりも数倍以上とか 大きくなると思うんですよね。
それに加えて家庭に入るお金も大きくなるので、
家族に使ってあげる、奥さんとか子供とかに 使ってあげるお金が大きくなります。
というのがすごくメリットですよね。
あとルールも一人だけなので、
全部自分で決めれるというところなので、
朝サーフィンしてから昼から働く みたいなこともできるということがあるので、
すべて一人でマネジメントできるというところも、
ライフスタイルに合わせて買えるみたいなところも すごく大きなメリットとしてあるかなというところですね。
当然意識って全部自分たち一人でできるので、
意識決定のずれみたいなこともないというところが 大きなメリットかなというふうに思います。
身軽に自分の仕事をできて、
かつ収益も全部自分の中に入るというところが 確かに一番のメリットというところですね。
デメリットはどうなるか?
僕から見たらデメリットですよ。
デメリットとしてはやっぱり一人でやれることに 限界があるというようなところだったりとか、
ひとつのことを共有してみんなで一緒に目指せるもの、 仲間がいないみたいなようにも見える。
大きなことができない。仲間と共有できるものが少ないぐらいですかね。
大きなことができないみたいな感じですかね。
やっぱり個人だとやれる規模が どうしても小さくなってしまうという。
そうですね。
例えば僕らが組織として15人ぐらいいますけれども、
8人が営業部隊としているので、
集まってくる情報量というのも、 単純減債ですけど8倍ぐらい情報が入ってくる。
15人がそれぞれいろんなものを インプットしてくるので、
いろんな学びがあるという感じですかね。
自分一人じゃ分からないようなことも、
東京でこういうことやってますよとか、 アメリカでこういう情報があるらしいですよ、
みたいなところを常々シェアしているので、
経験値とかノウハウみたいなところが、
一人でやられないものがストックしていくというようなところ。
お金じゃない部分みたいなところが、
チームでやるほうが強みがあるという感じですかね。
ここであえて組織経営で大変だったなって思うエピソードがあったり、
表では出さなかったけど、この時大変でしたみたいなエピソードがあれば、
聞いちゃいたいなと思ったんですけど、ありますか?
そうですね。組織経営において大変だったなということ。
人間関係がやっぱり多いですかね。
採用したけど価値観が合わなかったというふうな人たちに
辞めてもらうっていうことが経験として、何回かありまして、
1回ではないですね、2,3回ありまして、
それはやっぱり組織でやるのってこういうことあるよなみたいなところがありますし、
そうですね。私の経験ではそれですね。
海外に行くとよりそれが顕著なような感じはしてて、
メキシコで行くと今、従業員が40人ぐらいいるんですけど、
対経営者みたいな構造を作られがちっていうところがあるんで、
働いてるメンバーでみんなで育て息してくるみたいなこととかはすごいあるんで、
それは大変だなと思いつつも、それぐらいのことはあるかみたいなところです。
一番大変だったのは経営幹部として採用した人が、
結構ベクトルが自分の方に私から見ると向いてるなっていう感じで、
僕らの会社を使って自分の給与をどう上げるかとか、
自分の能力をどう拡張するかみたいなことばかりを考えていて、
会社にまずどう貢献しようかみたいな意識が薄いように見えたっていう感じですね。
そういう人がどっちかというと一定の幹部だったら影響力あるんで、
他のメンバーも巻き込んで、
ちょっとうちの会社っておかしいよねみたいなところを話し始めて、
ちょっと組織として分断するじゃないですか。
それはなんか、その経験したときに、
その人に最終的に辞めてもらったんですけど、
辞めてもらうと同時に、その人が信者じゃないですけど、
っていう社員もいもずる的に辞めていったみたいなこともあったんで、
そういう大変さもありますけどね。
個人でやったらそんなこと当然ないでしょうから、いいんでしょうけど。
人間関係ってあくまで、それが性格だったり、それが合わないみたいなので辞める。
仕事の内容が自分と合わなかったら辞めるっていうイメージがあったんですけど、
会社のやり方だったり、理念と合うか合わないかっていうところも、
人間関係の難しさとしてあるんだなっていうのを聞いてて思いました。
そうなんですよね。会社、人が会社としての中でパフォーマンスを発揮できないパターンとして、
カルチャーが合わないっていうパターンと、
