オンライン意見箱の紹介
みなさん、こんにちは。教育カフェテラス、振興の水野太一です。
こんにちは。アシスタントの高橋紗友香です。今回もよろしくお願いします。
今回は、岐阜県高山市の公式サイトから、2025年9月26日に公開された記事をもとにお届けします。
テーマは、子ども若者オンライン意見箱言えるです。
言えるって可愛い名前ですね。言えると言えるをかけてるんですよね。
そうなんです。高山市では、子どもや若者が自由に意見を出して、それを市のまちづくりに反映させる仕組みを作っています。
ネットから簡単に投稿できて、しかも意見に対して市がフィードバックをしてくれるんです。
それいいですね。ただ意見を言って終わりじゃなくて、市から返事があるんですね。
そうです。そこがポイントなんです。提出された意見は毎月まとめて、市の考え方や対応を公表する仕組みになっています。
だから言いっぱなしにならないんです。
なるほど。こういう双方向のやりとりって、子どもたちにとってもやる気につながりそうですね。
まさにそうなんです。高山市は、この取り組みを子どもや若者の社会参加を進めることで、未来を担う人を育てることにつなげています。
意見を出せるのは何歳くらいからなんですか?
おおむね小学校1年生から30代の若者までが対象になっています。しかも市内に住んでいなくても登校できるんです。
市内からでもOKなんですか。それは広いですね。例えば高山市出身の大学生とかも参加できるってことですね。
そういうことです。つまり、鉱山に関わる若者が幅広く声を届けられるようにしているんですね。
それすごくいいな。ふるさとへの思いを形にできる感じですね。
登校自体もすごく簡単で、ことぜん登録不要、小中学生用と高校生以上用のフォームに分かれていて、気軽に意見を出せるようにしてあります。
難しい手続きがいらないのは大事ですね。そこがハードルだと子どもたちはなかなか動けないですもんね。
その通りです。しかも自分が意見を伝えたい相手を選べるんです。例えば市長さんにとか、教育委員会にとか。
教育と社会参加の促進
へえ、それ面白いですね。学校で言えないことも市に直接言えるってことですよね。
そうなんです。だから匿名性も保ちつつ、自分の思いを安心して伝えられる環境を整えているんです。
私の家庭教師の生徒たちも誰も聞いてくれないって気持ちをよく言うんです。
こういう場があると心の中の声を外に出す練習にもなりそうですね。
まさしくその通りです。教育的な観点から見ても、自分の意見を表現する練習や社会に働きかける経験になります。
社会参画の第一歩って感じですね。でも先生、もし困ってることを書いたらどうなるんでしょう?
いい質問です。その点もちゃんと考えられていて、いじめや家庭の悩みなど緊急の相談が必要な場合は専門の的口に直接つなげる案内があります。
安心ですね。オンラインでもちゃんと見守られてる感じがします。
高山市としても安全面と教育面の両立を大切にしています。単に意見を集めるだけじゃなくて、意見を言う力と人と関わる力を伸ばす機会なんです。
先生が授業でやってるマドラー心理学科の共同体感覚にも近い気がします。自分の声が社会の一部になるっていうか。
お、いいところに気づきましたね。その感覚を小学生のうちから育てるのがこの取り組みの狙いでもあります。
学校でも意見を言う練習って大事ですよね。例えば総合的な学習の時間とかに取り入れたらすごく面白そう。
そうですね。自治体と学校が連携して地域に届ける学びとして発展させることもこれからの課題かもしれません。
子どもたちが自分の街を好きになるきっかけにもなりそうです。私も自分が言ったことが形になる経験をしてみたいです。
そういう実感を積み重ねることで将来の地域リーダーや教師としての視点も養われますね。
教育実習でも子どもの声を聞くことの大切さを意識してみようと思います。
それは素晴らしいですね。今日は高山市のイエールを通して、街づくりと教育のつながりを考える回になりました。
こういう仕組みが全国にも広がったら日本全体がもっと優しくなりそうです。
本当にそう思います。さて、教育カフェテラス、今日の話題はここまでです。
ミスナーの皆さん、最後までお聞きいただきありがとうございました。
次回も身近でちょっとワクワクする教育の話題をお届けします。どうぞお楽しみに。