経験してきたことのスキルが合わないっていうことと、
会社の規模感が合わないみたいなことも結構あって、
そこは慎重に見るんですよ、転職してくる人のバックグラウンドとして、
この3つにおいて違う部分は、例えば大企業からうちの会社に来るっていうふうになったときに、
この人はうちぐらいの規模感で仕事をするときに耐えうるマインドを持っているのかどうか、
そこをチェックするようにしてるんですよ。
特にカルチャーの部分なんかも見るんですけども、
やっぱり面接って言っても数時間じゃないですか、トータルしても。
その中で見極められることは限界があるんだなっていうのはすごく思うので、
そこで見極められずにすれ違ってしまって嫌な思いをするみたいな。
やっぱり辞めてもらうっていうのは結構意思決定だし、
ある種の言い合いになるみたいな。
性を飛ばし合うとかっていうわけではないんですけど、
僕らはそういうふうに、
人はずっといてもらうことは難しいですみたいな話に、
こういう説明されましたよねとか、
おっしゃいましたよねみたいなことが当然あって、
それが長引いたときがあって、それは嫌な感じでありましたね。
なるほど。
確かに自己都合で辞めるとかとはまた違って、
折り合いをつけて辞めていただくみたいな、
すごい想像しただけだと私は難しいだろうなと思って。
でもね、それちゃんと言わないとそれがどんどん広がっていってしまうので、
そこは本当に心を任意して意思決定して、
ちゃんとお金で解決するんです。
先日本当に申し訳ないことをしたので、
このお金を支払って辞めていただきたいというところで、
お金で解決していきました。
今までにあまり聞いたことがなかった側面というか。
ありますよ。
だったかなって思いました。
言えない話も。
まだ言える範囲だもんね。
まだ言える範囲だ。
言えない話たくさんありますので、
それはもうオフラインでぜひ皆さん聞いてください。
山崎さんから直接。
ただそういう大変な部分もひっくるめて、
それでも組織でやっていくメリットだったり楽しさが大きいので、
今組織で仕事されているということですね。
そうですね。やりがいですよね。
事業をやっていく上で仕事をやっていく上でのやりがいというのは、
仲間と一緒に目標を達成すること。
会社としてのビジョンを達成するということがやっぱり
やりがいを感じるので、
そこに向けて進んでいるというようなところはやっぱり
個人では得られないような経験かなというふうに思いますし、
それが組織でやっている理由ですかね。
具体的なエピソードで、
実際に組織だったからこういう景色が見られただったり、
これ一人だったら絶対できなかっただろうなというような
ご経験って何か思い当たることはありますか。
それも無数にあって、
どれか一つ追って結構難しいなというのを持っていて、
例えばよく僕も話している例としてあるのが、
僕らバイヤードというシェアオフィスをやっているんですけど、
ドツカ君といううちのメンバーがいて、
彼がもともとシェアオフィスを運営する会社で働いていて
そこから転職をしてきてくれたんですよね。
僕らはシェアオフィスという市場があることを知ってはいたんですけど、
作り方も、間取りをどうするのかみたいな話も、
マーケティング的にどうやって集客するのかみたいな話も
全然分からなかったんですけど、
それを彼が企画してやってくれたので、
今はちゃんと運営していて、
札幌では一番運営している会社になれたんですよね。
それって彼と一緒にならなかったらできなかったし、
ドツカ君が来てくれなかったらできなかったことなので、
例えば一つそういうことをとったとしても、
すごいことじゃないですか、素敵なことじゃないですか。
僕自身の経験値も増えたし、
僕はシェアハウスとかコワキングスペースの専門家みたいな感じで
話聞かれることも多いんですけど、
この間は素人だったし、
ドツカ君と会わなかったらそんな経験もなかったわけなので、
っていうようなことがみんなとありますね。
社員全員とそういうストーリーが一つずつぐらいあって、
逆に言うと、
うちの会社の組織に入ってきてくれたから、
うちのメンバーに経験させてあげられたことも当然あるし、
本当に組織として一緒にやるっていうことが、
単純に業務委託で受発注だけの関係性よりも、
確実に深くて、
共有できるスキルだったりノウハウだったりとかのは大きくなるんで、
やっぱり組織で運営するっていうのはすごく大事だなっていうふうには思いますし、
一方で僕らが100人でやりたいかっていうふうに思ってるかっていうと、
そんなことなくてですね、
大体30人ぐらいの規模感を目指そうっていうふうに思ってて、
少数で企業マインド、経営者マインドがある人たちと、
ハイスキルっていう感じですね。
もともとベースはポテンシャル採用もしてるんでいいんですけど、
その人たちがやがて能力値が上がった、
高いモチベーションとスキルがある人たちと30人で働く。
自分たちにない、それぞれのないスキルを保管し合うような関係性になるっていうことを
目指してやってます。
やっぱり個人で業務委託をいろんな方にするとチームができるじゃないですか。
それとはやっぱりまた全然違うっていうことですよね。
業務委託の人たちって、良くも悪くもプロとして僕らもお付き合いするんで、
その人がこういう部分足りないなっていう辺になったときには、
その人にはその仕事もお願いせずに別の方を探したりするわけじゃないですか。
それが社員だったとしたら、それは違いますと。
あなたの仕事はもっとこうすべきなんですっていうような、
成長を促すための教育とかレクチャーみたいなのが入るんじゃないですか。
そうなると彼らにとってはそれがフィードバックになって、
成長する有力になるというようなことだと思うんですよね。
逆もしっかりで、彼らが学んできたことを、
業務委託の方だったとしたら、定義されている価値を提供してくれるっていうのがベースだと思うんですけど、
社員だったらもういくらでも提供価値にスコープがないんで、
10倍でも20倍でもやりたいことをどんどん教えてくれるっていうようなところはある。
そういう相互の関係性においても深さは違うんだろうなと思います。
そうですよね。もし足りてない部分があっても、
もうだったら人を変えるだけっていうことですよね。
今後の将来的なところで、先ほど規模感は30名ほどの会社でやっていきたいってことだったと思うんですけど、
指摘の中で一人一人が活躍できる環境づくりだったり、
そういう個が立つような状況はどう作っていきたいとかっていうところはありますか?
うちの会社は個にフォーカスしている会社なので、
それはずっと大事にしていきたいなというふうに思っていて、
それは新しい環境を提供するっていうことだと思うんですよ、定期的に。
1,2年のサイクルでその人たちがやったことないことをちゃんと提供してあげるっていうことが大事だと思っていて、
ある程度のことは1年しっかりやればある程度覚えれるじゃないですか。
それとはちょっと違う要素をプラスしたりとか、また新規事業に捉えしてもらったりとかっていうようなことで、
そういった環境ですね、事業機会だったりとか、
それができるような財務事業をきちんと作っていくっていうことがコミットしてやりたいなというふうに思いますね。
今後、世の中的にも組織と個人のハイブリッドみたいなところってやっぱり進んでいくんですかね。
いくと思います。
フリーランスの人たちとかはかなり増えてますよね。
やっぱり僕らもそういう人たちの専門家の専門的な能力がある人たちと働く機会っていうのは年々増えていると思って、
どんどん増えていくと思いますし、うちの会社も副業を受けにしているので、
副業的にうちのメンバーが別の会社にスポットで働かせてもらうっていうこともあるんじゃないかなっていうふうに思いますね。
ガイド自社の中でも業務委託だったり副業もできるっていう、フレキシブルな状態にしつつ、
ただ事業機会も個人が活躍できるような事業機会も提供して、そこにいてもらうような仕組みづくりというか組織づくりを行っていくっていう感じであってます。
です。完璧です。
ありがとうございます。
先ほど確かにしか言ってないんですけど、成長の機会だったり、ダメだったところをレクチャーしてもらえるっていうのが個人にはないことだなって、
会社組織だからこそだなっていうのは聞いてて、確かになってもらいました。
なかなかできないですよね、業務委託の人に。
すみません、あなたは間違ってますよみたいな。もっとこうした方が、こういう勉強された方がいいですよって。
ともすると失礼じゃないですか。というかめっちゃ失礼じゃないですか。
だからそういう関係性にはなれないけど、社員とかってなるともう本当にね、ファミリーみたいな感じなんで、
そういう人たちの人生もあれほど背負うまでは言わないですけど、
そういう人たちがうちの会社を辞めて次のステップに行くとしたとしても恥ずかしくないスキルは身につけさせてあげたいなっていうふうには当然思って、そういう関係性にはなりますね。
ではまとめです。